2016年11月16日
遠い未来の人々へ警告します!! 映画『100,000年後の安全』
物語のあらすじ
フィンランド・オルキルオト島にある 放射性廃棄物処理施設オンカロ。そこでは、 放射線廃棄物 を処理するために地下へ掘削作業が続けられていた。この映画の監督 マイケル は、未来人へ向けて 警告メッセージ を伝える。“ここへ来てはならない”と。
核燃料廃棄物管理会社の研究員 はロケットに乗せて太陽に打ち込めば、害は無いと言う。しかし、 オンカロ副社長 はその案について、発射段階時でのリスクを持ち出す。しかし、双方は海底に沈めるという案については否定した。マイケル監督は、世界中にある放射性廃棄物の総量を聞く。
オンカロ管理部長 は 20万トン〜30万トン と答えた。フィンランドの 原子力安全局医療部長 は原子力エネルギーが発見され、人類は危険性を追求せずに使われてきた歴史を話し、放射線が 人体に与える影響 について説く。さらに、人間の五感で感知することができないことも。
中間貯蔵施設で働く職員たちは、水を張ったプールに慎重に放射線廃棄物を入れる。核燃料廃棄物管理会社の研究員は、水の中で10年〜1000年程それを補完できると語る。オンカロ管理部長は地上の環境が安定している状態での話で100年先でさえ、予測ができないことから 保証はできない と語った。
作品情報
映画の内容は、放射性廃棄物処理施設オンカロを舞台にマイケル監督自らが取材をして、未来の人々に向けてメッセージを送るというドキュメンタリー映像。中間貯蔵施設やオンカロ施設内部や専門家たちによる、放射線廃棄の今後の見解などが描かれています。
放射性廃棄物は害が無くなるまで およそ10万年 かかるそうです。原子力エネルギーで人類に大きな発展をしましたが、その代償に原子力廃棄物の処理に悩まされているのが現状。現在も研究はされていますが、有効な手段はまだありません。この映画を観て、現在されている放射性廃棄物処理は 気休め という印象を受けましたね。このままでは・・・。
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