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パソコンが無事届きました。本当であればクロームOSが出て値崩れするまでパソコンを買うのは待ちたかったのですが仕方ありません。それで昨日は慣れないWindows7に四苦八苦しながら一日がかりでデータ移行をしておりました。本日も引き続き設定の見直しやら何やらで時間を費やしますので、今回もショートバージョンでお届けします。ちなみに未だメールの移行が上手くいかず・・・。日経平均は反発。前日のNYはケースシラー住宅価格指数が7ヶ月連続下落ということで住宅価格に二番底懸念、消費者信頼感指数も悪化という悪材料がありながらも上昇となりました。ダウは2月以来の高値を回復。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。寄り前の外資系証券の注文動向は遂に売り越しとなり、連続買い越しは10営業日連続でストップ。ただし売り越し幅も大きくありませんでしたし、為替が震災後の最安値となった事で外需銘柄を中心に買いが集まる展開に。前場段階ではそれほどでもなかったものの、前引け近くから先物主導で値を上げると、グングンと値を伸ばしていきました。一部ドレッシング買いが入ったとの見方も。今月は明らかに異常な月でしたから、ドレッシング買いでも入れておかないと運用担当者はやりきれません。特に3月期末ということで、ドレッシングのかけっぷりはいつも以上に加熱するはずで、油でギトギトになっているような印象もあります。それはともかくとして結局そのまま引けにかけて値を伸ばし続け、引けでは9700円回復。終値ベースで震災後の高値を更新しました。投資判断は「中立」。前回「配当落ち分を埋める動きにはならない」と書きましたけれど、昨日後場から買いが増加し、結果予想を裏切る強い動きが出ました。正直昨日はプルトニウムも検出され、原発問題も最悪な方向に行くところまで行ったな、と思ったので下落は必至と見ていました。まあ良い方向に裏切られるのであれば由としましょう。これで少なくとも原発に関して日本株に対する弱気材料は払拭された(出尽くした)のではないかと考えます。正直これ以上の悪材料は無いでしょう。燃料の損傷という事実はいよいよ表面化し、後は被害程度を論じるだけになってきました。そしてその程度の問題は大部分東電や東芝といった原発関連株のみが負うべき悪材料で、直接的な被害を受けない限り他の銘柄には波及しないと思います。余談ですが日経平均に対する東電の寄与度はストップ安の本日をもってしてもわずか50銭程度。しかしながら震災以後の間接的な寄与度はいわずもがな。その東京電力(9501)は連続のストップ安。はっきり言ってプルトニウムが出てしまったら、リバウンドもへったくれも期待できそうにありません。株価としてのボラティリティが低下するまで、手出しは無用と思われます。一方為替は引け後に83円台に突入しました。ただ75日線に達したので、ここから一段と円安に向かうかどうかは一旦様子を見る必要があるでしょう。個人的にはGWまでに85円辺りまで目指すんじゃないかとも思っていますが、それでも短期的には上げ下げを繰り返して進んでいくはずです。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。ただし東証1部に比べるとやや弱い感じでした。しかしながら狙い目は、ようやく新興株に向かってくるのかなと思っています。権利落ちを過ぎて配当・権利の少ない新興市場には不利な流れは終了。本日は内需銘柄で大人しいものが目立ちましたから、本当にこのまま日経が1万円まで目指すのであれば、内需系銘柄が循環物色されるべきです。特に本日は個人投資家の指標とも言われるソフトバンク(9984)の上昇も目立ちました。また東証1部の値上がり率も電線株を始めとする低位株が目立ちました。これらが上がってくるのであれば、やはり個人投資家好みの新興市場の中でも出遅れ感が目立つものを選別すべきではないかと思っています。【ポートフォリオ銘柄】ソフトクリエイト(3371)は反発。今回は権利落ちによる急落が見られず、底堅さを感じさせる動きになっています。これは個人的には意外でした。テクニカル的には25日線との攻防になっていますが、下方からは75日線も迫ってきており、来月はTOPIX算入に対する需給のタイト化から、煮詰まり感からの上放れに期待です。みずほFG(8411)は続落。昨日は配当落ち分の大きさも響き大きく下げましたが、本日も弱い値動きに。