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大阪での試合の様子をビデオで撮ってみて、ショックを受けたことがありました。ビデオ映像は自分が思ってるより『デブでブスで下手』なのは分かってますから、いつものようにあらかじめ心にフィルターをかけてから再生ボタンを押すのはもちろんです。でも、フィルターかけても大目に見られないアレやコレが存在するんですよ。一曲目のサンバのカウンター・プロムナード・ラン。カメラに近い所からスタートしたので、後ろ姿が映っていたんです。大将と右や左に入れ替わりながら遠ざかって行く自分。『ガニマタだ!!!』スタンダードはドレス長いですからガニガニ踊ってても目につきませんが、ラテンはスカートが短いので足の隙間から見えてしまう向こうの景色がものすごく気になるんです。サマンサ先生に相談した所、それじゃガニガニ踊って見せてくださいとのこと。『特にガニガニしてませんでしたよ。それより足に意識が行き過ぎて重く見える方が気になります。』皆さんサンバウォークするとき、どの辺に意識がありますか?私は足だったんですよね。昔、サンバは奴隷の踊りだから鎖で繋がれた重りを引きずってると思えって言われたことがありました。そうすると、どうしても意識が腰から下になって踊りが重くなるんですね。サマンサ先生がおっしゃるには、意識は足ではなくて『あばら』だそうです。前の膝は曲げて行くのではなく、体重が乗るとき曲がるだけ。『胸の下あたりから足だと思え。』って、言われたことありませんか?それとほぼ同じ感覚です。サンバウォークのとき、左右のあばらを交互に進める感覚にすると、自然と骨盤が立ってガニガニしなくなります。後ろ足も伸びるし、スカートも大きく振れるし、なんとなく低空飛行の踊りじゃなくなるんです。サマンサ先生に前回ルンバを見て頂いた時も、大将が言われてました。『背骨からあばらを引きはがすように踊る。』そのときは背骨とあばらって分離出来るんだっけか?なんて思ってましたけど、踊りって実は思っている以上に脇腹が重要なんですね。骨自体はどうこう出来ないので結局は筋肉で仕事するんですが、あばらを動かそうとして一番使うのは脇に近い肩甲骨の下辺りの筋肉ですね。ここはカップルダンスではかなり重要な箇所です。ラテンでもスタンダードでも、二人のコネクションの要と言ってもいい場所。手をつないでいてもここが繋がっていないとリード&フォローが難しいです。特定の筋肉を意識すると堅くなってしまうので、『あばら』という考え方はとてもいいと思いました。骨を意識すると肉は勝手に動いてくれるみたいな感じでしょうか。よかったらお試しください。
2014/04/30
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東京丸の内にある三菱一号館美術館で開催されている企画展に行ってきました。ちょうど長州ファイブが英国留学していた頃に始まった芸術運動の流れで、日本で紹介されるのはこれが初めてとのことです。産業革命で大量生産が可能になったイギリスでは、食器にしろ壁紙にしろ安価で粗悪な産業製品が出回っていました。これに反対した若い芸術家たちが、形や色彩にこだわった『芸術的』作品を産み出して行ったんです。美しいものは見ていて心が落ち着きますよね。チケットになっている作品はアルバート・ムーアの『真夏』(1887年)ラッセル=コート美術館所蔵です。鮮やかなオレンジが目を引く大作でした。『芸術はただ美しくあるためだけに存在すべき』『芸術のための芸術』絵画、彫刻、アクセサリー、ファッション、家具、生活用品、文学、建築など様々な分野に広がりを見せて行った唯美主義。唯美主義の美しさとは単なる存在の美だけではなくこんな風に誘惑的で官能的なものが多いようです。この女性、ビアータに似てませんか?フレデリック・レイトン『パヴォニア』(1858-59年)個人蔵唯美主義のムーブメントが起る少し前にイギリスで主流だったのは『ラファエル前派』。その中心的人物の一人だったダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは、唯美主義でも重要な役割を果たします。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ『愛の杯』(1867年)国立西洋美術館所蔵ロセッティの作品はルーブルのモナリザのようにそこだけガラスで囲ってあって別格扱いでしたね。神話や宗教的な物語など伝統的な題材で描かれるのが主流だった絵画が、特に主題のない『ただ美しいから』描かれた人物像に変わって行きます。フレデリック・レイトン『母と子 さくらんぼ』(1864-65)ブラックバーン美術館所蔵美術展に行ってもよほどのことがない限りなるべく買わないようにしていた図録、今回はあまりに美しい装丁に惹かれて思わず買ってしまいました。かさ張るんですよね。まだ鎖国も解けていないジャポニズムの影響が既に見られたのは驚きでした。この展示会を行っている三菱一号館(1894年竣工)自体が唯美主義の『クィーン・アン様式』で建てられているとのことで、外観や中庭の風景の美しさ、レトロで新しい内装も心を豊かにしてくれます。この建物の中にあるカフェも素敵で、タイムスリップしたような雰囲気の中、サービスも行き届いていて食事もビールもお値段リーズナブル。東京駅にも近いので女子会などちょっとした集まりにお勧めです。この展示会は5月6日まで開催されています。美術館と東京駅の間に東京郵便局があり、新しく『Kitte』という名の商業ビルに生まれ変わって今回初めて足を踏み入れたんですが、まあ楽しいこと。わたしは勝手に切手博物館かなにかだと思い込んでいたんですよ。大将は子供の頃、切手集めてたので『Kitte』に行きたがってるのかなと。今年10回目を迎える音楽祭『ラ・フォル・ジュルネオ・ジャポン2014』と合わせてゴールデンウィークに丸の内界隈へお出かけになられてはいかがでしょうか。ダンサーの皆さんは試合でお忙しいかな?美術展の公式サイトはこちらです。
2014/04/29
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見る前からストーリー展開が想像出来るような気がしてしばらく避けていました。でもやっぱり掴まりました。『タッチ見てんの?』と大将が言います。あだち充原作、高校野球、幼なじみ、兄妹の死。確かに似てるんですが、面白いのでついつい50話、今年のゴールデンウィークはこれで始まりました。月島バッティングセンターの美人四姉妹の次女・若葉は、クラスでも人気者で彼女を好きな男子も多かったんです。でも若葉にとっては幼なじみでキタムラスポーツ用品店の一人息子コウがお気に入りでいつもつるんでいました。二人は6月10日と誕生日も同じ、生まれた病院も同じで、家族ぐるみの付き合いでしたが、月島家の三女の青葉だけはいつもコウを嫌っていました。性格が似すぎていたせいでしょうかね。磁石の同じ極同士が反発し合うみたいなものです。青葉は野球少女。男子にも全く引けを取らない速球だけでなく多彩な変化球もこなします。野球にそれほど興味のなかったコウでしたが負けず嫌いは人一倍で若葉に頼んで秘かに青葉のトレーニングメニューを真似し始めます。1話目でいきなりヒロインが死んでしまうのにはびっくりでしたね。小学校5年の夏。絢香の歌、ハマり過ぎです。若葉の死を引きずりながらも成長して行くコウは高校で野球部に入るんですね。『メジャー』とはまたひと味違って、女子野球の方にも比重があるのがいいです。美人4姉妹に加えて亡くなった若葉にそっくりな高校生も登場しますが、単なるラブコメだけでもない、野球人生まっしぐらだけでもない、爽やかで軽妙な人間関係も疲れずに最後まで一気に見られる理由でしょうか。お話の始まりが『満員の甲子園球場』だったんですが、最後はそこまで行かず、高校3年の夏、地区予選の東京代表になるところまでで終わっています。それだけでも厳しい戦いですよね。東京は学校数が多い上に一度負けたらそこで終わり。高校は3年間しかないし、しかも男子しか出られない。甲子園出場権獲得すること自体が凄いことなんだなあと実感しました。それに比べたら社交ダンスA級への道は楽なもんです。少なくとも3年とか言う期限はないし、1度負けても何度でも挑戦出来るんですもん。出来ると信じて頑張りましょう。楽しみながら。アニメ版『クロスゲーム』の公式サイトはこちらです。コブクロのOP曲も良かったですよ。
2014/04/28
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『もう時間ないから次にしようよ。』なぜいつも時間がなくなるのか。それは休日、大将がいつまでも寝てるからなんですよ。4月と言うとあっちこっちで新人歓迎会だの会議にかこつけた飲み会が多くて、毎晩飲んだくれて帰って来る大将に、太っ腹なわたしもそろそろ噴火寸前でした。昨日サマンサ先生にも『随分顔が真っ白ですね。』なんて言われて二日酔いがバレバレ。今日は午後から久しぶりに練習に行く予定で、午前中に用事を済ませてしまおうと言っていたのに、何度叩き起こしてもちょっと目を離すとまたいなくなっちゃって、まさかと思いながら覗くと布団に潜り込んで丸くなってる大将。いらなくなった焦げてるブルーレイとその前から使っていたDVDプレーヤーを午前中にリサイクルショプに売りに行く予定で部屋の隅に積んでおいたんです。先日新しく買ったブルーレイをセットアップしてぐちゃぐちゃだった配線もすっきりさせたテレビ周り。いない間に奇麗になっていることに少しは感動しろ!ところが朝ご飯食べた途端、『練習に行く前に寄ればいいよ。』とまた布団に戻って気が付けばもう2時半過ぎてます。そして飛び出したのが冒頭のセリフ。練習時間が無くなるのも気になるけど家の中がいつまでも片付かないのもとっても嫌なので予定通りグーグルで調べておいた店に行ってから練習に行くことにしました。いかにも嫌々わたしの用事につき合ってやってる風な態度でしたけど、売れたお金をお小遣いとして全部大将に上げるからとなだめすかして1台持ってもらいます。2台ともわたしが持つのはきつかったのでね。駐車場まで玄関から遠いんです。さてナビでセットしてお店に向ったんですが、目的地周辺で音声ガイド終了してから随分ぐるぐる探しましたがお店がなくて、どうもなくなっちゃったみたいなんです。参りました。折角車まで運んだのにまたもって帰るのかと思うと気が重くなりましたよ。仕方なくそのまま練習場に行って、ダメ元で来られてた方々に聞いてみました。この辺りに電気製品引き取ってくれるリサイクルショップがないかって。そしたら比較的近くにあるらしいんです。練習終わって行ってみたら、とっても大きなリサイクルショップだったんですが残念ながら電気製品は扱ってませんでした。これまたダメ元で店員さんに聞いてみたら、大好きな地ビール処シャトーカミヤのすぐ側にあったんです。昔そういえば引越す前にこの店に来たことあるかも。向かいが大将の大好きなステーキのファミレスなんです。急にノリノリになった大将。査定してもらってる間にちょっとお肉食べて来ますみたいなことを店員さんに愛想良く告げてファミレスへGo!食べ終わってお店に戻ると7500円という予想外に高い買い取りでますます大将ご機嫌。ご機嫌ついでに買ったノンアルコールビール1箱。何でわたしが持つ羽目になるのかな。力仕事やテレビの配線なんて普通は男の仕事じゃないのかしら。わたしがお小遣いもらいたいくらいだ。これだから踊りにも男女らしさが出ないのかもね。
