SOPAは、2011年10月末に米国下院に提案された法案です。オンラインにおける著作権侵害行為を防止することを目的にしています。法案では、米国外にある著作権侵害コンテンツを含むサイトへの米国からのアクセスを遮断することをうたうものの、事実上米国内のサイトに関しても適用可能となっています。
SOPAのおおまかな特徴は、以下のとおりです(同様の内容を含むPIPAはSOPAの上院版と言われています)。
著作権侵害コンテンツを含むサイトへのアクセス遮断をISPに命令できる(DNSブロッキングなどによってISPが通信を遮断するようになる)
著作権侵害コンテンツが1つでも含まれていればサイト全体を停止できるとも解釈可能な表現になっている
著作権侵害コンテンツへの資金提供を停止させる(GoogleなどのAdネットワークや、PayPalやVisaなどに対して、著作権侵害コンテンツを含むサイトとの取引停止命令を出せるようになる)
検索エンジンの検索結果から著作権侵害コンテンツを含むサイトの削除を命令できるようになる
著作権侵害コンテンツのホスティングだけではなく、著作権侵害コンテンツへのリンクも対象
このように広範な内容が含まれています。この法案が成立すると、WikipediaやYouTubeなどの、不特定多数のユーザーがコンテンツを作成もしくは投稿するような形態のWebサイトの多くが運営困難になってしまいます。
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