また昨日の欧州市場ではイタリアのUBIバンカが新銀行自己規制などへの対応で資本増強計画を発表したことをきっかけに、連想感から銀行株が下落する流れにも。ちょっとテクニカル的にも需給バランス的にも崩れてきてしまいました。17日に付けた震災後の二番底130円で下げ止まるかどうかに注目です。トヨタ(7203)は反発。為替が円安に振れた事、また工場停止の影響も少しずつ概要が掴めてきた事を背景に安心感が拡がる動きに。ただどうしてもここから買い上がる・・・というには迫力も説得力も見出し辛い状況。残念ですが明日3400円に到達すれば3400円で、そうでない場合は引けで損切りとします。復興日本の象徴として頑張ってもらいたいですけれど・・・。コロワイド(7616)も反発。昨日の権利落ちは言わんこっちゃない大幅安。優待価値の剥落が響きました。しかし逆日歩はたんまり付きましたから、ちょっと売り方の妙味は小さくなってしまいました。ただむしろここからの下落こそが本番。計画停電を始めとする居酒屋、外食に対する様々な逆風が業界の業績にのしかかってくる事でしょう。【注目銘柄】インターアクション(7725)はストップ高。代替エネルギー関連への物色が継続する中で、同社は太陽電池検査装置を手掛けるほか、子会社では住宅用太陽光発電システムの販売を展開しており、太陽光発電関連としての位置付けの高い銘柄。継続疑義がついていて株価水準が低くなっていたこと、また流動性の小ささが値動きに弾みを付け、本日は比例配分となりました。この辺り国策に売り無しという言葉通り、強いテーマになっています。まだ気付かれていない関連銘柄もたくさんありそうで、目を皿のようにして四季報を隈無くチェックするのが良いかも知れません。有料メルマガは引き続き募集中です。下記の実績などをご確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html明日は頑張って更新するつもりですが、もしダメな場合には次回は3月の成績発表となります。震災によって私のポートフォリオがどれだけ被災したか、そして戻りはどれ位になったかを検証してみます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日以内で大幅高連発中!以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★3/15 ブイ・テクノロジー(7717) 550000円→700000円 上昇率27.3%★3/9 ジーンズメイト(7448) 303円→350円 上昇率15.5%★3/3 日本ミクロコーティング(6624)172円→200円 上昇率16.3%★2/28 アルファ(3434) 1030円→1105円 上昇率7.3%★2/22 アイレックス(6944) 88円→109円 上昇率28.4%▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月30日
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ちょっとまだ新しいパソコンが届かず、引き続き長く文章が書けるような環境ではないので、今回はショートバージョンでお届けします。ちなみに明日届く予定らしいのですが、物流の混乱もあって何とも言えないそうです。日経平均は反落。金曜のNYは堅調推移で寄り前の外資系証券の買い越しも9営業日連続となったものの弱い動き。日経平均は一時100円以上下げる場面も。TOPIXは引けでかろうじてプラスを維持したものの、日経平均は9500円割れとなりました。投資判断は「中立」。明日は配当落ちもあって弱い事が予想されますけれど、注目はその後配当落ち分80円弱程度を戻してくるか、というところでしょう。もし戻してくるようならこの先の相場は相当強いと見られます。何故なら市場は翌期も現水準の配当が維持されると見ているという事になるからです。ところが実際にはそうはいかないでしょう。その結果、本日まで続いた外国人買いは、明日以降むしろ売りに回るのではないかとすら考えています。というのも、震災があろうがなかろうが豊富にあるキャッシュは、とりあえず配当という形で株主に還元される事が決まっていました。震災後早々と未定として方針変更をする企業もあって売られましたけれど、実際には「変更したいけれど今期はとりあえず維持しておくか」と、腫れ物に触れない企業の方が多数なのではないかと思います。