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2017年10月06日

どうしてクルーズが生まれてきたのか?

QM2.jpg

どうしてクルーズが生まれてきたのか?
その理由を述べたいと思います。


19 世紀半ばから、世界中で大陸間の
長距離移動を担ってきたのは、
外洋客船(オーシャンライナー)でした。


日本人の方には「タイタニック」が
デビューした時代と言った方が
わかりやすいかと思います。


アメリカやイギリスなどの
欧米主要国は国威をかけて


巨大・豪華な客船建造に覇を競い、


ビジネスとしても、まれにみる
成功をおさめたのです。


1 世紀続いたこの栄華も20世紀半ばには
航空機の登場によって、


その覇権をおびやかされることになったのは
予想も着かなかったと思われます。


世界で最も華やかな航路とされた
アメリカ大陸とヨーロッパを結ぶ
北大西洋横断航路も変貌を迫られてました。


1958 年、最初の商業ジェット機が
大西洋を横断しました。


この年は、北大西洋を渡った船客数が、
航空旅客より多い最後の年だったのです。


1960 年代初め、約100 の船会社が
ありましたが、1960 年代半ばまでは
船の運賃が航空機より安かったのです。


しかしジェット機の出現、


特に1970年代初めのボー イング747機の
登場で大きな節目を迎えたのです。


1962 年に 100 万人が船で大西洋を
越えたが、1970 年には 25 万人に増大。


毎週定期的に大西洋横断をした


「クイーンメリー(81,237 トン)」は
1967 年に引退しました。


1996 年までに建造された
世界最大客船であった


「クイーンエリザベス(83,673 トン)」は
1968 年に最後の航海をあとに引退。


多くの船会社は廃業し、
船は解体されたのです。


生き残りを模索した船会社は、


南の太陽を求めるレジャー客を対象に
活路を見出そうとしたのです。


バハマを含むカリブ海が
魅力的に見えたのですね。


これまでより小型の、

カリブ海の島々の小さな港に
入ることができる船が現れたのです。


まったく新しいビジネスだった。


はじめは、ニューヨークなどの北の港から
長い距離を南の海まで船客を運んでいた


船会社は、こぞって本社をフロリダに
構えるようになりました。


寒い気候、荒れた海の航海を避け、


燃費の節約をするため船客をクルーズ船の
出る港まで航空機で運ぶことが次の段階だった。


フロリダがカリブ 海クルーズの、

カリフォルニアはメキシコクルーズの、

バンクーバーはアラスカクルーズの
基地となったのです。


航空会社と船会社の
新しい関係が構築された。


エア&シー 型、(フライアンドクルーズ )と
呼ばれる航空機とクルーズを組み合わせた
パッケージ商品が誕生。


これが その後のクルーズの主流となった。


1970 年代を通じて、クルーズ産業は
急速に拡大しました。


クルーズは 二地点間の移動を行う
海運業(Shipping Business)ではなく、


純粋にレジャー・観光を目的とした
船客を対象とした


ホスピタリティ産業(Hospitality Industry)
となったのです。







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2017年03月12日

スタークルーズ・ドリームクルーズ・クリスタルクルーズの親会社、ゲンティン香港(Genting Hong Kong)について

【クルーズコラム「ゲンティン香港」について】


カジュアルクラスのスタークルーズ、プレミアムクラスのドリームクルーズ、ラグジュアリークラスのクリスタルクルーズの親会社は、ゲンティン香港です。


(ゲンティン香港傘下Crystal Cruises YouTubeより)


ゲンティン香港は、マレーシアを拠点にカジノビジネスで飛躍した会社(ゲンティングループ)の中の1つで、リゾート、ホテル事業など手がけ、その他多種多様の投資をも行う巨大コングロマリット企業の1つです。



カジノを楽しまれる方にはご存知だと思いますが、マレーシアにはゲンティンハイランドというカジノとテーマパークの巨大な複合施設を持っています。

その圧倒的なパワーを持つゲンティン香港は、近年クルーズ事業にとても力を入れています。スタークルーズは1993年設立ですが、ドリームクルーズは2016年デビュークルーズ、クリスタルクルーズは日本郵船より2015年に買収。お手軽な価格からウルトララグジュアリーまで、すべてのカテゴリーのクルーズタイプを所有するまでになりました。









