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まず、 大極殿 へと向かいました。
バスを降りて目についたのは
たくさんの縦方向に伸びた柘植の植栽でした。
遺跡の柱の跡を柘植で表現しているそうです。
大極殿
710年、藤原京からこの平城京に都が移され唐の長安を模して設計されたそうです。
しかし、聖武天皇はその後も二度遷都した後に再度平城京へと戻ってきたため
その間に大きく造り変えられたらしく復元された大極殿は奈良時代前半のものだそうです。
◆
高御座
天皇の玉座ですね。
◆
組入り天井
大極殿より東の回廊を望んだところ。
で
真正面に見えるのが朱雀門です。
大極殿から約800m南に位置しています。
昔は朱雀門(平城宮入口)より南約4キロ先に
羅城門(平城京入口)があり
幅75mの朱雀往路が朱雀門まで続いていたそうです。
朱雀門は皇族や貴族、その他の
限られた人しか入れませんでしたが
当時の京の人口は10万人らしいので
(長安は100万人)
羅城門辺りはかなり賑わっていたのではと
想像します^^
今は復元と共に歴史公園へと整備中。
興味のある方はこちらで
国営平城宮跡歴史公園
◆
朱雀門警備の方に工事中の迂回路について尋ねると
丁寧に色々なことを教えてくれ
途中まで道案内をしてくれました。
来年3月には朱雀門南側の整備が終了し
不便だった交通の便も良くなり
レストランや売店なども充実して
少しずつ観光客を集客できるようになるらしい。
なんでも
奈良の観光客のほとんどは
大仏殿を拝観した後に京都へ移動するとかで
平城宮跡や関連史跡を
新たな観光名所としてお客さんの流れを変えたい
そういう思いがあるらしいです。
企業や工場の誘致をしたくても
奈良のあちこちで遺跡が発見されるので
ままならず・・・。
で
奈良は他県への就職率が全国1位なのだとか。
京都とは趣が異なる古都の観光資源を
上手く利用できるといいですね。
さて
その朱雀門ですが、現在はこんな感じ。
近鉄電車の車窓からの風景は良好でも
歴史公園としての景観はイマイチ残念な朱雀門。。
ど真ん中。。ですもんね。
近い将来
公園整備と共に線路は移されるらしい。
その線路を渡って朱雀門を眺めるとススキとのコラボでいい感じ。
ここから見る赤い回廊も鮮やか。
今まで写真を拒否していた母が
朱雀門では撮ってほしいと。
母です
ちなみに
小型ショッピングカーは杖代わり。
(杖よりも良いらしい)
◆
そろそろ奈良駅へ戻る時間かな~と
ふと見ると
ススキが太陽光を纏って綺麗でした。
平城宮跡は整備中ではありますが
天気も良く青空独り占めのような広々とした空気感に
解放感もあり心地良かったです
工事終了後に
もう一度来てみたいなと思いましたが
飛鳥時代も興味津々なので
藤原宮跡
にも行ってみたいなと思っているところです
持統・文武・元明天皇時代の
たった16年間の京だった場所。
あの
「春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山」
(小倉百人一首)
持統天皇の和歌が思い浮かびます。
斑鳩の里も近いので
聖徳太子の時代から大化の改新後までの
文化を楽しめる散策ができそう。
(藤原京)
藤原京跡地では菜の花、蓮、コスモスなど四季折々の花々が迎えてくれるそうです。
そう言えば
この夏に読んだ本の中に
坂東眞砂子著「朱鳥の陵」がありました。
持統天皇と夢解売(ゆめときめ)が主人公なのですが
(過去ブログで少し触れました)
坂東作品ですからただの歴史小説ではなく
「白妙」って、それ??・・・!!
という
ストーリーにぞっといたしました^^;
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◆
その後は
再度ぐるっとバスでJR奈良駅に戻り京都へ。
京都から新幹線に乗って帰宅の途につきました。
夕食は奈良で買ったお弁当を新幹線の中で。
「うめもり」さんのお弁当は美味しかったですよ
うめもり
困ったのは母が持ってきたみかんでした。
杖代わりのショッピングカーの中に
みかん8個?10個だったかも。。
(母の荷物は私のキャリーバックの中)
結局5個をお持ち帰り。
荷物になるから持ってこないでと言っておいたのですが
あの年代の人って
どうして 旅行には「みかん」
なのでしょう。
◆
最後に
食べ物話がほとんどなかったので少しだけ。
当尾で買った大量の漬物類や餅類は
実家に置いてきたので
写真を撮るのを忘れましたが
農家さん手作りのお茶と
無添加巻柿は持って帰りました。
100g200円の素朴なお茶ですが
意外に飲めます^^;
余計な添加物がなくて良いかも。
巻柿はつなぎも甘味料もなく柿だけ。
リピしそうです
柿の葉寿司に柿のスイーツやジャム、
柿の専門店、柿の生ジュースなど
奈良ではの柿の種類や楽しみ方を知り楽しかったです。
母付きでない身軽な旅の時にもっと堪能したいなと思うのでありました^^;
◆
ここまで
おつきあいいただき有難うございました。
私も旅行をおさらいしながら
改めてお勉強ができたような気がします。
では、また。
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