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ドレス・オーダーのことですっかり今日の仕事は終わった様な気持ちになっていた私ですが、レッスンはこれからでした。最初は女性の先生のレッスン。ベーシック強化に努めた成果が少しでも発揮出来ているか、久しぶりにルンバ・バリエーションをみていただくととにします。生徒の皆さんはもう帰られて、教室には私達と先生方のみ。ゆっくりとしたドラマチックなルンバに合わせて踊り始めると、先生方全員の視線が集まって来るのを感じてちょっと緊張しました。溶ける、うねる、見せる、つなげる....。踊り終わると先生は、『つなぎの部分は見えるようになりました。』とおっしゃって、『ただ、男性アクセントの部分、手に力が入りすぎていて固まって見えますから、もっと伸び伸びと踊って欲しいです。』とのこと。もう一度始めからゆっくり踊って、具体的に『ここ』という部分を教えていただき、今日のレッスンは男性の伸びに終始しました。私は気がつかなかったんですが、途中で見ておられた男性の先生が『オレの言うことはないな』みたいな事をおっしゃって引っ込んでしまわれたとか。きっと気になった部分が同じだったんでしょうね。 続いて男性の先生のレッスンは、サンバです。「先週教えていただいたサンバの最初、練習してきましたので見て下さい。」先生が「音楽で?それともカウントで?」とおっしゃると、大将すかさず「音楽で。」いきなり? 大将のこの自信はどっから来るんだろう。「強気じゃん。自信あるんだね。」先生は笑いながらサンバの曲をかけに行かれます。いえいえ、まさか。私は命がけですから。(ちょっと、オーバーですね)最初から続けて前半部分を踊ると、予想外の方向にレッスンが展開します。「それじゃね、カウンターランの前にこれ入れよっか。」え? ルーチン変わるんですか?あれよあれよという間に、どんどん味付けが加わって行きます。これが先生の以前おっしゃってた「スパイスはオレが入れる」ってことか。「セイフティレバーは私が上げる」これ、知ってます?東京ディズニーランドのホーンテッド・マンションのセリフ。さすがにここまで変わっちゃうと3日でマスターして試合で使う自信が無くなってきました。ワルツも練習しなきゃいけないしなあ。レッスンが終わって私達が帰るころから、先生方の練習が始まりました。ゆっくりしたルンバに合わせて、それぞれのカップルがバリエーションやベーシックを踊っていて、見ていると自分が海のうねりに身を任せてゆらゆらしてる浦島太郎のような気持ちになります。 なかでも、私達が教えていただいている先生方のベーシックは、非常に香り高く熟成された赤ワインのようなボリュームがあって、アルコールなしでも酔ってしまいそうでした。私達なんてまだ全然熟成の進んでないボージョレーヌーボーみたいなもんで、さらにフレッシュでもないから飲めたもんじゃないだろな。熟成には、まだまだ時間がかかりそうです。
2008/01/31
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ついにやってまいりました。初めてのドレス・オーダーの日。思い起こせば数十年前、中学に入学する時の学生服以来ですよ。でも学生服なんてデザイン決まってますから、サイズ計るだけですもんね。きっとこれも数年経ったら笑い話になっちゃうんでしょうが、私はこの一大イベントに皆さんのご想像を超える興奮ぶりだったのでございます。「また描いてるの?」大将に呆れられるくらい、私は暇さえあればドレスのデザインを考えていました。去年のカレンダーの裏紙なんかに次々と描きまくっては、ありったけのラインマーカーで塗り絵。結構これが楽しいんですよね。最初のイメージは『火山』でした。闇に流れるオレンジと赤の溶岩、飛び散る黄色のしぶき、みたいな。だいたい、どんな仕組みでオーダー・ドレスが出来上がって行くのか分らないので、こんなお絵描きが果たして役に立つのかも不明。デザインのネタがつきて来ると、YouTubeでいろんな競技会を参考にします。そうすると目移りするんですね。この人魚みたいのもいいなとか、このキャベツも、わた飴もいいなとか、だんだん『火山』から遠のいて行きます。結局『火山』とは関係ない6点に絞り込みました。どうせなら、○○製作所のカレンダーの裏じゃなくて、ちゃんとしたノートか何かに描けば良かったな。教室につくと、先生のお一人が仮縫いで競技用のドレスを着ておられて、それが『桜の天女』みたいに素敵なドレスなんです。自分の描いてきた塗り絵みたいなのを出すのが恥ずかしくなってしまいましたよ。教室のコーナーでもじもじしてると、天の助けがやってきます。このブログを読んで下さっている教室の先輩が声をかけて下さったんです。「ドレス作られるんでしょ。」そうなんですよ。私のお絵描きみて下さいますか?私は多分すがりつかんばかりの様子だったんじゃないでしょうか。ドレス屋さんの手が空いて、先生がご紹介くださいます。ドキドキドキ。「それじゃ、採寸しますね。」ドキドキドキドキ。手早く3~4カ所を計って、ささっと数字をかき込んでるみたいです。よく3つも4つもの数字覚えてられるなあ。それとも計った中で一番大きい数字を書いてるとか?「手を横に上げて下さい。」まるで身体検査みたい。縦・横・まわり。斜めも計るんだ。先生が来られて、デザインの相談が始まります。グランプリ競技会場もそうですが、アマチュアの試合は広い体育館で行われることが多いので、キラキラ&コテコテよりも、原色&シンプルがいいみたいなんですね。「色は黄色ですか?」ドレス屋さんおもむろになぜ黄色?白は他にもう一組でも白がいると『白がいっぱい』みたいになっちゃうので、避けましょうということで、例の『カレンダーぬりえ』登場。ドキドキドキ。「これはゴチャゴチャしてるし...」(わた飴とキャベツ却下)「もっと短い方がいいですね」(人魚も却下だ)こうして最後に残ったのは、以前持っていてわりと好きだった普段着のワンピース風のデザイン。「オレンジは好き?」はいはい、元々コンセプトは『火山』でしたからね。私の体型と見比べながら先生が次々とアイデアを出されて、私はカレンダー塗り絵を片手に持ったままマネキンのように固まっていました。息もしてなかったかも。途中、「背中は、お尻ギリギリまで出しましょう」とか、「胸の間は深くお腹までカットしてゴム」とか過激な発言が飛び出したときだけマネキン控えめにしゃべります。「すいません、パンツ履けますか?」とか、「ゴムだけだと、ちょっと不安です。」とか。結局気に入って長いこと着ていた水着のイメージに近い、強くて健康的な感じのデザインに落ち着きました。「ねえねえ、ボクの布もとっといて下さいって言っとこうかな。」大将も?先生に相談すると、オレンジは膨張色だから男性は違う色の方がいいんじゃないかということになって、また別の機会に相談することになりました。どうも私にはそのドレスを着た姿がこんな風になる様な気がしてならないんです。ハロウィーンのかぼちゃでも、楽しみだなあ。
2008/01/30
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「お、マスターしてきたね。」先週習ったワルツのステップ、大将がシャドーしているのをご覧になって、先生が声をかけて下さいました。それがどうにもうれしくてしょうがなかったらしく、レッスンが始まってもノリノリです。「このルーチン、流れがいいし踊れてるからすぐに試合で使ってみましょう。」ということで、この半周を今までのルーチンのどこにつなげるかを教えていただくことに。一番最後のロンデの後、先生は『テレマークしてシャッセでつなげてみようか。』とおっしゃいます。「すいません、テレマークってなんですか?」あまりにレベルの低い質問に、皆さんも何が問題なのか分らないですよね。実は、『テレマーク』っていう独立したルーチンがあることを知らなかったんです。いままで踊って来た競技用ルーチンの途中に、『フォーラウエイ・リバース、スリップピボット、テレマーク、テレスピン。スローアウエイオーバースウエイ』というのが入ってたんですが、最後のスローアウエイ以外は長い一つながりのルーチンだと思いこんでました。スタンダードって、四字熟語みたいに長いルーチンが多いなあ、なんてね。(思わないですね、普通は)『前後左右』っていう言葉の『前』『後』『左』『右』それぞれの漢字が意味を持つことを知らなかったみたいなもんでしょうか。それこそ五里霧中ってかんじ。 辞書を買いなさい。先週バウンス・フォーラウエイというのを習って、『フォーラウエイ・リバースって、ひょっとして独立したルーチンだったのかな』なんて漠然と思ってたんですが、ここにきてやっと謎が解けました。先生は多分呆れちゃってるだろうと思いますが、辛抱強く説明して下さいました。テレマークの女性のステップは『右足後退、左足を右足にクローズしてヒールターン』で、このあとクローズして女性が後退すれば『クローズド・テレマーク』、PPに開けば『オープン・テレマーク』なんだそうです。これを聞いて、世界が突然パアーっと開けた気がしましたよ。ブロックの最小単位みたいなこのテレマークさえあれば、どんなときでも自在に方向が変えられるじゃないですか。UNOで言ったらワイルドカードを手に入れた様なもんです。やった~!!大将も多分同じように、心の中ではこの大発見に小躍り状態だったと思いますが、こんな基本的なことを知らなかったのがかっこ悪すぎなので、私が『すごい、すごい』って騒いでるのを傍観してました。「テレスピンていうのはね、テレマークやろうとして勢い余っちゃった選手がスピンして偶然作ったルーチンなんだよ。それいいじゃない、ってことで皆やるようになったの。」へ~。そんな歴史があるんですね。家に帰ってテレマーク(telemark)のことを調べてみたら、スキー用語だったそうですね。実際WEBでテレマーク検索すると、スキーの映像ばっかりが出てきます。元々はノルウェーの地名(Telemarkテレマク)に由来していて、スキーでは、『谷側のひざを曲げ、大きく前に出した山側スキーの内エッジで行う回転・停止技法で、緩斜面や深雪に適する』のだそうです。スキーやった事ないんで全然分りませんが、要するに方向転換ですよ。今まで一通りしかなかったワルツのアマルガメーションが、この小さな部品のお陰でたくさんの可能性を秘めてきました。でも、とっさに組み立てられるようになるまでには、まだまだ長い踊り込みが必要ですよね。制服に縛られていた高校を卒業して、『今日は何着ようかしら』って悩む様な、そんな初々しい気持ちになりました。
2008/01/29
