裏庭のおしゃべり

裏庭のおしゃべり

PR

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

wna

wna

2019.04.26
XML

このところ、また寒さが戻ってきていますね。

福岡の一部地域でもインフルエンザが
猛威を振るっております。



明日から世間では10連休に突入

ということで
連休中のインフルエンザ対策が必要かも。


みなさまも人混みにはお気をつけくださいね。






簡単に前ブログの続きを綴ります。

​​



シナレンギョウと毒草のコラボ

​​


シナレンギョウ


山のあちこちで満開でした。

株もとにはぎっしりとキツネノボタンが。


ヤマブキもきれいでしたが、今回はシナレンギョウを






果実は
解熱、解毒、排膿、消炎剤として初期症状に。

強い抗菌作用があり


腫物、皮膚炎などにも用いられ、色々な漢方方剤に配合されるそうです。






キツネノボタン



山のあちこちではびこっていました。

可愛らしいお花ですが毒草。


配糖体ラヌンクリンを含み
加水分解するとプロトアネモニンを産生。

よく春の山菜と混在して生えていたり
小さな葉は三つ葉に似てますので

山菜取りをする時は
間違って一緒に採取しないように注意ですね。


誤食すると消化器官に炎症を起こし
茎葉の汁が皮膚に付くと炎症でかぶれます。


同時期、あちこちで見かける
ウマノアシガタも同じ毒を持ってますよね。




でも、すらっとした可愛い草花なんですよね~。


そうそう



ムラサキケマンもあちらこちらで花盛りでした。



ムラサキケマン



全草にプロトピンを含む毒草


毒草たちは小花でも花色がはっきりしているせいか
山の中で目立ちますね。



わりとポピュラーなので
気軽に素手で触らないようにご注意ください。



場所によっては
ハコベとムラサキケマンが一緒に生えていました。


小さいし、お互いの葉も茎も混在しているので

ハコベなど他の薬草や山菜と
一緒にお持ち帰りなどしませんように。


毒草ついでにこちらも。



ツルニチニチソウ




半日陰が似合うブルーのお花は綺麗ですよね。

庭に植えてらっしゃる方も多いのでは。


こちらはよく見る斑入りではないタイプ


これを食べてみよう~
なんて考える人はいないと思いますが


成分の一部は医薬品として利用されても


植物としては
ビンカ・アルカロイドを含み有毒です。






​ハコベ ​




日本でハコベと呼ばれるものは


コハコベ 




ミドリハコベ 









ウシハコべの3種だそうです。

(この日ウシハコベは見つけられませんでした)


生薬名は 繁縷(ハンロウ)


産後の浄血、催乳や胃腸薬、湿疹などの皮膚疾患に
使用されてきたそうです。





ゴマギ



ガマズミのお仲間です。


薬用ではありませんが
葉を触るとごま油のような芳ばしい香りがします。



花期には小さな白花が密集してもこもこに。
甘い香りを放ちます。


花蜜はミツバチに、赤い実は野鳥に。





​バクチノキ​








水蒸気蒸留法で葉から得られる 「バクチ水」
杏仁水製造原料となり 鎮咳薬 にするそうです。


樹皮からは黄色の染料がとれます。




ノグルミ






クルミの仲間ですが実は食用になりません。


水生生物に有害なナフトキノンを含有するので
樹皮や葉を裂いたものを
川に流して魚毒として使用されたのだとか。

魚殺し。。"(-""-)"




​アカバナミツマタ​







ミツマタと言えば



花はほぼ終わりかけていましたが
存在感がありました。






​ボケ​







果実(木瓜 モッカ)は

強壮、鎮痙、鎮咳、利尿薬 などに。


鑑賞用の種類が多いので日本ではなじみ深いですよね。





ロウバイ




蕾(蝋梅花)は
鎮咳、解熱、火傷等に用いられます。


香りの良いお花を咲かせるので
庭木としてお迎えしている方も多いのではないでしょうか。









カマツカ


別名 ウシゴロシ


枝がとても強靭なので鎌の柄として利用されたらしい。


他にも生活器具や薪炭などにも。


これ、バラ科なんですよね。


初夏には林檎に似た可愛らしい白花を咲かせ
若葉や果実は食用にできるそうです。










カンレンボク





葉、根、果実を抗腫瘍薬原料 とするそうです。​

カンレンボクの カンプトテシン から
イリノテカンという抗がん剤が開発されました。






ヒロハヘビノボラス



「広葉蛇登らず」という名前のようです。



樹高は3mほどになるらしい。
薬草ではないのですが
ミヤマシロチョウの食草とのこと。



初夏に小さな可愛らしい花が咲きます。枝に棘が多いので蛇も寄ってこないらしい。




ネズミモチ



果実(女貞子)が
強心、利尿、緩下、強壮、強精薬として用いられます。


葉(女貞葉)は消炎、鎮痛薬に。


また、民間薬的には


腫瘍、口内炎、消化管潰瘍、細菌性下痢、皮膚潰瘍など。




こんなに有難い植物なのに
葉がモチノキに似て実がネズミのフンみたいだから


「ネズミモチ」だなんて。。ね。


失礼だわ~。






ヤマザクラ




ヤマザクラは多かったですね~。

どこもまだ半分ほど花をつけていました。

日本の基本野生種10種のうちのひとつ。
同一地域の個体変異や交雑による雑種が多いと言われていますよね。

ソメイヨシノはクローンなので
同一地域で一気に咲いて散りますが

ヤマザクラは個体差が生じているので
同じ地域でも開花時期などに若干の違いがあり
わりと長くお花を楽しめるそうです。




こうやって眺めると山歩きがしたくなります。

年に7~8回くらい、はるか彼方に

沖ノ島を見ることができる


講師はそうおっしゃいましたが
それって、ほとんど見えないってことですよね。^^;





こちらの西側斜面には3つの散策コースがあります。




歩くのにちょうど良いかも。^^






新緑も気持ちよかったです。





10連休でも
サービス業の方はますます忙しいと思いますし
民間企業は休んでいられない方も多そうです。


それぞれの過ごし方があると思いますが
令和の始まりも間もなくですね。


普段と変わらない毎日ではありますが
良いスタートになれ!!
そう思っております。スマイル

連休は気温差が激しいようですが

元気に良い休日をお過ごしくださいね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.04.27 00:03:21
コメント(4) | コメントを書く
[植物探索山歩き・研修会] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: