海上自衛隊の燃料なめてんじゃねーよ(激怒)!!

『絶望した!燃料に対する不人気に絶望した!!』

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ペンギンは激怒した!燃料に対する、あまりの不人気と存在感のなさに!

燃料なんて燃えりゃいいんだよ、と抜かす不逞の輩に鉄槌を下すべきと!

LM2500ガスタービンエンジンは、燃料を何でも入れてもいいわけじゃない。

防衛の世界で必要不可欠なのに、不人気の燃料に愛の手を!
(前回記事):『 幕僚編?F反撃のJTF!第1次対艦総攻撃開始!
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(1)燃料を甘く見る奴は燃料に泣く!!

最近の情勢を見るに、燃料というものが甘く見られているのではないかと感じています。

『燃料なんて、燃えりゃ何でもいいじゃん!』
そんな言葉が、部内でさえありました。

しかし 『燃料をなめんじゃねえ(激怒)!!!』

燃料といってもいろいろあるんじゃ〜!

ガソリンと軽油の違いだけでも、はっきり使い分けろ!

こんなにペンギンが荒ぶるのには、過去の苦い経験があります。

1.1 LM2500故障しました〜!

かつて艦船補給処で勤務していた時に、護衛艦主機が1基起動不能!の情報が入りました。

当直士官の時に情報が入り、各所への連絡・修理手配など大忙しでした。

図1 故障したLM2500
LM2500.jpg
引用URL:https://scontent-sjc3-1.cdninstagram.com/vp/0781ae6f6d5fa232235b0b59e273569c/5C29BEAC/t51.2885-15/e15/s320x320/40649353_479035932611041_187947379742957354_n.jpg

とりあえず、ひと段落したところで故障原因を聞いて激怒しました。

『軽油2号(艦艇用)の代わりに、JP-5で作動させたら故障した』

うがああ(激怒)!!燃料なめんじゃねえ〜!!

当時、海外で給油した艦艇用燃料に規定値以上の水分が入っていたそうです。

そのため、とりあえずの起動でJP-5(航空用燃料)を使ったとのこと。

一応、LM2500はJP-5でも動くけどさあ〜。

いきなりほかの燃料で作動させると故障の原因になるんじゃ〜(怒)!

1.2 SF後方幕僚部でも!

SF後方幕僚部での演習の記事を連載していますが、ここでも燃料に関するひと悶着が!

(陸の人)
『あ〜S-4、車両用燃料がちょっと不足してるんだ』
『海自の軽油2号を車両に入れても、普通に動くよね?』

(ペンギン)
『(故障するわボケえ!!)万全の作動は保証できませんよ?』

陸自で使用している軽油と、海自艦艇用の軽油2号(艦船用)は少し違います。

一応動くことは動きますが、故障の可能性が高くなります。

図2 ガスタービンエンジンに別の燃料を入れたときのノズル汚れ
F-76.jpg
引用URL:http://gasturbinespower.asmedigitalcollection.asme.org/data/journals/jetpez/926523/gtp_134_12_121501_f005.png

意外と、別燃料を入れたときに故障が起きやすいのは知られていません。
『たかが燃料ごときで〜』
この油断により、大事な装備品が動かなくなります。
\燃料の管理はしっかりと!/
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(2)艦艇に余計なガソリンを持ち込むな〜(怒)!

燃料関係では、陸海空の統合運用を機にいろいろな不都合が出てきました。

各部隊で融通しあえる部分が少ないのが現状です。

米軍みたいに、将来的には燃料を統一して使用するというのも考慮すべきです。

2.1 西方普通科連隊上陸訓練で一苦労!

現在では水陸機動団となった西方普通科連隊(Wair)の運用についても、苦労しました。

図3 上陸する偵察部隊とボート
CRCC.jpg
引用URL:http://www.mod.go.jp/gsdf/gcc/ardb/toppage/hp31.jpg

当時Wairは、偵察用ボートの配備を進めていました。

しかし、イザ海自と合同訓練を始めると、混乱が生じました。
『余計なガソリン持ち込むんじゃねえ〜!』

偵察用ボート(CRCC)は、船外機(げん外機)がガソリンで動きます。
(高速を出せる船外機となると、ガソリンエンジンしかないのです。)

しかし、海上自衛隊の艦艇ではです。
(内火艇エンジン用の備蓄タンクしかありません)

『どこにガソリンを置くんじゃ〜(怒)!』

とりあえずは、仮設のタンクを置いて演習が行われました。

2.2 ガソリンタンク増設には防衛大臣の承認が!

その後、輸送艦や護衛艦等にガソリンタンクを増設する検討が実施されました。

しかし、設計規則やら装備品承認関係の諸問題が続発しました。

最終的に大改造となるため、防衛大臣の承認が必要であることが判明します。

輸送艦などの建造当時には、ここまでガソリン燃料需要の増加があるとは考えていませんでした。

その後、艦船設計規則の見直しなどが進んでいます。

けど、船にはガソリンを極力置きたくないんじゃ〜!
(火災の危険が、軽油より大きいため)
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(3)燃料は防衛力の根源だよ!

燃料関係は、見た目の地味さから軽く考えられがちです。

しかし燃料がなければ、戦車も護衛艦も戦闘機も動きません!

図4 燃料の検査(米海軍)
fuel inspection.JPG
引用URL:https://media.defense.gov/2016/Aug/18/2001609115/600/400/0/160804-D-ZZ999-023.JPG

皆さん!もっと燃料に興味を持ってくれ〜!
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posted by sstd7628 at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事技術

2020年02月27日

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