漫画家・うえやまとち先生の話が印象に残ったので、それについて書きます。
漫画家・うえやまとち
漫画「クッキングパパ」の作者であるうえやまとちが、このようなことを言っていた。
『漫画というのは、だいたい事件が起こる。例えば主人公が誰かと戦うとか、あるいはサスペンスなら、誰かが死ぬ、とか。
そういうマイナスな要因があって、それを解決して元の状態に戻る、という展開になることが多い。
でも、普通の状態から幸せなことが起こって、幸せになって終わる、という展開の漫画があってもいいんじゃないか』
事件の起こらない漫画はおもしろいのか?
事件が起こってそれを解決する、という展開の方が、物語の山場がわかりやすくて盛り上がりやすいのではないかと思う。
しかし現在、世の中には数え切れないほどの漫画があり、そのスタイルは多種多様である。
だから、事件の起こらない漫画があってもいいと思うし、そういう漫画にはそういう漫画の味がある。
事件の起こらない漫画が好きな人もいるだろう。私はうえやま氏の考え方は有りだと思う。
ただ、うえやま氏も、連載をやっている中で、『事件を起こした方が楽なのでは・・・』と思ったこともあるという。
長年続けていると、そういうときもあるということである。
登場人物が一人歩き
漫画の登場人物は、作者が生み出した人物なのだが、長年連載をしていると、その登場人物が一人歩きし始めるという。
セリフなども、作者が考えるというより、その登場人物が勝手にしゃべるような感覚らしい。
なので、作者が想像していなかった展開になったりすることもあるようだ。
長年連載しているからこそのエピソードである。
まとめ
漫画・クッキングパパに登場する料理は、漫画を描く前にうえやま先生が実際に作っているそうです。
作っている様子や完成した料理を写真に撮ったりして、それを参考にして漫画を描くわけです。
実際に作っているからこそ、リアリティがあるんですね。
空想が行き過ぎると、ついていけなかったりするものですが、料理という身近なテーマで、なおかつ実際に作っているというリアルさがあるから、この漫画に入り込めるのでしょう。
クッキングパパを読んだことがない方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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