J-CASTニュース より安倍首相の語ったことを その都度 読み込んでおけば 今回の解散の大義は わかるはずだが 野党は選挙で 安全保障とか防衛とかに 触れたくないのだろう。 触れれば 現状では 現在の安全保障体制に変わる 対案を 具体的に提案するか 自民党の安全保障政策に同調するか どちらかになる。 またそういうことに 中途半端な提案をして ボロを出せば 選挙には大きなマイナスだ。 田原総一郎さんいう通り 『国民の生命を守るのは与党の仕事で俺たちは関係ない』 という姿勢で逃げるのだろう。 国の安全保障を見ないようにするような 無責任さ、 それこそが 現在の安倍一強、自民一強を作っていることに 気づいているのか いないかは わからないが 気づいていたとしても 気づかないふりをしてるのだろう。 野党と言っても 小池さんなり 松井さんは わかっているし かなり現実的な見方をしている 希望の党が失速とか マスコミは 目先のことだけに 問題を集中させているが 小池さんは かなり先まで見越して 今の動き方を決めているように 見える。 それにしても 今のリベラル・左派の アンフェアぶりには 本当に呆れる。 基本的な倫理観が 欠如しているとしか 思えない場面が多すぎる。 かつて メディアも含め リベラル・左派は 正直で正しいあり方を 真摯に追求するような イメージがあった。 そういう不器用なほど 逃げも隠れもしない イメージがあった。 しかし 今の一部のリベラル・左派は 逃げも隠れもすれば 相手を攻撃するためには 手段を選ばない。 田原さんが 言ってくれたことは 非常に良いことであるが 多くの人が 無意味な混乱を避けるために あまりはっきり 言語化されてこなかったことだ。 それをあえて 田原さんが今このタイミングで 語るのは 野党に対する 相当な呆れと 現状に対する かなりの危機感があってのことなのだろう。 北の指導者が 頭が良いのか 良くないのかはわからない。 頭は良いという人もいる。 かなり 考え抜いて 行動しているらしいことは 随所に見られる。 しかし 頭が良くともそうでなくても 考えることの材料になる 一番ベースの 概念や知識は そもそも不足している。 つまりそれは ある状況に置かれた時にとる 対策の選択肢が そもそも不足しているということ そして 偏った選択をする可能性が 高いということになる。 だから 何をするかわからない。 危機は煽るものではないが その対策はするものだ。「米国と北朝鮮の間で火を噴く危険性」 田原総一朗氏が明かす衆院解散「本当の理由」
ジャーナリストの田原総一朗氏(83)が 2017年10月13日、 東京・有楽町の日本外国特派員協会で 記者会見し、 野党が「大義」を問題視している 衆院解散について、 17年末から18年にかけて 米国と北朝鮮の間で 軍事的緊張が高まり、 それまでに 「そのための体勢を作る」 ためだったとの見方を示した。 安倍晋三首相は 解散直前の記者会見で、 こういった 「年末年始危機説」 には触れなかった。「色んな情報がある。一番極端な情報は...」
米国のトランプ大統領は11月下旬に訪日し、その後は中国に渡って習近平国家主席と会談する見通しだ。この会談について、田原氏は 「色んな情報がある。一番極端な情報は...」と断った上で、 トランプ氏が習氏に対して 「もしかすると米国が北朝鮮に武力行使する可能性がある。そのとき、中国は黙って見ててくれ」などと打診するとの見方を示した。 その上で、 防衛省や外務省の幹部が田原氏に対して 「今年の年末から来年にかけて米国と北朝鮮の間で火を噴く危険性がある」と発言し、 安倍首相も側近に 「それが大変心配だ」 と言っている、 とした。 こういった事態が実際に発生すれば、 日本にもミサイルが飛来する可能性があるため、防衛省や外務省の幹部は 「日本としては、そのための体勢を作らないといけない。そのために、できるだけ早く選挙をしたい」と語り、 「安倍さん自身も、側近に、しきりにそのことを言っていた」という。 