田植えを10日後に控えて、今は、田んぼの整地をしている時期だ。
田植えの前の最終的な地盤整備といったところだ。1週間ほど前に粗掻きと言って土と水を粗かたまで合わせる作業だ。この辺りでは、 仕上げとか 代掻き(
しろかき)と言っている。
他の農家の田圃をみると、ほとんどの農家は土が細かく、ドロドロにしてから水を一杯に張っている。
おっさんの田圃はといえば、均平度はガタガタで、水もいっぱいには張っていない。ここの所晴れの日が続き、がたがたの土が見えている。
さすがに今日は水を入れた方がいいと思い用水路の取水口を開けに行った。皆が同じタイミングで水を入れる時期なので、思うように水が入らない。2時間で完了する田んぼもあれば、4時間でも入らない田んぼもある。
田んぼ1枚に付き、水口は1〜3カ所 、 計6枚で10カ所の水口(取水口) を開けたり締めたり、十分に水位が無ければ、 出直してまた確認。そんな作業を毎日するだけで、精神的にも、肉体的にも疲れrてしまう。
田んぼの水管理って思ったより大変だ。(今までは、親任せだった)
人間の水管理も大事!
■ 田んぼ、外仕事、外出時のおともに!
● 水分補給、熱中症対策に!
そんなわけで、めんどうで大変な水管理をどうにか楽できないかと、自分なりに考えた。
- 1日に水管理をする田んぼは2〜3枚までに抑える
- 適量水位となる時間を予想する
- アラームを使う
- 日暮れ以降は水を入れない
- 最新のIoT技術を使う
1.1日に水管理をする田んぼは2〜3枚までに抑える
多くの田んぼを一人で一時に管理すると、どの田んぼのどの口が今どうなっているか、特に思うように水位が上がらない場合、再度出直しとなると、いつの時点の状態か訳が分からず混同しがち!。精神的にも、何カ所も見て回るのも疲れるため、1日で管理する田んぼの数を3枚以下にした方がよい。
2. 適量水位となる時間を予想する
適量水位にならない場合は、再度出直しとなるので、時間の無駄、精神的に疲れるため、適量水位となる時間を予想するとよい。
3. アラームを使う
TVや、他の物事に夢中になってしまうと、最悪、適量水位をオーバーして、田んぼの泥(土)が外部で流出してしまうので、オーバーフローには注意が必要だ。携帯のアラーム等を使えば、うっかり忘れを低減できる。
4. 日暮れ以降は水を入れない
日が暮れた後は、疲れもたまり、眠くもなるので、アラームを使っても聞こえないこともあり、水が適量水位をオーバーしあふれてしまう可能性が高い。また、暗くなるので、水が適量かどうかも判断しにくい。よって、日暮れ以降は、水を入れない方が望ましい。
5. 最新のIoT技術を使う
センサーで圃場の水位、温度等を検出しアクチュエーターで取水バルブを開閉制御する。情報や、指示はスマホから行う方法。
数社から、水管理システムが販売されている。興味はすごくあるが、価格が高くと水門の環境が整ってなく、個人での導入には、ハードルが高い。
PaddyWatch | ベジタリア株式会社 vegetalia, inc.
WATARAS(ワタラス) | クボタ電農スクエア
水田水管理省力化システム「水(み)まわりくん」発売 |積水化学工業株式会社
ただ、 やり方は人それぞれ! やり方に正解はないと思う。
皆と違うのと、 これでいいのか? と思う時もある。
おっさんは、昨年から、今まで親任せにしていた、作付計画、スケジュール、水管理等にも主体的に実施することななった。他の人のやり方を参考にしながら、創意工夫してやっている。
創意工夫すると、意外と田んぼも楽しいというか、やりがいもある。
ただ、やりがい、生き甲斐とは、収入も伴わないと成立しない。
参考記事: IKIGAI 生き甲斐
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