今年は夏日がずっと続き秋の気配が中々来なかったので、例年ならお彼岸の中日にはヒガンバナが咲いているのに今年はそのその気配が全くなく、今年は咲かないのかなと思っていたら、いつもより10日位遅れて何もなかった地表から突然土を破って花芽が出てきた。嬉しかった。
大事に見守っていこうと思っていたら、翌々日、肺の病気で呼吸が苦しく酸素吸入している義兄が白菜の苗を植えるのにコーチに来てくれた。私が畝を切るのを見ていてくれたが、その畝の切り方が余りに稚拙で見ていられないと思われて、不自由な体なのに自ら鍬を取って実演指導して下さった。体は不自由でも長年培った技は残っており、素晴らしい畝切りの見本を示してくれた。
お礼を言って芽を出したばかりのヒガンバナの所を見たら、出てきた花芽が踏みつけられ、全てが折れて切断されていた。柔らかい花芽は簡単に切断されてしまうものだと思った。すべての芽が切断させたので今年はもう駄目で花が咲かないものと諦めていたら、それから数日後そこを見たら、地表から新たな花芽が出てきていて、このように見事な花を咲かせたのである。最初の花芽が全て踏み倒された情報が地中の球根に伝わり、再度芽を出させたものと思われた。ヒガンバナの生命力に驚かされた。加齢を重ね、余命少なくなり、生命力の衰えを常に感じているこの頃だが、ヒガンバナの生命力に教えられ、死ぬまでは生命力をたぎらせて生きていかなければと思った。
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