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シボレー・ソニックという新しいクルマがデトロイトMSに出ています。 これはCORISM国沢光宏のコラムからです。
デトロイトショーに出展されたモデルの中で「こら相当マズいぞ!」と思ったのがGMシボレーの『ソニック』なるコンパクトカーである。アメリカ通なら御存知だと思うけれど、これまでビッグ3はコンパクトカーのことなどホンキで考えたことなど無し! 儲からないからだ。 今までもスズキやトヨタなどからOEM供給を受けていたものの、片手間に売っていたイメージ。だからこそフィットやヴィッツは世界で大きなシェアを確保出来ている。というか、安価で完成度の高いコンパクトカーと言えば、前出2車以外も日本車ばかりでございました。 もちろんヨーロッパにもコンパクトカーは存在するものの、全て「高価」だったり、使い勝手の良いATを持たなかったするなど、ヨ ーロッパ以外じゃ通用せず。しかし! ついにGMとフォードが「もはやこれまで! 安価なコンパクトカーも作らなくちゃアカンぞ」となったらしい。 ということでシボレー・ソニックだ。サイズは全長4039mm×全幅1735mm×ホイールベース2525mmと、ほとんどフィット級。搭載されるエンジンを見ると、138馬力の1.4リッターターボ(6速MTのみ)と、135馬力の1.8リッターターボ無し(6速ATも選択可能)の2タイプ。 車重はフィットより若干重そうだけれど、絶対的な動力性能で勝ると考えていいだろう。アメリカ車の伝統なのだけれど、日本車より少し大きく、走りに余裕あってわずかに安価。平均的なアメリカ人からすれば魅力的なことだろう。しかも! コンパクトカ ーなのにアメリカの工場で生産するという。 おそらくフィットとヴィッツの2人勝ちは厳しくなるハズ。同じ価格帯にフォードも新型フィエスタを送り込んできたため、今後4つ巴のガチンコ勝負になると考えていい。やがて現代のコンパクトカーも参入してくるだろうから、5車種のバトルか? 日本車も厳しい展開になると思う。 ソニックはアメリカだけに留まらない。このクルマ、韓国の大宇自動車と共同開発されたもので、当然ながら中国や韓国でも生産されることになる。そればかりかタイのGMの工場で生産されることになる可能性大。つまり世界規模でフィットやヴィッツのライバルになるワケ。おそらく燃費なら日本勢が有利だと思うが、価格など総合評価されてしまえば強敵になる こと必至。なかでも中国市場でGMは低価格作戦を取っている。韓国の自動車メーカーと組んでいるため相当な無理も利く。日本車にとって間違いなく強力なライバルになることだろう。 けれどソニックの怖さを伝える日本のメディアは無いと思う。自動車雑誌も取り上げないだろう。「気づいたら驚異の存在になっている」という韓国車のパターンです。 だからこそこのコラムで取り上げさせてもらった。いろんな意味で日本人は甘い環境に慣れてしまっている。心配だ。
つまり、シボレーやフォードといったアメ車メーカーが、日本車の十八番だったコンパクトカー分野に本気で参入してきた!こりゃ、タイヘンだ・・・
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