森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.30
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カテゴリ: 森田番外編
徳川家康。
生涯経済的に困窮したという経験は持ったことがない。
ただ戦国の世にあって、自分が戦いの道具として利用される運命に翻弄された。
家族のきずなが絶えず外部の力で分断されて生きてきた。

1547年家康4歳の時、信長の父、織田信秀に人質として赴く。
その時家康の父、松平広忠は仲の良い夫婦であったにもかかわらず、時代の流れで
やむなく離婚している。母と生き別れになっている。
6歳の時には今川義元の人質として駿府に移った。

家康14歳の時築山殿と結婚し、16歳の時長男信康が生まれた。
しかし36歳の時織田信長の命令により、やむなく2人を処刑している。
愛とファミリーの絆を大切にしてきた家康にとっては痛恨の極みであった。

また家康は部下たちの面倒見の良さが注目される。
戦で敗れた今川や武田の家臣も登用した。
部下たちは家康のために身代わりとなって死んでいくということも何度かあった。
人の気持ちを察することができた。

そういう家康でも運命には逆らえない。
47歳の時、勢力拡大を恐れた豊臣秀吉によって、当時湿地帯であった関東に領地替え
を命じられている。家康はしぶしぶながら、その命を受け入れて江戸に移っている。

自分の運命はいとも簡単に、他人の力でいきなり壊され、乱暴に奪われるという過酷な
運命をたどってきた。それに対して家康は逆らうことはできない。
逆らえばすぐに殺される。
運命はどんなに理不尽きわまるものであっても受け入れざるを得ない。





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Last updated  2014.01.30 06:55:13
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stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
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