それを見越して外国人の買いは本当の意味での「配当獲り」。つまりハゲタカらしく日本から配当をかすめ取っていく作戦なのではないか、と思います(ただし私はこれが事実だとしても小ずるいとか言うつもりは毛頭無く、市場が合理的であるならば当然の行動だとも思います)。一方で外部環境は良くなってきており、アメリカ株は景気楽観論を背景に2/18からの短期下落トレンド入りを拒否しつつある動きになっています。その後ろ盾もあって、日本株は一方で底堅さも見られると思います。ですから売り買いが交錯し株価が横ばって行くという意味で投資判断は「中立」維持であり、外国株の上昇によって内外株価は乖離し、それをもって日本の震災によるGDP減少を織り込んでいく動きになると考えています。ちなみに東京電力(9501)は24日に「年初来安値は再度更新する公算が高い」と書いたように、700円を割り込みストップ安まで。株式というものの性質を考えれば、明日の寄り付きから一段安した水準からは今度は一転小さなリバウンドを期待する流れになってくるものと思われます。800円位までは取れるでしょうか。ただし東電を取り巻く状況が二転三転しますから、場の見られない方は触らないのが得策でしょう。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。IPOが相次いで延期となっている事や、新興市場での人気銘柄アクロディア(3823)の大幅な下方修正などが相場の重石要因なっているようで、売買高そのものが少なく、売りに対する買いが見あたらない状態でした。確かに前回「新興市場の本番は来月以降」としましたけれど、正直ここまで弱まるとは思っていませんでした。前回上昇時のサイバーエージェント(4751)のような、核となる銘柄が一つ欲しいところ。個人的にはTwitter銘柄であるデジタルガレージ(4819)辺りが担ってくれるのではないかと思っているのですが・・・【ポートフォリオ銘柄】ソフトクリエイト(3371)は続伸。本日が権利付き最終日ということで朝方から売り買いが交錯する流れに。売りの大部分は優待タダ取りのハゲタカ空売りでしたけれど、3月期末は他の銘柄にも魅力的な銘柄がありますから、出来高が5万株程度で日証金の貸株も27000株に止まりました。この程度であれば明日の下落も1150円割れ辺りまでで済みそうです。以後は4月のTOPIX算入や、翌期以降の業績の相対的な良さ(製造業等に比べて操業停止リスク等が無く、巣ごもり消費の恩恵を受けられる等)が選好要因となって、緩やかに1600円辺りまでを目指す動きになりそうです。日本オラクル(4716)は反落。先週末に出した決算を受けて、三菱UFJではデータベース&ミドルウェアが期ずれを背景に再び減収となったほか、旧SUN製品の契約主体をOISから同社へ移管する手続きが3ヵ月程度遅れ、ハードウェアプロダクトの会社計画達成に不透明感が増したことはネガティブと指摘。投資判断は「ニュートラル」を継続したものの、目標株価を4200円から3600円に引き下げた事が嫌気材料に。また決算の会見でも震災を受けてソフトウェア投資の額がどうなるかわからないとの会社側のコメントも出ており、一概に直接的にダメージが無い業種だからと言っても、無視できない影響が出ている事を示しています。ただ株価の推移は明らかに戻りが鈍過ぎる感触。売り一巡後の戻りに期待です。コロワイド(7616)は続伸。こちらもソフトクリエイト同様、優待タダ取り狙いの空売りが尋常じゃなく入り込んできました。この辺りは3、9末の風物詩でもありますね。ただ今回のは単なる優待時期のみの売りにあらず、今後の居酒屋業界に対する強烈な逆風に向けて売りの視点で見ていく必要があります。個人的にはあとやっぱり計画停電の影響著しいパチンコ業界銘柄も売りで見ていく必要があるのではないかと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日以内で大幅高連発中!以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★3/15 ブイ・テクノロジー(7717) 550000円→700000円 上昇率27.3%★3/9 ジーンズメイト(7448) 303円→350円 上昇率15.5%★3/3 日本ミクロコーティング(6624)172円→200円 上昇率16.3%★2/28 アルファ(3434) 1030円→1105円 上昇率7.3%★2/22 アイレックス(6944) 88円→109円 上昇率28.4%▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月28日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日以内で大幅高連発中!