黒い斑点は一画素くらい
何も表示されていない日常の景色に
時が流れる
季節は変わる
時刻が表示されていそうな左上
もう蚊が飛来しそうな時期
拡大すると洞窟の暗闇
考えるだけで地下世界
そんな感じで現実に逃げ場はたくさんある
そこで新しい古本屋でも開けばいいさ
ビタミンやミネラルだらけの日光
探せとは言わない
ただ洞窟を見つけたら入りたくなる性根
客はいない
道しるべしかない
はっきり映る
最後は流し目で去っていった
ミントの味がするけどそれだけではやっていけない
本能が察知する
新しい古本屋には古い客がやってくる
流し目で手にいれた情報を頼りに
それだけではやっていけない
その不安の色はわら半紙の薄茶色に似てきて
私の脳みそ自体手でちぎれそうな古本屋になる
眠る前に時間を捨てる
するとそのゴミが夢に出てくる
時間を無駄にしたわけではなかった
深夜のこそこそ話
明日にはそぼろご飯を作り上げる
今も時間を捨てて夢を見るとするならば
その話は遅くても夜の八時までにして頂きたい
色々騙せる時間帯
色々試せる生命体
あーあー
誰もいないこの部屋でマイクテストしている
誰もいないはずなのに人間は遠い昔から疑われている
音の発生源が8世紀にある
音や光は人間を置いていく
そんな寂しさには触れずに会話をする
蒼い銀河を添えて
あーあー
声を出すと少なからず疑いが晴れる
どれくらい晴れるかは知らない
少なからず疑う側では無くなる
私は音の歴史を疑っている
音を立てずに。
ワープできる船は結構速いと思う
あーあー
バーのカクテルに艶が増す