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日曜日の夜7時半からNHKでやってる『ダーウィンが来た!』という番組、ご存知ですか?私達はこの番組が大好きで、家にいるときは必ず見ています。今週のテーマは『踊る!密林のダンス学校』、タイトルだけでも興味津々ですよね。オーストラリアに住むコウロコフウチョウは求愛のダンスをするんですが、そのための学校まであるってことが分ったそうなんです。雨期が始まるまでのほんの短い間、オスは『踊り場』と呼ばれるステージを3つくらい作って、メスが通りかかるのを待ちます。面白いのはメスが来るまでの暇なとき、ずっとフロア清掃してるんです。木の実や小枝なんかが自分の踊り場にあったら、それを丁寧に口にくわえて落としてました。マメだ。いざメスが来たぞとなると、まずは羽をパっと頭の上に広げて丸作るんです。これがウエイティング・ポーズ。 で、メスがこっち向いた!と思ったら、応援団みたいに左右の羽を動かし始めるんです。 シャキーン、シャキーン、シャキーン。なんとそこでパソドブレの『エスパーニャ・カーニ』にが流れるんですが、これがまた曲にピッタリあってたりして、笑った笑った。この鳥は、胸に青く小さなウロコみたいな飾りバネがついていて、ダンスで首を左右に振る度にそれがキラキラしてきれいなんですよ。それにメスがうっとりと見とれるって訳です。この熟練の踊りを身につけるための学校があるんです。若いオスたちが集まって切磋琢磨のダンスの練習ですよ。ときどきバランス崩して枝から落ちたりしながら。誰が教えてるのか気になりますよね。実は若いころはオスとメスの違いが分らないので、成人したオスがメスと間違えて学校にやって来て、踊りまくる場合があるんです。それを見よう見まねで習得してしまうって訳なんです。技は目で盗めってことでしょうか。ダンス学校の写真は、 こちらのサイトでご覧になれます。踊り場掃除しながら待ってるオスのところに、やっとメスがやって来ました。さっそくウエイティング・ポーズ。 シャキーン!ふと見ると、隣で大将もウエイティング・ポーズ!(なにやってんの?)エスパーニャ・カーニがなり始めるや否やダンス開始。大将も一緒に踊ってます。(オイオイ) このダンスには決まりがあって、踊ってる間、絶対くちばしはメスに見られないように左右の羽で隠さないといけないんですね。なんでかって、そりゃあ、尖ってて怖いからでしょうかね。チラっとでもくちばしが見えたりすると、メスはさっと逃げてしまいます。あ~、逃げられちゃった。(一緒にがっかりする大将)でもあの鳥、シェープはパソみたいだったな。しかも踊りにキレがありましたよ。さすがダンス学校卒業しただけのことはある。大将は試合でそのダンス踊らないでね~。
2008/01/28
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『ドンドンドンドン!』玄関のドアを激しく叩く音がした様な気がしました。時刻は夜中の1時半過ぎ。私はお風呂に入っていました。大将から9時頃に『残業で遅くなる』と電話があったので、私は家に一人。彼なら鍵を持っているので勝手に入って来られるはずなんですが、こんな夜中に誰だろう。私はしずくを垂らしながらガウンをまとい、インターフォンのモニターを覗きます。そこにはなんと、氷点下の寒空にカタカタ震えている大将が....。慌てて玄関を開けると、泣きそうな声で『何度も電話したんだよ。かぎ持って行くの忘れちゃってさ。』留守電に5個くらい情けない声のメッセージが入っていたみたいなんですが、お風呂に入ってて全然聞こえてませんでした。どのくらいそこに立ってたのかな?電話もしないで飲んだくれて朝帰りのときは、チェーンでもかけて閉め出してやろかと思ったこともありましたが、実際にやったことはありません。これが、第3の扉の受難。実はその前日、練習に出かけようとしたら、何かが引っ掛かってるみたいで車の運転席側のドアが開かなかったんです。凍ってるのかと思って翌日また試してみたんですが、やはり開きませんでした。大将はでっかい体をたたんで助手席側のドアから毎回運転席に移動。小さい車ですから、これ結構大変なんです。オートマですけど、床の真ん中にギアがありますからね。中から試しても開かないのでこの週末、修理工場に持って行って直してもらいました。これが、第2の扉の受難。さて、振り返ってみるとドア関連の受難の始まりは強風に煽られたドアでおでこ怪我したことでした。(見逃しちゃった方は こちら)先端バイオテクノロジー絆創膏のおかげで、貼ってたとこだけ皺も伸びたなんていうおまけ付きですっかり完治しましたが、これが第1の扉の受難。2度あることは3度あると申しますが、こう続くとなんか偶然じゃないかもなんて思い始めます。守護天使様が何かを気付かせるためにサインを送ってるのかななんて。「『戸』が付く人で年賀状が来なかったとか、気になる人いない?」昨日思わず聞いてしまいました。「未来の扉は自分で開けろってことじゃないの。」なんて大将は言ってますが、最初は開き過ぎで怪我してるし、2回目も3回目も人の力で開けてもらってるじゃん。とりあえず、ドアに注意。第4の扉はあるのでしょうか。このミステリー、皆さんならどう解きます?
2008/01/27
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UK選手権の続報です。<アマ・ラテン>1 Matej Krajcer & Iwona Golczak (Slovenia)2 Maurizio Vescovo & Melinda Torkogyrogy (Hungary)3 Stefano Di Filippo & Anna Melnikova (Italy)4 Alexei Silde & Anna Firstova (Russia)5 Jurij Batagelj & Jagoda Strukelj (Slovenia)6 Zoran Plohl & Tatsiana Lahvinovich (Slovenia)スロベニアってダンス始めるまで知らない国だったんですが、スポーツ英才教育を奨励しているイタリアの近くの小国なんですね。スクフカ組始め優れたダンサーがどんどん育っていて、何とアマチュアの決勝に3組も入ってます。「マテが優勝?!」大将が騒いでました。スロベニアではキャロル先生も教えている強化合宿があって、スクフカやユーリなんかはそこで育って来た選手なんです。マテ達は別の派閥のキャンプに入っているらしく、よくわかりませんが、派閥間の対抗意識みたいのもあるんでしょうかね。5位の選手が、先日私たちのルンバとチャチャに手を加えてくれたユーリ&ヤグダ。レッスン内容は Maturityと Patientでご覧になれます。日本人では、瀬古組が3次予選Top96に入っていました。あんなに上手いのに3次かあ。壁は厚いですね。ライジングスター戦では準々決勝まで残ってたようです。 こちらから去年のUK戦のアマ・ラテン決勝が動画でご覧になれます。<アマ・スタンダード>1 Paolo Bosco & Silvia Pitton (Italy)2 Benedetto Ferruggia & Claudia Koehler (Germany)3 Andrea Ghigiarelli & Sara Andracchio (Italy)4 Emanuel Valeri & Tania Kehlet (Denmark)5 Marat Gimaev & Alina Basiouk (Russia)6 Federico Di Toro & Genny Favero (Italy)スタンダードはイタリアが強いですね。3位に入ったアンドレアは去年教室の夏のパーティでデモ踊ってくれたんですが、ドメニコ・ソアレも同じパーティに招待されていたせいか、気合い入ってました。女性のシャープがもの凄くて、ほとんど顔が天井と平行みたいに見えましたね。あんな格好でよく踊れるな。首、捻挫しそう。日本人では石原組が上げてきました。4次予選Top52に入っています。ライジングスター戦では石原組と菅谷組が準々決勝に進んでいました。
2008/01/26
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UK選手権の速報です。<プロ・ラテン>1 Michal Malitowski & Joanna Leunis (Poland)2 Riccardo Cocchi & Yulia Zagorouitchenko (USA)3 Sergey Sourkov & Agnieszka Melnicka (Poland)4 Peter Stokkebroe & Kristina Stokkebroe (Denmark)5 Franco Formica & Oksana Lebedewa (Germany)6 Andrei Gavriline & Elena Kryuchkova (USA)マリトースキー,優勝の地位は揺るぎないものになってきましたね。今回5位に入って来たフランコ・フォルミカはルパン3世みたいな顔してるんですけど、アマチュアで3連覇しカップル解消してターンプロ。アマ時代にはずっと負けなしだったストッケーブローなどのカップルに今は上に行かれてしまってますが、いつかチャンピオンになる素質があると思いますね。アマ時代にパートナーだったニキフォローバは準決勝につけています。日本人では、日野組,金光組、長島組、織田組,大村組,立石組が4次予選Top50に入っていました。 こちらから去年のUK戦の決勝が動画でご覧になれます。去年の結果は こちらです。<プロ・スタンダード>1 Mirko Gozzoli & Alessia Betti (Italy) 2 Arunas Bizokas & Katusha Demidova (USA) 3 Timothy Howson & Joanne Bolton (England) 4 Jonathan Wilkins & Hazel Newbury (England) 5 Christopher Hawkins & Justyna Hawkins (England) 6 Jonathan Crossley & Lyn Marriner (England) 7 Domenico Soale & Gioia Cerasoli (Italy)こちらの注目は4位に入ったウィルキンス組でしょうね。パートナーのヘーゼルさんは5位のホーキンスの元パートナー。彼がジャスティナと結婚してしまってカップル解消し、もう引退かと思ってました。私たちは一度ヘーゼルに教えてもらったことがあるんですが、とっても優しい素敵な方なんです。競技復活して元リーダーを抜いて、なんだか私も胸がすっとしました。ヤッタネ!!日本人では、石原組、庄司組、谷堂組が準々決勝に進んでいます。がんばれニッポン!<こちら優勝カップルのレッスンDVD>
2008/01/25