以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★3/15 ブイ・テクノロジー(7717) 550000円→700000円 上昇率27.3%★3/9 ジーンズメイト(7448) 303円→350円 上昇率15.5%★3/3 日本ミクロコーティング(6624)172円→200円 上昇率16.3%★2/28 アルファ(3434) 1030円→1105円 上昇率7.3%★2/22 アイレックス(6944) 88円→109円 上昇率28.4%▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━パソコン~壊れ~ました~♪・・・(T△T)悲しげに歌っている場合ではないのですが、厳密に言えばモニターが壊れました。一昨日ブログを更新した後に買い物に行くのに一度電源を落として、帰ってきてから、さあて株の研究でもしよう・・・と思って起動したら、画面が一瞬付いてすぐ消えてしまいました(・・;)あれ?と思ってモニターの電源をポチポチと押してみると、一瞬だけついて2秒程でまた真っ暗。Windowsの起動音だけは聞こえます。仕方ないので現在液晶テレビをモニター代わりに使っていますけれど、場所柄体勢が苦しくなって、長時間の使用に耐えません(T△T)首が痛い・・・仕方ないので急遽ブックオフに行って、中古のモニターを物色してきました。一番安いので4000円でしたから、それにしようか・・・と思いましたけれど、今のパソコンを使ってから6年近く経ちます。いい加減起動も遅いし、ソフトなどを移すのなら、本体が無事な今の内。これを機に思い切って新しいパソコンに買い換える事にしました。それで昨晩早速ネットで注文し、現在は到着を待つ段階。震災で物流が滞っているでしょうから、ちょっと遅れるのかも知れませんけれど、一週間位は待つ覚悟です。しかし結果、来月もまたカードの引き落としが10万超え。3ヶ月連続・・・orz品物は東芝のDynabookにしました。本当はGatewayにしたかったのですが、ここは一つ「Buy Japan Now」の意味合いを込めて日本製に。まあ部品の大半は海外製でしょうけれど(;^_^Aそんなわけで、その間はサブとして前回修理したネットブックを使おう・・・と思ったら、また同じ症状で~壊れ~ました~♪(××)なわけでまた2日かけてローレベルフォーマットからやり直しです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110216.htmlやっぱ海外の安いPCはダメです┐( ̄ヘ ̄)┌2年ちょっとしか使ってないのに。一方今のメインPCはNEC製。6年経ってもリカバリ一つした事はありません。まあNECのパソコンも今後中国製になっちゃいますけれど。にしてもパソコンが立て続けにやられています。先日は大好きなiPhoneも一時ピンチの状態になりました。これはひょっとして放○能の影響か!?←タチの悪い風評さて、風評被害も激しい日経平均は金曜反発。前日のNYは日本やリビアなどの外部環境の落ち着きから個別の企業業績に対する楽観論が台頭して堅調。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。外資系証券の寄り前の注文動向も8営業日連続の買い越しと、引き続き外国人買いの強い印象。ただ買いが一巡すると、週末に向けたリスク回避の動きから上値は重くなる展開に。後場に入ってもジワジワと上値を切り下げて推移していましたが、引け30分前からは一転切り返しも見せ、最後に底堅さや希望を印象付けました。投資判断は「中立」。金曜の上昇は日経平均では3桁の上昇と大きかったのですが、TOPIXの方はそれ程でもなく、今までの小型株主体の相場から大型株への資金移行が見られた形です。個人的にはあまり考えたくは無いのですが、震災による影響の実体が株価面にここから少しずつ出てくるものと考えています。具体的には配当の引き下げに象徴されます。既に何社か今期の配当見通しを未定とする企業も出てきました。ただ今期分に関しては、来週火曜で権利落ちになりますから、来週月曜までの段階で何らかのアナウンスが無い限りは現状の見通しレベルで基準株価が減少する事になります。