<個人的な評価: 10点中6.5点
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下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
1830年代が舞台の本格ミステリー。始終、ダークな雰囲気が漂うが謎解き要素はたっぷりあったので、集中して観た。ストーリー的には、 実は殺人の真犯人は探偵という最後のどんでん返しは想像していたが、どんでん返しの復讐の動機なんかより、 心臓をえぐり魔術に使うカルト系のストーリーの方がお気に入り。あの美形兄妹は、殺人は犯していなくて、心臓だけを抜き取ってたのか。でも、最後、ポーの事は殺そうとしたよね。ポーは催眠かなんかでやられたのかな。あの美形兄妹と母親、特に病気の妹の方、怖い。綺麗で怖い女は魅力的。最後、探偵は自殺したのかな?
本格的ミステリーとしては、良作かと思うが、個人的にストーリーは微妙だったかな。
探偵の動機は、気持ちは、父親としてわかる気がしないでもないけど、ありきたりな動機だし、殺人に共感するかといえば、共感はできないな。逆に、美形兄妹のカルト要素はとても良かった。
探偵が犯人!という、どんでん返しは確かに面白いけど。探偵が真犯人のストーリーといえば、古い小説では、エラリー・クイーンの「Yの悲劇」でもあったかな。あと、エドガー・アラン・ポーの「Thou Art the Man」もそうだった気がする。うろ覚えだけど。