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習ったことを自分たちなりに練習してもう一度見てもらったら、なんか違ってたってことありませんか?ステーショナリー・サンバウォーク、肝心な所がバウンスしてなかったみたいです。ヒップやヒザや手なんかより、肝心なのは丹田。先日の鏡開き式で今年のテーマは『臍下(せいか)の一点の意識』と言われたばっかりだったのに。「下向いちゃダメ!!」お、今日は先生ちょっとこわいぞ。大将は時々下を向くクセがあります。一緒に足元で踊ってる(らしい)小人さんを踏まないか心配なんです。な~んて言ったって、分ってもらえないだろうなあ。(私も分らんし)コネクションも引っ掛かる寸前にPULLに入るのではなく、非常に早い段階でPUSHからPULLに切り替わってそこからボディを使い続けるのだということも、違った解釈で練習しちゃってました。1週間に一回でもこう言った軌道修正をしてもらうと、変な方向に進んでしまうのを防げますね。続いてカウンター・ラン。競技ルーチンにこれが入ってない選手はいないんじゃないかってくらい、みんなやってるおなじみルーチンです。男女が入れ替わりながら大きく移動する1、2、3リズムのこのルーチン。大将は頭が出過ぎと指摘されます。「お手玉だって、頭出してると玉にぶつかっちゃうじゃない。」自分の前のスペースを確保したまま、右から左、左から右へとボールを投げて行くイメージだそうです。大将が私を見てニヤリと笑います。どうせ私の頭が丸くて玉みたいだから、それに反応してんだ。さて、この日の男性の先生のレッスンのメインは、サンバの出だしのロケット・スタートを考えてもらうことでした。今までは私がサンバカーニバルの女性ダンサーみたいに細かいリズムを刻んで歩いてる所に男性がやって来てカウンター・ランみたいなエントリーだったんですが、なんかもっと分りやすくてインパクトのある出だしが欲しいなあと思っていたんです。先生はオーディオが置いてあるコーナーの椅子に座ってじっと動かなくなってしまいました。クリエイティブ・ワールドに入っちゃってるんでしょうか。しばらくして私が呼ばれます。先生のリードに従って動いていって驚きました。そこらへんの体育館でやる競技会ルーチンというより、アメリカン・ダンス・アイドルのステージで踊るみたいな振り付けなんです。どひゃ~。こんなの出来んのかな??失敗したら頭打って死ぬかも。私がビビってると、先生は「見た目より簡単だから。」と今度は男性に手ほどき。大将たのむから落とさないでね~。お腹にちっちゃい浮き輪みたいな肉付けてる場合じゃないよ~。というわけで、次の競技会が楽しみでもあり、こわくもあり。
2008/01/24
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私達の課題である『つなぎ』を意識したルンバ・ベーシックを二週間ゆっくり練習してきましたので,その成果を先生に見ていただきました。ところが最初のオープンフェンシング・ポジションに構えた途端,先生の一言。「腰が高いですね。」あー、まだ床に低く踊るのが出来てないんだなあ。これ、キャロルにもヤグダにも言われたもんね。もっと、ズーンと骨に乗ってみるかな。でもこれ以上は無理よ。「やっぱりこの前言ってた通り、ミニのスカートの方が絶対いいわ。」え? そっちですか?重心低く構えようとして一生懸命床踏んでた大将もあっけにとられてます。来週ドレス屋さんがスタジオに来てくれることになったんです。(ヤター!)あ~,もう手遅れかもしれないけど今日からポテチ禁止よ!!! レッスンは大将が主に直されました。何かだんだん話題が高度になってく気がしてうれしい。ヒップムーブメントをもっと美しい無限大マーク型にすること。それにサポーティングフットのニーバックをさぼらないできちんと見せること。そして私には『ボディは出来て来たから』と言って、より美しい足の出し方を教えて下さいました。バレエのテクニックだそうです。骨盤を開く方向に常に足を使い続けられるようになると、もっと足元が強くきれいに見えるんですね。私が待ってたのはこれですよ。ストロング&ビューティの必須アイテム。『美しい足元』最近こんな試行錯誤のベーシックばっかりしてるので、練習場でも後ろにかかってる音楽を全然無視してるんです。でも先日夜遅く、他に誰もいなくなった練習場で、おじさんがブラックプール曲集のラテンCDかけてくれたんですね。聞き覚えのあるフレーズに、二人の動きが止まります。大将が言いました。「ここはブラックプールだよ。」もちろん,行ったことなんてありませんよ。いつもDVDで見たりしてますので、音楽が耳についてるんです。私達は目で合図を交わし、曲にのってサンバを踊り始めました。その楽しかったこと。天井の蛍光灯が急にシャンデリアに変わり、周りの鏡がドレスアップした何百もの観客に変って拍手さえ聞こえて来る気がしたんです。音楽と融合する幸福感て、これかな~。そんな素敵な瞬間が皆さんにも訪れますように。
2008/01/23
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<トップ8 part2>各カップルが二つ目の課題に挑みます。1 サラ&ダニー課題はソルト・ン・ペパーの『Push it』で踊るヒップホップ。シェーン・スパークスが振り付けます。何でもソツなくこなすダニーが、ブレイクダンスが得意なサラと比べると音に合ってないように感じられました。特にヒップホップ系のカップルダンスは同じ振りを並んで踊ることが多いので、余計に差が目立つのかもしれません。「力を合わせないとダンスは完成しない。」「キュートすぎてパンチがない。」「衣装がセサミストリートみたい。もっと気を使って。」 こちらからご覧になれます。 2 ローレン&ドミニク ルンバです。待ってました!トニー・メレデスが振り付けます。曲はビル・ウィザースの『Ain't No Sunshine』「ポーズを決める場面が多すぎた。動きが足りなくてルンバらしくなかった。」「ラインはきれい。動きが硬くてヒップムーブメントがたりない。」「カップルとしての相性や、セクシーな演技はよかった。」すっごくきれいなんです。ドレスもシェープもパフォーマンスも。でも、ウォークがルンバじゃありませんでした。それにしても1週間でここまで踊れるなんてすごい。 こちらからご覧になれます。3 レイシー&ニール 美しい振り付けで定評があるミア・マイケルズのコンテンポラリーです。去年この番組でハイジとトラビスが踊った『公園の恋人達』はエミー賞の候補になっているそうです。今回のテーマは『天国での再会』、数年前に亡くなったミア自身の父親と天国で再会するという物語を演じます。曲はビリー・ポーターの『Time』「物語の世界観を完璧に表現していて感動的だった。」メアリーは感動の涙でコメントできませんでした。私は前振りの設定が語られなかったら、それほど感動しなかったんじゃないかとちょっと懐疑的です。大将は3回見て、3回とも泣いてました。 こちらからご覧になれます。4 サブラ&パーシャこの番組の『はずれくじ』と言われるクイックステップ。ところが予想に反して信じられないくらい上手でした。ステップもクイックステップに特徴的なものばかり。ポーズでごまかしたりとかする必要がないんですね。審査員もベタボメでした。曲はビッグ・バッド・ヴードゥー・ダディの『Mr. Pinstripe Suit』振り付けはトニー・メレデス。「ステージをフルに使ったダンスは華やかだった。」「振り付けもダンスも衣装もすばらしい。表情も変化に富んでいた。」曲の通り、二人はピンストライプ(細い縦縞)のスーツとドレスで決めてました。「サブラはジャンプしてもシェープが全くずれないのが驚きだ。」 こちらからご覧になれます。 さて、投票結果です。何と800万票も集まったそうです。落ちたのはサラとドミニク。たくさんのブレイクダンサーたちに勇気を与えたと讃えられます。審査員がダンサーになろうとしている若者に向けてメッセージを送っていました。「ダンサーは過酷な職業だ。常に先を考えないと寿命が短い。ケガすると終わりだし経済的にもキツい。」それでもダンスをする理由はと聞かれてアダムはこう答えます。「音楽と融合する幸福感は何物にも代え難いものだからさ。」<今日のポイント>1 フロアをフルに使って踊りましょう2 衣装も重要なチェックポイントです3 音楽と融合する幸福感、感じて踊ってますか?
2008/01/22
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<トップ8 part1>審査員はいつもの番組プロデューサー、ナイジェル・リスゴーと社交ダンス振付け師メアリー・マーフィーに加え、ヘアースプレイの監督アダム・シャンクマンが担当します。今回は新しいカップルで、くじ引きで決まった2種類の踊りに挑戦します。審査はあくまでも個々のダンサーに対する視聴者電話投票のみですから、審査員はコメントを述べるだけです。票の一番少なかった男女一人ずつがここで脱落します。1 サラ&ダニー課題はアルゼンチンタンゴ。アレックス・ダシルバが振り付けます。ダニーはどんな踊りでもクールに決めますね。サラはブレイクダンサーの男っぽさを全く見せず、挑発的な女性を演じます。曲はゴタン・プロジェクト・リミックスの『Whatever Lola Wants』「サラは多才なダンサーだ。ダニーは男性の中で一番輝いている。」「どの動きも完璧だった。7回転8回転のピルエットも抜群のバランス。」 こちらからご覧になれます。2 ローレン&ドミニク クランプといえば振り付けはリル・C。この人しかいないのかも。曲は50セントの『I get money』2人組のギャングを演じてるんですけど、ずっとサイド・バイ・サイドで踊っていて、動きがピッタリあってるでもなく、私的にはあんまり面白くなかったんです。クランプていうのはそんな踊りなのかも知れません。最後の方でローレンがドミニクを乗り越えて行くとき足が滑って転がるんですが、「それを悟られないように踊り続けたローレンはプロだ。」とナイジェルは褒めていました。 こちらからご覧下さい。 3 レイシー&ニール 課題はラテンジャズ。そんなジャンルもあるんですね。曲は、レイ・バレットの『Acid』マリア・トーレスが振り付けます。 審査員のコメントは私たちも言われたことがあることでしたので、なるほどと思いました。「レイシーには相手を見ないクセがある。ニールも観客ばかり見ていた。情熱的なダンスを踊る時はお互いを見ないと説得力に欠ける。」「最初に少しチャチャのステップが入っていたが、肩が上がって顔が前に出ていた。ラテンの立ち方が出来てない。」「教えられた通りに踊っているだけ。言ってみれば子供ダンス教室のよう。」ニールのナイス・バディは こちらからどうぞ。4 サブラ&パーシャタイス・デオリオ振り付けのブロードウェーです。去年、私たちがすっかりはまって真似して踊ってたドニエル&ベンジーのヘアースプレイを振りつけた人ですから,今回も面白いものを期待しちゃいます。曲はミュージカル『ザ・ワイルド・パーティー』から『A Wild Wild Party』「こういうのを待ってたんだ。個性が光る見事なパフォーマンスだった。」 「サブラの方が輝いていたが、パーシャも負けてなかった。」「振り付けが見事でとても見応えがあった。」前半戦4つのダンスの中ではこれが一番面白かったですね。 こちらからどうぞ。<今日のポイント>1 肩が上がってませんか?2 顔が前に出ていませんか?3 相手を見て踊っていますか?
