豪華客船がありました。
アメリカで建造された史上最大の客船です。
イメージ的には、イギリスのクイーン・エリザベスのような存在
と言ったところでしょう。
1959年にニューヨークから初就航。
1969年、旅客機の到来により引退するまで
4人のアメリカ大統領や各国のロイヤルファミリー、ハリウッドの黄金期のスターたちが乗船・・・
つまりセレブリティなクルーズ船だったわけです。
その 「ユナイテッド・ステイツ」が、
ラグジュアリー会社クリスタル・クルーズの手によって
現代のクルーズシップとして蘇らせる計画を発表しました。
以下、WEB CRUISEさんよりニュースを引用します。
クリスタル・クルーズはかつて世界最速を誇った蒸気船「ユナイテッド・ステイツ」(写真・3万8216トン)を現代のクルーズ船として復活させる計画を発表した。2016年末までに実現の可能性について技術的に検証し、その間の費用を拠出する。
同船は米国で建造された史上最大の客船で、1952年に初就航。デビュークルーズで大西洋横断の最速記録を更新。その記録はいまだ破られていない。
冷戦下で建造されたため、有事には軍用輸送船に代用できるよう強固な仕様となっている。給油なしで約1万マイル(約1万8520キロメートル)を航海することができる。
同船の建造から60年以上がたち、客船に求められるものも変化した。法律や規則も変わっており、同船は大幅な改造が必要になる。
改造後は総トン数約6万トン、乗客定員800人、客室数400室とし、全客室を32平方メートルのダイニング付きのラグジュアリースイートとする。同船の歴史を感じられるよう、プロムナードや「ナバホ・ラウンジ」などは残す。「世界最速客船」の名にふさわしいよう、新たなエンジンと精巧な技術を搭載。ニューヨークからの大西洋横断航路だけでなく、ワールド・クルーズなど世界各国を訪れるコースも検討している。
クリスタル・クルーズのエディ・ロドリゲス社長兼最高経営責任者(CEO)は「この船を米国籍の船として復活させることにわくわくしている。同船を管理するユナイテッド・ステイツ管理委員会や政府機関と協力し、技術的に実現可能か調査することを誇りに思う。最終的には、いまの時代に合う洗練されたラグジュアリー客船として就航させることができるだろう」とコメントした。
エキサイティングかつビッグなニュースです・・・
「ユナイテッド・ステイツ」は、引退後様々な人の手に渡り
現在はフィラデルフィアに係留され保存されています。
日本に例えれば、横浜で長年係留していた「氷川丸」を
現代の日本の豪華客船に復活させる、と言ったら
イメージしやすいのではないでしょうか?
アメリカ人にとって信じられない夢のような話でしょう。
2016年2月4日、ユナイテッド・ステイツ保護協会と
クリスタル・クルーズ社によるプレス発表会が行われました。
(動画:28分12秒 英語)
ラグジュアリー・エアーのプライベートジェットや、リバークルーズ、
ヨットクルーズ等、豪華絢爛なクルーズライフの計画、
そして「ユナイテッドステイツ」という古き良きアメリカ人の夢を実現させ
ますます飛躍するクリスタル・クルーズに大いに期待したいところです。
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