2014/04/27
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ハナミズキのピンクや白が新緑に映える美しい季節になりました。今日は暖かくてヒートテック着てたらちょっと暑く感じましたね。銀座を歩く人々はすでに春の装いです。大将が何を習うかは私にまかせるというので、師匠にはパソを見て頂きました。前回のグランプリでもそうでしたが、一番ポイントが低いのがパソなんです。師匠はニヤニヤしながら大将を見て、『何が悪いんだろうね。普通にしてると強そうに見えるけど。』ボタホゴがサンバみたいにバウンスしちゃってるのは頂けない点ですが、1曲通して『これだ!』という悪いところはないそうです。ダンスの競技会は比較対照なので他の選手がもっといいってことなんですけど、それでは私達ももっと良くなるにはどうすればいいか。『ダンスには甘いと辛い両方の要素があるんだけど、パソは辛い方なんだよね。』サンバやチャチャみたいに甘くじゃれ合う感じではないですもんね。ルンバだって甘く解け合ってるばかりではドラマにならないので、突き放したりする辛い部分も見せます。パソは命のやり取りなので甘い部分はほとんどないでしょうね。師匠は十字架を切るように指を頭から胸に向けて真っ直ぐに降ろし、こうおっしゃいました。『顔の前にもプライド、後ろにもプライドが必要。』戦うのに必死な感じだと強く見えないんだそうです。確かに時代劇のヒーローなんかは悪者に囲まれても余裕のようなものが出てますね。それに相手をかまう甘さも見せてはダメみたい。『ギャップのせいじゃないかな。こいつ強そうだなと思ってたのが、アレ?みたいな踊りすると、そこそこでも点入れないんだよね。』そんなもんですか?じゃ弱そうに見えて実は強い方がいいの?第一ハイライトの踊り方、大将はyoutubeとか見て試行錯誤してたんですが、印象を伺ってみました。『引き分けな感じだね。』どっちかが優勢の方がパソはドラマチックに見えるそうです。『じゃね。ここ、こうしようか。』え? わたしですか?見て欲しかったのは男性の振り付けだったんですけど、なんか女性の振り付けが変わってしまいました。まあ相対的に見栄えが良ければそれでいいんですが。最後に登場の仕方をかっこ良くして頂きました。いつもフロアに入って何となくポーズとってたんですが、マリトースキー&ジョアンナとかパソの構えに入る前になんかすごいことやってますよね。そこまで出来ないにしても、前菜みたいなものが欲しいなと。で、作ってもらったんです。前菜の間に音楽始まっちゃったら元も子もないので、さっさと位置取りする必要がありそうです。乞うご期待(かな?)。
2014/04/26
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150年前の日本はまだ鎖国状態でした。そんな中、見つかったら死罪を捺して英国に秘密留学した長州藩の若者5人。彼らを人は長州ファイブと呼びます。以前試合で行った時にそういえば萩史料館で、長州ファイブと一緒に写真撮ったことありました。その時は凄い人がいたもんだくらいにしか思いませんでした。5人とも明治維新後の日本で大活躍ですからね。芸者遊びに明け暮れていた5人の田舎侍が決死の覚悟で渡英を決意し、刀を捨てちょんまげを切って1人千両という大金を工面します。英国船に乗せてもらってからは数ヶ月の航海を水夫として働きながら英語を勉強。イギリスに着いて鉄道に驚き、テムズ川を往来する蒸気船に驚き、石造りの巨大な建造物にも驚いて、こんなに進んだ国と戦争をしても日本が勝てるわけないと実感します。『生きた機械となって生還し、日本の役に立つ。』5人とも高い志を持っていました。下宿先の大学教授の奥さんに身なりを整えてもらい、田舎侍からイギリス紳士に変身した所で記念写真。5人の中で一番中心的に描かれていたのは山尾庸三(松田龍平)でした。造船所で働きながら造船技術を学び、その技術を日本に持ち帰ります。悪い奴らに囲まれた女性を助けようとしてボコボコに殴られた彼が、棒切れを持った途端素晴らしい身のこなしを見せた辺りちょっと気分が良かったですね。刀を捨てても日頃鍛練して来た剣術が活かされて、ヒーロー活劇を見ているような爽快感を味わえました。一番誰か分からなかったのが伊藤博文(三浦アキフミ)でした。俊輔という名前で呼ばれていたせいもあるんですが、日本でもイギリスでも女遊びがお盛んで『お札になった偉い人』と結びつかなかったんです。でもこういった身体を売るしかない貧しい人たちから話を聞くことで、資本主義社会で起こりうる二極化という弊害を知るんですね。この映画で描かれている以上に苦労があったのではないかと思いますが、五人とも無事帰還して日本の近代化に力をつくしました。井上馨(初代外務大臣)、遠藤勤助(造幣局長)、山尾庸三(東京大学工学部を創立)、伊藤博文(初代内閣総理大臣)、井上勝(鉄道王)。『長州ファイブ』は、2006年製作の日本映画。五十嵐匠監督作品です。スケールの大きなお話をよく2時間にまとめてあると思います。公式サイトはこちらです。ファイブ(5)って、グループとして収まりのいい数なのかもしれませんね。
2014/04/25
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SF冒険ファンタジーです。2005年から2006年にかけてNHK教育テレビで放送された全52話。『モコナモドキもどっきどきー。ハーーーープーーーーー。』このセリフ、なぜか記憶の中にありました。何で知ってたのか自分でも分かりません。見た事ないはずなんですが...。考古学者を目指すシャオランが、幼なじみのサクラ姫を助けて失われた記憶の羽を探す物語りです。面白いのは旅する場所が異次元というところですね。時間旅行もしてました。最近の理論物理学では計算上11次元あるらしい宇宙。このお話では17個の異次元が出て来ました。パラレルワールドなので同じ顔のキャラが複数回登場します。旅の仲間はサクラとシャオランの他に剣の達人のクロガネ、魔法使いだけどほとんど魔法を使わないファイ、異次元旅行と羽の探査を担当するモコナです。モコナを貸してくれたのは次元の魔女という人だったんですが、代価としてそれぞれの最も大切なものを要求します。クロガネからは家宝の名刀、ファイからは魔法を制御する背中の入れ墨、そしてシャオランからはサクラとの関係。記憶の羽を取り戻してもサクラはシャオランとの思い出だけが空白になっているんです。最初はストーリー展開が遅すぎて早回ししながら見てたんですがだんだん回が進むに連れて面白くなって来ました。ただ旅半ばにしてお話が終了してしまって、ワンピースで言ったらまだウソップの村あたりって感じなんです。普通冒険ものって探していたものを手に入れて、悪い奴をやっつけて終わるみたいな流れだと思うんですね。このお話ではメインキャラでさえ出生が謎めいたままだし、悪役も奥の手を使い切っていないし、探していたものも全部で何個あるのか分かりませんがその一部しか手に入れていません。梶浦由記さんが担当する音楽はかっこよかったですね。それだけで時代や国を超越したファンタジーワールドに深みが出ていました。もう放送から10年近く経ってますから今更続編が出るのかという感じですが、知りたい人は原作を読めということなのかもしれません。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』(ツバサ レザヴォア クロニクル)というのが原作で、CLAMPという漫画家さんの集団による作品。単行本は28巻で完結だそうです。ご興味ある方、こちらのサイトで異次元世界の様子や登場人物を見られます。
2014/04/24
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このブログを始めた頃、私は足を怪我していてダンスが出来ませんでした。暑い夏でした。大将は仕事に謀殺されほぼ職場に泊まり込み状態だったので、私は一人突然与えられた長い自由時間を次々と襲って来る身体の不調に耐えながら自分史を書くことで埋めていたんです。以前にも書きましたが怪我した足をかばって歩くことで腰痛になり、身体の歪みは肩から顎関節までに達して痛い所だらけでした。さらにクビに湿疹が出て痛いやら痒いやら、皮膚科に行ってもよく理由が分からずとりあえず薬を貰って暑いのにスカーフして出勤していました。首の湿疹は時々出るのでアレルギーか何かだと思っていたんですが、今朝のテレビでやっと原因が分かったんです。パソコンやスマホを前かがみで見続けることでクビの血管が圧迫されて出る現代病だったんですね。確かに考えてみるとクビの湿疹が出るのは仕事が立て込んでいるときやダンス出来ない時など、パソコンに向かっている時間が長い時だったんです。二足歩行に向けて進化して来た人類が、いまスマホやパソコンなどの機器の登場で再び原始人のような背中の丸まった姿勢に逆戻りしているという話し。単なる見栄えだけの問題ではなく、クビの湿疹とか肺や心臓が圧迫されることによって臓器不全に陥り寿命まで縮む可能性が高いそうです。ダンスやっている皆さんには今更いい姿勢を保ちましょうなんて言う必要はないかもしれませんが、私の場合、ダンスやっている時間よりパソコンに向かっている時間の方が圧倒的に長いので他人事ではありません。キーボードやマウスの操作でどうしても手のひらは下に向けざるを得ませんが、身体の構造上、そうすると両肩が前に入り込んでしまうそうです。ちょっと猫背が心配な方は、試しに壁に背中を押し当てて両肩がつくかやってみて下さい。可能な限り腰と壁の隙間をなくす方向にお腹を壁に向かって締めておきます。手のひらは前向きです。その背中と腕の状態をキープしたまま椅子に腰掛けて机に手を乗せると、手のひらは上を向くのが普通だそうです。そこから手のひらだけをかえすと、かなり身体の近い位置に手が来ますよね。ちょっと窮屈な感じですが、その位置でキーボードやマウスを操作すると猫背にならずに作業が出来ます。でもノートパソコンやタブレット、スマホなどはこの姿勢でやるとクビだけが折れてしまうので、私がなったと同じクビの皮膚炎になってしまいそうです。スマホを目の高さまで持ち上げて操作してたら腕が疲れますよね。長時間は無理でしょう。何でもそうでしょうけど、長時間張り付いてやらないというのが一番の改善策かもしれません。