ゲンティン香港はクルーズ客船を持つだけにはとどまらず、ドイツにある3つの造船所まで買収してしまったのですから、レジャーのさらに上をいくヴィジョンが描かれているものと思われます。

ゲンティン香港を知ったのは、クリスタルクルーズ社買収が切っ掛けでしたが、この会社の潜在能力は私の想像を遥かに超えています。特にクリスタルは、単なるオーシャンクルーズにとどまらず、エアー(飛行機)・レジデンス・リバークルーズ・プライベートジェットを展開し、ブランドの威力を発揮するべく、投資を繰り返しています。

クルーズ会社といえばアメリカやヨーロッパが主ですが、アジア発のクルーズとして世界的に飛躍していただきたいと期待しています。


<関連記事>
スタークルーズが2017年に日本発着クルーズやります!出発日多数!大阪港&横浜港





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2014年09月29日

クルーズの魅力.洗練された船内イベント 

princess

終日多彩なお楽しみプログラムがクルーズでは開催されます。

日の出とともに始まるデッキ・ウオーキングから深夜のダンスパーティまで船内のイベントは盛りだくさんです。
数々のゲームやスポーツ、コンサート、ミュージカルショー、手芸教室、カルチャー教室など参加しきれないほど多彩なプログラムです。

このような多彩な行事は、毎日配られる船内新聞に記載されています。

このようなイベントを取り仕切っているのがクルーズディレクターです。

各船が競って楽しいイベントをお客様に提供しています。

写真のイベントはプリンセス・クルーズ名物の「シャンパン・ウオーター・フォール」です











クルーズの楽しみは人々とのふれあいです

seabourn

シーボーン・クルーズに乗ると、世界遺産でプライベートコンサートが楽しめます。


クルーズに乗ると多くの人々と積極的に話す中ですっかり意気投合して、
陸に上がっても末永いおつきあいをされる人も多いのです。

クルーズという船内空間は運命共同体とでも言いますか、乗船した瞬間からお互いに同じ仲間との意識が芽生えます。

気軽に声をかけたくなります。

そうすると気のあったお友達関係になるのも時間の問題です。

お互い初対面ですから何のしがらみもなく自然なおつきあいが生まれます。

このような個人尊重の新しい洋上コミュニティだからこそ新しい人とのふれあいが生まれ、

新しいふれあいから元気を貰うことになります。

クルーズの魅力.2 旅の煩わしさとは無縁・身軽な休日

crystal

上の写真はクリスタル・セレニティ号のペントハウスのリビングルームです

クルーズはいったん乗船してしまえば、重い荷物を持ち運ぶことはありません。

キャビン(船でのお部屋)が自分の家となります。

船の中でレストランやショーに出かけるときはキャビンでおしゃれをして、そのまま手ぶらで出かけます。

また上陸して観光に出かける時も必要なものだけ持ってでることでOKです。

寄港地でお土産を買い込んでも部屋においておき、最終日にパックすれば良いのです。

国々を訪れる時も入国審査などはすべて船で一括してやってくれますので、面倒な手続きからも解放されます。

船の中で使った費用はすべてキャッシュレスでクレジットカード決済かあるいは下船の日に一括精算となりますので、お財布も無用です。

海外旅行では場所を変わるごとに重い荷物を持ち、その場所での精算をすませてと、色々煩雑なのが悩みです。

しかしクルーズはその点、実に身軽で煩わしさのない手ぶら世界です。

一度味わうとやみつきになります。

クルーズとは何か?

