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全国の焼き鳥マニアの皆さん。
もしも大阪方面に行った時には、是非とも足を運んでいただきたいお店があります。
三ノ宮駅から、電車で10分ほど大阪方面に戻った「JR住吉駅」から徒歩2分ほどの距離にある、「鶏一途」がそのお店です。超が付く位の有名店なので、事前予約は必須となってしまいますが、苦労して予約してでも訪問する価値ありです。また、事前予約の際には「鶏のお刺身」は是非とも頼んでおいて下さいね。このメニューは当日注文では食べられませんので。
それではこの「鶏一途」、どこがすごいのでしょうか?ジャックが聞いた皆さんのお話などから、すごい点を記してみたら、次から次へと凄さのオンパレード!
ちょっとだけ記載してみます。
■ 雄と雌の食べ比べができる
皆さんが最初に感動するのがまずこの点ではないでしょうか。「鶏一途」では同じメニューで、雄雌の食べ比べが出来ます。鶏肉も雄雌の特徴がはっきり出る120日ほど飼育した地鶏が、主に仕入れられています。関西で雄雌の食べ比べができるお店は「鶏一途」だけと言われています。
■ 仕入肉へのこだわり
「鶏一途」では全てが滋賀県産の地鶏が取り扱われています。お店の方が朝から養鶏場に出向き、鮮度管理や衛生管理、肉の捌かれる様子などをしっかり確認した上で、しっかりと自信の持てるものだけをお店で提供するこだわりを持っています。また前項でも記載した通り、通常の店で並ぶ40〜50日程度のブロイラーではなく、120日飼育の地鶏のみが取り扱われているそうです。
参考までに言うと、ブロイラーとは40〜50日飼育の鶏、地鶏とは80日以上飼育で一定条件を満たした鶏、ひね鶏とは400日〜500日以上飼育で卵を産まなくなった鶏、と言う感じです。
ブロイラーが私たちが最も店頭で目にする柔らかな鶏です。普通の焼き鳥屋さんでもこれが使われることが多いです。これに比べて地鶏になると元気に育った分だけ肉に弾力が出てなんとも言えない旨味があります。ひね鶏になると卵を産まなくなっているので、旨味が卵にとられることがなくなります。肉は固いが噛めば噛むほど味が出る、と言った感じです。
■ 調味料へのこだわり
「鶏一途」で鶏肉のお刺身と焼き鳥を食べさせていただくと、その塩に対するこだわりに驚かされます。
まずお刺身用には2種類、「宮古島や奄美大島の雪塩」および「パキスタンの岩塩」が勧められます。雪塩と岩塩の中でも何種類もの塩を試行錯誤されて、それぞれ最適なものを選んで頂いている様です。
焼鳥や焼き野菜でもそれぞれ、「フランスゲランドの塩」、「ニュージーランドの海塩」などを使い分けられており、そのほかの料理にも「韓国の海塩」、「アンデスの岩塩」、「茨城の藻塩」などが選ばれています。
また塩はその時その時の周辺環境によって、味わいなどが大きく変わる調味料です。営業前の試食はもちろんの事、営業中でも常に味わいのチェックを繰り返し、ベストの味付けを可能とする様に注意しているとの事でした。
基本的には「調味料は控えめで鶏本来の味わいを楽しんでいただく」と言うのが「鶏一途」のコンセプトですが、一味や山椒についても「京一味」、「京山椒」など、こだわりの品々がが用意されています。
あ、ちょっとだけ書くつもりがちょっとで終わらなくなりそうですね。
とにかく、百聞は一見にしかず。
実際に鶏一途で素晴らしい鶏料理の数々を体験した、ジャックの写真などでお伝えしましょう!