2008/01/21
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合気道の鏡開き式があって、二人で朝から道場に出かけました。大将も昔は一緒に合気道をやっていたので、年に一度先生方とお会いするのを楽しみにしているんです。本当は、式の後に振る舞われるお汁粉の方が目当てなんですけどね。私があんこが苦手なので,家では絶対作らないから。来賓挨拶をされた元筑波大学の教授は道場の顧問をされているんですが、中京女子大学でも教えておられて、レスリング部ともつながりがあったそうです。お話の中で吉田選手のことが出ました。3歳でレスリングを始めて、1998年に世界選手権で優勝し連戦連勝、さらにアテネオリンピックでも金メダルを取って、前人未到の連勝記録。その記録が、昨日119連勝でストップしたということです。「勝ち続けることは非常に困難なことですが、負けることによってもさらに成長できるものです。」そうなんですよ。吉田選手、きっと北京オリンピックでは巻き直してくるでしょうね。頑張って欲しいです。私たちはここんとこダンスで負けっぱなしですが、そうすると『何が悪いんだろう』っていう改善策を日々考えるようになりますからね。宮本武蔵やグラディエイターみたいな、負けたら死に直結する戦いじゃなくてよかったですよ。 さて、毎年バカみたいにお汁粉食べて動けなくなる大将ですが、今年は控えめでお餅8個でした。私はもっと控えめで2個。少し足りなかった気がしてコンビニでホットドッグ買いました。ところが大将も食べるって言い出したんです。「8個もお餅食べちゃって、まだパニーニ食べるの?」「身体の大きさに比例してるんだよ。」比例って....(あんたは私の4倍か?)午後からはダンスの練習です。いつもラテンシューズしか持って行かないんですが、新しいワルツのステップを教えて頂いたので、スタンダードの靴も持って行きました。他に練習している人がいなくなると、『ルンバばっかりかけて下さい』とお願いする私たちが「ワルツだけお願いします。」なんて言ったので、おじさんちょっとビックリしたかな?夜は久しぶりに近所の天然温泉に行ってきました。明日は雪ってニュースで言ってましたけど、わりと暖かくて4度はありましたね。湯冷めしないうちに家に帰って,酒盛りダア~。
2008/01/20
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スタンダード今年初のレッスンでした。ラテンに比べるとどうもモチベーションが上がらなくて、試合前しか練習しないのでなかなか上手くならないんです。これを何とか打開するために新しいルーチンを少し加えてもらうことにしました。4年ほど前にスタンダード競技を始めてからずーっと同じだったのでマンネリ化してたんですね。でも、全取っ替えなんかすると今度はスタンダードにかかりっきりになってラテンを練習する時間が大幅に減るのでそれはしません。組み替え可能なパーツをいくつか教えて頂くことにしました。まずはワルツ。「エー,そんなの知らなかったの?」なんて言う声が聞こえてきそうな基本的なルーチンばかりです。オープン・ナチュラル、ロール・シャッセ、ピボット、スピンターン、バックロックみたいな流れで、名前が合ってるかどうかちょっと自信ないんですが、なにせこれで大きく選択肢が増えました。いままでプロムナード・ポジションから中央に切り込んで行くフィガーしか知らなかったので、フロアの真ん中が混んでいる時や、ぶつかってLODに向かってPPになってしまったときなんかはなす術がなく、ひたすら空くのを待っていたんです。初めてのステップの割にはあっさりと出来てしまったので、続きも教えて頂きました。「足あげるルーチンでも入れる?」と先生がおっしゃると、大将はノリノリで、「足上げいいですね。やりたがってたもんね。」いや,そうじゃなくて,私がやりたがってたのはロンデよ。知り合いの京都の選手が、くるくるっとピボットしたあとサーっと女性がロンデするワルツがカッコいいな~って前から思っていたんです。で、さっきの続きにバウンス・ファーラウェー、名前忘れたけど小走りみたいなタンブルターンからヒンジ、ピボット、ロンデという流れを作ってもらいました。ロンデっていうのは、回し蹴りみたいな踊りです。バウンス・ファーラウェーっていうのは4歩めでバウンスするからそういうのかな?ヒンジはどうもイメージが掴みにくくて苦戦しました。「先生、ロンデってカウントいくつ目ですればいいんですか?」「ロンデはね、カウント・ワン。」先生はうれしそうに笑いながら、続けます。「カウント・ワンで足振るから、ワンダフル、なんてね。」うわっ!今年初の親父ギャグもきれいに決まりました。
2008/01/19
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ダンスの練習に行こうと駐車場に行ってみると、並んでいる車は皆凍っていました。温度計はマイナス2度。車の中でも息が凍ります。昨日、音楽と一体化するための三原則で書きました、その1。『次に何をするかはっきり分かっていること。』これは、ニューヨークの次はスポットターンみたいなルーチンの中でのお話だけではありません。今週ラテンのレッスンで私たちが重点的に教えて頂いたのは、サンバのステーショナリー・サンバ・ウォークでした。そう、今月はベーシック強化月間です。ワン・ア・ツー・ア~、スリー・ア・フォー・ア~。このそれぞれのカウントで何をするのか。足は?ヒップは?ボディーは?コネクションは?それがはっきり分かっていていないと、二人で作り出す音に合ったボディリズムが見えて来ないんです。今日はひたすらそれ練習をしました。コネクションを一瞬もはずさないように、良質のゴムマリのように、もっとボディがうねるように。これが上手くかみ合うようになると、音に合ったサンバらしさが見えてきます。同じリズムのサンバ・ホイスクやバリエーションにも応用することが出来るんです。練習終わってまた車に乗り込むと、気温はマイナス4度になっていました。今日はこの冬一番の冷え込みだったようです。
2008/01/18
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音楽とピッタリあっているとダンスは上手く見えます。それじゃ、どうしたら音楽とピッタリ合った踊りが出来るか。以前にも書きましたが、それには最低限3つの要素をクリアする必要があります。まず一つ目。次に何をするかはっきり分っていること。カラオケだって、『次のフレーズどんなだっけな?』なんて考えて演奏が聞こえてから歌ってたら音に遅れますよね。ダンスもルーチン組んだばかりの時なんかは、頭で考えながら踊ってますから、音楽と一体化なんかできないもんです。音と一体化するためには、常に次のステップが何かをはっきり把握していることが大切。リーダーは特に責任重大ですよね。2つ目は、次にすることへの準備ができてること。オーケストラは、いつでも弾き始められるように構えて指揮棒が動くのを待ちます。だからベートーベンの『運命』だって、みんながピッタリあってジャジャジャジャ~ンて始まるんですね。まだバイオリンをケースから出す途中でした、なんて人はいない訳です。ダンスも、必ず次の動きに移る準備が必要で、そうでないと滑らかなムーブメントも出来ないし、音に合った表現も出来ないんですね。3つ目は、無駄な動きをしないこと。合気道で、相手が胸ぐらを掴みに来た時にそれを払う技があるんですが、達人は最小エネルギーの最短距離でまるでハエでも払うようにこれをするんです。皆さん蚊が飛んで来た時、パチンて潰しますよね。それだって、息切れするほど追っかけ回して、ありったけの力でバチンする必要は全然ないと思いませんか。それに、そういう人に限って、しびれた手を開けてみたら蚊はいませんでしたなんてことがありがちです。ダンスだって、無駄な動きが多いから疲れるし、音に遅れるし、成績もイマイチなわけです。一番の問題は、どの動きが無駄なのか自分だけでは分りにくいことでしょうね。その辺は先生や他のダンサーにアドバイスをもらって、パートナーやリーダーの言葉にも謙虚に耳を貸して、練習して行くしかないんですね。この『謙虚に』ってとこが、一番難しいかな。<今日のポイント> 音楽と一体化するための3原則1 次に何をするかはっきり分っていること。2 次にすることのへ準備ができてること。3 無駄な動きをしないこと。
2008/01/17
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<トップ10 part2>ソロの次はカップルダンスで勝負です。(動画リンクあり)1 ローレン&パーシャシェーン・スパークスのヒップホップ。曲は、ピットブルの『フエゴ』。骸骨ロボットのファンキーなダンスです。 こちらからご覧になれます。審査員のウケも良かったですよ。「トランスフォーマーみたい見事な振り付け。」「最初から最後まで完璧に息が合っていた。」「社交ダンサーのパーシャがヒップホップを踊りこなしていて驚いた。」 2 サブラ&キャメロンタイス・デオリオ振り付けのコンテンポラリー。曲はクリスタル・ルイスが歌う『アメイジング・グレイス』です。画像は こちら。「技術面では全く問題ないがキャメロンは小さくまとまっていて情熱が伝わって来なかった。」「ルックスと筋力は十分だが、スタイルとテクニックがキャメロンには不足している。」「サブラは素晴らしかった。プロとして成功するだろう。」私個人としてはコンテンポラリーに対する造詣が浅いせいかインパクトがなくて、可もなく不可もなくといった感じでした。3 レイシー&ダニーサンバです。こんなカッコいいサンバ踊れたらいいなあです。これだけは是非見ていただきたいですね。 こちらからどうぞ。振り付けは、去年のトップ10ダンサーの一人、ロシアの社交ダンサー、ディミトリです。曲はクラブ・デ・ベルガス の『Hip Hip Chin Chin』。二人が顔を背けた位置から手を伸ばして行くシーンなんか最高。メアリーはテクニック的に気になったところがあったみたいですが、私にはどこが悪いかさっぱり分りませんでした。「今までで最もセクシーなダンス。ダニーはダンス界の種馬。フェロモン全開の最高のパフォーマンスだった。」「レイシーは技術的にもパフォーマンスでも素晴らしかった。」ダニーに電話投票だ!!!(日本からは受け付けてません。もう終わってるしね。)4 ジェイミー&ドミニクウィンナーワルツ。トニ・レッドパスが振りつけます。多分ドミニクにはワルツは難しいだろうと、シェープで見せやすいパソドブレの要素を加えたんだと思いますが、どうにもならなかったですね。曲はリンダ・エルダー の『ラ・マンチャの男』。もう一度見たいと思わないダンスですが、興味ある方は こちら。「何事もやりすぎると良くない。キャラを作りすぎてお笑いになっていた。大げさすぎてわざとらしい演技はアニメみたい。」「ドミニクは足下がいい加減。ステップも間違っていた。このダンスは二人には難しすぎた。」「ジェイミーは口にハエが入りそうなほど開いていた。たまに開くのはセクシーだが,ずっとはだめ。」ジャンプが『ミスター・ビーンみたい。』なんて言われてドミニクは『もう落ちた』と思ったでしょうね。 5 サラ&ニールディスコ。ドリアナ・サンチェスが振り付けます。曲はレイチェル・スティーヴンスの『ノック・オン・ウッド』。この日、サンバの次に気に入ったのがこのナンバー。とにかく楽しくて、『もう終わり?』っていう感じなんです。 こちらからご覧になれます。ニールの高い開脚バク転、すごかったですね~。こんなの初めて見た。「文句のつけようがない。」「心から楽しんで踊っているようだったし,見ている方としても楽しかった。」ニールにも電話投票よ!!!私が騒いでいると大将が、『ニールに電話するファンの瞬間芸やりま~す。』といって真似をします。そんな瞬間芸、全然ウケないと思う。思いっきり内輪だけだ。650万票も電話が集まったそうです。落ちたのはジェイミーとキャメロン。キャメロンはちょっとビックリでしたね。ドミニクかと思いました。<今日のポイント>1 大げさでわざとらしい演技はNG。2 小さくまとまるのもNG。3 口を開けたまま踊るのもNG。
2008/01/16