2014/04/23
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バジルの花が咲きました。こんなの初めて見ましたね。バジルの成長より食べる方が速いのでここまで放っておいたことがないんです。ネットで調べたら、花が咲いたら枯れるらしく摘み取らないといけないみたい。そういば幸福の木も凄い臭い出して花咲いた後、枯れました。3本寄せ植えだったのが今は2本になってます。最後に一花咲かせたいのは人間も植物も同じなんですね。最近練習もしていないのになぜか背中が筋肉痛だなあと不思議に思っていました。どうも咳が原因のようです。神奈川選手権の後から風邪で具合が悪かったんですが、それから咳が続いて夜中にも目が覚めるほど。何年か前にもカビが原因で咳が長引いたことがありましたが、今度は何でしょうね。まさかバジルの花のせいとか。友達で咳し過ぎて肋骨折れたとか言ってた人がいましたが、私の場合はツイスト運動の練習し過ぎみたいな筋肉痛なんです。練習してないのに。筋肉がコルセットの代わりしてくれて骨にまでダメージがいかないのかもしれません。だいたい風邪が長引いてるのが問題なんですよね。丁度風邪がピークの時にザビエル先生が一週間休診中で、そのうち治るだろうと思っていたら気が付けば2週間。大将が言うんです。『ストレスないのに何ですぐ風邪ひくんだろうね。』私にストレスないって言い切れるあなたが私には不思議だ。ぼーっと生きてるように見えてもストレス感じてるんですよ、たぶん。大将のイビキだって結構ストレスなんです。最近ニュースで知ったんですが、盲腸って重要な免疫機能を担ってるらしいです。私は小学生の時に手術で切ったので、そのせいで風邪ひきやすいのかもとか考えてしまいました。盲腸あるけど風邪ひきやすい方、いらっしゃいます?【送料無料】銀色のファラオ盲腸を4ミリ91センチのフランコで覆いますBedeckt Silber Pharaoh A...
2014/04/22
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消費税増税前の駆け込み消費でブルーレイディスクレコーダーを買いました。こういう機器は日進月歩で、一番安い機種でも数年前より機能がぐっと進歩してます。買ったのは良いんですが4月に入っていろいろ忙しくて箱を開ける暇がありませんでした。やっと昨日、テレビ好きの大将が出張でいないのでのんびりセットアップしていろいろためしてみたんです。一番嬉しかったのが外付けのハードディスクを付けられることですね。数年前に発火事件をおこしたとき、3ヶ月以内にデータ整理すれば内臓ハードディスク替えてもらえるとのことだったんですが、面倒で焦げたまま使っていたんです。データ整理って相当やる気出さないと積もり積もって行くばかり。新しい機種は外付けのハードディスクに蔵入れ出来るので便利です。さて、実際繋いでみると使い回そうと思っていたハードディスクとの接続ケーブルが形状の違うものを買って来てしまったことに気付きます。もう買ってから1ヶ月くらい経っていましましたが電気屋さんに行くと替えて貰えました。これで貯蔵庫セットアップ完了。地デジとBS/CSそれぞれのアンテナケーブルを入力側に、テレビは出力側に接続。これとは別にHDMIケーブルでも接続します。漠然としか知らなかったんですがHDMIは『High-Definition Multimedia Interface』の略で、これで繋ぐと音声や映像を高画質のままデジタル信号として送受信出来るのだそうです。ホームシアターシステムとブルーレイとケーブルテレビの受信機をHDMIでテレビに繋いでいるんですが、同じ会社の製品同士のせいかON/OFF信号も連動していて、テレビのスイッチ切ると自動的に全部電源オフにしてくれて便利です。(ケーブルテレビ除く)VHSビデオデッキとは、これしかないので赤・白・黄のチューリップみたいなアナログ・ピンプラグで繋いでデータ転送。画質の悪さはしかたないとしても縦横比が違うのは困りますね。ただでさえ太ってるのにもっと太って映るじゃありませんか。これってどうしたら良いんでしょうね。見る時にテレビ側の画面設定で切り替えるしかないのかな。先週のグランプリ大阪で撮った映像も取り込みました。こちらはUSBで繋げるので便利になったし以前よりぐっと画質が良いです。逆に見え過ぎてちょっとがっくりな面もあるんですけどね。HDMIで繋いでみた画像と比べてもあまり違いが分かりませんでした。どっちもデジタル信号ですから相当大画面にしないと違いは出ないのかな。踊りがゆるすぎてスピード的に違いが出ないのかも。(残念!)
2014/04/21
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髪型で人のイメージは大きく変わります。でもこの人ほどこだわりを見せた人は今まで見たことがありませんでした。クリスティーナ( Khrystyna Moshenska)は、イタリア代表アニエロ(Aniello Langella)のパートナーです。情勢不安で最近ニュースを賑わしているウクライナの出身。美女が多い国としても世界的に有名ですね。こちら2012年11月にウィーンで行われた世界選手権で初めて優勝した時のヘアスタイル。翌年2013年の世界選手権はベルリンで開催されたんですが、ショートの黒髪からいきなり金髪ロングですよ。ビックリするのはまだ早い。なんと決勝にコールされると今度は黒髪のロングになってるじゃありませんか。なんか会場もざわめいてましたね。どうやったんだろうと思いますよ。アップで前から。後ろから。ポニーテルールはウィッグ替えただけとは思いますが、地毛の方はどうしたんでしょう。準決勝から決勝までの短い間に染めた?こんな早業イツから始めたんでしょうね。去年12月に上海で行われたグランドスラムではお団子でした。そして今年4月にデンマークで開催されたヨーロッパ選手権ではこれ。こちら予選。こちら決勝。髪型同じでも、ただのボブじゃありません。外側金髪、中側ピンク。ピンクのドレスに合わせてるんですね。ここまでいろいろ変わると元はどんな髪型なのか気になります。金髪でも黒髪でもないみたいですね。いやさすが世界チャンピオンは拘りが半端ないです。恐れ入りました。素顔はこちら。私なんか5年くらい同じ髪型ですからたまにはイメージチェンジしないとね。
2014/04/20
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科学と宗教、デリケートな問題なので深く追及する気はありませんが、これはアニメの中のお話です。2008年から2009年にかけて放送された全24話。『禁書目録』は『インデックス』と読むそうです。主人公のトーマは科学をメインコンンセプトにした学園都市で学んでいます。学生はみんな寮生活か一人暮らしのようで,家族はほとんど出てきません。学校では普通の勉強もやってるのかもしれませんが、超能力を磨くためにここで学んでいるようです。トーマは出来が悪くて、レベル0という成績的には最低な位置にいるんですが、不思議なことに彼の右手は魔力や超能力を無力化出来てある意味最強なんです。もう一つ不思議なのは、なぜか彼の周りにはピンチに陥っている美少女が寄って来て、どうにもならない状況から救い出す運命にあるようです。最初は夏休み初日、どこから来たのかトーマの家のベランダに尼さんが引っ掛かっているのを発見。科学とは真逆の魔術の世界からやって来たイギリス人らしいんですが、自分のことをインデックスと名乗っていました。彼女は見るもの全てを記憶出来る完全記憶能力を持っていて、10万3千冊の魔術書を記憶しています。脳の記憶領域がオーバーフローしないように、イギリス清教から差し向けられた魔術師によって1年ごとに記憶を消されることになっていました。トーマがこのかわいそうな運命からインデックスを救うというのが、最初の一歩です。能力はあるけど利用されている不幸な少女たち、それぞれ特徴的な美少女ばっかりなんですが、彼の周りに現れては頼まれてないのに助けて惚れられるみたいなのを繰り返しているうちに夏休みが過ぎて行きます。ミサカ・ミコトという超能力レベル5の女の子の話しは『とある科学の超電磁砲』という別のシリーズにもなっています。彼女の場合はちょっと特別でシスターズと呼ばれるクローンが能力開発の実験手段として用いられていたり、エヴァンゲリオンの綾波レイにも似た切ないエピソードも盛り込まれています。その時の悪役が一方通行(アクセラレータ)という少年なんです。いかにも悪そうな、しかも強いレベル5の能力者。彼の登場で少しはスパイスが効いて全部見ることができましたよ。途中で見るのやめようかと思ってたんです。時々しか登場しない医者が実は何か含みのありそうな凄腕だという展開で終わってしまいましたが、続きもあるようですね。自分的には『ちはやふる』とか『ヒカルの碁』とか、そういった話しの方が好きですね。このアニメに関しては『超能力は科学なのか?』とかそっちも疑問だったのであまり入り込めませんでした。鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録』を原作とするアニメだそうで、結構人気あるみたいです。公式サイトはこちらです。
