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2022.10.02
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2022/10/02/日曜日/日差し強い、金木犀も強い



杉並大宮八幡境内のお茶室で
鈴木風太郎氏の古琴演奏会へ



古い漢詩や絵画に因み曲が付けられた。 同時発生も多少あっただろうけれど、漢詩の後千年近く経て創られたものも?

音階はミとシの音がないペンタトニックなので、どの音をつま弾いても不協和にならないみたい。



全10曲

不思議な漢字記号の音符を眺め
恐らく漢詩の味わいに合わせそれを音で内省的に味わう印象

演者の世界観に共鳴しながらうつらうつらするのが極上のスタイルかなぁ?

鹿鳴操 
鹿鳴とは美味しいよもぎを見つけて仲間に知らせる鹿の鳴き声が転じてもてなすことを意味するとか


酒狂
官吏登用に汲々する俗世を離れ、深山に引っ込みお酒きこしめし、確かに酩酊振りの音色

秋風詩
漢の武帝の望月の世にふと差し込む明子の憂い

双鶴聴泉
これはよく画題に用いられる。二つの鶴をどのように鑑賞するかが音曲に反映されるらしい。

修契吟
修契とは春と秋の大掃除の風習とのこと。
古いものを払い刷新していく作業は、春と秋の演奏では自ずと趣きも異なるのかな。
低く重い音と軽く高い音の掛け合いがそれらしい。

お払い後の中休み


栗餡の大福は幡ヶ谷にある和菓子の ふるや古賀音庵のもの
だとか。真に秋らしく。

続く
高山
長い。12分。ここで寝落ちする聴衆数名


流水
高山流水は組で演奏されるケースが多いらしい。

当に水の流れを音で味わうかのよう。というか古琴の7弦は水のための楽器かのよう。

菅原道真公も古琴を稽古したが流水が弾けず修得を諦めたというエピソードがあるらしい。

また空城の戦い?で諸葛孔明が城門の上で演奏したのもこの曲だったとか。レッドクリフでも使われているとか、ポピュラーな曲らしい。

離騒
文字通り、巷の栄華低く見てという境遇を良しとするヒトの音曲

宋玉悲秋
宋玉は哀愁をうたう一の詩人だったか?前曲も同一人物作だったと記憶

良宵引
引も吟も曲の意
ラストらしい、秋らしい選曲

なんと無し

それぞれに書を読んでいる良夜かな

という俳句が浮かぶ





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最終更新日  2022.10.02 19:58:51
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