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2016年12月09日
★「いい授業」VS.「ダメな授業」!
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◆【ドドドドドン!MEMO】
「いい授業」とは、一言でいうと【知的で楽しい授業】だ。
学級全員が知的に熱中する授業。
学級全員が「できない状態」から「できる状態」に挑戦している授業。
「いい授業」が学校を支えている。
「いい授業」が「ダメな授業」を支えている。
ひとつの例として、僕のことを話そう。
教師1年目の僕の授業(国語)は、とても「いい授業」とはいえなかった。
もっといえば、「いい」「ダメ」の基準にもかからないレベルのものだった。
隣で授業している教育実習生(女性の大学生・4年生)に「もう少し静かにやってもらえませんか!」と叱られたことがある。
でも、驚いたことに学力は高かった。
市内でダントツ、ナンバー1だった。
当時の僕は内心「僕もたいしたもんだ」と思っていた(^_-)-☆。
しかし、それはまったく違った。
他の社会・数学・理科・英語・音楽・美術・技術家庭・保健体育の、それこそ「いい授業」「名人級の授業」が、僕のひどい「国語」を支えていたのだ。
僕が出す宿題も、子どもたちはみんなよくやってきた。
「名人級の授業」は家庭学習まで支えていたのだ。
今、振り返れば、涙が出る。
★僕の経験からいうと、「いい授業」が50%でも学校や学年が荒れるということはない。
50%の「いい授業」が、残りの50%の「ダメな授業」を支えているからだ。
だから、ぼんやりみていると、学校・学年全体としては、安定しているようにみえる。
特に全校朝会や全校集会は、「いい授業」ができる教師の目が光っているから、一糸乱れずビシッとしている。
これにだまされる。(このつづき→【通信・月の砂漠とレトルトカレー】へ)
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