「冬眠200年」 (偕成社)だけが、 ジュブナイル版しか発売されておらず、これまでは買うのを躊躇していたのですが、この度、他にもジュブナイル単行本( 「超世界への旅」 思い切って購入してみました。
いや、読んどいて良かったです。また一つ、 ウェルズの素晴らしいヒューマニズム精神 に触れる事ができました。それだけではなく、のちの未来都市SFの定番アイテムである 都市天井ドーム や 動く歩道 なども、 ウェルズが最初に採用したものだった事を知り、目からウロコでした。
「宇宙戦争」や「タイムマシン」などと比べると、 やや地味な内容に感じられる為、日本では超マイナーな、この 「冬眠200年」(原題 「眠れるお方が目覚めた時」 )ですが、そもそもは ウェルズの初期長編の一つであり、 きちんとした大人向けの単行本・文庫の邦訳が発行されていない と言うのは、本当に残念な次第です。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image