もし落ちた後に配当引き下げが報じられれば投資家にしてみれば配当落ち分損になりますから(市場が完全合理性の元に成り立っているのであればすぐに修復の動きは出るはずだが、実際には起こり辛い)、投資家の怒りの矛先が企業に向いてしまいます。なので月曜寄り前時点で、実質的には金曜の引け後の時点で配当修正などのアナウンスがなければ、今期分に関してはきちんと総会後承認後に支払われる事になるのでしょう。業績に関しても3月期決算の場合、震災による今期の影響を含むのは最大でも約20日分という事になり、建物などの資産に関して直接的な被害を受けていないのであれば影響はひとまず限定的と言えるでしょう。ただ問題は来期、もっと言えば中間決算になってきます。懸念されている為替の方は協調介入による当局の睨みもあって、水準は安定的でしょう。しかしながら外需が命綱の日本企業としては、本質的な品物の売れ行きの面において原発による風評被害がとにかく懸念されます。中でもその傾向が強そうなのが中国。既に塩の買い占めなどでパニックに陥っているお隣さんは、放射能に対する国民レベルの知識の低さもあって、日本製品に過敏に反応してくるでしょう。前にも書いたように、食べ物以外の商品に対しても忌避の感情が出されそうです。アジアで一番のお得意様になってくれるはずだったお金持ちの国が「安心、安全」の日本製品をスルーする恐れがあります。従ってまずは各企業が出してくる中間決算の数字にかなり警戒しておかねばなりません。元々保守的な傾向が強い中で操業停止分の悪影響も織り込まねばならず、決算・見通しが出てくる4月以降は少し下り坂な推移を想定します。夏になったら夏になったで、計画停電の悪影響が意識されるでしょうし。ただし企業によっては震災の影響を受け辛いところもあり、無論そういうところで業績が伸びていきそうなところは強いでしょう。また株式というものの良いところは「個別企業の業績だけで株価が動くわけではない」という点。他国や他社、他の金融商品等との相対比較も値を決める大きな要素ですから、例えば日本だけが一人負けで年内下げ続けるという事は無いと見ています。実際金曜のNYも続伸となり、チャート的には下落トレンド入りを拒否したような形になっています。いずれにしても日本株の復活には外部環境の安定が必須条件になってきます。新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に軟調。下げは両指数共に小幅に止まったものの、東証1部銘柄に比べて弱い値動きになりました。個人的には金曜に関しては東証1部の強さの方が意外だったので、逆に言えば新興市場の方はまあこんなものかなという感じがしています。新興市場の本番は来月以降、つまり権利落ちが終わり、震災による悪影響を受け辛いというところで、相対的に選別される動きが強まってくるものと思われます。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は小動き。ドイツ証券はシステムトラブルによる業務改善命令が出たとしても業績への影響は限定的として投資判断「中立」目標株価200円を継続。また同社は期末6円配当という事もあって、利回りの高さからメガバンクの中では比較的値をしっかりと保ってきました。ただ来週はその配当が剥落する事から、チャート的にも150円が当面上値の壁になってきそうな印象。売る程では無いにせよ、積極的に買う材料も見あたらない形か。トヨタ(7203)は反発。工場の操業停止が長期化し、業績に与える影響が懸念される中で、金曜はとりあえず外国人の買い戻しの動きが先行。ただ米国での生産も一部停止に追い込まれ、事態は改善と後退を繰り返し予断を許しません。一方需給面では日証金の数字が急激に改善した事から、配当が落ちても3200円辺りでの下値は固まりそう。日本オラクル(4716)は反発。震災の影響の薄いソフトウェアの会社ですが、戻りの鈍い状況が続いています。本日引け後に第三四半期決算を発表。通期に対する営業利益進捗率は69%と減益見通しの中でイマイチな印象。ただそれでも前期決算を受けた昨年7月以降の株価の下落は25%近くに達し、過剰に売られ過ぎと見ます。その間の全体相場の上昇を加味すると、全体相場との乖離は益々大きくなる印象。またアメリカでは親会社のオラクルが朝方買われ、市場の牽引役となりました。サンマイクロシステムズも買収し、グループとしての前途は洋々です。