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wna

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2017.08.19
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カテゴリ: ハーブ


お盆明けなので週末が早いです。
映画館へ行きたいけれど
夏休みモードで大人が楽しめる映画がない。
もとい、私好みというべきかも。

本日はロックガーデンにピッタリな
イブキジャコウソウです。

                 伊吹山山頂で


イブキジャコウソウ
Thymus serpyllum subsp.quinquecostatus

シソ科
日当たりの良い岩場が大好きな小低木
全草に良い香りがします。
伊吹山で最初に発見されたのでこの名が付きました。
低山~高山、海岸など広域に自生し
アジア、ヒマラヤでも見られるそうです。

常緑矮性で耐寒性もあるので
グランドカバーに向いていると思いますが
草本だと思っていたら木本!!
立ち上がらず地面を覆っているせいで
「草」にしか見えない^^;

別名は百里香


学名の通り
イブキジャコウソウは  タイム のお仲間です。
ハーブやアロマでなじみがあるので
タイムと言った方がわかりやすいかも。

ちなみに
タイムの和名はタチジャコウソウ

 タイムといえば原産はヨーロッパですが
一般的なコモンタイプとは別に
世界中に沢山のお仲間がいますよね。

例えば
オレガノタイム(オレガノの香り)
ゴールデンレモンタイム(葉に黄色の斑)
シルバータイム(葉に銀色の斑)
フレンチタイム(香りが魅力)
レモンタイム(レモンの香り)
レイタータイム(芝生向き)
ラベンダータイム(ラベンダーの香り)
他にも
白花やピンク花のクリーピングタイム など


長くなるのでここでは
精油(アロマテラピー)の話はしませんが
タイムは料理用ハーブのイメージではないでしょうか。

ハーブティ(※浸剤)としては
風邪予防、気管支感染症、去痰、胃腸トラブルなどの
症状を緩和してくれそうです。
甘さがほしい方はハチミツを。

また
これをうがい薬としてもOK

※熱湯で蓋をし10分ほど蒸らす。





古代エジプトでは
ミイラ作りに使ったハーブの1つでもあり
防菌、殺菌、殺虫、防腐効果などが期待できます。

神事の他、古いおまじないでは
枕の下に入れ「悪夢退散!」と願ったり

古代ギリシャでは
「タイムの香りのする男」=「男性への最高賛辞」
など、色々なエピソードがあるようです。


クリーピング系のタイムだと地面を覆ってくれるので
お庭のグランドカバーにすると
タイムの効能を利用しつつ
料理にも雑草除けにもなって便利そう💛



「麝香」と聞くと思い出すのが
ムスク(ジャコウシカ)や猫のフンのコーヒー(ジャコウネコ)かな

ジャコウシカは過去の乱獲により
今はワシントン条約で守られている絶滅危惧種。
香水原料や漢方薬のため
種の絶滅へと簡単に追いやる人間は残酷です。

現在の中国のクマ(胆嚢)もそうですよね。。
(記述が辛いので避けますが)
その多くの輸出国が日本。。

現在、ムスクは化学合成されるらしいのですが
条約が守られていることを願います。

あ~ 話がそれてしまいました。。


麝香ですが
麝香様の香りがするものに ジャコウ〇〇、ムスク〇〇と
麝香やムスク名を冠したりしますが

タイムなどは
強くて良い芳香があるため
単に「ジャコウ」が使われているらしい。

伊吹山の山頂の地面に這いつくばって
香りを嗅いではいませんが

香草だらけの山頂のお花畑は
そこにいるだけで心身に良さげな感じですね。





  毒性のある葉を食べて蝶になるらしい。

ジャコウアゲハ

毒づかい

では、また。






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Last updated  2017.08.19 17:22:27
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