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<トップ10 part1>いよいよトップ10になりました。ここからは審査員による再審査はありません。視聴者投票のみで毎回男女1人ずつが脱落して行きます。今回初めての試みとして、全員が同じ音楽、同じ衣装、同じ振り付けで踊るソロ競技が加わりました。振り付けは、昨年この番組の振り付けでエミー賞を受賞したウエイド・ロブソン。テーマは平和と戦争です。衣装はみんな白の上下のパンツルックですが、テーマに関連して自分が最も共感できる言葉を選んでTシャツにプリントすることができます。「工作から始まるんだね。」(大将談)曲はJohn Mayerの『Waiting on the world to change』 同じ踊りを10回も見せられるのって結構飽きるんです。比較と言う意味なら、社交ダンスみたいに何人か一緒に踊った方が違いが分りやすいんじゃないでしょうか。数千人の中から選ばれたトップ10ダンサーですから、実力が拮抗していて素人目には皆一緒に見えてしまうんですね。ただ、その中でもキラっと光るダンサーはいました。多分、同じ様な実力の選手がフロアで競う社交ダンス競技会でも、こんな人たちが残るんだろうなというヒントが得られます。それについては後ほど書くことにして、まずは、どんな踊りなのか こちらからご覧下さい。それぞれが背中にプリントしたテーマと審判の講評は次の通りでした。1 ジェイミー Honesty(正直さ)テクニック的にはソフト&ハードのコントラストがあって良かったが、表現が単調だった。もっとダイナミックに感情表現して欲しい。2 ドミニク Love(愛)動きが少し硬かったが感情表現が上手い。テクニック不足。個性をもっと出して欲しい。3 サラ Hope(希望)もっと自分を大きく見せる踊りをする事。物語が伝わって感動的だった。4 パーシャ Communication(コミニケーション)他と比べてレベルが低い。テクニックに走りすぎて魂が感じられなかった。5 ローレン Patience(忍耐)音楽と動きがマッチしていた。エンディングで怒りではなく希望が表現されているのが良かった。6 ニール Humidity(謙虚さ)肩をあげるクセを直す事。腕を伸ばしたとき猫背になるのが気になる。もっと感情表現を。7 サブラ Unity(協調)全身全霊で踊るので、身体は小さいが踊っているときは大きく見える。8 キャメロン Trust(信頼)説得力ある演技だった。ペアダンスで言われた事を見事に克服している。指摘をすぐに活かせるのがプロのダンサーの資質の一つ。9 レイシー Peace(平和)何でもこなせる。スタイルもテクニックもすべて一流。総合力ではトップ。10 ダニー Understanding(理解)蜜の様にスムーズで美しいダンス。回数を重ねるごとに表情が豊かになって来ている。技術も表現もずば抜けていて、心の壁を取り去る事が出来れば歴史に残るダンサーになれるだろう。この中で私がいいなと思ったのは、ローレン、サブラ、ダニーの踊りでした。<今日のポイント>フロアでキラリと光る踊りには以下のどれかまたは全ての要素が含まれています。1 音楽とピッタリ合っている。2 踊りにエネルギーを感じる。3 ベーシックがしっかりしていて動きがなめらか。
2008/01/15
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今年初めてのバンド・セッションがありました。去年の10月以来、3ヶ月ぶりです。スタジオは都内の東京タワーの近くなんですが、今日は成人式ということで行き交う人も多いかと思ったら、意外にもなんか空いてる感があったんです。電車でも、いままでなら必ず何人かの振り袖お嬢さんが乗ってたんですけど、今年は一人も見かけませんでした。みんな、どこにいったの?少子化関係ある?さてバンドのほうですが、キーボードが来れなくて4人でした。ご主人がイベント関連の仕事をされていて、ボン・ジョビ来日公演で休日出勤。「託児所休みだし、親は旅行だし、子供スタジオに連れて行ってもいい?」1歳児ですからね。スタジオの爆音で難聴になるから無理でしょう。知り合いの子供が打ち上げ花火の音で鼓膜破ったって聞きましたからね。という訳で、残念ながら今回は諦めることに。それより私はボン・ジョビのライブに行きたかっらぜぇ~。 さてキーボードがいないとなると、やれる曲の種類も変わってきて、爆音系の音楽中心になってきます。ご存知の方は少ないと思いますが、ハートというバンドの曲をやろうと最近ライブDVDを見たベースが言い出し、それが課題曲の一つになっていました。このバンド、美人姉妹がメインボーカルとギターを担当してるんです。黒髪のお姉さんの方がボーカル。私の声がこのボーカルに似てると言われていたので、80年代にヒットした曲はいくつかカバーして演奏したことがあって、カラオケでも「Alone」というバラードをよく歌っていました。昔歌ったことある曲だから、いけるだろうと軽く考えてたんですね。出かける直前に古いカルテみたいに束になってる歌詞カードからこの曲のを引っ張り出し、スタジオに持って行って「あれっ?」と思います。構成とか歌い回しを忘れちゃってるんですよ。しかも古ぼけた歌詞カードの字が薄くて読めないし。途中の休憩時間、皆がジュース飲みに外に出て行った時間を利用して、iPodで復習しました。ダンスもしばらく踊らないとすぐこんな風にステップ忘れちゃうんですね。も、ほんとスグです。アルコールで脳細胞死んでるのかも。でもこの曲が今回一番まともに決まりました。かっこいいですよ。踊れない曲ですけど。良かったらどっかで試聴してみて下さい。曲名;BARRCUDAアーチスト名:Heartこのベスト版にも入ってます。
2008/01/14
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風が吹くと桶屋が儲かるといいますが、今日は冷たい北風がビュービュー吹く寒い一日でした。昨日の宴会で溜め込んだカロリーを少しでも消化しようと、昼過ぎから練習に出かけます。成人の日を含む3連休でお出かけの方が多かったのか,既に皆さん試合なのか、練習場は貸し切り状態でした。昨日帰りの車で副会長さんにルンバを褒めて頂いたことがよほどうれしかったのか、大将はノリノリでいい動きをしています。3時間ほど練習して家に帰った時の事でした。大将が玄関の鍵を開けてくれるのを後ろで待っていた私は、後頭部に吹き付ける風がとても冷たくて泣きが入ります。「はやく開けて~。頭の後ろが北極だよ~。」大将は、かじかむ手でやっと鍵を開け,私を先に入れてくれようとドアの後ろに回りました。その時です。突風が吹いて扉が大将を直撃し、『バチン!!』と弾けるような大きな音がしたんです。「大丈夫?なんか凄い音したよ。」ドアの後ろから出て来た大将を見て、これは大変だと思いました。額がバックリと裂けて大粒の血が眉間を流れ落ちて来ていたんです。ハリー・ポッターみたい....。今日は日曜で医者はやってないし、私のへたっぴな針仕事で縫ったらフランケンシュタインみたいになっちゃうだろうし、どうしよう。とりえず消毒液をありったけ振りかけて止血し、近くの薬局に急ぎました。最近の先端医療テクノロジーは大したもんですね。絆創膏もただものじゃなくて、体内から集まる「キズを治す成分」をゲル状にしてキズ口に保持するんだそうです。剥がしたら治ってるみたいなんでしょうか?さて、その夜の事です。多分3時頃だと思うんですが、私がふと目を覚ますと、大将がとなりで変な声だしてうなってるんです。「ゥオおおお。ゥオおお~。」ホラーです。ヘレン・ケラーが最初にしゃべった『water』もこんな感じだったかも。でも真夜中ですからね。頭が痛むのかと思って、『どうしたの?大丈夫?』と彼の右肩をツンツンとつついたんです。そしたらいきなりその手を思いっきり払いのけて、『うわあ!!』って叫んで飛び起きたんですよ。あ~、びっくりした。あわやパンチ喰らうかと思った。後で聞いた話によると、神社の奥の院みたいな山に登って行った人の後を霊が付いて行くのが見えて、その人に知らせようと叫んでいたんだそうです。その霊が急に振り向いたかと思うと自分の方に向かって来て、右肩がビビビッと痺れたので飛び起きたんだそうですが、その右肩は私がツンツンしたせいですよ。夢と現実がシンクロして変な事が起こったりするもんですね。おでこに絆創膏の大将はしばらくはおとなしく生活するみたいですよ。
2008/01/13
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楽天TKさんのご好意で、茨城DSCの練習会に参加させて頂きました。私たちは千葉県なんですが、県別対抗戦や選手権なんかで遠征のときには,よく前夜の出陣式にご一緒させて頂いて、すっかり皆さんと顔なじみなんです。今回の会場は一般の方も練習しておられる練習場でしたので、厳しく楽しいスパルタ基礎練なんかはなくて、各自,自由練習をして聞きたい事があれば楽天TKさんたちのような上位級の選手にアドバイスを求めに行くと言ったパターンでした。2時から5時まで練習して、宴会場に移動。実はこっちのがお目当てだったりして...。乾杯の前に茨城DSCのミーティングがあったんですが、私たちもなぜか末席にて参加。チバの飲んべえ夫婦,じっと終わるの待つ。いつもお世話になっている同じ教室の副会長さんが,7年越しのリーチを超えてついにJBDF関東甲信越のA級になられたこと、楽天TKさんが同選手権のスタンダード部門3連覇という快挙を成し遂げられた事、その他県別対抗戦でも決勝入りの素晴らしい成績を収めた事を祝って乾杯です。去年秋田で行われた都道府県対抗戦と栃木で行われた東部ブロック都県対抗戦の様子を楽天TKさんが劇的な映像作品にまとめられて、みんなで鑑賞。爆笑と喝采に包まれていました。その後2次会まで突入した私たちは,あまりの楽しさに時間を忘れ、気がつくと『終電が行ってしまった!』。新年早々何やってるんでしょうね~。副会長さんの車に便乗させて頂いて途中まで送って頂き、タクシーに乗り継いで無事帰り着きました。ダンス練習での消費カロリーを遥かに上回ったと思われる宴会の摂取カロリー。正月で体脂肪率がグンと上がってしまった私と『プリン体』と言う言葉に敏感に反応するようになった大将の、大変楽しくちょっと反省な一日でした。茨城DSCのみなさん、ありがとうございました。
2008/01/12
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新年明けて初めてのラテンレッスンが今週ありました。私の今年の目標はストロング&ビューティ(強くて美しい)ラテンダンサーになること。よわっちい今までのイメージからの脱皮です。教室に入るとドレス屋さんが来られていて,生徒さんや先生方の新しいドレスの相談にのっておられます。布のサンプルやデザイン画なんかを見てお話しされているのを、私は柔軟しながらチラ見していました。ダンスドレスって、結構高いですからね。いままで自分でオーダーなんかしたことないんです。先生のお下がりを安く譲って頂いていたので、どういう仕組みでドレスが出来上がって行くのかにも興味がありました。私はコソコソ大将のそばに行って、柔軟体操の続きをしながら、今気がついたみたいに小ちゃくつぶやきます。「あ、ドレス屋さんだ。」大将反応なし。スパイダーマンみたいなポーズでストレッチしてます。も一度ちょこっと大きい声で言ってみました。「あ、ドレス屋さんが来てる。」大将やはり反応なし。さては聞こえないふりしてるな。「あ=、ドレス屋さんだなァ。あたしもドレスほしいなあ。」今度は絶対聞こえてるはず。大将,やっと反応します。「ドレス屋さんだね。私にも作って下さいって言ってくれば?」む~。一緒に言ってくれよ=。小市民根性にどっぷり浸かった私は腰が引けて大将の陰で結局モジモジ。だ、だめだ。どうすればいいのじゃろう。(突然老人口調)ドレス屋さんは私のすぐそばを通って出て行ってしまわれました。あ~。レッスンが始まり、今年の抱負や目標をお話しして、どの辺を強化して行ったらいいか相談に乗って頂きました。まず、一番の課題は『滑らかなつなぎ』、そのためにルンバを強化して行く事にします。「それとね。ドレス。」おっと、待ってました!!(心の中で一歩前)「今度のグランプリの会場って、どんなところなの?」どうも,体育館の広さとか照明の感じとかそんなのも考慮してドレスを作るらしいんです。「足きれいだから、短いスカートの方がいいんじゃないかな。」うっそーー!!そんな事生まれてから一度も言われた事ないですよ。私は首をブンブン振って言いました。「足なんて短いし、短いスカートはくと余計小ちゃく見えますから...。」大将が横でニヤニヤしてます。私はますます声が小ちゃくなって、「それに頭でっかいし丸いから、黄色いドレス着るとヒヨコみたいで...。」大将、ヒーヒー笑ってます。先生も『ひよこ!!』って言って笑い出すし、一体わたしは本当にストロング&ビューティのラテンダンサーに生まれ変われるんでしょうか?今度,今までのドレス着て踊ってる写真を持ってくることになってまた相談することになりました。先生はドレス作るのも経験豊富だし、いろんな生徒さんの面倒を見ておられるからきっと素敵なアイデアをお持ちでしょう。踊りは急に変わらないから、まずは見た目からってことで。目指せ、ストロング&ビューティ!