2014/04/19
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世界のトップレベルになると、アマといえどもコスチュームにスポンサーが付いたりして皆さん素晴らしいドレスで参戦されています。中でも最近私がとっても注目している選手が、ドイツ代表のマリウス・アンドレイ・バラン&ニーナ・ベズボワ組。この二人、リーダーはルーマニア、パートナーはラトビア出身で、現在世界ランキング3位のカップルです。踊りももちろん素晴らしいんですが、それよりニーナさんのドレスに釘付けなんです。最初に見たのが去年の東京オープン。ヒョウ柄のドレスのデザインが奇抜でとっても目を引いたんですね。靴とブレスレットが緑っていうのも素敵でしょ。決勝になったら着替えて来たんですけど、これがまた素敵。同じデザインの白豹ですよ。この写真はロシアの大会の時のもので、東京インターでは靴とブレスレットが紫に変わっていてそのファッションセンスの良さにズキューンと胸打たれました。競技はもちろんダンスで優劣つけるものですけどドレスだって勝つためには重要な要素なんですよね。なにしろ審判が、次のラウンドでも見てみたいなと思ってくれないと落とされちゃうわけですから、どんな理由にしろそう思ってもらったもの勝ちなんです。こちらは2013年12月にドイツのベルリンで開催された世界選手権のドレス。予選でのドレスは緑のシースルーに胸と背中のピンクのキラキラが素敵。決勝になると同じデザインの黒に着替えてきました。これまたニクいですよね。前から。後ろから。更に今年デンマークで開催されたヨーロッパラテン選手権ではまたイメージチェンジ。ふさふさのフリンジが踊りのボリューム感を演出していますね。そして決勝のドレスがこちら。ピンクパンサーですよ。手袋も白くなってます。靴だってしっかり替えて来てます。くーっ!たまりませんね。またこれが全部似合ってるのがうらやましい。ニーナという名前も親しみが湧くし、これからも応援したいと思います。
2014/04/18
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仕事でプレゼンする機会がある方にお勧めしたいのがこの番組です。以前は月曜ににやっていたんですが、この4月から毎週水曜日の夜10時からになりました。『スーパープレゼンテーション』NHKのEテレでやっています。TED(Technology Entertainment Design)という団体をご存知でしょうか。ふざけたクマのぬいぐるみとは違いますよ。毎年アメリカで開催されている国際会議TEDカンファレンスの主催者です。様々な分野の第一人者が4日間に渡ってプレゼンテーションを行います。この講演会に出席するには年会費90万円近く払う必要があるのでテレビで見られるのはお得ですね。プレゼンターには元大統領やミュージシャン、ノーベル賞受賞者といった有名人もいますし、皆さん話しが上手で、プレゼンというよりトークショーのように引き込まれてしまいます。短い時間(約20分)に集約された最先端のエッセンスは興味深いものばかりです。その模様はYouTubeでも配信されていますが、この番組では日本語字幕が付いているのでお勧めですよ。以前ご紹介した『今でなければ、いつ?』というのもこのプレゼンの一つでした。昨日のお話も面白かったですね。アメリカの歴史学者デビッド・クリスチャンによる『The history of our world in 18 minutes』(18分でたどるビッグヒストリー)でした。なんとビッグバンから始まり現在に至る137億年の歴史を18分にまとめてお話ししてくれたんです。高校の歴史の授業は1年かけて縄文時代から江戸時代くらいで終わってた気がします。大将はもっとひどくて人類生まれる前に終わったとか言ってました。まずスクランブルエッグの映像から始まりました。フライパンの上でぐちゃぐちゃになっている卵が見る見るうちに…。え? 殻の中に戻って行く?映像の逆回転だったんです。ここですでに聴衆はぐっと心をつかまれる訳です。『基本的にこの宇宙に存在するものは、秩序だったものから混沌へと移り変わって行く傾向にあることを私たちは常識としてしっています。それでスクランブルエッグが卵に戻るというのが少し変に感じた訳です。』ところが人類70億人はこの法則に反し、決してぐちゃぐちゃに発散してしまっていないんです。むしろ貿易や外交やテレビやインターネットといった様々なもので繋がりあってより複雑な方向へ一つになろうとしています。これはなぜなのか。宇宙の全歴史を紐解く137億年の旅が始まります。プレゼンテーションというのはこうでなければいけませんよね。始まった途端に眠くなるような話しでは商談だってまとまらないでしょうし、関係者の興味を引くこともできません。人類が他の生物と異なるのは言語を持ったせいだとおっしゃってました。他の生命体は生きて行く上での知恵を次世代に継承出来ないんです。集団的記憶の蓄積、それによって人類はより豊かになり、世界中がリンクすることでより学習スピードが上がっています。複雑性というのは脆弱性も持ち合わせているんですね。機械でもそうですけど、複雑になればなるほど、どこかたった1カ所の不具合で全システムが機能しなくなることもあります。人類の築いて来た文明も、ちょっとした内戦やCO2濃度の変化であっというまに滅び去る可能性も持ち合わせているんです。この先生のプレゼンは、そう言った危険性に立ち向かえるのも集団学習で人知を蓄積して来た私たちの力なんだと結ばれていました。良いお話でした。再放送もありますので、ご興味ありましたらご覧ください。関連サイトはこちらです。
2014/04/17
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アイデア商品の店で良いものを見つけました。それがこれ、ブラシクリーナーです。社交ダンスをされてない方には馴染みがないかもしれませんが、ダンスシューズの靴底は毛羽立った滑りにくい素材で出来ています。スエードとかバックスキンとからしいです。はじめはふわふわですが、それで踊っているうちにだんだん毛羽が押しつぶされてペタンコになるんですね。そんな靴で踊っていたらツルツル術って危なくてしかたありません。そこでダンサーの必需品がこちら。靴ブラシです。この剣山みたいな針金ブラシでガリガリすると、押しつぶされてぺたんこになっていた毛羽が復活してまた滑りにくくなります。練習場や教室には大抵、靴を削るコーナーが常設されていて、大根おろし削るみたいに靴履いたまま押し付けてガリガリ削りますが、試合会場やパーティ会場では通常持参したブラシで削ります。ちょっと前置きが長くなりましたが、今回アイデア市場で見つけたブラシクリーナーは、この靴ブラシを掃除するすぐれものです。何度も靴底削ってると、ブラシが毛羽で埋め尽くされて針が埋没してしまうんですね。それをこのミニくま手でかき出すと、あらビックリ。ブラシや櫛の汚れ、抜け毛等をきれいに清掃します。メール便:配達日時指定不可【メール便可】...価格:324円(税込、送料別)新品同様に針が全開!アイデア商品、割といろいろ買って失敗してますが、今回のは当たりと言っていいと思います。皆さんも、お一ついかが?
2014/04/16
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<クレーマーの先を読め!>関西人は、いつも面白い落ちを考えつつおしゃべりをしているせいか頭の回転が関東人より速い気がしますね。まるで外人のおしゃべりの中に割って入れないような感じで、関西弁の会話のスピードに付いて行けなかった経験があります。自分がトロイだけかもしれませんが。試合前日の夕食は、ホテルの前にあったファミレスに行きました。セットメニューがいろいろあってお得。私はメイン料理にスープとサラダとドリンクバーがセットになっているものを注文しました。するとウェイトレスさんが親切におっしゃったんです。『このお料理にはスープ・バーも含まれていますので、セットのスープとかぶってしまいますがよろしいですか。』ちょっと感動しましたよ。そんなこと関東のお店ではきっと言ってくれないと思います。出て来た料理が予想に反して凄いボリュームだって、料理の付け合わせにサラダ付いてるのに別にサラダ頼んだって、注文した方が悪いので客は粛々と出て来たものを食べるものだと思っていました。『大阪の方は面倒見が良いですねぇ。』大将はウェイトレスさんが行ってしまってからこう言いました。『多分ね、客に文句言われるんだよ。うちの母親だったら絶対言うよ。スープかぶってるやんか、何で先に言ってくれへんのって。そういうクレーマーの先を見越して言うのに慣れてるんだと思うよ。』そう言うのをサービス精神ていいますよね。客としては言ってもらった方が絶対嬉しいですもん。先回りして考えられるっていうのは、やっぱり頭の回転が速いからだと思います。帰りの大阪空港で少し時間があったのでコーヒーでも飲もうとパン屋さんが経営しているカフェに近付いて行くと、いきなり焼き上がったばかりの食パンを宣伝されました。これから東京に飛ぶのに食パン1斤買う人いるんでしょうかね。有名なパン屋さんですからいるのかもしれませんが、私がちょっと引くとすぐさま切り替えて『こちらでお召し上がりですか』と聞かれます。他にもコーヒー飲める所はいくらでもありますから客を逃さないための上手い戦略ですよね。しかも間髪を入れずこう言われたんです。『ここから見る限りでは席が埋まっているようですので、先に奥の方を見て頂いてお席が空いてましたらそちらを取ってからもう一度来て頂けますか?』これも上手いなあと感心したんです。いろいろ買ってから『席が空いてないからいらんわ、お金返して』とか言われなくて済むし、席に付くとなると落ち着いてビールでも飲もうかという気分になるじゃないですか。私なんかパンまで買っちゃいましたよ。ランチ食べてお腹いっぱいだったのに。大阪のサービス精神は素晴らしいです。東京ではこんなこと言ってもらえませんから、トレーに食べ物や飲みのも乗せてウロウロしたり席が空くの待ったりした経験ある方はきっと私だけじゃないと思います。それでも客はだれも文句言わないんですよね。それが当たり前だと思ってるから。『おいしかったわ、ありがとう。また来るで。』食べ終わって店を出るとき口癖のように関西の方が口にするのは、きっとこんなサービスをいつもしてもらえるからでしょうね。大阪商人のサービス精神は客が育てたのかもしれませんね。
