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araiguma321 @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 吉備高原の台地の上の畑でして、何もあり…
kiki ☆ @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 背景が遮るもの、電線もなく良いロケーシ…
araiguma321 @ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) そうですねぇ、木造建築に二の足を踏むよ…
うしまる@ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) 「那珂川町馬頭広重美術館」の画像とか、…
araiguma321 @ Re[1]:般若寺温泉 2024.10(10/02) うしまるさんへ 災害被害がやみませんね…
うしまる@ Re:般若寺温泉 2024.10(10/02) おおー、侘び寂びのあるステキな般若寺温…
araiguma321 @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) ほんと、どうやって潜り込んだんでしょう…
kiki ☆ @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) もの凄いかくれんぼですね!! どうやって…
araiguma321 @ Re[1]:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) うしまるさんへ ご察しのとおりでして、…
うしまる@ Re:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) こういう工作はつくってる時も楽しみのひ…

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Nov 21, 2014
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テーマ: 私の図書(49)
カテゴリ:
実録!熱血ケースワーカー物語 碇井伸悟 2007年 2014年加筆

 格差の拡大、中流層の崩壊、他国より高い貧困率など大きな問題となっていますが、本書は、苦境に陥った人々を最前線で支えている地方公務員の奮闘録です。苦境に苦しむ人、それをも食い物にする人、なんとか支える人、厳しい現場の人たちには頭がさがります。そこまで来ている日本の現状がやるせなく悲しくなってもきてしまいます。

 2014年8月には生活保護受給者は、216万人となり、2014年度の予算は3兆8000億円にもなっているそうです。100人あたり1.7人の率となるそうです。高齢者が半数近くを占め、増加は止まらない原因は、何なのか対策が急務ですが、一人一人にとっては、日々の生活にかかわる待ったなしの事態で、その対処を担っている公務員がケースワーカーだそうで、著者は、今でこそ空手道誠空会館長ですが、十年以上に亘るケースワーカーとしての経験が熱く語られていました。

 著者によれば、本腰の就労対策が必要な状況で、ケースワーカーのど根性では支えきれず、給付金を計算するケーサンワーカーに堕してしまうと危機感をつのらせています。
 体力と気合で苦境にある人の救護と自立を支援し、厳しく暖かく取り組む姿勢に感服します。制度と組織を生かして理念を貫こうとする現場の知恵にあふれる実践力が大変気持ちよい本でした。

 それにしてもメディアの流す負の報道は、センセーショナルな事項を追い求める商業主義が過ぎる気がしますが、食い物にするふとどき者がいるのも悲しい事実で、それに対して脇を締めて戦っているケースワーカーの奮闘振りも本書で知り、救われる気分になりました。
 本書は、10年以上前の時代の著者が取り組んだ事例が中心となっているようですが、更に悪化している今の状況でも果敢に取り組まれているワーカーが多いことを祈るばかりです。







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Last updated  Nov 30, 2014 11:32:32 PM
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