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コンドルの系譜　～インカの魂の物語～

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紅子08 @ Re:コンドルの系譜　第十話（152）　遥かなる虹の民(10/23) New! おはようございます！いつもありがとうご…

neko天使 @ Re:コンドルの系譜　第十話（152）　遥かなる虹の民(10/23) New! こんばんは。いつも温かなコメントをあり…

いわどん0193 @ Re:コンドルの系譜　第十話（152）　遥かなる虹の民(10/23) New! ●11/27 ぽち、完了しました＾＾＾）/

紅子08 @ Re:コンドルの系譜　第十話（152）　遥かなる虹の民(10/23) おはようございます！いつもありがとうご…

いわどん0193 @ Re:コンドルの系譜　第十話（152）　遥かなる虹の民(10/23) ●11/26 ●11/26 ぽち、完了しました＾…

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2006.01.13

コンドルの系譜　第一話（８）　ビラコチャの神殿

(4)

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10173)

カテゴリ：第１話　ビラコチャの神殿

「そういえば、コイユール！」
沈黙を破ったのは老婆の方だった。
コイユールは皿を洗う少量の水を桶から汲みながら、祖母を振り返った。
「なあに？」
水は刺すように冷たく、指先にしみる。
「さっきフェリパの奥様の使者が来て、またおまえに館まで来てほしいと言っていたよ。」
「本当？！おばあちゃん、行ってもいい？」
コイユールの表情がぱっと明るくなったのを見て、老婆は少し苦い笑いをしながら、やれやれといった様子で軽く両手を広げた。
「コイユール、お前は、あのお屋敷に行くのが好きなんだねえ。ほんとに…。」
「…ん。」
コイユールは祖母の気持ちを察して、視線をそらし、それ以上はその話題はやめて皿をゆすぎ始めた。

『フェリパの奥様』と呼ばれたのは、このティンタ郡のあたりではかなりの名家と言われる一族の奥方で、インカ族の女性だった。
ただ、その夫人はスペイン人の神父と結婚していたのだった。
祖母にしてみれば、スペイン人と結婚したその女性が、インカ族にとっての裏切り者と思えていたのも無理からぬことであった。
しかし、もしコイユールの母親が生きていたら、ちょうどフェリパ夫人と同じくらいの年齢だったろう。
彼女にとって、その優しい夫人に母親を重ねて見てしまうこともまた、とめられぬことであった。

そして、フェリパ夫人の館には、もう一つの大きな楽しみがあった。
フェリパ夫人とスペイン人の間にはアンドレスという混血児がいて、ちょうどコイユールと同じ12歳の多感な少年だった。
フェリパ夫人と知り合って2年ほどになるが、その館でたまたまよく顔をあわせたその少年とは、なぜかとても気持ちが合った。
今では、二人はまるで幼な馴染のような親しい間柄になっていた。
もちろん、そんなことは祖母には言えなかったが…。

（アンドレスはどうしているかしら。もう半年くらい会ってないもの…。）
皿の綺麗になったことを蝋燭の灯りにすかして確かめながら、祖母に悟られないよう、コイユールはそっと微笑んだ。

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Last updated 2006.01.13 22:26:39
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■コメント

コイちゃんもお年頃なのだ～。。

コタロンさん

そう、苦しくったって悲しくったって～♪

女の子は恋をするのだ。。
（まうおこさんは、恋をする前にちんちんけって、よってくるオトコどもを淘汰するので、ヘラクレスとかパパとかそういう勇者しか残らないであとは、ちんちんのない女性にモテモテなのだ～、知ってた？誇張のない事実だよ☆）

コタが楽しくデリケーナンちゃんのとこに出入りしつづけてるなんて夢にも思ってないと思うのでどんどん書きたいこと書くのだ～。。あはははは。

コンドルもジャーキーもケチュア語だけど、

本当はどういう発音なんだろう。ボインがみっつしかないんだよね？

え、、なにいちゃってんの、まうおちん？？

ボインっておっぱいのことじゃないんだよ、、

もう、邪魔しないで欲しいな、デリケーナンとのハニータイムんムんを！

この神父がアリアガと仲良くなんかありませんようにぃ。。 (2006.06.07 15:04:57)