2014/04/15
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<街の名前にしますから!>試合の行われた五月山体育館は大阪府池田市にあります。いつも八重桜の咲く頃に試合があって、体育館の前の道路は大渋滞するんです。空港前のホテルから朝、タクシーで体育館に向かう途中に面白い話を聞きました。信号待ちで停まっていた時、運転手さんが隣の車を指差してこんなことをおっしゃったんです。『ほら、あの車。トヨタのプリウスにダイハツのマーク付けてますやろ。』見ると確かに後ろについているはずのトヨタマークがダイハツマークになっています。運転手さんのお話で、ここ池田市に自動車メーカーのダイハツ本社があること、初めて知りました。以前はダイハツの社員はダイハツの車しか乗っちゃいけないという規則があったようです。トヨタの連結子会社になってからはトヨタの車にも乗っていいことになったらしいんですね。何でマークを付け替えるのかその辺の事情は分かりませんが、ダイハツをめぐる面白い話が聞けました。運転手さんのお話によると、親分のトヨタ本社では設計しかしていなくて実際に車を作っているのは関連企業や子会社なんだそうです。トヨタ自動車本社のある豊田市は愛知県。部品作ったり組み立てたりしている関連会社も近くにいた方が便利ということで、みんな愛知の方へ移転して行ったそうです。ダイハツもトヨタグループに参入し、名古屋へ移転する計画があったとのこと。『ちょっと待って下さいよ。』池田市が言って来ました。市の貴重な基幹産業に移転されたら税収入が激減しますからね。大阪の人は素晴らしい商人魂を持っておられますから駆け引きも上手なんでしょう。私なんかには全く思いつかない条件を提示して来たんです。『街の名前変えますから。』それでダイハツ本社は池田市に残ったそうです。その話しに思わずウケて、運転手さんに聞いてしまいましたよ。『ダイハツって、かたかなですか?』大阪府池田市ダイハツ町1番1号。これがダイハツ本社の所在地です。大阪を愛する従業員さんたちも大阪を離れずに済んでよかったですね。あっぱれ。
2014/04/15
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<消費税をぶっとばせ!>浜松町でモノレールに乗り換える時、改札で気付きました。『1971円だって。こんなの初めて見た。』4月から消費税が8%になったことでJRも値上げして、スイカの残金が1円単位で減っているんです。先週末も試合で電車乗ったんですけど、そのときは気が付かなかったんですね。『ボクは買い物でも使ってるから前からそうだったよ。』と大将は言ってましたが、私は駅のコンビニで何か買うチャンスがほとんどないのでスイカの残金は常に10円単位だったんです。なんか、不思議というか新鮮な感じでした。消費税増税前の3月中にいろいろ買ってしまったので4月に入ってから買い物も控え気味になっていますが、大阪の商売魂はそんな消費者の心の壁を破壊する威力を持っていますね。今回は滞在時間も短く観光もしていないのにそれを感じました。試合会場にはたくさんのダンス用品店がブースを並べていたんですが、以前から欲しかったストッキングを見つけたので買うことにしたんです。普通のストッキングよりちょっと頑丈に出来てるのか定価2600円します。消費税8%だから….。お財布いじりながら暗算しようとしたんですが頭働かなくて、店員さんがレジ打ってくれるのをおとなしく待ってました。すると、予想に反して2500円台だったんです。『えっ、なんで?』消費税足して定価より安くなるって変じゃないですか。要領のいい人なら何にも言わずにお金払って『しめしめ』って感じなのかもしれませんが、私は元来カモなので心に思ったことすぐ言っちゃうんですよね。そしたらお店の方がおっしゃったんです。『1割引させてもらってますので。』8%増税なのに10%値引きですよ。素晴らしいですよね。大阪商人。関東で買った時はきっちり消費税分も払いましたよ。その時は5%でしたけど。もう一つお話ししましょう。前泊した空港近くのホテルには大浴場がついていました。チェックアウト11時だったんですが、1時間1000円で延長出来て最高2時までいられるというシステム。私たちの試合は午前中で終わりですので、チェックアウトせずに試合終わってからホテルにもどり、お風呂に入ってから帰ることにしたんです。ホテルの食堂でランチを食べ、大浴場で綺麗さっぱりしてチェックアウトしたのが1時半頃でした。当然3時間延長で3000円と思っていたら、フロントの方がにこやかに2千円で結構ですと言われたんですよ。しかも空港までホテルの送迎バスで送ってくれました。ビックリしましたね。ここまでされたら次もここに泊まろうと思いますよ。しかも私、ブログで宣伝しちゃってるじゃないですか。こういうのを損して得とれって言うんでしょうね。ちなみにこのホテルは大阪空港前(伊丹)グリーンリッチホテルといいます。チェーン店みたいで日本各地にありますね。こんなサービス精神旺盛なのは大阪だけかもしれませんけど。
2014/04/14
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大阪は今まで何度か試合で行ったことがありますが、ずっと新幹線でした。今回初めて飛行機で行ったんです。楽ですねー。離陸したと思ったらすぐコーヒータイムになって,あっという間に降下開始。家から電車で羽田空港まで行くよりずっと早く大阪に到着です。今日はダンススポーツグランプリin 大阪でした。会場の五月山体育館までもタクシーで2000円以内、時間にして15分くらいだったでしょうか。近いです。私達の試合は午前中で終わりだったので,家に帰って今日も練習に行けるねなんて言ってたくらいです。(行かないけど)本日のメインイベントは来年のスタンダード日本代表を決めるグランプリ。更に私達が懲りずに出続けているシニア選手権ラテンの日本代表選考とジュニアの日本代表決定戦もありました。一般戦はスタンダード、ラテン共にB級、C級、D級戦があります。先日東京インターに合わせて行われたシニアの日本代表選考会はシニアII(しにあ・つー)という45歳以上のカテゴリーで、今日行われたシニアI(しにあ・わん)の35歳以上とは10歳の隔たりがあります。シニア・ツーは自腹で世界選手権に行かなければなりませんが、シニア・ワンは旅費の一部がJDSFから支給されます。そのかわり行けるのは2組だけ。ただ今年からカップルどちらかが来年35歳以上であれば,もう一人は29歳以上でいいという若返り規定になったのでより厳しい戦いが予想されていました。実際のところ集まったのはいつもの顔ぶれでしたね。この試合で決勝に残るとシニアIIの日本代表権も得ることも出来るので、45歳以上の選手も多く参加されています。私達はと言えば,とんでもない早起きを強いられる近場の試合よりもずっと身体にやさしい方式で大阪入りしていましたので、万全の体勢でシニアIIに加えてシニアIでも代表になっちゃおうという意気込みです。今回の旅で残念だったことと言えば、3つだけですね。大阪名物のおいしいものを何も食べなかったこと、最短で行って帰って来ただけなので一つも観光しなかったこと、それにこれは自分が悪いんですが風邪と花粉で頭が終始ぼんやりしていたことです。シニアIラテン選手権参加組数は17組でした。予選がサンバ、チャチャ、ルンバ、パソの4種目で2ヒートで行われます。ジャッジに東洋の真珠と詠われた山本英美さんが入っておられたんです。アジアオープンのジャッジもされてましたから、なんで?と不思議でした。JDCとJDSF、仲悪いんじゃなかったでしたっけ?ひょっとして仲悪いのは東部だけですか?いずれにしろいいチャンスなのであこがれの英美先生に踊りを見てもらえという大将の計らい(というより陰謀?)で、いつも英美先生の真ん前に連れて行かれるんですよ。もう緊張しちゃって、先週は間違えないで踊れた作り立てのチャチャ、間違えまくりました。あ″ーーーー!! ごめ″んなさーい!!その様子がしっかりビデオに録画されているかと思いきや、またスイッチ入れ忘れで何にも撮れてませんでした。妙にホッとしたりして…。準決勝、今度はジャイブが入って5種目なんですが、『大阪方式』というシニアにうれしい2曲踊って給水タイムのおかげで乗り切りました。風邪ひいてるせいか太ってるせいか、必要以上に息が上がるんですよね。でも今度こそビデオ撮れてましたよ。まあ、いつも通りの大した事無い踊りですが。残念ながら今回は決勝に残れませんでした。風邪で頭がぼーっとしてたからか、喜怒哀楽の起伏が小さくてあまり悔しさとか感じなかったんです。こんなんじゃいけませんよね。勝負の世界なんですから。でもハマちゃんたちが決勝入りされて、これで来年のシニアII代表権獲得出来たのは嬉しかったです。フロアサイドで明るく決勝の応援してたら、背後からドスの効いた声が響いてきました。『なんでここにいるんや。当然決勝踊ってると思って見に来たら。』グランプリスタンダードに参加される京都のグッチさんのパートナーのおさよさん、ホタテの貝殻を胸につけたビーナス誕生みたいなドレスでそびえ立ってます。『少しは痩せたんか〜〜!!』お腹ぶるぶるされました。実は更に太ってしまいました。あ″ーーーー!! ごめ″んなさーい!!いつも応援して下さる皆様、どうも申し訳ありません。次、がんばります。今度こそ、絶対。
2014/04/13