【注目銘柄】UBIC(2158)はストップ高比例配分。以前当ブログでも取り上げましたけれど、業績は過去最高を更新する見込みの中で、木曜引け後に更に上方修正を出してきました。その修正幅も四季報予想を大きく上回るものになっており、サプライズに。考え方としては過去最高益を出してきたのだから、単純に株価も過去最高を更新すると考えてもバチはあたらなそうです。とは言うものの、短期的な上昇は一旦冷やされるのが常ですから、ひとまずは年初来高値手前の11000円辺りを目指して、1万円辺りで値固め→再度高値を狙うというようなシナリオが妥当でしょうか。新興企業の元気な銘柄は、短期資金も集めて益々勢い付いていきそうな感じがします。有料メルマガは引き続き募集中です。下記の実績などをご確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月26日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日以内で大幅高連発中!以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★3/15 ブイ・テクノロジー(7717) 550000円→700000円 上昇率27.3%★3/9 ジーンズメイト(7448) 303円→350円 上昇率15.5%★3/3 日本ミクロコーティング(6624)172円→200円 上昇率16.3%★2/28 アルファ(3434) 1030円→1105円 上昇率7.3%★2/22 アイレックス(6944) 88円→109円 上昇率28.4%▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続落。前日のNYは朝方こそ欧州の財務懸念を元に売られたものの、素材株中心に買われて切り返し。ダウは震災前の数字に戻ってきました。それを受けた日経平均は売り買いが交錯する動き。寄り前の外資系証券の注文動向は7営業日連続の買い越し。それを背景に小幅高でスタートしたものの上値の重い展開となって、前日終値を挟んだ値動きに。値幅も上下幅90円とここ最近では珍しいボラティリティの低さ。ただ引けにかけては売りに押され、小幅安で引けました。投資判断は「中立」に。個人的にはもう少し上まで戻せると思っていたのですが、東京の水道汚染に対する追い打ちは、株式市場の上値を重くしてしまいました。中でも一番痛いのは本日の値動きの小ささ、エネルギーの少なさです。出来高こそ本日は30億株を超えましたが、売買代金は2兆円割れと売買単価が減少。投資家に手詰まり感が台頭し、手がけ辛さが漂っています。その証拠に東証1部の値上がり率上位30傑はストップ高比例配分銘柄を除けば全て300円以下の低位株。こんな露骨なランキングを私は今まで見た事がありません。また本日は昨日に引き続き日本鋳鉄管(5612)、前澤工業(6489)、ホッカンHD(5902)といった水関連の銘柄、ダイセキ環境ソリューション(1712)、環境管理センター(4657)、新鋼環境ソリューション(6299)といった名前に「環境」と付いている銘柄、大末建設(1814)、若築建設(1888)、デイ・シイ(5234)といった震災後の復興需要を期待する建設株のぶり返し・・・などが軒並みストップ高となり、ちょっと異常感も強かったです。つまりはやはり手詰まり感の裏返しであると言えましょう。本当に皆が日本株を割安と思っているのであれば、ここで積極的に買っていくべきなのですが、その動きも見あたらない。復興需要が過剰に期待される低位の建設株が買われ、期末権利取りの買いが消極的に相場を下支えするのみで、未だ原発から発せられる放射能と悪材料に振り回される。まだ「災後ではない」というような、腫れ物に振れる状況です。なので投資判断をとりあえず一段階引き下げて、ちょっと様子見としました。その中心にある東京電力(9501)に関しては前回「売りでも良い」とした通り、また1000円を大きく割り込む下落となってきました。引き続き良いニュースが続かず、迷惑は拡大していく一方。恐らくは来期も無配でしょうし、株価はまだまだ割高です。戻りで各機関投資家もやれやれと売ってきたでしょうし、需給は完全に崩れました。年初来安値は再度更新する公算が高いと思われます。あと、ついでに証券業界に対しての雑感。先日の急落の際各証券会社で大幅な立替金が発生したというニュースがありましたが、あれ程日頃から「投資家にリスク管理はしっかりと」と啓蒙しているにも関わらず、結局自身のリスク管理ができていないんじゃないか、とも思いました。