返事を書く

母音^^

風とケーナさん

コタロンさん、コメントどうもありがとうございます！

＞女性にモテモテなのだ～、知ってた？誇張のない事実だよ☆

はい！！　マオさんのことですから、男女を問わず、モテモテに相違なし！！と、早い段階から、しかと察知しておりました。
やっぱりそうでったんですネ^^

＞コンドルもジャーキーもケチュア語だけど、
＞本当はどういう発音なんだろう。ボインがみっつしかないんだよね？

ケチュア語の母音は、コタロンさんの仰るとおり、aとiとuの3母音しかありませんが、特定の子音の前後では、iがeに変化したり、uがoに変化したり、、、といったこともあるようです。
ちなみに、コンドルは、語源のケチュア語ではkuntur（クントゥル）だったと思います。
ジャーキーも、そうですね、、、もとはケチュア語ですが、発音は？？？です。

ではでは^^ (2006.06.09 03:34:26)

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正直者は馬鹿を見ないですよ。

四草めぐるさん

電柱|･ω･`)ﾉﾔｧ

コイーユルちゃんは、フェリパの奥様に気に入られているんですね＾＾
四草めぐるです。

七夕は終わりましたが、
コイーユルちゃんは、アンドレスと逢うのは半年ぶりなんですね。
まるで、織り姫とひこぼしのような気がしますｗ

コイーユルちゃんはきっと胸がどきどきして、そして、待ちきれなくてｗ

ただお婆ちゃんを裏切っている背徳感が、そこにあるのでしょう。
だからお婆ちゃんに悟られないようにそっと笑ったのですね。
うん。うん。その気持ちよく分かります。

私は前に週に一回、仕事を休んで、友達と遊んでいたのですが。
その日の仕事は、親に仕事を丸投げしていたのです。
その時、本当に心苦しかったです＾＾；

きっとコイーユルちゃんも嬉しさと同時に心苦しかったのではと思います。

あ！
今は、週に一回の友達との遊びは、封印しています。
それより仕事をしないと思っているからです。
その方が、心は楽ですね。

コイーユルちゃんもお婆さんに正直に告げればいいのにと思います。

ただ正直に言えば、お婆さんはいい顔をしないでしょう。
でも、それでも自分の心にウソをつくのは苦しく、そして辛いものです。

うわっ！
全然、見当違いの事を言っていたらすみません；；
何となく、私の経験則からこのコメントを書いてみたのでｗ

では、また時間があればｗ
いまから朝食を食べて、仕事に行って参ります＾＾
……と、まだ時間はあります。あとひとコメントくらい書けるかな？

とにかく朝食を食べるのです＾＾

では、では。

草々。 (2012.08.11 07:46:05)

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四草めぐるさま☆:゜*

風とケーナさん

四草めぐるさま、いつもありがとうございます！！

そして、コイユールの気持ちを察して頂けまして、
嬉しく思います！

四草めぐるさまがお察しくださいましたとおり、
コイユールの中には、お婆ちゃんを裏切っている背徳感、
確かに、ありそうです…(。v.v)

そんなコイユールに、
四草めぐるさまご自身の体験談まで分かち合ってくださいまして、
本当にありがとうございます！

そうでしたか、そのようなことが・・・。
お友達といらしても心苦しさがあった四草めぐるさま、
そのお気持ちから、めぐるさまのお人柄が伝わってきて、
心温かくなります.:*･☆
コイユールも、四草めぐるさまの尊いご体験から、
何かを感じ取ってくれるとよいのですが！

そんな、コイユール、
この先のシーンでも、お婆ちゃんに黙って・・・
なんてことをしてしまいそうです<(_“_*)>

また、コイユールとアンドレスに、
織り姫とひこぼしのようなだなんて、仰って頂けて、
とても嬉しく思いました！
この冒頭に限らず、本編全体を通じて、
身分差や立場の違い、様々な事情などで、
なかなか会うことができない二人――
四草めぐるさまの温かいお言葉に感激していそうです☆彡

(2012.08.11 19:26:22)

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