レコードプレーヤーのピックアップ、カートリッジには、レコード針と磁石とコイルがある。
レコード盤の溝の深さや幅によってレコード針が振動する。
?@振動はレコード針に結合した磁石と固定コイル
?レコード針に結合したコイルと固定磁石
によって、電気信号に変えられる。?@はMM型、?AはMC型といわれる。
以前、レコードプレーヤーの構造の記事を書いている。この中で、ベルトドライブの場合ターンテーブルを駆動するモーターは一般的に本体左側にある。それはピックアップ、カートリッジが本体右側にあるためなのではないのだろうか?
ピックアップ、カートリッジが本体右側にある訳は、右利きの人を想定してたからだろう。当初は手で針をレコードに落とす際繊細な作業に向いている右手が使いやすいようにレイアウトが考えピックアップ、トーンアームは右側にレイアウトしたのだと思う。
そう考えてみると、他にも、 磁気的な原因で、ピックアップ(音)に影響を与えているものがないか考えてみる 。
モーターの位置
モーターには磁石が使われているので、磁気がある。磁気が洩れてピックアップのコイルや、磁石に影響が出てくるのではなかろうか?
そんな理由でモーターは一般的に本体左側にあるだろう。
電源部
モーターの位置と同様に電源部には磁気に影響のあるトランスを使っているので、電源部も本体左側にあるケースが多いのではないだろうか。
ターンテーブルの素材
ターンテーブルのプラッタは大昔は金属製(鉄?)最近の高級品ではアルミダイキャスト、私の持ってる廉価版ではプラスチックが主流。
レコード針と磁石とコイルはターンテーブルの上をトレースして行くので、プラスチック製ターンテーブルの下に強力な磁気を発生する物、磁気もれがあると、ピックアップの磁石とコイル影響がありそうで結果音にも影響が出てきそうである。
ベルトドライブ方式とダイレクトドライブ方式
ベルトドライブ方式ではなく、 ダイレクトドライブ方式の場合はプラッターに直結したモーターでターンテーブルを回転させるので、ベルトドライブ式に比べピックアップとモーターが近くなり、磁気的な影響が出そうである。その場合は、磁気シールドも兼ねてターンテーブルのプラッタは磁気シールド効果のある金属製を使っているのではないか?と思ってる。
ターンテーブルにアルミダイキャストなどの高価な素材を使用するダイレクトドライブ方式は一般に高級機に採用されている。
かたや、 ベルトドライブ方式の良い点は、モーターとターンテーブルの間に振動吸収の良いゴム製ベルトを使用しているので、機械的ノイズ、磁気的影響が少なく性能的に有利になる考えもあって、こちらも高級機に採用される場合もある。高級機であれ、廉価版であれ、ベルトドライブはコスパが良い。
以上、あくまで、おっさんの屁理屈。