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b.おどろきました、安全で暮らしやすい都市NO.1に我々の故郷、岡山市が選ばれてます、
a.「関東脱出!本気で移住マニュアル」か、きのうのニュースで取り上げられてたなあ、子供をかかえた30〜40代の夫婦を中心に自主避難の動きが起こっているとか、岡山市の職員が東京で窓口を開いてるとか、ぜんぜん知らんかった、
b.いずれは来るであろう首都直下型大地震と放射能の不安・・・東日本大震災の時も、首都圏の揺れは西日本の比じゃないすもんね、千葉県では液状化でマンホールの土管がキノコみたいに突き出ていたし、帰宅困難者であふれる都心の様子も映し出されてた、
a.京都のときお世話になったアパートの大家さんが、茨城県に住む息子さんへ、ありったけのミネラルウォーターを送ってた、給水車の水はクスリ臭くて飲めないようで、
b.で、安全で住みやすい町、第2位は奈良県奈良市、
a.どちらも古墳のたくさんある町、
b.そういえば岡山市も古墳だらけですね、吉備路とか、
a.吉備路は良いなあ、とりとめなく漠然と広いんだけど、奈良と少し似てるんだけど、
b.どのあたりですか、
a.奈良で古墳といえば、山辺の道や明日香村だけど、これをもう少し薄味にして広くなだらかに伸ばすと吉備路になるかなあ、大ざっぱだけど、
b.この魅力は自転車で回らないと分からないっすか、
a.エリアが漠然と広いんで、歩きでも自転車でも、移動範囲をしぼりこんだ方がのんびりできていい。吉備津神社、備中 (びっちゅう) 国分寺、そこの五重の塔、大小の古墳群、鬼の城、高松稲荷、高松城水攻め跡、足守の町並み、庭瀬の沼城、宝福寺、挙げればきりないけど、
b.どれも単品で訪れるより、
a.むしろ醍醐味はその移動中にあるというか、なんてことないサイクリングロードがなんてことない小川や田畑をぬってなんてことなく続くだけなんだけど、その穏やかな雰囲気がとっても良いんだなあ、どうせなら歩きよりレンタサイクルで、それも出来るだけのんびりゆったり回ってほしいなあ、先を急がず、あちこち道草しながら、
b.おすすめコースは?
a.東は吉備津神社があまりに有名だけど、その少し東にある吉備津彦神社も広く明るく、池には幸せそうな亀や水鳥が泳いでるし、とてものんびりしてる、神社本殿の裏手あたりもひっそりして落ち着くし、
幸せな亀や水鳥の遊ぶ吉備津彦神社の池
b.岡山駅からだと、吉備線で10分ほどか、
a.備前一宮駅で下車したら、駅前のレンタサイクル借りて、すぐ南の踏切わたってすぐ目の前が参道の池、
b.じゃあ吉備津彦神社を東の起点として、西はどこまで?
a.サイクリングロードに沿っていけば、案内板も豊富だし、国分寺の五重の塔まで行って、折り返すのがちょうどいいかなあ、やっぱり五重塔は吉備路のランドマークなんで、
b.ところで、備中国分寺の五重塔といえば、映画「男はつらいよ」シリーズにも登場しました、
a.第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」(1983年)、いきなり夢の中から始まって、 レオナルド熊 さん演じるニセ寅さんにうなされて本物寅さんが目覚め、場面は一転、主題歌と共に映し出される五重の塔、
b.サイクリングロードも少し映りこんでる、
a.この五重塔、塩飽(シワク)大工が建てた江戸時代の建造物だけど、周りの竹藪や畑に囲まれて絵になるなあ、春夏秋冬いつ眺めても、ここはいいよなあ、
b.ところで、この映画の主要ロケ地になる備中高梁も良い町ですね、
a.まだ行ったことないけど、いずれ行ってみたいな、
b.しかし、全国各地をロケしてますが、この備中高梁だけは別格というか、
a.寅さんの義理の弟、ひろしさんの生まれ故郷なんで、第8作「寅次郎恋歌」もここが主要ロケ地、
b.岡山駅から普通で1時間弱、特急「やくも」なら30数分か、
a.特急料金込みならいくらだろう、岡山駅から、
b.普通乗車券820円、自由席特急券730円、計1550円なり、
a.指定席だと?
b.えーと、310円の期間も少しありますが、たいてい510円なんで、しめて2060円、
a.しかし、こんなやりとりしながら寅さんの映画ながしてると、寅屋の草団子たべたくなってきたなあ、
b.お団子とあんこ、分かれてるやつ、
a.あんこがびっしり詰まった重そうなやつ、