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タナカマツヘイ
総合診療科 医学博士 元外科学会専門医指導医、元消化器外科学会専門医指導医、元消化器外科化学療法認定医、元消化器内視鏡学会専門医、日本医師会産業医、病理学会剖検医

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2019年06月04日

“怒る脳”を鎮める「脳内物質」でイライラ解消!?B

最終的には、心の働きの脳内メカニス?ムについて述べていきます。

“怒る脳”を鎮める「脳内物質」でイライラ解消!?B
セロトニン、オキシトシン——“幸せホルモン”で「怒りにくい人」に
2016/8/2 山口佐知子=ライター

セロトニンとオキシトシンはどうすれば増える? 幸せホルモンを増やす方法.jpg


では、具体的にどのような方法で、セロトニンとオキシトシンの分泌を増やしていけばいいのだろうか。
柿木さんに、それぞれの脳内物質を増やすためのポイントとその方法を紹介していただいた。

「セロトニンの分泌を増やすポイントは、規則正しい生活を続けることです。
健康を維持するための基本事項でもありますが、幸福感のある毎日を送るためにも重要です」(柿木さん)

夜は早く寝て、朝は朝日を浴びて起きる。毎日、適度な運動をする
——こうした一見、当たり前のことに思える習慣をコツコツ続けることにより、
生活に一定のリズムを与えることが、セロトニンの分泌を増やす第一歩となる。

また、湯船にゆっくりつかってカラダを温めたり、
ランニングなどの適度な運動をすることもセロトニンの分泌を促すそうだ。

「オキシトシンの分泌を増やすポイントは、
家族の団らんやパートナーとのコミュニケーション、感情を素直に表すことなどです」(柿木さん)


良好な人間関係が築けたり、思っていることを吐き出すことができたりすることは、
快適な毎日を過ごすためには欠かせない要素でもある。
それが、オキシトシンの分泌を増やすことにつながるという。

好きな人やペットを抱きしめたりするなど、 スキンシップ行動がオキシトシンの分泌を促してくれる。

また、「泣きたくなるくらい激しい感情を抱いたときは、思いっきり泣くのも1つの方法です」と柿木さん。
思いっきり泣くことで、
脳から分泌されるステロイドホルモンなどのストレスに関係する物質が涙と一緒に排出されるのだという。
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