RCI




そこでクルーズの楽しさのポイントを10回にわたって説明することにより、クルーズに親しくなって頂きたいと思います。

船といえば輸送機関と皆さんはお考えの方が多いかと思います。

しかしクルーズ船が航空機や列車、さらにフェリーと根本的に異なるのは

「船に乗ることが目的」

であることです。

いわば洋上のリゾートだと考えてください。

クルーズ船にのりこんだら、まず荷物をキャビネットやクローゼットに収納してください。

そして「洋上の別荘」の気分で洋上のアミューズメント空間を大いに楽しんでください。

船内にはレストランやバー、ラウンジ、プールやショウを楽しむ劇場などの施設が皆さんを待っています。

最近ではスケートリンクやロッククライミングの絶壁まで備えた船まで出現しています。

したらそこがそのまま目的地です。

「船で行く」のではなくて「船へ行く」のがクルーズです。

この船を知ったら、日本人のクルーズに対する概念が変わります










2014年09月17日

どうしてクルーズが生まれてきたのか?

Cunard


どうしてクルーズが生まれてきたのか?その理由を述べたいと思います。

19 世紀半ばから、世界中で大陸間の長距離移動を担ってきたのは、外洋客船(オーシャンライナー)でした。

日本人の方には「タイタニック」がデビューした時代と言った方がわかりやすいかと思います。

アメリカやイギリスなどの欧米主要国は国威をかけて巨大・豪華な客船建造に覇を競い、ビジネスとしても、まれにみる成功をおさめたのです。

1 世紀続いたこの栄華も20 世紀半ばには航空機の登場によってその覇権をおびやかされることになったのは予想も着かなかったと思われます。

世界で最も華やかな航路とされたアメリカ大陸とヨーロッパを結ぶ北大西洋横断航路も変貌を迫られていました。

1958 年、最初の商業ジェット機が大西洋を横断しました。

この年は、北大西洋を渡った船客数が、航空旅客より多い最後の年になったのです。

1960 年代初め、約100 の船会社がありましたが、1960 年 代半ばまでは船の運賃が航空機より安かったのです。

しかしジェット機の出現、とくに 1970 年代初めのボー イング 747 機の登場で大きな節目を迎えたのです。

1962 年に 100 万人が船で大西洋を越えたが、1970 年には 25 万人に増大。

毎週定期的に大西洋横断をした「クイーンメリー(81,237 トン)」は 1967 年に引退しました。

1996 年までに建造された世界最大客船であった「クイーンエリザベス(83,673 トン)」は 1968 年に最後の航海をあとに引退。

多くの船会社は廃業し、船は解体されたのです。

生き残りを模索した船会社は、 南の太陽を求めるレジャー客を対象とした船旅に活路を見出そうとしたのです。

バハマを含むカリブ海が魅力的に見えたのですね。

これまでより小型の、カリブ海の島々の小さな港に入ることができる船が現れた。まったく新しいビジネスだった。

はじめは、ニューヨークなどの北の港から長い距離を南の海まで船客を 運んでいた船会社は、こぞって本社をフロリダに構えるようになりました。

寒い気候、荒れた海の航海を避け、燃費の節約をするため船客をクルーズ船の出る港まで航空機で運ぶことが次の段階だった。

フロリダがカリブ 海クルーズの、カリフォルニアはメキシコクルーズの、バンクーバーはアラスカクルーズの基地となったのです。

航空会社と船会社の新しい関係が構築された。

エア&シー 型、(フライアンドクルーズ )と呼ばれる航空機とクルーズを組み合わせたパッケージ商品が誕生し、これが その後のクルーズの主流となった。

1970 年代を通じて、クルーズ産業は急速に拡大しました。

クルーズは 二地点間の移動を行う海運業(Shipping Business)ではなく、純粋にレジャー・観光を目的とした 船客を対象としたホスピタリティ産業(Hospitality Industry)となったのです。

写真は180年の伝統を誇るオーシャンライナー(ロンドン〜ニューヨーク)のクイーン・メリー2です。


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こんにちは!ご訪問ありがとうございます。クルーズデビューは1999年12月シンガポール発「スーパースター・ヴァーゴ」。以来、ロイヤル・カリビアン社(エクスプローラ・オブ・ザ・シーズ)、プリンセスクルーズ社、コスタクルーズ社、シルバーシークルーズ、クリスタルクルーズ、シーボーンクルーズなど、国内では飛鳥・飛鳥?U・にっぽん丸・ぱしふぃっく・びぃなすに乗り、お手頃カジュアル船からハイクラスなラグジュアリー船まで経験してきました。
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