僕のワンダフル・ライフ(2017)



一匹と一人は、固い絆で結ばれていく—。
 ゴールデン・レトリバーの子犬「 ベイリー」の最愛の人は、自分の命を救ってくれた少年 イーサン。しかし、犬の寿命は人間よりもうんと短い。ベイリーは旅立ち、生まれ変わりを繰り返す。しかし、何度生まれ変わっても、彼のイーサンへの愛は 不死身 だった…!
 犬の 一匹称視点で描く” ワン ”ダフルな転生物語。

 筆者もトイプードルを飼っているので、涙腺が破壊された
 作中では、ゴールデン・レトリバー、シェパード、コーギー、セント・バーナードと順に生まれ変わっていく。犬好きにはたまらない、号泣必至の映画ではないだろうか。

 最初のイーサン一家は、ベイリーに対してとても慈愛に満ちており、ベイリーにしてもイーサン一家へ無償の愛をくれている。平穏無事な毎日。一般的なワンダフルライフ、犬生。
 ところが生まれ変わってカルロスとの犬生では、警察犬として際立った仕事ぶりを見せる。孤高のカルロスを宥め元気づける。そして銃撃によって命を落とす。
 更に生まれ変わってマヤの元へ。マヤの食べたい食べ物をピタリと当て、食べ放題の犬生。マヤとの犬生では、ベイリーにも想い人が出来る。お互いの飼い犬をきっかけにマヤは幸せな家庭を築き、ベイリーは静かに息を引き取る。
 最後に生まれ変わったのは、うら寂しい犬生である。餌を貰うだけで、ただ家の庭で寝そべるだけの寥々たる犬生。

 人間の人生に多様な生き方があるのと同様に、犬生にも様々なワンダフルライフが存在する。どの犬生にも共通しているのは「 飼い主にプラスに働きかける」ということ。 人間は飼い犬を選べるけど、犬は飼い主を選べない 。何度も生まれ変わりながらも、ベイリーはイーサンのことを慕っていた。

 捨てられたベイリーは、イーサンの元へ赴く。イーサンは一度ベイリーを預けるものの、やっぱりベイリーを家族に迎え入れてくれた。飼育放棄された犬や、ペットショップなどで売れなかった犬は、殺処分される運命にある。目を逸らしてはいけない現実である。 全ての犬が、ベイリーのように幸せになれたらなれたらどれだけ嬉しいことだろう。再びイーサンの家族となったベイリーは、自分がベイリーだと気づいて貰う為に、神業を披露する。この神業は、幼きイーサンとベイリーが編み出したものであった。ベイリーはイーサンの背中を土台にし、空高く飛び上がる。
ペタペタと肉球で足跡をつけながら歩んできた犬生は、全てイーサンの元に辿り着く為のものだった。

 俳優、女優犬たちの演技力もまた一驚である。イーサン役ブライス・ゲイサーは、ベイリーを演じたゴールデン・レトリバーのトリップと「友達になった」と語っている。イーサンの母、エリザベス役のジュリエット・ライランスは「 撮影後、盗もうかと 」と答えており、制作陣の犬への愛が伺える。
 また、それぞれの出演者も実生活で犬を飼っているようで、各々素晴らしい犬生を送っているだろう。

 ちなみに筆者が飼っているトイプードルがこちら
IMG_6270.JPG
筆者も、ワンダフルな犬生を送ってもらうために、頑張りたい

 ※こちらの作品もU-NEXTで配信しています。


posted by muvitizu at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ペット

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2018年07月08日

アニー(2014)

ANNIE/アニー [ ジェイミー・フォックス ]

価格: 1,000円
(2018/7/8 19:32時点)
感想(8件)



 ここはニューヨーク、マンハッタン♪携帯会社のCEOでNY市長候補のスタックスは選挙キャンペーン中、車にはねられそうになった少女を偶然助ける
 私は アニー4歳の頃、レストランに置き去りにされて、今は横暴なハニガンが営む施設で暮らしている。10歳になる私は、金曜の夜、レストランの前で迎えに来るはずのない両親を待ち続けてたの♪
 スタックス、そんなアニーの境遇を選挙戦に利用しようと考えて、彼女引き取り、超高層ビルのペイントハウスで共同生活♪
 私が有名になれば両親が名乗り出てくるかも・・・、協力するわ♪
 次第に芽生える心の絆〜。
 これは、 明日はきっと笑える 、そんなミュージカル映画

 リメイク版アニーは♪現代ニューヨークに♪「前を向いて生きる」、そんなテーマを感じるとてもハートフルな物語。
 ノリの良い楽曲のオンパレード♪「TMORROW」♪明日があるさ そう奮い起こしてくれる♪素敵な楽曲下校途中のアニー、音楽になる生活音♪憎い演出♪


 無邪気な笑顔振りまく黒人の天才子役 クワベンジャネ・ウォレス♪そしてはまり役、キャメロンディアス♪安心感の塊、ジェイミー・フォックス♪優しいお姉さんローズ・バーン♪

 終わり良ければ総て良し!明日がある♪前を向いていこう♪

※この作品もU-NEXTで配信しています。


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2018年07月06日

ズートピア(2016)



