今が生死

今が生死

2023.05.18
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カテゴリ: 生き方
赤いバラ(アルテシモ)
勝負事は自分でやる勝負事とサッカー、野球、相撲などのフアンになってその勝負に一喜一憂する場合がある。自分でやる勝負事には囲碁や将棋、スポーツ、バクチなどがある。バクチで身上つぶしたり勝ち負けの争いで殺し合いになることもあり、私の父は勝負事はやってはいけないと常に言っていた。
将棋を姉としていて、待ったを認める認めないで喧嘩になると父はこんな勝負事をするからだと怒って板の将棋盤を割ってしまったことがある。
父は野球とかサッカーとかは分からなかったからフアンになって一喜一憂することはなかったが相撲は勝った負けたか一目瞭然なのでよくテレビ観ていたが、各取り組みの一戦一戦を楽しんでいたが後腐れはなかった。
ところが息子の私はフアン力士が勝てば喜び、負けるとがっかりしてその原因を考えたり、負け数が増えると落ち込んで生活にまで影響する。野球についてはもっと酷い。贔屓チームが負け続けると眠れなくなったり食事も食べられなくなってしまう。父と子でどうしてこんなにも違うのかと思う。
「勝負ごとはするな」と子供に言い自分もしなかった父は、野球や相撲で好きな方が負けたら落ち込むなどということは全くなかった。時代の違いもあるかもしれないが、今の時代でも勝敗にこだわらない人はいる。
どちらのチームや力士が勝とうが負けようが影響されないのだ。野球、サッカー、バスケ、相撲などのスポーツは楽しむが勝ち負けの結果に心をかきむしられないのである。
スポーツに限らず世の中には勝ち負けの場面がたくさんある。その勝負に勝ち抜いていくのが人生だと教える人もいる。人生の勝負に負ける人は落伍者であるとも言われる。
父のことを思い出してみた。ただひたすら働いていただけで勝負していた場面は思い出すことが出来ない。それでも父は落伍者ではなかった。
「勝負事はしたり観たりするな」の父の教えを思い出し、少なくとも野球や相撲で一喜一憂しないように心に歯止めをかけようと思う。





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Last updated  2023.05.18 21:49:28
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Re:勝負にこだわる人と勝負を超越している人と(05/18)  
かんぼう さん
父のことを思い出してみた。ただひたすら働いていただけで勝負していた場面は思い出すことが出来ない。それでも父は落伍者ではなかった。
「勝負事はしたり観たりするな」の父の教えを思い出し、少なくとも野球や相撲で一喜一憂しないように心に歯止めをかけようと思う。
◎赤いバラ(アルテシモ)が素敵に咲きましたね。奥さんの心みたいな色ですね。
お父さんも勝負事が好きだったんですね。姉と将棋の待ったで喧嘩している姿を見て喧嘩するならと将棋盤を割った姿勢は立派なお父さんですね。尊敬する子育ての姿勢ですね。
こうした事を通して親を思い出す。いいしゅんかんですね。逢えるものなら会いたいのは親ですね。
相撲は醜い張りて、エルボーの邪道相撲を取る人がいなくて安心して相撲を楽しく見ています。あの邪道相撲の時は相撲放送も全くみなかったです。横綱審議会から再三注意の勧告しても無視する。相撲協会が意見が言えない情けない時がありましたね。今は安心して相撲が楽しく見られます。 (2023.05.19 08:28:53)

逢えるものなら会いたい親  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

[こうした事を通して親を思い出す。いいしゅんかんですね。逢えるものなら会いたいのは親ですね]

自分が死んだ時あの世で会えると昔の人は信じていましたが本当かどうかは分かりません。
他の出会い方は夢で逢う方法がありますね。父母のことを思っていたらある夜夢で両親に逢ってきたという話を時々聞きます。
親は無条件で子供を愛し慈しんでくれます。子供は無邪気に育ちますが思春期の頃自分はどうしてこの世に生まれたのかどうしてここまで育ってきたのかを考えます。貧乏の中で高校、大学まで行かせてもらった恩を感ずることになります。その頃から孝行しなくてはと思うようになりますが、中々孝行は出来ないもので親孝行しようと本気で思った時には既に親はいなかったというのが大半の人に当てはまる成行きではないかと思います。そこで亡くなってしまった親を折りに触れて思い出しながら親に喜ばれる行動をしていく、これが一般の人の生き方の様に思います。自分は完全な人間ではありませんが親も完全な人間ではありませんでした。もう死んでしまっているので自分があれこれ考えながら目指していく道を温かく見守ってくれていると感じながら生きていきたいと思っています。 (2023.05.19 10:44:01)

Re:勝負にこだわる人と勝負を超越している人と(05/18)  
野球、サッカー、相撲、それらを一まとめに、勝負事ととらえるのには違和感が有ります。楽天星さんは、それらを見ることに心底好きなのは、とても幸せで、父上の言は、それを賭け事にした場合を言ってるのだと思いました。 (2023.05.19 20:10:45)

一喜一憂しないで冷静さが保てればいいと思うのですが  
楽天星 さん
ケイサン9574さんへ

賭け事を自分でするのとスポーツの勝負事を観るのは確かに違いますね。
今度大阪に賭博場が出来るとのことですがそういう所には行くなというのが父の戒めなのでしょうね。
スポーツ観戦も勝った負けたで一喜一憂しているとあたかも勝負事をしているような状況になるからそれも止めなさいと父は言ったのかなと思いました。

自分が勝負ごとの渦中にいる場合でも、スポーツ観戦での勝ち負けでも自分を失ってはならないと受け止めたいと思います。冷静に自分の勝負事をして、勝負ごとの観戦でも冷静さを保ちたいと思いますがそれが出来るかどうかが問題だと思っています。 (2023.05.20 12:56:29)

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