今が生死

今が生死

2023.07.11
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テーマ: 選挙!(464)
カテゴリ: 政治


昨日のラジオ8時からの「日本全国8時です」では小沢一郎氏を取り上げていた。次期衆院選に向けて共産党も含めて全野党が共闘して今の自公政権を倒そうとする運動を始めているとのことである。
小沢一郎氏といえば田中角栄の愛弟子で金丸信にもかわいがられ、若くして自民党幹事長にもなり総理大臣になるチャンスは何度もあったのに、権力闘争の中で剛腕を揮っているうちに、小沢氏からみればずっと格下の人が総理になってしまい、自らは自民党を離れて民主党や新進党を結成したりして党首になったかと思えば別の党と合流したりして現在は立憲民主党の党首でもなんでもない平議員としてこの運動を展開している。
祖父は岩手県の水飲み百姓で飲んだくれ、父はその百姓の子供に生まれて農業を継いだが、学問を好きで大学まで行って弁護士になり地方議員から県会議員、国会議員になり、大臣にまでなった人である。その父親が急死した後地盤を引き継いで国家議員になったのが小沢氏だった。
百姓から身を立てた大変な努力家だった父の血を引き継ぎ、不遜にも、いつでも総理の座など手に入ると思っていたが実際は一度も総理になることなく、この年を迎えてしまった。
1942/5/24日生まれなので81歳である。ここにきて最後のご奉公を決意したのではないかと思われる。
氏の父親は熱心な小選挙区制信奉者だった。その子小沢氏も政権交代が簡単に行える小選挙区制はいいことだと思ており、剛腕小沢氏の力で小選挙区制が成立した経緯がある。
小選挙区制では2大政党がしのぎをけずり、少しの失政も許されず、失政があったら即座に他党に政権が移るので理想的な選挙制度だと力説していた。しかし現実には2大政党どころか小さな政党が沢山林立して政権交代はもう何年も行われていない。死票も多く私は以前の中選挙区制の方が民意が反映されると思っているが現在の小沢氏はどのように思っているであろうか?
いずれにしても小沢氏は政権交代が容易に行われる選挙制度を考えていたので、小選挙区制を作った張本人として政権交代を目指して最後のご奉公として次期衆院選に向けて動き出したのだと思われる。
今の政権は絶対多数を背景に、国民の願いとは反対の政策を打ち出したりしている。この小沢一郎氏の乱がいい意味の一石になってくれればよいと思う。





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Last updated  2023.07.11 15:51:57
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