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posted by fanblog
2021年05月17日
キャンセルカルチャーって知っていますか?
実はこれに参加するまで全く知らなくて、キャンセルカルチャーってレストランはホテルの予約をキャンセルすることで問題が起こることだと思っていました。
しかし、英語でCancel Cultureというのは、Wikiによると、「公的に呼び出された人物が社会的な仲間集団や職業的な仲間集団から追放されることを指す」とのこと。つまり、有名人が何か過ちを犯すと、徹底的に責めて「You are cancelled(あなたは用無し)」と言って相手を切り捨てるというボイコット現象だそうです。
有名な事例では去年ハリー・ポッターの作者として有名なJ.K.ローリング氏が自身のTwitterでトランスジェンダーへの批判にも取れるツィートをしたところ、そちらの関係からかなり糾弾されて謝罪文を掲載するに至った事が挙げられます。
その他にも昨年広がったBLM運動やMetoo運動もキャンセルカルチャーの一種とのこと。
このキャンセルカルチャーについてどのように思うのか、イギリス、オーストラリア、アメリカ、フィリピン、中国、日本の人達と話し合いました。
話す人によってはこの議題について熱い意見を持っている方もいて、白熱した議論となりました。
キャンセルカルチャーは何かの差別に根づいている事が多いのも白熱した原因の一つだと思います。
論点になっていたのは、キャンセルカルチャーは差別などに目を向けるという意義もありますが、現在の状況はやり過ぎではないかという事でした。
SNSが広まることで、キャンセルカルチャーも急激に世界中に広まりましたが、事実とは異なることも直ぐに拡散されてしまうことで誤解が生まれ、それによってキャンセルされた側に被害が出ることも少なくありません。
J.K.ローリング氏もトランスジェンダーを差別する意識はなかったと述べています。ただ差別問題の難しいところは差別される側との意識の食い違いがあるところ。誰が正しくて、誰が間違っているとは簡単に言えないのですが、キャンセルカルチャーでは一方的に悪者にされてしまう事が問題となるのでしょう。
また私の友達は、あるSNSでの投稿が誤解を招き、色々批判を受けて結果的に友人はそのSNSを辞めてしまいました。文字だけを見て判断すると誤解も生じやすいのですが、これもキャンセルカルチャーの一つになります。
様々な情報が瞬時に飛び交うようになったSNSは良い側面もありますが、使い方によっては非常に問題となることもありますね。
キャンセルカルチャーの本当の意味を知ることも含めて、SNSの使い方も考えるために、こちらのディベートに参加して良かったなあと思いました。