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こんばんは。
今日は、爽やかな秋晴れでした。
ちょっと、田舎へドライブへ出かけ、上野町を通りました。
あの、上野焼で有名な地域ですが、ご存知でしょうか?
多くの窯元が軒を連ねるのは、福岡県福知山裾野のこの辺り。
この地域にはかなり疎いのですが
すぐ近くに
以前、足利尊氏伝説が残るお寺があると聞いていたので
訪ねてきました。
どんな寺?
名は興国寺で禅宗。
なんだか、ここだけが南北朝時代の雰囲気を残したままのような風情です。
池の上に石橋がかかっています。
境内の池は内濠の役目。
鐘楼(しょうろう)は見張り台
室町幕府 初代将軍・足利尊氏
と弟の直義は、
国家安泰の祈願と戦死者供養のため、全国66か国に安国寺を設置。
その安国寺に興国寺をいち早く指定しました。
その「随一」として所領も寄進。
興国寺文書の足利直義寄進状は、安国寺に関する全国で最も古い資料とされ、
諸国に先立つ安国寺としての寺位をうかがわせます。
全国にある安国寺の多くは交通の要衝地にあり、
幕府の前進的な拠点として軍略上の一面が強いものでした。
豊前安国寺に指定された興国寺もまた、その面影を色濃く残しています。
しかし、
なんで、ここなの?
全国に66箇所もあるのに
・・・って思いますよね?
「今宵一夜に咲かば咲け 咲かずば咲くな 世も墨染の桜かな」。
この句をよんだのは、足利尊氏
じつは、ここに伝説があったようです。
尊氏にまつわる言い伝えは枚挙にいとまがない興国寺。
京都占領戦に敗走し、九州へ落ち延びた尊氏の伝説です。
その一つが「墨染の桜」。
ここで再起を図った尊氏は、
つぼみのついた桜の枝を切り、逆さに地中に挿して
今後の戦運を占ったと伝えられています。
「今宵一夜に咲かば咲け 咲かずば咲くな 世も墨染の桜かな」。
そして
桜は一夜にして咲いたそうです!
(伝説なので突っこまないでね ^^;)
勝利を確信した尊氏は、勝ち戦を収めながら京へ。
征夷大将軍となり室町幕府を開きました。
尊氏が再度奮起し、
覇者となった出発点とも言えるこのエピソードは、
多くの人の心を打ちました。
興国寺文書には細川幽斎、小笠原忠真の詠歌が残されています(下)
歴代藩主が拝した 「墨染の桜」
。
きっと、縁起をかついだのでしょうね。
仕切りなおしにご利益がありそうです
「墨染の桜」
世代交代を経て、今は若い桜の木が植えられています。
足利尊氏寄進状などを収めた興国寺文書。
安国寺に関する最も古い文書があり、全国的にみても貴重な資料。
2巻に仕立てられている。
昭和31年、福岡県有形文化財指定。
(参考)福知山町公式サイト
もう少し、あるのだけど
長くなりそうなので、ここで一度止めますね。
次回へ続けさせて下さいませ。
では、また。
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