2008/01/11
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<トップ12 part2>社交ダンスの競技会でも選手権になると、表彰台が設けられることがあります。決勝で踊る6組のうち、表彰台に登れるのは上位3組だけ。オリンピックと同じですね。このトップ12の戦いでも、6組のカップルのうち、文句なしで次に進めるのは視聴者の電話投票で上位3組になったカップルだけです。下位3組はソロでリダンス。審査員による判断で男女一人ずつが落とされます。4 ローレン&ニールインタビューでカップルがお互いの長所、短所を語りました。外見的な見解が多いのはみんな若いせいでしょうかね。<長所>「ニールはかっこいいからいつもドキドキしちゃう。」「ローレンはとても魅力的な男の子,失礼,女の子。」彼女はボーイッシュな感じが魅力です。<短所>「ニールはジョークが下手。」「ローレンは僕の最高のジョークにも笑ってくれない。」そりゃ、あんたが面白くないからでしょ。課題はミア・マイケルズ振り付けのコンテンポラリー。「怖がっていたら身体が動かない。アザが出来ても痛くても、終わってからケアしたらいい。」ニールは気合いが入ってます。「ひねりの利いた振り付けが絶妙だった。ニールは最近存在感を増している。」ウエイドは絶賛しますが、他の二人のジャッジはそうでもなかった様子。「サングラスで表情が見えなくて残念。」「技術的には最も高いレベルだと思うが、楽しめなかった。」はっきりしたキャラやストーリーがなくて、見ている人が自由に物語を作れる振り付けでした。たとえて言うなら近代アート。玄人好みですが一般視聴者に受けるかな。私だったら投票しないかも。5 アーニャ&ダニー<長所>「アーニャがソロを踊る時のコスチュームが好き。」「ダニーはかっこいい。スリムパンツでヒールを履いても素敵に踊れる。」アーニャはホントに個性的なドレスいっぱい持ってるんです。一つ欲しい....。<短所>「アーニャは夜中まで練習したがる。」「ダニーは練習中の集中力に欠ける。」ダニーは何でも簡単に踊りこなせるから、つい他のこと考えちゃうんでしょうかね。課題はジャンマークジェネロ振り付けのスローフォックストロット。曲は「It had to be you」これ、聞いたことあります。「今までダニーは壁があったが、今日は初めて内面が表現できていた。アーニャは上品で美しい。」「素晴らしいの一言につきる。番組史上最高のスローフォックストロット。君たちこそスターだ。」審査員は大絶賛ですが、この二人、いつも視聴者にはウケないんです。6 レイシー&キャメロン<長所>「レイシーの社交ダンスの経験に助けられてるよ。」「キャメロンはルックスがいいわね。」レイシーはスイングとラテンで全米ユース・チャンピオンです。<短所>「レイシーはエクステで髪をあまり洗えないせいで、時々臭いんだ。」「キャメロンは汗っかきで、ちょっと気持ち悪い。」汗かいても頭洗えないんじゃ、痒いでしょうね。課題はダン・カラティ振り付けのヒップホップ。「キャメロンは重く見えた。もっと音楽と一体化して欲しい。」「レイシーは合格点には達しているが個性を感じない。感情表現が単調。」「今まで一度も下位三組に入った事がないが、今回はキレが足りなかった。折角のキャメロンのソロも不完全燃焼だった。」下位3組は次の通り。アーニャ&ダニー(スロー)ジェイミー&ホーク(ブロードウェー)ローレン&ニール(コンテンポラリ)番組史上最高とまでいわれたアーニャとダニーのスローフォックストロットが上位に食い込めなかったのは何なんでしょうね。ソロダンスの審査でトップ10に入れなかったのは、ラトビア出身の美人社交ダンサー、アーニャと、多才でユニークなダンススタイルを持つ日本人ブレイクダンサー、ホークでした。アーニャはソロが苦手、ホークは総合力に欠けるという理由。非常に個性的で是非残って欲しかった二人がトップ10に入れなかったのは残念でなりません。<今日のポイント>1 音楽と一体化していないと、踊りが重く見える。2 感情表現が単調ではいけない。つまり、笑顔だけじゃダメってこと。3 怖がっていたら身体は動かない。でも、怪我は怖いですよね。
2008/01/10
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<トップ12 part1>社交ダンスの競技会では、決勝に勝ち進むか、準決勝までで終わるかに大きな差があります。まず、決勝に残るとフロアに入場する時、名前を紹介してもらえます。それまでの背番号ダンサーではなく、パーソナリティになるわけです。それに、決勝に残ればトロフィーや賞状がもらえるし、入賞者として雑誌に写真が載ったりもします。このアメリカン・ダンス・アイドルでも、トップ10になるかそれまでで脱落するかには大きな待遇の違いがあります。トップ10に入ると、全米50都市を回るツアーに参加できるんです。いつもユニークな振り付けを楽しませてくれるウエイド・ロブソンが、トップ10を決めるこの大切な日に審査員として加わりました。「ダンスの中に人間性を見たい。踊りを通じて自らを語って欲しい。」1サブラ&ドミニク5週間一緒にカップルを組んできたダンサーたちが、お互いの長所と短所を語ります。<長所>「ドミニクはユーモアのセンスがあって,底抜けに面白いの。」「サブラは頼りになるよ。髪がフワフワでマイクのスポンジみたい。」<短所>「ドミニクには何度もリフトで落とされたわ。」「ぼくはちゃんと支えてるのにサブラは怖がるんだ。信用してくれない。」練習中に何度もリフトで落っことされるサブラの映像が流れます。よく怪我しないでやって来れたと思いますよ。ブレイクダンサーには人を持ち上げて踊るなんていう習慣はないんでしょうね。課題はジャイブ。 トニー・メレデスが振りつけます。ジャイブはロックンロールの曲で踊る軽快なノンストップダンス。「どんな課題でも全力で取り組んでいて、爆発的なエネルギーを感じる。これは世界に届いているはず。」二人の踊りには勢いがあります。2ジェイミー&ホーク<長所>「ホークは外見は日本人だけど英語はイギリス訛り、作る食事はイタリアン。とてもミステリアスで大好きよ。」「ジェイミーのカールのロングヘアが子犬みたいにフワフワで好き。」<短所>「ホ-クの三つ編みが踊ってるとき当たって痛い。」「ジェイミーがヒールを履くと自分よりでかくなるのが、ちょっとぉ。」このホークのコメント、日本語でした。日本人と知ってても、英語しか聞いたことがなかったので、ちょっとビックリ。タイス・デオリオ振り付けのブロードウェー。テーマは「老人と精霊」。「ジェイミーは毎回ステップアップしている。気品があってラインが美しい。」「ホークは役の説明がなければ老人に見えなかった。心のどこかに不安があるように見える。」3 サラ&パーシャ<長所>「パーシャのパートナースキルはすばらしいわ。ペアで踊ることに慣れている。」「サラは女の子なのに力持ち。たくましくて驚いた。」<短所>「パーシャは支度に時間がかかる。いつもヘアドライヤーで髪型を整えてるのよ。」「サラは化粧に凄い時間をかけるんだ。典型的な今時の女の子だよ。」社交ダンサーは髪型決めるの時間かけますよね。大将もそうだもん。課題はマンディ・ムーア振り付けのジャズ。曲はQueenの『Body language』「期待通りの迫力のステージだった。」「無表情で踊るのはやめた方がいい。サラは目で表現していた。」「未経験のジャンルなのに完璧に踊りこなしている。」<今日のポイント>1 踊りを通じて自らを語れるか?2 見ている人がエネルギーを感じるほど全力投球で踊っているか?3 無表情で踊っていないか?
