私が学生だった頃の昭和 は、小学校の図書館には、必ず、 ポプラ社の少年探偵団シリーズが置かれていました。そして、テレビ放送などで、 定期的な少年探偵団、怪人20面相ブーム このシリーズ本を競って読み漁ったものなのでした。
ちょっと読者家の家庭 ですと、 自宅に、この少年探偵団シリーズの本を買い持っている場合もありました。我が家も例外ではなく、 我が家の本棚には、兄が買った一冊が古くから飾られていた のでした。
それが、この 「怪奇四十面相」 だったのであります。
実は、小学生の頃、こまっしゃくれていた私は、皆が少年探偵団をわあわあと競い読んでいるのを横目で見ながら、 一人だけ冷めてしまって 、学校からは、 この少年探偵団の本を一度も借りた事がありませんでした。
よって、 私が、小学生の時に、唯一、読んだ少年探偵団もの が、この 「怪奇四十面相」だったのであります。
その為、当時の私は、 少年探偵団ものの全ての敵役が20面相だった事 を全く知りませんでした。代わりに、 この「怪奇四十面相」だけを読んでいたものだから、20面相と聞けば、 「違うよ。20面相は、ほんとは40面相と呼ぶのが正しいんだ」 なんて事を、マウントを取ったつもりで、得意げに思い込んでいたのでありました。
ちなみに、このポプラ社の少年探偵団シリーズの単行本なのですが、確か、見返しの部分には、でっかく、 遮断機のイラストが描かれていました。これが、 ロボットか何かのようにも見えて、何とも不気味な感じ で、子供心には、 本編を読む前から、怖さを掻き立てられた ものなのでした。
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