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2024年11月22日

584.エンシェントハンター

エンシェントハンター-2024_08_14-08-56-04.png

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「Ancient Hunter」(洋題:Onigo Hunter)のレビューです。

 別にどうでもいいですがエンシェントハンターというと、直訳すると古代のハンターですよね。もっというと今から遥か古代に存在した当時のハンター、ですよね。今作のテーマである古代遺跡を発見・探索するハンターを示すにはどうにもしっくりこないというか。で、そんな適当な題名をなぜ英語版タイトルでわざわざ変えたの? オニゴというのは本作の敵の総称ですが、オニゴを狩るものというと邦題とはまた随分意味が変わってくると思うのですが……。そしてやっぱり本作のストーリーを思い返してもオニゴハンターの題がしっくりくるわけがありません。ラストの図鑑埋め作業とかまさにオニゴハンターというか密猟者なんですけど(笑)

 しょっぱなからなんでこんなにディスってるかというと、まぁ、そんなクオリティのゲームだからです。安定のKemcoゲーです。むしろこのチープさが安心する。

 頭使ってのめり込むようなストーリーでもゲーム性でもないですが、そうね、あえて指摘するほど破綻はしてなかったかな。何事も無くすんなりスッキリ終わって良かったと思います。

 むしろストレスはゲームプレイの方にあって、一つ目はBGM問題。
 BGMの質そのものはいつものExe-Create。たまにあるHit-Pointの脳がバグるレベルではなかったです。ただギターやらシンバルやらやたらとテンション高めでうるさい方だとは思いました。
 その中でね、なんていうのかな、ギターとかちょっと「キュィ」ってやる技法あるじゃないですか。弾き語りとかで。
 それなりに長さのある1ループの中で、この「キュィ」がたった二度、出てくるんですが、これがね、最序盤に連続二度なんですよ。わかります?
 この「キュィ」は曲の中のアクセントとして悪くないんですが、これがKemcoゲーと合わさると……。

 そうです、そのとおり。
 シーンが切り替わるたびにBGMは初めから演奏されるので、いやもうキュィキュィキュィキュィ耳障りで仕方なかったんですよね。

 ジャンジャカジャンジャカ(キュィ、キュィ)→エンカウント(5秒で戦闘終了)→ジャンジャカジャンジャカ(キュィ、キュィ)→永遠ループ

 本作のダンジョンBGMはノーマルとラスダンの二曲しかありませんから、ラスダン以外の全てのダンジョンは延々このループです。

 だからBGMの頭からの再生しなおしはやめろっていつも言ってんじゃん。

 二つ目はマップ。
 今作のエリアはやたらと雑に広いんですよね。それの何がいけないかって、ミニマップ開くと画面の半分くらいミニマップに覆われてメイン画面が見えなくなるんですよ。
 加えてお決まりの矢印タイル。踏むと一定方向に強制的に移動しちゃうあのギミック。本作にはこれを無視する装備品などはないので大人しく流されるしかありません。
 で、このギミックとクソ雑広すぎ虚無マップと合わさると……。
 てんてんてん。

 面白いことに本作には、いつもは鬱陶しいぐらいに敷き詰められている中間ワープ機能がついていません。なので所用でダンジョンの最奥まで行く必要がある時は、スタートから素直に走っていかないといけないんです。
 ただ、本作の目玉コンテンツとしてオニゴを捕獲するために罠をしかけることができるのですが、その罠を置いた地点にどこからでも瞬間ワープが可能なんですね。これを賢く使うことで時短になったり、作業が捗ったりするので、ここだけは面白いと思いました。

 本作、ゲーム全体としての難易度は相当低いと言えますが、場合によっては詰みかねないポイントが一つ存在します。
 オニゴ図鑑100%の実績です。

 本作のオニゴの出現パターンはランダムエンカと罠を仕掛けた時のみ出現するレアパターンと二種類に大別できます。罠パターンの半数はギルドからの依頼によってヒントを得られるんですが、残りは自力で見つけ出さないといけないんですね。
 罠の種類や餌よりも、どこに設置するかがかなり重要なので、ノーヒントで探し出すのは骨が折れるとかいうレベルではない苦行になりえます。

 TAで調べると英語版だとオニゴのリストがあるようですが、本作のオニゴは名前順で揃えられており、英名も変わっている可能性があるのでこちらは使い物になりません。とりあえずID番号はまったく違いました。
 となると日本語で探したいところですが、どうも日本語のリストは存在しないっぽいです。

 とはいえ詰む可能性があるオニゴたちというのはだいたい決まっているので、「エンシェントハンター 図鑑 158」とかで検索すれば高い確率でヒットします。
 怖いのはこれでヒットしなかった時ですよね……(汗)
 幸い、私は各地の断片的な情報からコンプに辿り着けたので事なきを得ましたが、普通にやってれば当然エンカしてるはず、みたいなオニゴと出会ってなかった時が一番怖いですね。

 そんなハラハラするような瞬間が、なんとなくゲームを攻略してる感があって、ちょっと楽しかったり(笑)

 さてー、そんな感じでワイルズ発売までのKemco修行ラストスパート、頑張りますかぁ。
 カウントダウンでもしたら自分のモチベあがるかしら。
 Kemcoゲーはセールに来たら買うことにしているので、今出ている最新のタイトルは数本未入手だったりします。所持している中で数えると……残り14本!
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