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男たちの心のオアシス『キャバクラ』。自分は行ったことがないので名前は聞いたことあるけどそれがどんなところなのかイメージがありませんでした。『嬢王』は六本木のキャバクラを舞台に、5000万円の賞金をめぐってNo.1を目指す女性たちのドラマです。その戦い,名付けて『R−1』。乳酸菌飲料でそんなのなかったっけ?10年くらい前に深夜の連続ドラマとして放送されたそうです。競技と言ってもいろんな世界があるもんだなと思いながら見ました。大将に言ったら、『ああ,知ってるよ。エロいドラマでしょ。』と言っていたので,彼は見てたのかもしれませんね。確かにキワドいシーンもたくさん登場するんですが、個性豊かなキャストたちの人間模様の方が面白いです。キャバクラで働く女性たちのことを『キャスト』と呼ぶのもこのドラマを通じて知りました。新宿の女王とか、浅草の女王とか、銀座の女王とか、百戦錬磨のライバルたちに混じって,主人公の藤崎彩が度素人の女子大生なんです。父親の会社の倒産で1億5000万の負債を抱え,何とか助けたいとこの世界に足を踏み入れました。当然いじめられますよね。そんな中、純粋な心と身体を持ち続ける彩は戦場の中の聖域のような存在としてみんなから愛されて行くんです。ダンス競技のようにジャッジがいるわけではなく,純粋に売り上げ金額で比較されるので、みんなあの手この手で客にお金を使わせようとするんですよ。何万円もするシャンパンをポンポン開けさせて、これはお金に相当余裕のある人じゃないと出来ない遊びかも知れません。ドレスが素敵でしたね。ちょっと観点が外れてるかもしれませんが、ラテンドレスとしてそのまま着られそうなゴージャスな衣装がたくさん出てきます。私の愛用しているサクラドレスに似たコスチュームをつけたキャストさんもいらっしゃいましたよ。キャバクラというのはキャバレーのようなカジュアルな感覚で遊べるちょっと高級感のあるクラブだそうです。私も一度だけ銀座のクラブに連れて行って頂いたことがあるんですが、接待して下さる女性の皆さんのきれいさが半端ないんですよね。蘭の展示会に紛れ込んでしまったペンペン草みたいな、萎縮した気分になるんです。仕事の接待で私は成り行き上付いて行ったおまけなんで,入り口で引き返そうかと思いました。でもみなさんプロなので、そんな劣等感を吹き飛ばす接待をしてくれます。私はビール1杯しか飲みませんでしたが、あのときお会計してくれた方は一体いくら払ったんだろうと今でも気になります。今回私が見た『嬢王』はシリーズ第1作目の12話だったようで、この後シリーズ2、3と続くようです。家族で楽しく見るタイプのドラマではありません。若くないとできない仕事なので後学のためにって訳でもないし。キャバクラに行った事ない男性は勉強になるかも。でもサクセスストーリーなんでどんなことが起こっても最後まで安心してみていられるドラマでしたよ。
2014/04/12
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花嫁修業の一貫という訳ではありませんが、結婚前1年間ほど生け花を習っていたことがあります。近所のカルチャーセンターでエアロビをしに行くついでみたいな感じで、あまり真面目に取り組んでいたとは言えません。季節に合わせたお花をいつも先生が用意して下さって、割と好きだったんです。『足下をそろえること。』これって美の基本なんでしょうね。剣山に順番に花を指して行くとき、バラバラに刺さないで、あたかも一つの茎から全ての花が伸びているかのように見せるのがいい生け方のようでした。ここ2回ほどサマンサ先生に教えて頂いているのはルンバなんですが、私に与えられた課題は一貫して『足下』。生け花もそうですが、人間も足がきちっとそろってるときれいに見えるもんなんですね。できればより長く、より美しく見せるために、足首の柔軟性が不可欠なんです。例えばルンバベーシックのファンからカウント2で足踏み替えるのありますね。これも右足を何となく左足のそばに寄せて来てテキトーに踏み替えるんじゃダメなんですよ。踏み替えた後の左足はあたかも右足と同じ所から生えてるみたいに見えないといけないようなんですね。このルーチンだけでなく、右足を左足に寄せる、左足を右足に寄せるときは全部だそうです。いつもサマンサ先生は嬉しそうに笑いながら軽くおっしゃるんです。『全ての種目の全部のルーチンで。』サマンサ先生は私が『ひょえー』とかいって仰け反るのを楽しんでおられるのかもしれませんよ。師匠同様『度S』かも。先生が手で私の乗ってない方の足を持って『ココ!』と置いて下さるんですが、ほとんどヒールが組合わさってる感覚でした。足つりそうなんですけど…。『先生、このまま動いたらコケませんか?』ボディが動いて行くので大丈夫なんだそうです。すぐには出来そうもないので、最近はエレベータ待ちとか信号待ちとかで練習してます。美しい生け花のような足下が無意識に出来る日が来るのかどうか…。でも足下だけそろってるけど膝の間から向こうが見えるとかではダメなんですよね。アジアオープンの解説で布川先生がユリア・ザゴルイチェンコさんのことを『割れているけど割れない足』と評されていました。まだ割ってない割り箸みたいなとでもいいましょうか。割ろうとしても割れまいとする力が強いですよね。それなんです。理想は。すっごく遠い気がする。
2014/04/11
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Windows XPのサポートが昨日で終了しました。去年からニュースでも取り上げられていましたので皆さんご存知だと思います。何が問題なのかというと、今後Windows XPを使い続けると新種のウィルスに対して無防備になるということですね。今日はコンピュータ苦手な方のために一体何が起こっているのかをお話ししたいと思います。コンピュータはそれを動かすOS(オペレーティングシステム)によって動いています。パソコン本体をお家に例えると、OSは水道・電気・ガスといったライフラインだと思って下さい。お家買ってもライフラインがなければ住めないですよね。パソコンもOSが入ってなければただの箱なんです。スイッチ入れたら画面に何か映るのも、マウスやキーボードで作業出来るのもみんなOSがそうさせています。OSにはいくつか種類があって、一番多く使われているのがWindows(ウィンドウズ)です。他にMacOS(マックオーエス)やDOS(ドス)、UNIX(ユニックス)、そこから派生したLinaxやFreeBSD、Ubuntuなどなど、たくさんあります。その中で9割近くの人がWindows王国に住むようになったのは、マイクロソフト社の戦略勝ちでしょうね。ライフラインさえうちのを使ってもらえばお家はどこのメーカーさんが建ててもいいですということにしたので、多くの家電メーカーがこぞってWindows搭載のパソコンを作り、それを購入する人も多かったんです。私たちがパソコンを使うとき、例えばメールを打つならメールソフト、Webを見るならブラウザーソフトといったように、用途に応じてアプリケーション(アプリ)を起動します。ソフトというのはソフトウエアのことで、パソコン本体のような堅い(ハード)ものに対して、物体でないものという意味で柔らかい(ソフト)という言い方をします。コンピュータ関係でソフトと名のつくものはすべて、機械(ハードウエア)を動かすためにプログラミングされた『0と1』からなる信号の羅列です。アプリもOSもソフトウエアで、OSがライフラインならアプリはキッチン、バス、トイレ、冷蔵庫や洗濯機といった生活必需品。お家の中にそれほど必要ないものがいっぱいあるように、アプリもあまり使わないものも入ってたりしますね。アプリはいらなければ捨てられるし、必要なら買い足すことも出来ます。これらの家具家電は日本のドライヤーがイギリスではそのまま使えないようにOSを選ぶんですね。Windows王国のアプリもOSも、Mac王国でそのまま使えません。例えばエクセルとかワードとかがパックになってるOfficeも、Windows版とMac版が別々に売っています。間違えて買うと動かないんですね。さて、パソコンが普及してしばらくすると、悪いこと考える人が出て来ます。お家に泥棒が入るようになったんです。何かを盗んで行く奴もいれば、家の中をぐちゃぐちゃに荒らして行ったり、爆弾仕掛けて行ったり。これがウィルスソフトです。このままにしておけないので、泥棒をやっつける用心棒をやとうことにします。それがセキュリティソフト。ウィルスといってもインフルエンザみたいな生物的なものではなく、あくまでソフト(プログラム)です。Windows王国は人口も多い分パソコン初心者も多いので、王国を狙う泥棒は圧倒的に多くて、ライフラインを狙った攻撃手段もバラエティに富んでいます。王国としても被害が甚大で捨て置けぬということで防護壁を作ることにしました。でも泥棒は頭いいですから、壁の弱い所見つけてそこから侵入するんです。そのたびに王国側もパッチ(つぎはぎ)を充てて、セキュリティのバージョンアップを計っていました。こんな風にイタチごっこは今この瞬間も続いています。時代が進むに連れてライフラインも近代化し、それに合わせて王国内の各家もかまどからシステムキッチンへみたいな変化がおこります。これがOSのバージョンアップ。Windowsもバージョン1から始まって今8まで来てます。途中、年号の95とか98とか2000とかいうのもありましたね。どのバージョンを使うのも自由なんですが、パソコンの場合は進化が速いのでいつまでもかまどに薪くべてご飯炊いてる人は少なくて皆どんどん新しい家に住み替えて行きます。新しい家を買うとライフラインの仕様も近代化されてくるように、OSも新しいバージョンが入ってきます。当然王国側としてはバージョンアップのたびに防護壁を強固なものにしていきますが、最近のパソコンは長生きで昔のまま使い続けている人がかなり多いんです。王国では全バージョン利用者の面倒は見きれないので、古いOSを使い続けている人は見限ることにしました。新しい浄水システム作ったから、上水道にしないで古い井戸使ってる人は雑菌湧いても知りませんよみたいな感じ。それで昨日、Windows XPとOffice 2003、Internet Explorer 6、Publisher 2003への最後のパッチが公開され、あとはウィルス攻撃されてもサポートしませんということになったんです。うちの職場ではこれらのソフトの使用禁止令が出ました。対処法としては次の3つのどれかでしょうね。1 OSをアップデートするか、パソコンを買い換えるというお金のかかる方法。2 ネットに繋がない、USB使わないといった孤立環境で使い続ける方法。3 ウィルス攻撃来るなら来いの達観した心境で使い続ける方法。私もちなみにWindows XP家で使ってます。対処法は2。ネットに繋ぐ時はMacです。関西の方はこのブログタイトル見て別のパッチを思い浮かべたかな?