 大人気ディズニー映画「 ズートピア」。デフォルメされた可愛い もふもふ 動物たちが住まうまさに「ユートピア」ならぬ「 ZOOトピア 」な楽園のお話。コミカルで可愛いながら、「社会進出」や「人種差別」「偏見」などの重々しい題材をテーマにした作品でもある。

 この映画の魅力といえばジュディとニックの関係だろう。序盤はニックが詐欺師のように描かれているが、中盤から終盤にかけて イケメン度 がぐんぐん上昇していく。ニックのイケメンさに惚れ惚れしてしまった女性も多いのではないだろうか。それと共に、ニックとジュディの距離が縮まる。ジュディとニックのイチャイチャは微笑ましくて癒される。

 ズートピアの舞台では様々な動物たちが二足歩行で暮らしている。サイズ差はそのままに、動物それぞれの持ち味を活かしたキャラクターは流石ディズニー映画といったところ。げっ歯類のミニチュアサイズの町を駆け抜けたり、 ゾウがヌード になっていたり、ガゼルの見目麗しい美貌だったり、フェネックギツネのイケメンボイスだったり。ゾウがヌードなのは当たり前なのだが、違和感を感じていたほど動物の擬人化的なデフォルメに成功していると言ってもいいだろう。中でも印象的だったのはナマケモノである。筆者は笑いを堪えるのが辛くて辛くて涙が出てしまった程である。

 ジュディは最初、キツネに対して偏見を持っている。キツネ用のスプレーなんて、ゴキブリ扱いかと突っ込みたくなる。偏見や差別というと黒人差別やアニメ・ゲームなどのサブカルチャーファンの差別などが思い付くが、ズートピアでは偏見対象を肉食動物にすることで、説得力を作っている。見た目やイメージからくる偏見をどう拭っていくかが見ものであったが、ディズニーらしく分かり易いクライマックスだった。人参の録音ペンの伏線回収も見事である。

 豆知識だが、ニュース番組のニュースキャスターは国によって異なり、日本ではタヌキ、ブラジルではジャガー、アメリカ・カナダ他ではヘラジカ、中国ではパンダと、それぞれの地域で親しみ易い動物に差し替えられている。
                   _
                       { | /7
      ぽちッ>         j j///>
                 /⌒ ヾ<∠ -┐
             / ̄  ̄/       )´  ̄
        /  ̄ /  〇  /   <今日は金ローあるし手抜き記事でいいかな・・・
           、'`   〇   /
          、'゙  〇   /
       、`     、丶`
      、'` _ ヽ `
    /、丶`

ズートピア おもちゃ ジュディ ニンジン レコーダー & ポリス バッジ 録音 ごっこ遊び







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2018年07月05日

ユーロトリップ(2004)

ユーロトリップ 無修整版 【DVD】

価格: 1,029円
(2018/7/5 16:19時点)
感想(0件)



 7月5日はビキニの日。
まさかブログ開始から僅か三つ目の記事にして下品映画をレビューすることになるなんて首を傾げるが、このお下劣映画をレビューするにあたってはビキニの日は良い口実になる。
 というわけでおバカ映画らしくバカっぽいノリでレビューしていく。

 スコットは高校の卒業式にてガールフレンドに振られる。その腹いせに、ゲイと勘違いして絶縁を言い渡していたメル友マイクが、実はミーカという女性であったと知ってしまう。居ても立っても居られないスコットは、悪友クーパーにそそsのかされ、ミーカのいるベルリンへと赴く。2人はヨーロッパ各地で様々な初体験(意味深)や騒動を巻き起こしていく。

 もはやこの映画はこの一言で片付くだろう。
おっぱい。

 タイトルロゴでも「O」の文字が になっているのが既に確信犯。言い換えれば「男のロマン」をこれでもかと詰め込んだ作品になっている。いい意味では頭空っぽにして視聴できるが、悪い意味ではあんぽんたん、おたんこなす、である。

 劇中では「 ヌーディストビーチ」なるものが登場する。スコットらは満面の笑みでヌーディストビーチを目指すのだが、ここの落ち所が最高にくだらない(褒め言葉)。
 ロンドン→パリ→アムステルダム→スロバキア等々、各地を巡りそれぞれのグルメ、名物を紹介する下りもあるから、一見エロコメディに見えて実はちゃんとしたロードムービー。シリアスがないから楽しい愉快な旅を疑似体験したい、という方におすすめ。なんだかんだ言って順風満帆に進んでいくヨーロッパ旅行は、彼らに成長を促していく。やっぱり若者にとってエロというのはある意味では着火剤になっていて、それを原動力として活発になったり行動力が上がったりすることもあるのかと。

 スコット・ミシェロウィックをはじめとした男性陣は逸楽に耽る思春期男子を絶妙に再現している。ミシェル・トラクテンバーグは程よく田舎娘っぽく、親近感を感じさせてくれる。
 若い頃、友達とこんな旅がしたかったな、こんな青春したかったな、くらいの気持ちで視聴できれば良いのでは。

