ブリキ。
ブリキの缶、ブリキの太鼓、ブリキの時計。
「オズの魔法使い」には
「ブリキ男」が登場しますね。
(出典 The Wizard of Oz)
ブリキは、鋼板の表面に
スズをメッキしたもの。
メッキ製品としては非常にメジャーで用途も多彩です。
ただし、溶け出すと人体に有害なので
缶飲料には使用できないのでした。
詳しくは
「スチール缶はなぜ錆びない?」をご参考に。
https://fanblogs.jp/huun/archive/109/0
さて、問題は・・・・・。
何で「ブリキ」と呼ばれるのか?です。
ちなみに「ブリキ」は英語ではありません。
ブリキは英語でTin。
実際、ブリキ男は、英語では
Tin Woodman = 「ブリキの木こり」です。
英語でないとすると、いったい何語なのか。
どうやら、ブリキは19世紀前後に
オランダ人が長崎にもたらしたようです。
オランダ語でブリキは・・・・・Blik。
「からくり儀右衛門」と呼ばれる
江戸時代が生んだ天才技術士・田中久重は、
慶応2年(1868年)の日記に「ブリッキ」と表記しています。
(出典 セイコーミュージアム)
(久重は「東洋のエジソン」とも)
このことから、 ブリキの語源はオランダ語のBlik
だと推察されます。
が、異説もあります。
幕末、横浜の外国人居留地。
イギリス人技師「アー、イソガシイ。建築現場ハ戦場ネー」
日本の職人「こうして見てりゃあ、毛唐もよく働くじゃねえか」
イギリス人技師「ハイ?ナンデスカ?」
日本の職人「いけね、聞こえてた!あの、それ、いいね!」
イギリス人技師「ソレ?ドレノコトデス?」
日本の職人「ええと、あの、そこの丈夫そうなの!
(.....実際、丈夫そうな箱だぜ。あれだけレンガ詰め込んで、曲がりもしねえ)」
イギリス人技師「コレ?(日本人、レンガ、珍シイデスカ?東洋ノ神秘ネー)」
日本の職人「そう、それよ(全く、何の金属だい、ありゃあ)」
イギリス人技師「コレ(レンガ) 、 Brick トイイマス!」
日本の職人「ブリッキ?ヘエ、(その金属の箱は)ブリッキてぇのかい!」
イギリス人技師「イエー!」
日本人の職人「家を作ってるのはわかってるよ!」
・・・という
レンガ=Brick 聞き間違え説。
どちらが正しいのか、真相は別にあるのか。
聞き間違え説の方が、エピソード的には楽しめますね。
とこかく、語呂合わせは
「 ブリキ 」=「 ハガネ 」+「 スズ 」
でいきましょう
「 ブゥゥ〜利器 、 羽がね 、 涼 しい」
やはり、暑いときは扇風機ですね!!
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