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2015年11月01日

病んだ体をいたわる気持ち


伯母と従妹が遊びに来て、楽しく時間を過ごした。
叔母は母の姉で、80歳を過ぎた今でも仕事を持ち、毎日忙しくしている。
手術などもしたことがない健康体だ。

一方、母は心臓の大手術を2回しペースメーカーを入れている上に喘息持ちである。現在は心臓の薬(ステロイド)の影響か骨粗しょう症で腰を痛めている。指もバネ指ではないが曲がって夜に目が覚めるほど傷む。
腰痛で家事も外出もままならない。辛抱強く前向きな母もさすがに凹み気味だが、リハビリに励みできるだけの努力はしている。

伯母さんが私に「(母を)あまり甘やかしてはダメよ。」と言った。もっと外へ歩きに出ないといけないと言うのだ。
私は母を甘やかしてなんかいないし、母も私に甘えてなんかいない。

気丈な伯母は体にどこも悪い所がなく、現役で外で働いている。そう言いたい気持ちはわかるが、あまりに自分目線のアドバイスだ。自分の体と母の体を同じように考えているのか。

体の痛み、体の状態は、その人にしかわからない。手術すると開腹により内臓が癒着したりと、見えないダメージも残る。大きな入院も手術も経験したことがない健康体には、その痛みや辛さは理解できないのだろう。
体的には入院や手術は経験しないほうが良いに決まっているが、病人の心身の苦しみがわかるという点では入院、手術の体験は無駄ではない。

入院や手術の経験がある、ないに拘わらず、その人の痛みをわかろうとし、いたわる気持ちで接することのできる人になりたいものだ。
posted by 小町 at 19:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康と病気
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