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ご近所さんに、旧型ですが・・・ オーナーさんがいらっしゃる。いつも、かっこいいなあ! と眺めています。 記事はWeb CG レポートは鈴木真人です。
コンパクトなFFモデルの健闘で、国内セールスの好調が伝えられるメルセデス。その最新型となる、スタイリッシュなワゴン「CLA250シューティングブレーク オレンジアート エディション」に試乗。走りや使い勝手、そして燃費を報告する。 全長4640mmのCLAシューティングブレークは、白線で描かれたスペースから鼻先がはみ出している。狭い道を無事に通り抜けられるか心配したのも無理はない。しかし、案ずるほどのことはなくスムーズにミッションは完了した。最小回転半径は5.1mであり、見た目よりも取り回しはいいのだ。FFとはいえ、このあたりはさすがメルセデスである。見て大きく乗って小さいのが、このブランドの取りえだ。 オレンジアート エディションは、高性能版の「メルセデスAMG CLA45 4MATICシューティングブレーク」とともに、台数限定で販売される。250は合計200台で、試乗車のボディーカラー「マウンテングレー」が120台、ほかに「コスモスブラック」が80台用意されている。 名前のとおり、特徴はオレンジの装飾である。外から見ても違いはわかりやすい。フロントスポイラーには鮮やかなオレンジラインが与えられていて、F1で同じチームのマシンを区別するためフロントにペイントしていたのと似た仕様だ。リアも同じようにオレンジラインがあり、サイドから見ると、外周がぐるりとオレンジに塗られた専用ホイールが目に飛び込む。ヘッドライトにもオレンジリングが仕込まれていた。 インテリアもオレンジアクセントだらけで、トリムにはオレンジ糸のステッチが施されている。シートの真ん中に幅広のストライプがあしらわれているのが、一番特徴的なところだろう。目の届くところに必ずオレンジ色があるので、自分がオレンジアート エディションに乗っているということを片時も忘れることはない。 走りだしてまず気づくのは、7段DCTのしつけのよさだ。微低速でも何らギクシャクすることなく、思いのままに微妙なスピードコントロールができる。最新のトルコン式ATにもまったく引けをとらないスムーズさだ。加速を始めても好印象は変わらない。2リッターターボエンジンは1200rpmから35.7kgmの最大トルクに達するので、街なかで扱いやすい特性なのだ。 高速道路ではなめらかな乗り心地を堪能できる。少し硬めの設定とも感じていたのだが、巡航では美点ばかりが浮かび上がった。刺激的ではないが気楽に運転でき、揺るぎない安心感がある。ステアリングホイールやアクセルペダルに対する応答が正確で、振動や騒音にわずらわされないから、運転していて疲れを感じない。 そういうクルマではないことは承知しているが、箱根のワインディングロードにも持ち込んでみた。実用的なチューンのエンジンではあっても、パワーは十分で加速はエネルギッシュだ。コーナーではさすがに敏しょうな動きとはいかない。それでも、安心感はこういった道でもメリットとなり、結構なハイペースで走ることができる。 CLAシューティングブレークは高い実用性を持つが、それだけのクルマではない。CLSのゴージャスさやエレガンスには届かなくても、それなりの雰囲気を味わえる。燃費も満タン法では2桁に届いた。とてもバランスのいいモデルなのである。そのバランス点を求める層が厚いとはいえないけれど、ニッチなジャンルにもしっかりタマを用意するのが今のメルセデス・ベンツのしたたかなところだ。あまつさえ、オレンジ色のオシャレバージョンまでラインナップする。2015年の上半期輸入車販売台数ナンバーワンになった勢いには、ちゃんと理由がある。
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