・後日装備だったMK41VLSも予算化され、さらなる能力向上が期待できる
・もがみ型は内外の毀誉褒貶が激しいフネだが、将来的には新たな時代を開いたフネとして評価されるだろう
先日、勝手に姉妹サイトのペンギン先生のサイト「 改自衛隊で奏でた交響曲 」にもがみ型の電波アンテナに関する記事がアップされていました。
【軍事技術】もがみ型の電波アンテナは興味深い!
大変面白い記事で、当方からコメントさせて頂いたところ、ブログ主のペンギン先生からの返信コメントが非常に興味深い内容だったため、ここに一部を抜粋して紹介させていただきます。
もがみ型は、横須賀の若い装備幹部がシンガポール海軍フォーミダブル級フリゲートを見て大変な衝撃を受けて報告書を作成して技術研究本部や海幕長まで報告したのが設計の始まりでした。(これは意識を180度変えないといけない!と)
防大同期つながりのよしみでで、当時最新鋭のフォーミダブル級を徹底的に研究できました。
艦船主任設計官や海幕装備体系課長まで見学にきてました。
引用元: 改自衛隊で奏でた交響曲
https://fanblogs.jp/sstd7628/archive/293/0#comment
ペンギン先生に依ると、 もがみ型のタイプシップはシンガポールのフォーミダブル級フリゲートだった というのです。この話をお聞きして、何か長年の疑問(何処かで見たような艦形)が氷解した気がしました。そしてフォーミダブル級フリゲートはフランス海軍のラファイエット級フリゲートの派生型ですから、元を辿ればラファイエット級フリゲートに行きつく訳です。
wikiに依るとシンガポール海軍フォーミダブル級フリゲートのステッドファストは2008年8月に横須賀へ寄港しています。その後、6隻ある同型艦のうち、テネイシャスを除く全ての艦が横須賀へ寄港を果たしていますので、フォーミダブル級フリゲートを見聞する機会は充分にあったのでしょう。
もがみ型護衛艦
引用元: 海上自衛隊, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=117859360 による
フォーミダブル級フリゲート
引用元: By U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class N. Brett Morton - This image was released by the United States Navy with the ID 100623-N-8539M-708
ラファイエット級フリゲート
引用元: Franck Dubey - netmarine.net, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38275 による
こうして画像を並べて見てみるとお説ごもっともといった感じです(^^)
個人的にはもがみ型は従来の思想に捉われず、新しい時代の海洋事業部の一翼を担う艦だと思っています。(それだけに毀誉褒貶も激しい訳ですが)
本年度予算でMK41VLSも追加購入 され、全艦へレトロフィットされるようですし、今後ESSM Blk2やA-SAMが搭載されれば、一段と能力向上するでしょう。良い艦になることを期待します。
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ESSMはやはり「短SAM(その代わり近距離で問題になる部分に強くなるよう作ってる)」という印象なんですよね・・・
言えないところも含めて、そう感じています。
コメントありがとうございます。
>海洋事業部はA-SAMを導入する気でいるのですか?
奥歯にモノが挟まった言い方になりますが、A-SAMにESSM Blk2に無い能力が備わっており、海洋事業部がそれに期待しているのであれば導入されるでしょう。
個人的には採用して欲しいですけどね。RIM-4にはほんのちょっと関わりましたので。。。今度ちゃぶ台返ししたら海洋事業部はGM出入り禁止じゃないかしら(w
SSAOと言います。初コメント失礼します。いつもはkytn先生のブログにコメントしたりしてます。
少し気になるのですが海洋事業部はA-SAMを導入する気でいるのですか?答えられる範囲で構わないので教えていただけると幸いです。