安倍首相が解散を表明した 9月25日の記者会見で 説明された解散の理由は、 消費税率2%の引き上げ分の 税収約5兆円の使い道を 変更する事や、 北朝鮮対応についてだったが、 「北朝鮮の年末年始危機説」 自体には言及がなかった。 田原氏によると、 「安倍さんの側近のひとり」 は、その背景を 「それ言うと、国民が非常に危険視する。まったく触れない方がいい」と説明したという。 その上で田原氏は、 北朝鮮問題をめぐる 野党の対応を批判。 選挙が盛り上がらない一因は 野党にあるとした。 「選挙戦で野党は、米国と北朝鮮の緊張状態について論議しなかった。『国民の生命を守るのは与党の仕事で俺たちは関係ない』、そういう姿勢だ。だから国民の多くは、こんな選挙に関心が持てなかった」
2017年10月16日
「450年先」を見据える英国ロイヤル・オペラの長期戦略
Forbes よりオペラが好きという人や 見たことがあるという人の 数の割に 一度見れば好きになり また病みつきになるひとは 多いと思う。 伝統あるものとはそういうものだ。 チケットが高いとか そういう 恐ろしく現実的な 理由だけで 見たことがない。 見たいと思わない 状態ができている。 海辺に行けば より美味しい海産物が より安く手に入るように ヨーロッパに行けば より安く より内容の良いものを 経験することができる。 また ウイーンの国立歌劇場などのように 立ち席だったら200円くらいで 鑑賞できるところもある。 立ち席のチケットは 予約も何もなしに 窓口で 「シュティープラッツ ビッテ」 と言えばいいだけだ。 椅子はないが 音楽学生が 楽譜を見ながら鑑賞するための 譜面台はある。 ここでは オペラの魅力と鑑賞方法を ご案内するのが目的ではない。 この記事読んで 思ったのは RHOの運営の仕方に 日本人が 色々と参考にすべき点があるからだ。 もちろん日本でも ネットの使い方など 同じようなことは 始まってるし もっと先進的な方法を とっているところもある。 しかし 外見的な方法論は似ているが その意識はけっこう違っている。 何が違うかということを 一言で言えば PRの方法が 文字媒体や画像媒体に 頼るのではなく 体験そのものを PRの材料に使う考え方だ。 そういう意味での積極的な見方が これだけマルチメディアが 溢れた世の中では必要だと思うし それがまた 新たな文化を作り出して 世の中を活性化して行くものだと思う。 働き方改革と合わせて 必要になってくることは 生産性の向上だ。 それは 良い方向へ進めば 生活を活性化して 幸福度をあげることに繋がる。 楽しいものを 楽しめない 仕組みの世の中は 楽しくない。「450年先」を見据える英国ロイヤル・オペラの長期戦略
「オペラは金持ちの道楽」 と敬遠する人が多いのは、 日本だけでなく欧州も同じ。 では、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスの客席が、 毎晩賑わうのはなぜか。 その背景には、世界を見据えた長期目線の戦略があった。変化を象徴する存在
ROHが拠点を構える 英国ロンドンのコベント・ガーデンで、 初めてオペラが上演されたのは1732年のこと。 1892年に 「ロイヤル・オペラ・ハウス」と名づけられ、 いまや世界有数の歌劇場として知られるようになった。 オペラとバレエの公演数は 年間約320回にのぼり、 入場者数は70万人を超える。 ロンドンのコンサートホールでは、 空席が目立つクラシック音楽の演奏会も少なくないが、 ROHは96%という入場率を誇る。 ちなみに、テムズ川の反対側にある演劇の殿堂、 ナショナル・シアターの入場率は88%だ。 非営利法人によって運営されているROHの収入は、 年間1億3110万ポンド(約192億円)。 米メトロポリタン・オペラの 3億1075万ドル(約344億円)にはかなわないが、 ウィーン国立歌劇場の 1億1771万ユーロ(約154億円)を上回る。 収入は右肩上がりで、17年連続で黒字を達成している。 ROHの収入の約2割は、 アーツ・カウンシル・イングランド(ACE) からの助成が占める。 ACEは文化・メディア・スポーツ省所管の外郭団体で、 芸術文化の振興を目的とする。 ROHはどの組織よりも多くの資金を ACEから受け取っている。 その理由は、 オペラやバレエが 群を抜いてコストのかかる芸術だからでもあるが、 ROHがロンドンだけでなく全国で、 ひいては全世界で文化的に重要な役割を果たし、 次世代の育成にも熱心に取り組んでいるからだという。 「ROHは、 常に時代の先を見据えていて、 変化を象徴する存在です」 とACEの広報担当者は話す。450年の歴史、450年の未来
