今が生死

今が生死

2022.08.15
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カテゴリ: 辛かったこと


 十何年か前に南国三重県熊野市に住む友人が送ってくれたチロリアンランプである。今までも何度か冬の寒さで枯れかかったことがあるが、その都度妻が生き返らせて昨年まで何とか生き長らえてきたが昨年の寒さで枯れてしまい「今年はダメみたい」と妻も言っていたので遂に枯れてしまったかと思っていた。
しかし昨日庭に出てみたら提灯みたいな花が一輪咲いていた。生きていたのである。嬉しかった。

 今日は終戦記念日である。負けるべき戦争で無謀な戦争をしかけた軍部政権が悪いと常に言われ続けてきたが今日の新聞で国際政治学者の村井友秀さんが戦術を反省すべきであると述べていた。
ガダルカナル島で陸軍の兵力を小出しにして結局全滅してしまったのが典型だが戦いの目的と作戦が不明確で結局最後には原爆を落とされ310万人もの命が奪われた。
 今、日本は平和で戦争など起きるはずがないと安穏としているが、平和だったウクライナがロシアに攻められ大変な目に遇っている。ウクライナも戦術を誤ると犠牲者が増え、多大な損失を被ることになる。駆け引きと戦術が非常に重要になってくる。
「先の大戦でも日本がもっと優れた作戦で有利に戦いを進め、妥協点を見つけて、ポツダム宣言より有利な条件で、休戦に持ちこむことだ出来たはずである。ベトナム戦争やイラク戦争、アフガンのタリバンとの戦いなどについて自分達とは関係ないからと無関心でいてはならない。戦争はあってはならないが、もし戦争が起こった場合には今までのいくつかの国際戦争での戦術を学んでおいて、77年前の無残な負け方はしないようにした方がよい」と述べていた。
 日本は絶対に戦火に巻きもまれないという保証はない。
 憲法によって日本が戦争を仕掛けることはないが、他国が攻めてこないとは限らない。駆け引きと戦術の研究は必要である。「備えあれば憂いなし」で先の大戦の、無様な大敗北のようなことにならないように平時から心掛けておく必要があると思われた。





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Last updated  2022.08.15 16:31:54
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