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2019年06月17日
アルファロメオのスポーティSUV車のStelvioで都内周辺ドライブから長野県の蓼科〜麦草峠〜八ヶ岳周辺まで (アルファロメオ Stelvio)
イタリアのステルヴィオ峠の道路レイアウトの一部を模したとされるヘッドランプ周りの形状は特有のスポーティさとデザイン的な洗練さがうかがえます。なかなか欧州車でも特徴的なスタイルは見られないですし、街でもそれほど見かけないタイプのデザインだと思います。外装色はおとなしめの白でしたが、フロント(特にグリル回り)やリヤのデザインは一目でアルファロメオとわかるデザインではないでしょうか?
1stエディションの車両ということで、高級感漂う内装に排気量2Lの4気筒ターボエンジンを前置きしているQ4と呼ばれる四輪駆動車です。FRベースの車両のため、走りはかなり後輪駆動車のような動きをします。特に中高速域カーブでの挙動はSUVとしてはかなり珍しく、セダン車種のジュリアの車高を上げてスポーツ仕様にしたような感じで、運転の楽しさや喜びをSUVでもフルに感じられます。
車両に乗り込むとナビはApple Car play使用が必須で、ナビシステム自体は装備されてませんでした。インフォテインメントシステムは先取りしている感じですが、例えば
日本でのガラケーユーザーの場合はナビに頼るドライブの場合、ガラケーを繋げられないので実質ナビは使えずに苦労していたかもしれません。まあ海外ではほぼデフォルトのスマホ連携か何らかの形でナビが必要であればそちらを使ってくださいということなのでしょうね。
キーレススタートシステムのボタンはステアリングにありますので、ダッシュボード脇についていたりする車種と比較すると、この辺りもかなりスポーツ車を意識したつくりになっています。
インパネ周りや計器類はアナログ式が目立ちます。
内装はシートやトリムのブラウン色がインパネの黒と比較するとツートーンカラーで綺麗で上品に見えます。ヘッドレストにあるアルファロメオのエンブレムもなかなかかっこいいですし、この辺はイタリア車ならではの高級感を味わえます。
後部座席はそれほど広さはないですが、足元はそれなりに余裕があります。
荷室は思ったより広い感じです。但しリヤのルーフの傾斜がかなりありますので、トランク上部にいろいろモノを積める感じではないですね。
運転してみるとどの速度からの加速でもパワーを感じられスポーティです。特にシフトアップやダウンがマニュアルモードにすると機敏で気持ちよく決まります。またハンドリングも機敏でかなりクイックな動きをします。舵角に忠実に反応し、SUVとは思えない取り回しです。小回りはあまり得意ではなさそうですが、遊びがないくらいに感じ、ハンドルの切り方によりかなり敏感に反応するので、高速などで少し気を緩めているとふらつく可能性があります。が峠道などでは威力を発揮、FR寄りの四輪駆動のため、制御も万全でタイトなコーナーリングも難なくこなせるので運転がうまくなったような錯覚に陥ります。テクノロジーを過信した攻めた運転は禁物ですね。
視界も悪くないので、高いところから見渡せてコーナーリングをしたときも挙動が不安なことにはなりません。硬すぎる乗り心地でもないので、SUVにしては適度なロールが心地よいです。外から見るとほぼロールしないように見えるみたいですが、ストロークはクイックなハンドリングより思った以上にある感じです。
ブレーキもそれなりに効くタイプですが、踏み代が多いのでどの辺で効きそうか慣れてからのほうがよさそうです。峠道を走っていると下り坂で徐々にフェード気味になってくることがやや感じられるくらいで、問題なさそうです。
ちょっとしたSUVブームの中、運転していて楽しいと感じるSUVは、なかなかないので今回はいい機会でした。
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