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araiguma321 @ Re[1]:レモンの花 2024.5(05/07) うしまるさんへ 黒くてズングリでブンブ…
うしまる@ Re:レモンの花 2024.5(05/07) 実はおとなしいと聞く「くまばち」君です…
araiguma321 @ Re[1]:四季の香ローズガーデン 2024.5(05/12) kiki ☆さんへ どういたしまして。バラに…
kiki ☆ @ Re:四季の香ローズガーデン 2024.5(05/12) ご紹介ありがとうございます😊 行ってみた…
araiguma321 @ Re[1]:Dr. Yellow(01/21) うしまるさんへ ありがたや~ さて、何に…
うしまる@ Re:Dr. Yellow(01/21) 風水的には、金運アップでしょうか  ٩(ˊᗜ…
araiguma321 @ Re[1]:湯乃上館 出雲、木次町湯村 2023.10(10/25) うしまるさんへ のんびり入浴後、晩酌に…
うしまる@ Re:湯乃上館 出雲、木次町湯村 2023.10(10/25) おおっ! これも又イイ  ٩(ˊᗜˋ*)و 囲…

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Jul 15, 2015
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テーマ: 私の読書(24)
カテゴリ:
寺院消滅 鵜飼秀徳 2015年
 失われる「地方」と「宗教」

 「地方消滅」の予測で消滅する可能性があるとされた都市に存在している寺院を数えると、現在ある寺院の41%が該当するそうで、その変化は、人口動態、都市化、家父長制の崩壊、核家族化などの影響で確実に衰退に向かって進行しているそうだ。

 1500年前の仏教伝来以来、仏教も国家と民衆の中で盛衰の歴史をくりひろげてきたわけで、近代でも明治の開花時、国家と民衆は凄まじい仏教弾圧・廃仏毀釈をしたそうだ。特に鹿児島では寺院壊滅の歴史があったというから驚く。一世紀以上たった現在では江戸期の半分くらいまでには回復しているそうだ。

 佐藤優が、死にかかわっている宗教が一番強くて、廃仏毀釈も乗り越えてきた仏教は、人口減などではやすやすとは終わらないと、巻末言を寄せていた。そうなのだろう。
 寺院は、大仏殿のように為政者に建立されて統治の支柱となったり、一向一揆のように民衆とともに為政者と対峙したり、江戸幕府の宗門人別改帖のように為政者の行政機関として民衆を戸籍管理したり、江戸期に高利貸・地主として経済活動をしたり、戦時中は報国会を結成して戦争に協力をしたりと、社会的な存在として、民衆、為政者と現世的なかかわりを重ねてきたことが良く分る。

 明治に、廃仏毀釈で寺院を弾圧した後、神の国に邁進し、敗戦をむかえ、天皇は現人神となり、神を失うこととなる。寺院も農地改革で農地が小作人に低価格で譲渡され、寺領を失い、丸裸となったそうだ。日本は、神も仏も失うかのような近代史を繰り広げたことになる。

 今後の四半世紀では、人口減、地方消滅の危機をむかえ、寺院も貧富で二極化し、さびれた寺院は消滅が避けられなくなりつつあるらしい。

 来世へ導く教えにより心の拠り所として現世での救済を人々に施し、人々に現世での生を全うさせる場所が寺院であると思うが、現世での人々と密着しているが故に、共同体としての役割を発揮し、更に行政的機能を担わされた歴史を持つ寺院は、世の盛衰から逃れられなくなってしまったようだ。

 心の拠り所としての存在に回帰して、来世が見えなくなっている現世で、迷いの道しるべとなって永続してほしいと思う。





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Last updated  Jul 22, 2015 11:48:18 AM
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