2008/01/09
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お正月休みに見た映画の続きです。<不都合な真実>地球温暖化問題が差し迫った危機だと警告する、アル・ゴア前米副大統領のノンフィクション映画。彼のスライド講演は、とても分りやすく論理的で、これを見たアメリカ政府はCO2問題に背を向けてはいられないと思いますね。ときどき彼自身の生い立ちや息子の交通事故をきっかけに考え方が変わったことなどの独白を交えつつ、世界各国での講演の様子が映し出されます。『人類が地球のために何ができるか』を訴え続ける30年以上の講演活動は、ノーベル賞に値すると思いました。映画も、2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。ゴアさんもう一度、大統領に立候補すればいいのに。<レッスン!>実在の社交ダンサー、ピエール・デュレインの物語です。ニューヨーク、スラム街。裕福な市民を相手に社交ダンス教室を経営するピエール(アントニオ・バンデラス)は、ある日、車をたたき壊し逃げ去る高校生に遭遇します。落ちていた身分証から、その車が問題児を多く抱える高校の校長先生のものだと分りました。翌日彼はその高校に赴き、社交ダンスを教えることで生徒達の更正に貢献したいと申し出ます。みんな笑いました。「あの悪ガキ達が社交ダンスなんてするわけない。それに社交ダンスしたからって、突然いい子になるもんか。」家庭に問題を多く抱え、ヒップホップしか知らなかった子供たちも、ピエールの踊って見せた情熱的なタンゴに魅力を感じ、次第に社交ダンスをやるようになります。ついにそのクラスは競技会に出ることになり、いよいよ練習に熱が入ってきますが...。競技会のシーンは、これはないだろみたいなところがありましたが、まあ上手い人も中にはいました。『アントニオ・バンデラスって、何でこの映画に出ようと思ったんだろうね。』(大将談)<X-MEN ファイナル・ディシジョン>全米映画史上に残る大ヒット「X-MEN」シリーズ3作目。SFです。シリーズを最初から見てないと分りにくいんですが、ミュータントという超能力者集団が人類と共存し、皆のために悪と戦うみたいな話なんです。念力で物を動かしたり、火を自在に操ったり、嵐を呼んだり、いろんなキャラのミュータントがいて、彼らの才能を見いだし、開花させ、育てる学校があって、それを束ねるのがプロフェッサーX。その下で彼のために戦う戦士をX-MENといいます。今回、『ミュータントは病だ』と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬が開発されました。ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるかという究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れ、あわや人類とミュータントの全面戦争という事態を招きます。凄い能力の持ち主ばっかりですから、人間なんてひとたまりもないんですよね。でもまあ、ハリウッド映画ですから、悲惨なことにはなりません。 並んで歩いてるとGメンみたいだな。<ゲド戦記>スタジオジブリ作品アニメ。龍が出て来たり、悪い魔女や大賢人、へたれな男の子としっかりした女の子なんかが出て来るので、ジブリのパターンだなあと思っていたら、原作はアメリカの作家によって書かれたファンタジーだそうです。しかも宮崎駿監督じゃなく、息子の宮崎吾朗の初監督作品。世界の均衡を崩す者の正体をつきとめようとする大賢人ゲドと、国を捨てた王子アレンの旅物語です。鍵となるのは、みんな普通の名前の他に『真の名前』を持っていて、それを知られると魂を支配されてしまうということ。だから皆さんがネット上の名前で呼び合うみたいな関係で暮らしているんですね。二人がやってきたホート・タウンで、人買いに追われる少女テルーと出会い、物語は一気に悪の中枢へと引き寄せられて行きます。このゲド戦記は、指輪物語、ナルニア国物語と並ぶ世界3大ファンタジーとも呼ばれているそうで、どうせならロード・オブ・ザ・リングみたいなフルバージョンの3部作くらいにしても良かったかもしれないですね。ジブリ作品らしい、アニメとは思えないような、かといって実写とも思えないような美しすぎる映像はさすがでした。少女テルーの歌がよかったですね。
2008/01/08
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お正月は見逃していた映画を一気に見るチャンスです。映画のお供はポテチ&ビール。結婚前はポテチを年末に箱買いしてたんですが、さすがにダンサーになってから控えるようになりましたよ。 その話は置いといて、早速、面白かった映画も面白くなかった映画もまとめてご紹介。<300>スパルタ教育って言う言葉はここから生まれたんだそうですね。小さなころから戦うべく鍛え上げられたスパルタの兵士は、たった300人でも一騎当千。寄せ集めのペルシャ軍100万の軍勢と対峙しても臆することがありません。時は紀元前480年。強大な勢力を誇るペルシャ王国の使いが、スパルタ王レオニダスのもとへやって来て、『服従か、死か』の選択を迫るんです。伝説的な史実「テルモピュライの戦い」を基にした物語だそうですが、それはもう一大スペクタクルです。一緒に戦ってる気持ちになってきて非常に疲れますが、近代的な戦争映画を見た後の喪失感や寂寥感は覚えませんね。兵士達の栄光に拍手したい気持ちでした。この腹筋、すてき。<ステップ・アップ>ダンス映画です。ストリートで育った高校生タイラーは悪い仲間とつるんで、夜中に芸術学校に侵入して大暴れ。罰として、ぶちこわした芸術学校で掃除の奉仕活動をさせられることになります。そこで出会ったのがバレエダンサーのノーラ。将来をかけた大切な発表会を前に、怪我で練習出来ないパートナーの代わりにタイラーを選びます。落ちこぼれ高校生タイラー、実はブレイクダンスの凄い才能を持っていたんですね。ストーリー的には恋が生まれたり、いろいろありますが、メインはやはり発表会で踊るバレエとブレークダンスのコラボレーションでしょう。最近アメリカン・ダンス・アイドルの凄いダンスを毎週見てるので、ちょっと薄味に感じました。<SAYURI>舞台は京都。貧しさ故に置屋に売られた少女は、こき使われ苛められ辛い子供時代を過ごします。たった一度やさしくしてもらった見知らぬ紳士『会長さん』にもう一度会いたいがために芸者になろうと決意した少女は、花街一の美しい女性に変わって行くのです。アジアン・ビューティのチャン・ツィイーのきれいなこと。渡辺謙や役所広司、桃井かおりといった日本人も重要なポジションを演じていて、ときどき日本語ほとんど英語の不思議な映画です。外国から見た日本なので、変な部分もあって、風鈴を呼び鈴代わりに使ってたり、しかも冬に。一番なんじゃこりゃと思ったのは、会長さんにもらったお小遣いを伏見稲荷の賽銭箱に投げ込んで鐘を鳴らすシーン。『ゴ~~ン』その音は寺の鐘よ。アメリカン・ダンス・アイドルでホークたちが美しいハチドリと花を演じた音楽はこの映画のサントラで、『会長さんのワルツ』といいます。いい曲です。<幸せのちから>凄い話ですけど実話なんだそうです。ホームレスから億万長者へ。妻と5歳の息子の3人で暮らしていたクリスは医療機器のセールスマンでしたが、事業は上手くいきません。ついには妻が出て行き、家も失い、預金も尽きてしまって、息子と二人で教会で寝泊まり。教会も収容人数に限りがありますから、あぶれたときは駅のトイレで寝ます。しかし彼は数学の才能があったんですね。その時流行っていたルービック・キューブをあっという間にそろえることが出来たんです。彼は自分の才能を信じて綱渡り的挑戦を試みます。一流の証券会社に研修生として無給で入社し、素晴らしい成績を上げて職をつかみ取るのです。困難な逆境にあっても前向きな姿勢やユーモアのセンスを失わない主人公に扮するのは、ウィル・スミス。さらに彼の実の息子も息子役として出演しています。どうも似てると思った。こんな凄い話滅多にないから映画になるんでしょうね。
2008/01/07
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練習場に行く途中、車で聞いていたラジオからフランス語が流れてきました。インターFMでした。多分ガチャガチャいじってるうちにチャンネルがそうなったんでしょう。六本木かどこかでやってる写真展の紹介みたいってことは、『フォトグラフィー』とか『ロッポンギ』とかいう単語の端々で想像はついたんですが、それ以外はさっぱり。最後の『オーボワ(さよなら)』しか分りませんでした。「なんか、ぜんぜん分んなかったね。」一応学校でフランス語を選択してた大将は私よりは少し分るらしく、似たようなレベルだと思うんですけど知ったかぶり。「オーボワって、オーとボワールっていう2つの単語からできてるんだよ。」へ~。「それじゃ、ボワールだけだとどういう意味なの?」「ボワール?それはね....。」時間稼いでるとこ見ると、忘れちゃったのか知らないのかどっちかだな。「ボワールはね、『なら』」なんだそれ?『なら』って、さよならの『なら』?それじゃ、『オー』は『さよ』?は~、さよかぁ。(お後がよろしいようで)
2008/01/06
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<トップ14 part2>もう次ぎに誰が脱落するのかさっぱり予想が出来ません。電話投票総数は500万件を突破し、さらに増え続ける勢いですから、「下位3組」がデンジャーゾーンと言っても、最下位だったカップルでさえ何万票かは獲得している訳です。5 サブラ&ドミニクサブラは去年トップ10に勝ち残ったアリソンと同様、『ハイスクール・ミュージカル』にバックダンサーとして出演していたそうです。今回はダンサー全員に『知られざる一面』を話してもらっていたんですが、ドミニクは何とテレビを通じて愛の告白です。「実はこの番組関係者で好きな人がいるんだ。今,言っちゃおうかな。司会のキャットだよ。」キャット・デイリーはイギリスでも人気の美人キャスターですからね。ファンも多いでしょう。この二人の課題はヒップホップ。シェーン・スパークスが振り付けます。ニーヨの「Make it work」という甘い曲に乗って、ラブロマンスが展開します。サブラは『正確に踊るだけではなくて,自然な動きにしたい。』と言っていました。「大切なのは物語を伝える事。気に入ったよ。二人は初日から一度も期待を裏切った事がない。」ナイジェルが「とても残念だ。」と言ったときには、二人の表情がサッと曇りましたが、「もっと続きを見ていたかった。」の言葉に、喜びが弾けます。6 ジェイミー&ホークジェイミーはバスケットボール選手に憧れて自分もやりたかったそうですが、身長も伸びないし才能なかったみたいと言っています。ダンスがあれだけ踊れたら,バスケじゃなくてもいいと思いますけどね。ホークは本当に多才で、絵も凄く上手いんですがバイオリンも弾けるんです。課題はワルツ。トニ・レッドパスが振り付けます。テーマは『死ぬ運命にある男を愛する女』、かなり劇的です。曲はサラ・マクラクラン の『Angel』。確かに曲はワルツなんですが、踊りはワルツっぽくなかったですね。「ジェイミーは身体の線が優美ですばらしい。」