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北朝鮮が新型潜水艦の写真を公表するなど、北朝鮮の脅威が再発しています。
米朝第3回首脳会議は、第二のアチソンラインとなるのか?
北朝鮮の新型潜水艦の技術的進歩も見逃してはなりません。
再び北東アジアが緊張状態になるか?
フランスが変なことになってないか? 』
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(1)北朝鮮の新型潜水艦登場を考える。
2019年7月23日に北朝鮮の朝鮮中央通信が、金正恩委員長が新型潜水艦の視察をしたと報道しました。
報道と共に、何枚かの写真が公表されており、新型潜水艦の一部が写っております。
今回公表された写真から、北朝鮮の潜水艦建造技術など軍事技術の一端が垣間見えます。
1.1 公表された写真はかなり推測しやすい!
今回公表された写真を見ると、今までの潜水艦と少し違う部分が見て取れます。
図1 公表された写真?@
引用URL:https://img5.yna.co.kr/photo/yna/YH/2019/07/23/PYH2019072301850088200_P4.jpg
この写真だと、かなり大きいように見えますが、潜水艦は元々喫水線下がかなり大型です。
図2 公表写真?A
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EALbjK5XsAEMnZx.jpg
艦橋構造物の部分が映っており、一部にモザイクがかけられています。
1.2 艦種が特定しやすい後部写真
潜水艦の写真で、かなり推測がしやすいのが後部の写真です。
図3 公表写真?B
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EAJ2Q0aXYAIpcNh.jpg
可能性として、北朝鮮保有のロメオ潜水艦を国産化した新浦級がベースと思われます。
図4 新浦級潜水艦
引用URL:https://i.ytimg.com/vi/_5KInx_zm6E/hqdefault.jpg
旧ソ連のロメオ級潜水艦は、1960年代の潜水艦でありそれほど脅威というわけではありません。
ただし、いくつか新技術要素が盛り込まれていることに注目すべきです。
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(2)整流フィレットが艦橋に装着されている!
今回一番着目すべき場所は、艦橋整流フィレットの部分です!
艦橋整流フィレットといっても、ピンとこないかたも多いと思います。
これは、潜水艦艦橋前部に付いている水流を整える役目の部分です。
2.1 注目すべき整流フィレット!
整流フィレットは、海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦にも装着されている物です。
図5 整流フィレット(そうりゅう型潜水艦)
引用URL:wiki
近年の潜水艦建造の主流と言える整流フィレットが、北朝鮮の新型潜水艦にも装着されています。
水中雑音の低減を図る目的で装着されるものです。
北朝鮮技術陣の能力が向上している証ともいえます。
2.2 艦橋後部にSLBM発射塔があるかな?
海外の専門家がさっそく、環境構造物の推定図を描いています。
図6 北朝鮮新型潜水艦艦橋想像図
引用URL:https://twitter.com/mrdickstirn/status/1153847757519675392/photo/1
整流フィンと、艦橋後部にSLBM発射塔を一体化させている物と推定しています。
全体的に、水中雑音の低減を図りながら整流をしているといえます。
かなり、北朝鮮の潜水艦建造能力は向上しているといえます。
2.3 全体的にきれいに建造している!
新型潜水艦の写真を見たときに、最初の印象として比較的きれいに建造していると感じました。
潜水艦建造で、一番大事なのはきれいに船体建造を行うことです。
図1及び図3の写真を見て、成型がかなり高度になっています。
意外とSLBM搭新型潜水艦は、馬鹿にできないレベルといえます!
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(3)北朝鮮にフリーハンドを与えてしまった米朝首脳会議!
2019年7月25日早朝に、再び北朝鮮が飛翔体を発射いたしました。
飛行距離から考えて、登場したイスカンデルもどき(KN-23)と考えられえます。
第3回米朝首脳会議にて、トランプ大統領が「小さなロケットは気にしていない」と発言しています。
この発言が、北朝鮮に再びフリーハンドを与えてしまいました。
何度かこのブログで触れている、イスカンデルミサイルの射程についての疑義があります。
(関連記事): 【ロシア】グルジア紛争でイスカンデルミサイルが発射された?
イスカンデルミサイルの射程は1000kmあるのでは?と提起してきました。
ノドンやスカッドERといった日本を射程圏内に収めるミサイルの代替品となる可能性が大きいと考えています。
液体燃料より発射しやすい固体燃料を、イスカンデルミサイルは使用しています。
『気づいたら、大量の弾道ミサイルの脅威に遭っていた』
日本にとって一番留意すべき事項です。
北朝鮮のイスカンデルもどき(KN-23)には、もっと留意すべきです!
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