 ※この作品はU-NEXTで無料配信しています。 


posted by muvitizu at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コメディ

2018年07月04日

サンクタム(2016)

サンクタム 3D&2Dブルーレイ+デジタルコピー(Blu-ray)

価格: 5,024円
(2018/7/4 17:58時点)
感想(0件)



 「サンクタム」、 神聖なる場所
 日本で言えば青の洞窟が有名だろう。洞窟潜水はコバルトブルーの幻想的な光景、そして非日常体験と引き換えに。
 先日、タイ北部で6月23日から行方不明になっていたサッカーチームの少年、男性コーチの計13人が、国立公園内の洞窟の中で生存していること確認したと発表した。胸を撫で下ろす心境だ。
 映画「サンクタム」もまた、洞窟からの脱出劇である。

 場所はパプアニューギニア。主人公ジョシュは、冒険家の父親フランクとともに、地下2000mの巨大な洞窟の探索を行っていた。洞窟を甘く見ていた彼らだったが、諸島にサイクロンが上陸したことで事態は一変。浸水していく洞窟から、ジョシュは生きて地上に戻れるのか。
 大岩で入口が塞がれ、踵を返すこともままならない状況。
 閉鎖された空間、極限状態での脱出は人間をパニックに陥らせる。ダイビングでよく起きる「減圧症」とう症状も合わさって、やがては識者の指示を無視する輩が出てくるのもこの手の映画の特徴だろう。知識と落ち着き無しではいつのまいつの間にやら淘汰されていく。

  この映画は、原案者が水中洞窟にて閉じ込められたという実話を元にしている。とは言ってもベースになっているだけで、 実際には全員無事帰還 している。製作総指揮は「タイタニック」や「アバター」などを務めたジャームズ・キャメロン。現地ロケではなくほぼ巨大なセットでの撮影というのも驚き。

 まず閉所恐怖症、そして水恐怖症であればまず 思わず息を止めてしまう だろう。
 閉所であり、更に水。まさに人間が呼吸困難になる二つの最悪要素が織り交ぜられ息苦しい。水は人間にとって必須のなくてはならないものだが、時には牙を剥く表裏一体。
 終盤、ジョシュが洞窟の天井に溜まった僅かな空気を吸っているシーンは、身体全体に酸素を浸透させていることが伝わり、ようやく深呼吸が出来る。洞窟だけに、自然の奥深さを思い知らされた。

人類はいい加減、エラを装備するべきではないだろうか。


※この作品は、3D&2DBlu-rayも発売されており、3Dテレビがあればご家庭でも奥行きを体験できる模様。


posted by muvitizu at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然災害

2018年07月03日

コッホ先生と僕らの革命(2011)

コッホ先生と僕らの革命 【DVD】

価格: 3,971円
(2018/7/3 20:11時点)
感想(0件)



 本日未明、日本中が興奮の渦に包まれた。
FIFAワールドカップ2018、サッカー日本代表VSベルギー。
日本は強烈なシュートで一度ベルギーをリードするも、結果惜しくもベスト8を逃した。
誰もが感動し、声援を送っただろう。

 さて、そんな感動をくれた「 サッカー 」というスポーツのドイツでの起源を描いた作品が「 コッホ先生と僕らの革命」である。

コンラート・コッホ、ドイツのブラウンシュヴァイクに生まれ、カタリネウム校の教師に赴任、のちにサッカーのルールブックを最初に出版したとされている人物である。
 1874年、カタリネウム校に赴任したコッホは、ドイツの授業の封建的な教育方法を目にして、生徒を体育館へ連れ出す。コッホは生徒たちにサッカーを教えると同時に、サッカーに関連する英語も教えていく。着々とサッカーを遊びにしていく子供たち。反面、コッホの教育方法に納得しない教師側からの非道な邪魔を仕掛けられる。 果たしてここからどういう経緯を経てドイツサッカー誕生へ繋がったのか…。

 コッホ先生は温顔が印象的なダニエル・ブリュールが演じている為に、コッホ先生の安心感がより伝わってくる。
 細かいルールとかじゃない、とにかく子供たちは楽しそうに和気藹々とボールを運んでいく。その姿が何たるか。敵味方関係なく敬意を表しますと。日本VSポーランド戦でもカギとなったフェアプレーというものがスポーツにおいて如何に重要かを学んだ。
 ストーリーはぐんぐんと清々しさを増していく。物語が進むにつれて徐々にその距離を詰めていく生徒たちの大人への反抗は、宛らサッカーの試合そのものを見ている様な感覚に囚われ、ラスト、サッカーが認められた瞬間は スタンディングオベーション もやむを得ないカルタシス。

 ベルギー戦試合終了後、日本代表香川に手を差し伸べ労うベルギー選手アザール。
スポーツとは世界を繋げる架け橋ということを改めて実感した。
そんなスポーツをドイツに誕生させてくれたコンラート・コッホ先生に今一度感謝を。

コッホ先生半端ないって!
後ろ向きの子供めっちゃ勇気づけるもん…。
そんなんできひんやん、普通。


※今回紹介したコッホ先生と僕らの革命はU−NEXTで無料配信しています。


posted by muvitizu at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー
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