「いつも低い姿勢で踊るブレイクダンサーのホークは、ワルツのライズ&フォールが出来てない。」二人にとっては試練の時ですね。ストーリーはとてもよく伝わって来ていました。7 ローレン&ニール髪が黒いせいか、ローレンはよくアジア人に間違われるそうで、『ミーシャ・チャン』なんていう別名を持ってると言っていました。ニールはスター・ウォーズに出てくるチューバッカの物まねが出来ます。これを聞いた大将も練習してましたが、ニールの方が上手いですね。課題はジャズ。ウエイド・ロブソンが振り付けます。テーマは『善と悪の対決』。曲はRoisin Murphyの『Night of the dancing flame』とても特徴的な面白い曲です。「ダンスの全てが詰まっていた。視覚,聴覚に訴える一流のパフォーマンス。」「迫真の演技で惹き付けられた。今日最高のパフォーマンスだと思う。」天使と悪魔の対決は誰にとっても分かりやすいですけど、それがディズニーアニメの実写版みたいな演出でとっても面白いんです。ニールは悪魔的な顔の表情も上手くて、最初の頃とは見違えるような演技派になったと思います。 電話投票で下位三組に入ったのは次のカップルでした。アーニャ&ダニー(コンテンポラリー)ショーナ&セドリック(マンボ)ジェイミー&ホーク(ワルツ)アーニャとダニーはいつも最高の出来なのになぜか電話投票では下位にランクされて再審査になるんですよね。ナイジェルは言っていました。「ダニーの実力は番組最高レベル。足りないのは観客に訴える力だと思う。」それぞれがソロダンスを披露し、脱落したのはショーナとセドリックでした。独学ストリートダンサーのセドリックはこれから学校でダンスを学んで素晴らしい変貌を遂げるでしょう。チャーミングなショーナは踊れるテクノ歌手としてデビューするかもしれません。<今日のポイント>1 振り付けを正確に踊るだけではなく,自然な動きにしたい。2 ワルツはライズ&フォールが出来てないとそれっぽく見えない。3 観客はテクニックよりもパフォーマンスで惹き付けられる。
2008/01/05
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<トップ14 part1>映画『ヘアスプレー』の監督&振り付けのアダム・シャンクマンを審査員に迎え、7組のカップルが生き残りをかけて戦います。ヘアスプレーの出演者達は食事をとりながら毎週このTVを見ていたそうで、『みんな番組の大ファン』と言っていました。先週本番の朝緊急入院して審査に臨めず、脱落してしまったジェシの復活を求め、たくさんの署名が番組に寄せられたそうです。しかしプロデューサのナイジェルはこう言っていました。「これがオリンピックなら、レースに臨めない選手はその時点で失格になる。番組では特別ルールをもうけて、ソロで再審査を受けるチャンスを与えた。その結果を踏まえてジェシが脱落したのだから、文句は言えないはずだ。」競技選手にとって、健康管理も実力のうちなんですよね。さて、今回は各カップルに『知られざる一面』をインタビューしていました。1 レイシー&キャメロンキャメロンはスカイダイビングやオフロード・バイクなど危険な事ばかりしていて、母親を困らせていたそうです。レイシーはヘア・モデルをしていて、今のロングヘアも実はエクステだと言っていました。課題はハッスル。マリア・トレスが振りつけます。このジャンルは初めて見たんですが、ディスコの曲で踊るチャチャチャみたいな感じでしたね。「キャメロンはぎこちなさはあったが、リードもよかった。技術面はいいが,アピールが足りない。」「パフォーマンスではレイシーばかりが輝いている。」「レイシーは去年優勝のベンシー(実兄)をテクニック面で遥かに上回っている。」2 ショーナ&セドリックショーナは父親がショップを経営している関係で、6歳からスノボをやっていてかなりの腕前の様子。セドリックは高校の時、着ぐるみを着てパレードやチアリーディングに参加する役回りでした。二人の課題はマンボ。アレックス・デ・シルバが振り付けです。セドリックは独学のヒップホップダンサー。レッスンを受けた事がないので,振り付けを覚えるのに慣れていなくて覚えるまで時間がかかります。しかし与えられたレッスン時間は、みんな5時間半。「彼のためにアシスタントを急遽二人増やしたよ。」去年のベンジーとハイジが踊ったマンボがあまりに素晴らしかったので、どうしても芯が弱く見えます。ショーナも一人でスピンすると凄く速いのに、セドリックのリードで回ると遅いんです。「専門外なのにセドリックはよく短期間で上達したと思う。ショーナはステージで輝いていた。」「セドリックはこれまで出来が悪かったけど,今回初めて成長が見えて残って欲しいと思った。」3 アーニャ&ダニー黒髪のアーニャは実はブロンドで、ボンドガールみたいなロシア美人の社交ダンサーなんです。大学で国際法を学んだという秀才でもあります。ダニーはサングラスコレクターで、相当数のサングラスを持っているみたい。課題はタイス・デオリオ振り付けのコンテンポラリー。テーマは『謝るのが遅すぎた』男女の物語です。「ダニーは最も美しい男性ダンサー。アーニャは迫真の演技だった。」「二人が離れた場所にいる時でも、お互いを意識する必要がある。」「ダニーは技術的には申し分ないが観客を魅了する『マジック』が足りない。」4 パーシャ&サラ前回パートナーを失った二人が新たにカップルを組みます。パーシャはコンピュータが大好きで、自作したり改造したりしています。本業はラテンダンサー。サラは小学校4年の時から3年間、フィギアスケートを習っていました。課題はウエスト・コースト・スイング。振り付けは去年の優勝者ベンジー・シュワイマーと、ベスト4まで勝ち残ったハイジが担当します。『パフォーマンスのベンジー』と言われるだけあって、素晴らしく楽しいショーを見ているようでした。「私たちが待っていたのはこんな『マジック』だ。私の映画にでて欲しいよ。」「パーシャは社交ダンスで培った高度なパートナースキルを見せてくれた。」「サラも勢いがあって素晴らしい。パーシャのリードに思い切り良く踊っていた。」<今日のポイント>1 ダンステクニッックだけでは勝ち残れない。観客を魅了するマジックが必要。2 二人が離れた場所にいる時でも、お互いを意識する必要がある。3 迫真の演技、思い切りのよさが見ている人の心を打つ。
2008/01/04
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毎年恒例の初詣に出かけました。私が生まれてからずっとですから、もう数十年にもなります。東京浅草。こちらアサヒビールのビル。 子供の頃に比べたら、随分景観も変わりました。こんなビルなかったもんね。日の出前に起きて朝日が昇るのを拝み、私の東京下町の両親と合流して浅草寺に向かいます。今日も快晴の素晴らしいお天気で、行く途中、真っ白な雪を頂く富士山がくっきり見えていました。10時過ぎの仲見世が開くころからは大混雑で動きがとれなくなるので、いつもその前にお参りを済ませてしまいます。 隅田川には屋形船が休んでいます。こちらが有名な雷門。 まだそれほど混んでいませんので記念撮影もばっちり。仲見世も去年より開店が早くなっているみたい。いつも半分はまだ開店前なんですが、既に7割近い店が営業開始してました。 1年に一度しか行かないから知らなかったんですが、今年、本堂再建50周年を迎えるんですね。東京大空襲の時に焼け落ちたんだそうです。 「お賽銭、いくら上げたの?」私の遠投コインがキラリと光ったのを目敏く見ていた大将が聞きました。「300円だよ。昨日お風呂のロッカーで戻って来た100円玉ポケットに入ってたからね。大将のお父さんとお母さんも分もお参りしといた。」「えらいね。」といった大将は、何をお願いしてるんだか、いつものようになが~く手を合わせています。まさか10円で?お札を買ってダルマを買って、母は仲見世で服なんか買って実家に戻り、お昼を御馳走になって帰ってきました。大将はしばらく昼寝。朝、早起きしましたからね。夜はダンスの初練習に出かけ、お腹についたお餅をほんの少し燃焼してきました。
2008/01/03
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大将の両親が家に遊びに来てくれました。この家に引っ越して来て,お客さんを迎えたのは実はこれが初めて。普通はごちそうを用意してお迎えするんでしょうが、何しろ急な話でしたからね。元日の夜に私の実家に行ってどっさりもらって帰って来たお正月料理をそのままテーブルに並べたりして、手抜き主婦ですいません。昨日は大将の誕生日でしたが、今日は大将のお父さんの誕生日。つまり大王様ご到来。なんともめでたい家族です。二人まとめてケーキでお祝いできるので便利とも言う。外は快晴でしたが風が強くて、とても寒く感じられました。近所の名所を少し車で回って、冷えた身体を温めるべく天然温泉に向かいます。ところがこれが,前代未聞の混みっぷりで、洗い場が全然空いてない寿司詰め状態。サウナも立ってる人がいたりして、ホントびっくりしました。みんな考える事は同じなんですね。早めに引き上げて来て、うちのベランダから夕日を眺めていて凄い物を発見しました。「あれって,富士山じゃない?」正月は工業地帯が休みなのか空気が澄んでいて、遠くまで見渡せるんです。新年明ける瞬間のディズニーランドの花火が見えたほどですから、富士山が見えてもおかしくないかも。望遠で撮ってみたら,ほらこの通り。なんか正月気分盛り上がりますね。
2008/01/02
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明けましておめでとうございます。元旦は一年の始まりで目出たい以上に、うちでは大将の誕生日という事で、そっちを持ち上げとかないといけないんです。「今日は一日王様だからね。」除夜の鐘が鳴る直前に実家から戻って来て、とりあえず冷蔵庫にあったウメッシュで乾杯。笑っちゃうのは,王様と言われるのがうれしくてしょうがないみたいで、しゃべり方が突然変わっちゃうんです。「ビール買い出しに行くぞ。ついてまいれ。」王様って言うより、それじゃ殿じゃん。下のコンビニで買い込んで来たビール&ポテチで再び「お誕生日おめでとう」の乾杯。この王様、あんまり板に付いてなくて、折角一日王様なのに時々素に戻ります。「ねえ,王様。寒いからそこのカーテン閉めてくれる?」「は~い。」窓に向かって歩いて行く途中で自分が王様な事を思い出します。「何でボク王様なのに、家来の命令聞いてんの?『は~い』なんて言わないよね,王様なんだから。」おいおい,そこまで行ったんだからカーテン閉めて下さいよ。筋肉バトルを見ながらくつろいでいると、夜、彼のお母さんから電話。なんと両親が突然、明日家に遊びに来てくれることになり、大慌てでお片づけ開始です。大掃除さぼってた付けが回ってきましたね~。お陰でごちゃごちゃに積まれていた大将コーナーの雑誌や本が整理されました。履き古して放置されていたダンスシューズも片付けられました。しかし、その間すっかり王様な事を忘れていた大将は、大した王様ぶりを発揮できないまま、日付が変わってしまいましたとさ。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2008/01/01
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