2014/04/10
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明け方、異様な物音で目が覚めました。隣で寝ている大将が、変なうめき声を上げているんです。『ホロロロ〜。オロロ〜。ホロロロ~。』気持ち悪いので叩き起こすとどうやら悪夢にうなされていた様子。とりあえずその時はそのまま眠りに戻りました。後日、一体何の夢を見ていたんだと聞いてみた所、世にも奇妙な夢だったんです。茨城DSCのマチャキ会長と一緒に車に乗ってお宅に伺ったとのこと。『ちょっと悪いんだけど、奥の部屋の電球かえて来てくんない?』壷とかいろんなものが置いてある古民家風のお宅だったそうです。実際にお邪魔したことはないのでホントかどうかは不明。奥に進んで行くと、薄暗い部屋に小さな女の子がいました。『着物きてたんだよ。赤い着物。変でしょ。着物だよ。』黒い髪のおかっぱで、大将を見ると言ったそうです。『あたし、みよちゃん。』『それがさあ、かわいくないんだよ。楳図かずおのマンガに出てくる怖い感じの顔でさ。』目にも留まらぬ素早さでササササッと近付いてくるなり、大将の親指をガブリと噛んだそうです。『放してよ。痛いよ、みよちゃん。』それが私の聞いたヨーデルみたいな言葉だったようです。懸命に振りほどこうとしながらマチャキ会長を呼びました。『どしたの?』マチャキ会長がやって来たと同時に、みよちゃんは人形に変わって畳に転がっていたそうです。それって座敷童ですよね。一体どんな意味があるんでしょう。以前もホラーな夢みて変な声だしてたんですよね。わたしは座敷童の夢は見た事無いなあ。『みよちゃん』て、誰?こんどマチャキ会長に聞いてみようと思います。
2014/04/09
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ディズニー映画は日本でも人気が高く、劇場公開される作品が多い中、この作品はされていません。なぜでしょうね。日本ではアメリカほど養子縁組が盛んではないからかもしれません。今日ご紹介するのは子供のいない夫婦がある奇跡を通じて親になる決意をするファンタジー映画です。グリーン夫妻には子供がいませんでした。二人とも子供が好きなので努力を重ねましたがついに病院で絶望的と宣告されてしまいます。どうしても諦めきれない二人は、『自分たちに子供がいたらきっとこんな子だ。』というのを思いつくまま紙に書いて箱に詰めていきました。『ピカソのように芸術的よ。』『ロックが大好きなんだ。』『運動はダメだけどたった一度、サッカーの決勝ゴールを決めるわ。』夢は尽きませんでした。二人は箱を庭に埋めます。するとその夜、雨の少ないこの地域にグリーン家の上だけ嵐がやって来て、10歳くらいの泥だらけの男の子が現れるんです。『ボクはティモシー。』まるで桃太郎みたいな話しですね。彼は明らかに人間じゃなくて、くるぶしに葉っぱが生えているんです。植物の精なんでしょうかね。太陽に向かって大きく手を広げて栄養補給してました。光合成かな。ファンタジーですからなんでもありなんですが、都合よく紙に書いた通りのいい子でした。アメリカは養子縁組が盛んですから、急に家に子供がやって来ても皆不思議に思わないみたいですね。彼は芸術的センスを発揮し、サッカーでも決勝ゴールを決め(オウンゴールでしたけど)、グリーン夫妻は子供のいる生活に満足していました。しかし別れの時はやって来ます。足に生えていた葉っぱが次第に色づき一枚ずつ落ちて行くんです。短い間でした。でも彼は皆にたくさんの幸せをくれたんです。『ティモシーの小さな奇跡』(原題:The Odd Life of Timothy Green)は、ピーター・ヘッジズ監督による2012年のアメリカ映画。ティモシー役のCJ・アダムス君、かわいかったです。昨日大きくなった杉を見て、ティモシーもこんな風に木になってグリーン家を見守っているかもしれないと思いました。いい映画でした。お勧めです。予告編はこちらからどうぞ。
2014/04/08
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一生の間に何回行けるでしょうね、お花見。限られたこの時期しか行けないと思うと仕事休んででも行きたくなります。これは秘密ですが、今日、それを決行しました。『ちょっと家の用事。』で午後半休。ひょっとしてこのブログをご覧になってる会社の方がいらしたら黙っといてね。地ビール、やっぱり生で飲みたいし、ここの桜は最高なんです。シャトーカミヤの地ビールレストランでは今8種類が飲めます。スタンダード3種:へレス、ピルスナー、デュンケルの他に、季節限定:桜酵母ビール、桜満開ラガー、IPL、チョコレートスタウト、ペールエール。ビールの詳しい説明は3月末に定期便が届いた時に書きましたのでご興味ある方はそちらをご覧下さい。今回瓶より生が断然おいしく感じたのはヘレスとIPL。ヘレスはとてもまろやかなお味に、IPLはオレンジの爽やかなフレーバーが強烈でした。今日はいいお天気のお花見日和。夜は新人歓迎会かなにかの貸し切りらしく一般客のラストオーダーが4時まででした。窓から見える桜は既に満開を過ぎて,風が吹くたびにやわらかなピンクの花吹雪が地面を染めて行きます。ラストオーダーも終わってしまったので外を散策しようとしたらヨコのテーブルの方がコーヒーを頼んでおられたのでまた席に戻って私達もコーヒーをお願いしました。念のため『デザートはもうムリですよね。』と言ってみたら大丈夫ですと言われ、桜フレーバーのアイスクリームも頂いてしまいます。あーカロリーオーバーだなあ。これだからスリムになれないのねー。でも最高においしかったです。お花とビールとアイスで桜三昧。満足しました。園内には春のお花がいっぱい。震災以来ずっと修復中だったステーキハウスがようやく姿を現しました。お城の方はまだカバーかぶってましたね。桜並木を歩きながら、昔と変わらない景色を懐かしみました。結婚してしばらくこの近所に住んでいたんです。『あの家、まだあるかな。』ちょっと歩いて行ってみることにしました。近所にあったお店はみんな変わっていて、昔住んでいた家も奇麗な家に建て替えられています。家の前にあって車が黄緑になるくらい花粉を飛ばしていた2本の大きなクヌギの木も既に切られてこの通り。近所の公園にも行ってみました。結婚当初この辺りにある森林研究所の公開日に行って、もらって来たというより頼んでないのにくれた『杉の苗』、庭に置いといたらちっちゃな花粉つけたんですよ。私はスギ花粉症なので成敗してくれようかと思ったんですが,一生懸命生きている小さな命が気の毒になって近所の公園に植えに行ったんですね。それが17年くらい経ってどうなってるかなと思って...。他の木と違って一本だけ道の真ん中にドーンとそびえている杉の木があって,私はきっとこれだと直感しました。大将は『これじゃないかもよ。』とか言ってましたけど。立派になったデキの悪い我が子を見るような気分でしたね。この辺りにお住まいの方には花粉撒いてご迷惑をかけてるかもしれませんが、なんだか成敗しなくてよかったと思ってしまいました。今年もいいお花見が出来ました。
2014/04/07
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神奈川でDSCJの試合でした。朝早いので昨日のレッスンの後、試合会場の近くのホテルで一泊しました。チャチャ練習したかったんですけどね。結局なんにもしないで数年前に行っておいしかったスペイン料理の店にGo!『朝練習すればいいよね。』こう言った自分にゆるゆるなところがいけませんよね。朝だって起きるの精一杯だったし。会場は藤沢市秩父宮記念体育館メインアリーナ。私達が出場したのは関東甲信越ブロック選手権シニアIIラテンでした。これ以外に級別戦では神奈川県選手権(A級戦)ほか、C級、D級、1級、2級戦、昇降級に関係しないねんりんピックの神奈川県代表選考会と神奈川県選手権ジュニアの試合があります。NHK神奈川とJ-COMさんの取材が入っていましたので、テレビで一部地域の方もしくはケーブルTV加入者の方はご覧になれると思います。さて、最初の試合はA級戦。せっかくだからシニア戦だけでなく普通のA級戦も挑戦しようという意気込みだったんですが,これが普通のA級戦じゃなかったみたいです。関東甲信越ブロックの年間ランキングにからむ試合で、結構ハイレベルでした。一次予選はサンバ、チャチャ、ルンバ、パソの4種目だったんですが、あまりにポイントが入らなかったのでただでさえ朝はエネルギーレベルが低いのにさらにテンシュン下がりましたね。でもチャチャ、間違えずに踊れたんですよ。自分でもびっくり。それは良かったんですがルンバがメタメタでした。シニアII選手権ラテンは参加者が少なかったんですが、この日のメイン競技の一つだったので全面コートで準決勝が行われました。種目はサンバ、チャチャ、ルンバ。ルンバのスライディンディング・ドアーズ、ダンスやってらっしゃる方はご存知だと思いますがベーシックの一つですね。これがね私達のルーチンの最初に入ってるんですけど、A級選手にあるまじき間違いをしでかしてしましまったんです。カウント2で開くはずのドアが、開いてみたら4だったんですよね。ルンバをご存じない方は何のことかさっぱりだと思いますが、ようするに2カウントずれて踊ってしまったんです。あせりました。『ボクだって焦ったよ。でも合わせるしかないじゃん。』どうしたかというと、ドア開いたまま2カウント待って次を続けたんですが、この2カウントの長く感じたこと。2秒ですけどね。審判の方々、この変なところ見ておられなかったようで命拾いしました。このあと決勝へと進んだんですが、踊り的には最初のA級戦のエネルギーレベル最下層からだんだん上がってきたように思います。みんなそうかも知れませんが、どうも朝早い試合ってダメですね。なんでラテンは朝なんでしょ。海外ではスタンダードの方が先なんじゃが。決勝のルンバは観客の皆さんが応援して下さったので一番気持ちよく踊れました。この日の試合の様子をビデオに撮ろうと,2階席にセットしていたんです。ところが最初のA級戦1次予選は大将がすでに録画モードにしているのに私がわざわざボタン押しにいって一時停止にしてしまい撮れてませんでした。『もう、いじっちゃダメだよ。』と怒られて、しょんぼり。続くシニア戦の方で、今度こそA級戦も合わせて撮ろうと大将がセットして来てくれたんですが何とA級戦準決終わったところで内臓ハードディスクがいっぱいになっていたらしく、結局自分たちの踊りは一つも撮れなかったんです。『見ても落ち込むだけだから、つぎ頑張れってことかな。』ちがいますよね。SDカード買えってことだと思います。それは残念でしたが試合の方は優勝でした。奇麗なガラストロフィー頂きました。『ブログ見てますよ。』と会場で言って下さった方、どうもありがとうございます。相当励みになりました。ブログを読んで下さっている方、ダンスを見て下さってる方いらっしゃるというのが,私の全ての原動力になっています。いつもありがとうございます。
2014/04/06