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■ 鶏のお刺身
ささみ、レバー、極上レバー、むね、そり、砂ずりです。
これを奄美の雪塩、パキスタンのピンクソルト、わさびで提供して頂きました。ささみやむねのさっぱり感にびっくり!このさっぱり感にはわさびが非常に合います。
そりと砂ずりはジャックとしてはは岩塩で食べるのが好きでした。
最後にレバー、極上レバーの順に頂きましたが、極上レバーを食べた時には言葉が出ないほど感動しました。ふわっと舌の上に乗ったレバーがゆっくりと無くなってゆく、まさにプリンの様に「溶ける」食感でした。
初っ端から与えてくれた感動が余りに大きすぎ、次がどうなるのか期待に胸が膨らみます。
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■ 野菜前菜の盛り合わせ
カリフラワー、大根の葉っぱ、大根、にんじん、ブロッコリーです。
カリフラワーとにんじんはピクルス感満載の仕上がりでした。それぞれの持つ、「コリコリした食感」と「甘さ」を酢が見事にまとめ上げています。ブロッコリーは、素材の旨さを最大限感じさせる調味料控えめの仕上がりです。そして大根は歯応えと甘味共にほぼ完璧な新鮮さでした。
さすが野菜ソムリエの厳選した野菜は見事です。
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■ 雄雌対決ーねぎみ
ここでお楽しみの「鶏一途の雄雌対決」、ねぎみの登場です。
今回は雌→雄の順に食べさせていただきました。普通にねぎみとして美味しすぎて、雄雌食べ比べを忘れてしまいそうになっちゃいますが、雌はふっくらと弾力があり、人間で例えると「深田恭子ちゃん」か「石原さとみちゃん」タイプかな。雄は柔らかい中にもガシッとしたところがあり、バキ…じゃなくて「鈴木亮平」タイプかも。相変わらず訳のわからんたとえですみません。
ジャックの場合全体的に雄雌の特徴は上記の様な感じに受け取れますね。
ねぎみの場合はソムリエねぎのプシュッとした食感がガシッとした感じに合うので、ジャックは雄が好きでした。
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■ 雄雌対決ーかわ
次の雄雌対決はかわです。ねぎみとは逆で雄→雌の順に食べさせていただきました。
かわの場合はカリッとした部分が特徴なので、その点どちらも大満足なのですが、雄はひたすら香ばしい感じ。それに対して雌は香ばしいかわの下に可愛らしい皮下脂肪がぷるんっと付いている感じです。
擬音でいうと雄が「パリッカリッ」、雌が「パリッブルッ」って感じなのかな。
ジャックはプルンとする雌の方ががお好みでした。
雄雌対決はこの2品で終わりです。
次からは単品ですが、新しいものが出てくる毎に驚き度アップ!
本当、お勧めの品々です。
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■ ささみ
お刺身でも頂いたささみですが、この焼き加減の絶妙さと言ったら筆舌に尽くしがたいです。おそらくジャックが今までに出会ったささみの中ではナンバーワンかと。表面の白くなった部分と中のレアな部分、限りなく柔らかいのですがしっかりと火も入っているのです。
いつもはワサビなど乗せて食べることが多いささみですが、今回ばかりは勿体無くて乗せられませんでした。
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■ つくね
このつくねは反則です。ものすごくきめ細かくたたいてあり、それをサラサラしたパン粉でコーティングして焼いてあります。つくねが余りに柔らかすぎて、パン粉が無いと焼けない状態なのかもしれません。モチっとした食感がたまりません。
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■ 心臓
心臓、いわゆるハツです。しかしそこいらのハツとは訳が違い、その弾力たるや未体験ゾーンです。丸ハツなどで弾力の凄いものがありますが、ここの心臓にははっきりと負けますね。開きの状態が2つしか付いていないのが、許せませんでした。永遠に食べていたいです。
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■ そり
ソリレスですね。「愚か者はこれを残す」のくだりを忘れてしまうくらいの美味。とにかく食べよう、愚か者も賢者もって感じです。以前ジャックは焼き鳥の中の好きな部位を聞かれた時、ぼんじりが好きと答えましたが、普段は確かに脂寄りのメニューを選ぶことが多いです。しかしこの店の心臓とそりを食べてしまうとそんな事は到底言えないです。肉っぷり最高!地鶏は肉だあー!
とっても見事な肉々しいそりでした。
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■ 食道
鶏のトリを飾るのは食道!
塩にこだわる「鶏一途」が最後に出してくれた、究極のタレメニュー。食道の弾力に見事に絡んだタレは、見事に肉の味を邪魔しません。甘さではなくほのかなコクを追い求めた感じのタレは、他には無いものでした。
そして食道の食感はプリプリと見事で、いつまでも噛んでいたくなってしまいました。
さてさて楽しかった焼き鳥タイムもこれで終了!
いつまでも余韻に浸っていたい、究極の幸せでしたねー。(^-^)
また関西に来た時には絶対来るぞ!
運良く予約が取れることを祈って…。
最後に締めで食べたご飯物の写真も載せておきますね。
下のトマトとおにぎり、そして鶏スープ茶漬けでした!
「鶏一途」さん、どうもごちそうさんっ。
またよろしくー。
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■ 鶏一途
住所 :兵庫県神戸市東灘区住吉本町 1-3-132F
TEL :078-857-1795
定休日 :木曜日&第3水曜日
http://www.toriichizu.com/
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