ROHは、 年間12作品を 40カ国以上の 約1500カ所におよぶ映画館へ ライブ中継している。 国内だけで430カ所を超え、 英国のどこにいても50km圏内に ROHの舞台をリアルタイムで観られる場所があるという。 カウフマン主演の 『オテロ』は、 今年の目玉だ (日本では生中継ではなく、 9月8日より全国で順次公開予定)。 メトロポリタン・オペラをはじめとした 一部の歌劇場のほか、 演劇のナショナル・シアターなども ライブ中継を行っており、 映画館で舞台を楽しむという行為は ますます定着しつつある。 それは、 テレビ放映やDVDで鑑賞するのと 同じ体験ではない。 BBCでプロデューサーとして長年活躍し、 現在ROHで映像関連の責任者を務める ピーター・ジョーンズはこう話す。 「舞台鑑賞は、 本質的には共同体活動。 世界中で同じ瞬間を共有しているという感覚は格別です」 さらに、 年に3回は国内15カ所で 無料の野外パブリックビューイングを行う。 同時に、YouTubeでライブ配信する場合もある。 となると、まさに世界の津々浦々で、 当代きっての歌手やダンサーが 大舞台に臨むその瞬間を目撃できるというわけだ。 最も大規模な パブリックビューイングの会場が、 ロンドンの観光名所トラファルガー広場だ。 巨大なスクリーンを前に、 開演の数時間前から上映を心待ちにする人々の ピクニックが始まる。 オペラハウスの客席は 白人が大半を占めるが、 広場に集まった観客は、 人種の多様なロンドンそのもの。 劇場では見かけることのない ベビーカーの子供もいる。 初めてオペラの野外上映に来た マーリーン・サントゥス(28)は、 「たまたまネットでオペラの動画を見たら、 歌がキャッチーで 衣裳がきれいだったから来てみようかと思って」 と話す。 「オペラは金持ちが観るもの」 と思っていたが、 印象が変わったという。 友人を誘って来たエライザ・プリティマン(24)は、 「急な残業もあるし、 前もって高いチケットを買わなくても、 ふらっと来られるのがいい」と語る。 観る方にとっては気軽かもしれないが、 桁違いの数の観客を前にする 歌手やダンサーにのしかかるプレッシャーは 尋常ではない。 「彼らは失敗を恐れて 安全運転するかと思いきや、 意外とそうでもない」 とジョーンズは話す。 「なぜかダンサーはいつもより 高くジャンプするし、 歌手は普段以上に歌にエネルギーをこめるんです」 プレッシャーがかかるのは、 ジョーンズをはじめとする 裏方スタッフも同じだ。 何しろ生中継なので、 失敗は許されない。 バレエなら、 リフトされたダンサーのつま先が 画面から切れないように、 身長や脚の長さから見当をつけておく。 モーツァルトの喜劇オペラなら、 笑いを誘う歌手とリアクションをする 歌手の両方の表情をとらえて 初めて笑いが成立するので、 カメラの切り替えを綿密に計算する。 これだけ大がかりで 莫大な費用のかかるものを 野外上映やYouTubeで 惜しげもなく無料公開するのはなぜか。 ビアードCEOはこう話す。 「劇場の座席数は限られています。 オペラには450年の歴史があり、 この先450年も続くはず。 だとすれば、 新たな観客を惹きつけて オペラハウスとの長期的な関係を持ってもらうことは 非常に重要です」 ROHは特に、 映画市場が急成長中の中国に注目している。 昨年、中国での映画館上映は 3作品にとどまったが、 今年は6作品に拡大する。 直接劇場に来る人を増やすことだけが 観客を増やす手段ではない。 劇場外でそれに近い体験ができるとなれば、 地球全体が客席になるわけだ。他業界の顧客戦略をウォッチ