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不安定な空模様です。桜の咲く時期は、いつもこんな風に気温の高低差が激しく突然雨が降ったりしますね。今日は師匠に作ってもらったチャチャのニューバージョンを2週間練習してその成果を見てもらいに行きました。気合い充分。教室ではデモの練習をされている方がいらっしゃいます。レッスンを待つ間、しばらくその練習風景を拝見していました。私もね、ちょっとあこがれてたんです。あんな風にリフトされてみたいなあって。ついポロっと言っちゃったんですよ。そしたら師匠に軽くかわされてしまいました。『腰痛めそうだから、ムリ。』大将、大喜び。おいおい。さて、チャチャの方はゆっくりの曲で踊ってみていただきました。『ちゃんと練習してきたね。』いやー、それほどでも...。(ホントは必死で練習しました)『じゃ、ここもうちょっとこうしようか。』えっ! 追加?私、動揺してなかなかクリアできません。焦る、ますます焦る。『たった1小節じゃない。』そうでしたっけ?私にはオセロみたいに白から黒に全部変わった気がしました。3回くらいやってようやく出来ました。『なんか気になるとこある?』実はスピンが音に間に合わないんですけど...。『えっ!そうなの?』眼光鋭い目がまん丸くなって私の高さまで降りてきました。師匠の辞書には高速スピン出来ない女性が載ってないんですよ、たぶん。氷の上なら出来るかも。『それじゃ、ここはこうしようか。』ぅおーーー! また変更だー!回転数減らすだけでいいのにぃ。私が思うに師匠は『度S』ですね。でも大将や私のような怠け者にはそのくらいが丁度良いんです。『で、試合いつだっけ?』明日です。『ハハハ、まあ、がんばって。』ハイ...。(声小さめ)
2014/04/05
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映画『ミス・ポター』の中で最も印象に残ったシーン。それは、ノーマンがビアトリクスにダンスを教える場面です。『ポターさん、ダンスはなさいますか?』ダンスは、好きな女性と手をつなげるいい口実になりますね。オルゴールの音に合わせてノーマンが歌います。あなたにダンスをお教えしましょうさあ、フロアへまいりましょうただあなたの手を私の手に重ねてもう何も考えなくていい音楽の魔法とその空気に身をゆだねただ付いてきて下さい私の導くままにあなたにダンスをお教えしましょう(Startrees超訳)Let Me Teach You How To Danceby Ewan McGregor Let me teach you how to dance Let me lead you to the floor Simply place your hand in mine And then think of nothing more Let the music cast the spell Give the atmosphere a chance Simply follow where I lead Let me teach you how to danceこんな素敵なことがあったらアホでも恋に落ちそうです。1900年頃の彼女の家にあったオルゴールで流れる曲ですから、きっと凄く古い歌なんだろうと思ったらこの映画のために作られた曲みたいです。作詞はRichard Maltby Jr.、作曲はNigel Westlake+Rachel Portman。ローレライに似てますけどね。映画の最後にこの歌の返歌がKatie Meluaによって歌われます。あなたが私にダンスを教えて下さったとき遠い昔の、あの潤んだ瞳静かに見つめ合ったまま踏んだステップ全ての動きが甘い驚きだったどなたかがあなたに上手に教えて下さったんでしょうねこんなにも人を惑わせ夢中にさせることあの夜あなたは私に魔法をかけたのですそしてあなたは私にダンスを教えて下さった。(Startrees超訳)You Taught Me How To Dance By Katie Melua When you taught me how to dance Years ago, with misty eyes Every step and silent glance Every move, a sweet surprise Someone must have taught you well To beguile and to entrance For that night you cast your spell And you taught me how to dance 皆さんはどなたにダンスという魔法をかけられましたか?
2014/04/04
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ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの伝記です。青いジャケットを着たうさぎの存在は知っていますが、お話を読んだことはありませんでした。ましてや原作者のことなど全く知らなかったんです。でもうちで長年愛用しているでっかいゴミ箱はピーターラビットでした。ビクトリア王朝の繁栄の中で生まれたビアトリクス・ポターは、子供のころから絵が大好きな女の子でした。ウサギやネコや動物たちの絵が得意で、まるで今にも動き出しそう。映像ではアニメを上手く併用していて、スケッチの動物が動いたり、馬車の馬が巨大ウサギになったりします。弟は昆虫採集に夢中でしたね。蝶や蛾の標本集めてました。二人が成長して弟は既に家を出て、ビアトリクスは三十路を過ぎてまだ家にいました。上流階級の縁談話しはいくつもあったんですが、どうもその気になれません。彼女が夢中だったのは絵本を出版すること。どの出版社も引き受けてもらえませんでしたが、苦労の甲斐あってついにウォーン社が出版を承諾してくれます。兄弟経営の出版社なんですが末の弟ノーマンが家で母親の相手をしていることに飽き仕事をさせてくれとせがむので、まあ失敗してもいいからみたいなやっつけ仕事的に請け負った契約でした。ところがビアトリクスの描く動物の世界にすっかりとりこになったノーマンは、この絵本の出版に熱意を見せ、やがてベストセラーとなってシリーズ化されます。二人は次第に惹かれ合い、結婚の約束をします。1900年頃のイギリスは、まだ階級差がはっきりしていて、良家の令嬢は出かけるときお目つけ役の老婆を連れて行くんです。女性が仕事をするというのも珍しいケースだったようですね。ビアトリクスは身分が違いすぎるといって両親にノーマンとの結婚を反対されてしまいます。この二人がたった一度ダンスをするシーンがあるんですが、その場面が一番印象的でした。後に彼女は別荘のあった湖水地方に土地を買ってそこに移り住みます。その景色も美しかったですね。『ミス・ポター』(Miss Potter)は、クリス・ヌーナン監督による2006年のイギリス映画です。ビアトリクスをレニー・ゼルウィガーが、ノーマンをユアン・マクレガーが好演しています。ホントに素敵な映画でした。お勧めです。公式サイトはこちらです。
2014/04/03
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最近は競技ダンスではなく、競技カルタの世界にどっぷりハマっております。やってるわけじゃないんですよ。TVアニメ『ちはやふる』の続編、もう3回も繰り返し見てしまいました。4回目も見ちゃうかも。なんでそんなにハマったのかな。多分、競技ダンスに通じるものがあるんだと思いました。高校2年、一番いい時ですよね。心も身体も柔軟で。右も左も分からない1年とは違い2年というのは後輩が出来るんです。あとがない3年と違って時間的余裕もあります。瑞沢高校カルタ部に二人ですけど部員が増えました。目指すは夏の全国高校選手権大会。団体戦と個人戦、どっちも凄いドラマがあるので何から書いたらいいのか、いずれにしろとてもここでは書き尽くせそうもないので是非皆さんにも熱い戦いにハマって頂きたい。永世名人の孫でカルタ界のサラブレッド綿谷新、ずば抜けた記憶力を武器にカルタ部の部長を務めるイケメン真島太一、そしてこの二人と幼なじみで主人公の綾瀬千早。3人を軸に各県代表の個性あふれる面々、カルタ会の面白い先生たち、それに無敵の名人と同年代のクイーン。才能豊かな高校生の熱戦に,つい自分まで身を乗り出し,素振りまで始めちゃって何かに指ぶつけたりしている今日この頃。千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは) からくれなゐに 水くくるとは (在原業平)もみじが川を、真っ赤に染めて流れ行く様を歌っているそうです。古典の授業って前にも書きましたけど寝てばっかりでしたので全然記憶にないんですが、『ちはやぶる』は『あらぶる』の反対語で、『かみ』にかかる枕詞だそうです。『ちはやぶる』はたとえて言うなら高速回転する真っ直ぐな軸のコマ。止まっているように見えながらどこにも偏りがなく、力が集中している。何が触れても弾き返される安定した世界。合気道の試験で暗唱させられた句の中にも似たようなのがありました。『コマが激しく回るとき静に帰する如く、静は動の極地である』今から15年くらい前になりますが、初めてエンビとドレスを譲って頂いた教室の先生のパーティのことを急に思い出しました。ゲストとして北条・須田組が来られたんです。私はそれまでアマチュア選手のバタバタしたダンスしか見たことがありませんでしたので、このお二人のダンスがなんて静かなんだろうと感心しました。静かといっても緩いわけでも鈍いわけでもなく、キレのあるシャープな踊りだったんですが無駄な動きが一切ないのでとても静かに見えたんですね。話しが競技カルタから大きく外れてしまいましたが、私も是非『ちはやふる』踊りを目指して頑張りたいと思います。ちはやふる2の公式サイトはこちらです。小倉百人一首CD付「舞楽」かるたとCDでじっくり練習!専任読手によるCD付き【小倉百人一首CD付「...価格:2,860円(税込、送料別)
2014/04/02
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消費税が5%から8%になったこともあり、新年度は大きな変化と共にスタートしました。近所の量販店に向う道路が昨日まで大渋滞だったんですが今日はガラガラ。まるでお正月みたい。昨日の夜、最後の買い出しで私もいろんなもの買ってしまいました。だしの素とか食器用洗剤とか玄米とか、ビールもやっぱり買ってしまった。大将も滑り込みで床屋さんに行きました。通販でもほぼ毎日お買い物,宅配ボックス覗きに行くような有様で、なんか踊らされてる自分が情けない気もします。踊らされるんじゃなくて自分が踊らなくちゃね。ダンサーなんですから。テレビ番組もこのタイミングで切り替わるのがありますね。『笑っていいとも』終わっちゃたんですって?32年も続いてたなんて知りませんでした。この番組が始まった頃、新宿で友達と待ち合わせる時よくアルタ前使ってましたよ。社交ダンス界も新年度を向えて動きがありそうですね。新しいサークルがスタートしたり、ひょっとしたらレッスン料も消費税増税に合わせて値上がりですか?システムトラブルも全国規模でいろいろ起きたみたいですね。増税対応のために大きなお金が動いたあと、その反動として消費が冷え込むことは予想されています。今日の夜のスーパーは、誰もレジに列んでいる人がいなかったのが印象的でした。
2014/04/01
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