その中で最たるものがひまわり証券を傘下に持つひまわりHD(8738)で、あまりにも顧客の立替金での損失が大きかった事から証券事業から撤退し、FXに専念するとか。これって説明的にどうなんですかね?狼を追いやって虎を引き入れるような、より一層リスクが高いと思うんですが。そんなわけで株式市場において同社株は売られ、リバウンドも無く下落し、当然の帰結となっています。これで先日の急激な円高で更にFX顧客での損失が膨らんでいたら、証券会社としてあまりにも見通しがお粗末としか思えないですね。個人的には日本の証券業界が日本株の将来を信じないでどうするのか、という気持ちが強いです。証券会社が本来の「仲介」という機能の他に「情報提供」という機能をおざなりにし、投資家を無視して利益の追求に比重を置きすぎた結果、一時的には業績が急激に膨らんだものの、継続企業としての役割が果たせなくなったのだと思います。そんなだらしなさから、私のような一介のアナリスト崩れが出しゃばってレポートなどを書く必要性が生まれてきました。そういう意味では個人的には仕事ができて有り難いですけれど、一方で腹立たしさを感じる事も事実です。そんな流れもあって、来週から先物の取引証拠金(プライス・スキャンレンジ)が大幅に引き上げられる事になり、これで大部分の参加者が取引量の減少を余儀なくされます。この辺りFXにしても何にしてもいつもこれの繰り返し、つまり緩和の後の規制です。一方、これで多少は先物に値を振らされる事が減って、現物投資の方に流動性が増すと考えれば、ちょっとは市場がまともになると言えるのかも知れません。そこにかすかな期待を持っておきましょう。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に下落。ただ下落幅も小幅に止まり、こちらは東証1部銘柄と異なって先高感が期待できる状態。本日引け後にマザーズで派手に値を飛ばしたUBIC(2158)が上方修正、MCJ(6670)の自己株消却が出ており、またこういった値動きの軽い銘柄が狙い撃ちされる可能性が高くなってきました。引き続き原油高や為替リスクが高まる中で、そういうものの悪影響を直接的には受け辛い市場というところもメリット。明日以降の値動きに注目です。【ポートフォリオ銘柄】ソフトクリエイト(3371)は反落。震災に直接的な被害を受けない業種であり、また様々な社会不安の中で巣ごもり消費が増えるという見方をすれば、ECサイト構築の同社にとってはむしろ恩恵を受ける業種とも言えます。そんな背景もあって、株価は震災前の値まで戻してきました。ただ来週はいよいよ権利落ち。半期配当分25円の他に優待分(大目に見て10円分)は理論的に落ちますが、需給バランスが一時的に大きく崩れることで、例年結局それ以上の下落幅になることが常になっています。東証1部上場により流動性は明らかに高まりましたが、今回も倍の70円程度の下落は見ておく必要があると見ています。なので、この時期毎度の事ながらも、保有している方は短期的には一旦売却して安いところを拾い直した方が良いと思います。ただし来月末にはTOPIX算入需要もありますし、業績も増益見通しですから、上昇トレンドが崩されるものにはなりません。東証1部の好利回りの銘柄を組み入れるファンドにも入れられていると思いますし。アコム(8572)も反落。本日の日経で2月の返還請求件数は3社合計で前年同月比4割増の4万7000件強と過去最高になったと報道され、消費者金融株が売られる展開に。2月は経営破綻した武富士への利息返還の受付期限と重なり、同業大手への請求も同時に膨らんだとのこと。返金額は同社が約124億円で3月も大手3社の利息返還請求件数と返還金は高止まりしているとのこと。この辺りの話はなかなか落ち着いてきませんね。ただ震災前と比較して、TOPIXは8%程度の下落なのに同社の下落率は17%と、今回の一件を加味しても過剰です。本日はプロミス(8574)が東電を除けば実質的な下落率2位となっており、不安定な相場の中でリスク要因は徹底的に売られるという格好になっています。これに比べると同社は昨日の安値も下回らず、5日線もキープしていますから、まだ命脈を保っている状況。戻りが弱かった事が逆に幸いしているという感じなのかも知れません。悪材料出尽くしによる外国人の買い戻しに期待。本日の寄り付きより売りポートフォリオ入れとなったコロワイド(7616)は続落。