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araiguma321 @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 吉備高原の台地の上の畑でして、何もあり…
kiki ☆ @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 背景が遮るもの、電線もなく良いロケーシ…
araiguma321 @ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) そうですねぇ、木造建築に二の足を踏むよ…
うしまる@ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) 「那珂川町馬頭広重美術館」の画像とか、…
araiguma321 @ Re[1]:般若寺温泉 2024.10(10/02) うしまるさんへ 災害被害がやみませんね…
うしまる@ Re:般若寺温泉 2024.10(10/02) おおー、侘び寂びのあるステキな般若寺温…
araiguma321 @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) ほんと、どうやって潜り込んだんでしょう…
kiki ☆ @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) もの凄いかくれんぼですね!! どうやって…
araiguma321 @ Re[1]:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) うしまるさんへ ご察しのとおりでして、…
うしまる@ Re:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) こういう工作はつくってる時も楽しみのひ…

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Oct 12, 2014
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テーマ: 私の図書(49)
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エンジェルフライト 国際霊柩送還士 佐々涼子 2012年

 2012年開高健ノンフィクション賞受賞作で、国際的霊柩送還業務に携わる人の業務の過酷さ、発揮される冷静さ、責任感、優しさの実録。事故、事件の最終結末を迎えた人々へ注がれる献身を称えている記録でもあると思う。
 おくりびとの二番煎じかとの先入観も感じていたが、読み進めると死とは何か、人と人との係わりに係わる死、残された者にとっての葬式の意義、遺体と向き合うことの生きていく者にとっての意義など考えさせられた。
 彼らが献身的に仕上げる防腐処理と納棺は、梅原猛の言う古代日本人の死観での「魂呼び」・たまよびに当たるとの解釈があり、弔いの起源と理解した。また、胃ろうをつくらないということは尊厳死と言うが、いわば餓死させることで、胃ろうが死を迎える者と愛する者に残された時間に果たす役割は尊厳死の短絡な理解ではわからないとの説明に、死を短絡的に類型化してしか理解していなかった事にはっとさせられた。
 葬儀の形式の背後には死者への感謝と決別の決意が込められているが、更に、良い弔いは生きいく者に必要な薬となっていると説いている。彼らの献身は、ここが源になっていると称えている。


手首の記憶 吉村昭 1972年

 樺太で降伏後、ソビエトによる戦闘継続と凌辱行為に対して、集団自決を選んだ看護婦達の純真と規律が痛ましい。服毒量の加減で死にきれなかった存命者が羞恥と自責の念から逃れられず、内省に生きる姿が痛々しい。
 佐々涼子の先の本で、親の死は過去を失い、配偶者の死は今を失い、子の死は未来を失うとの引用があったが、同胞の死を弔い続ける生き方をした人の悲しみも計り知れない。





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Last updated  Nov 18, 2014 11:15:24 PM
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