ご無沙汰しています。休みをとって、日本に旅行に行っていました。
・・・寒かった。。。。
UKの話はちょっとお休みして、初冬の近畿の旅について書きますね。
実は、この時期日本を訪問する予定はなかったのですが、結婚式に呼ばれまして大阪に行くことになりました。その出席だけなら1〜2日で済むのですが せっかくなので、いくつかの街に足を運ぶことにしました。
これは 法隆寺の回廊、これを見たかったんですよ。何年ぶりでしょう?
学生の頃バックパッカーとしてきて以来ですね。記憶も非常に曖昧でもう一度見て見たかったのがこの 『柱』。 『エンタシス/ Entasis』として知られている独特の形状で、よくアテネのパルテノン神殿の柱と同じ(似た)作りだと紹介されます。
柱の上部(見上げた時上の方)に向かって細くなっている/ 逆から見れば上から下にかけて太くなっている作り
です。聞くところによると柱が下から上にまっすぐ、つまり同じ径で作ると途中の部分が細く見えることがあるらしく、ギリシャではそれが嫌われたそうです。
つまり ”実際は径を変えることによって視覚的にはまっすぐ見えるようにした”
のだそうです。
法隆寺の回廊の柱は、パルテノンとは違って下から1/3辺りを太くしてあるそうです。目的はギリシャと同じなのでしょう。
目の錯覚を補正するという目的なんですね。
目の錯覚は "Optical illusions"・・・あのマジックショーのイリュージョンです。それを補正する時は "to correct" を使います。
"To correct optical illusions"
です。
エンタシス技法に関しては、法隆寺とギリシャの間の関係は証明されていないそうです。ギリシャから伝わったという説も以前はありましたが、定説ではないようですね。審美眼とアイデアが似ていたという説明がなされているようです。
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2016年12月22日
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