全体相場の雰囲気の悪さと同時に、権利落ち後の下落を意識した形になっています。同時に首都圏付近の外食は、今回の水道水放射性汚染の影響によって、命綱の水の確保にもコストがかかってくる見込みに。益々逆風となってきました。本日は同業他社のワタミ(7522)も同様の観点から下落率上位に。テクニカル的にも戻り一服による下落局面で、特に支持線として見られる水準も見あたらず、苦しい展開が続きそうです。【注目銘柄】ユアサ商事(8074)は大幅高。今週日曜のレポートで同社を取り上げましたが、あっさりと100円に乗せてきました。震災関連銘柄という部分がもてはやされている事に加えて、本日の低位株物色の流れにも上手く乗った格好です。水準的には想定通りのラインに乗せてきましたが、レポート内にも書いたように、このまま相場の手詰まり感が強まって低位株物色の流れが出るようであれば、更に一段高い水準もあり得ると思います。まだ読まれていない方はご一読ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/report.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月24日
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2011年03月23日
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2011年03月22日
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2011年03月20日
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2011年03月19日
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2011年03月17日
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2011年03月16日
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2011年03月15日
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未だ収まることのない余震と原発の放射能漏れに対する恐怖。被災地域にお住いの方には重ね重ねお見舞い申し上げます。第三号機の水素爆発もあって未だ予断を許さない状況ですが、少しだけマシになったのは3日以内に震度5以上の余震が発生する確率は40%に下方修正されたということ。ちょっとだけ気持ちを落ち着かせる事ができるのではないでしょうか。ただ依然準備に手抜かりは無いように心がけておく必要はありそうです。かわぐちかいじ氏による「太陽の黙示録」という丁度最近完結した漫画がありまして、私は氏の大ファンですから勿論最初から最後まで全部買って読んだのですが、この漫画は超大震災によって富士山も噴火、日本が二つに分断されてしまうという架空の物語です。それによって日本人はどん底にまでたたき落とされ、一部の日本人は難民として世界各国に散らばってしまいます。しかし皆日本の再興を胸に、それぞれの野望などを交錯させながらも、最終的には無事一致団結して再興を果たすという物語になっています。まだ読まれていない方は是非これを機にご一読されて、勇気付けていただければと思います。本日は震災後初めての平日という事もあって、朝から首都圏では大混乱という報道が伝わってきました。鉄道各社は輪番停電の影響もあって朝方から運休や大幅に本数を減らし、通勤客に大打撃。また計画停電は日中は実施されず・・・ということで、二転三転する情報に振り回された一日であったという事です。正直私の住む富山なぞはいつもと変わらない一日で、テレビから伝えられる混乱とは隔世の感があります。この辺り結果的には首都圏に様々な機能を集中した負の部分が出てしまったという事になってしまいました。ただ今回の一事をもって「だから地方にももっと分散させていれば良かったんだ」なんて言うつもりはさらさらありません。こんな数百年に一度のいつ来るかさえわからない地震のために人口分布的に配慮するなんて、あまり理性的とも言えません。むしろ私は効率化のために人口はもっと密集した方が良いとさえ思っています。ただし現状は東京に集中し過ぎという印象があります。もっと神奈川、埼玉、千葉という隣接県にも、分散が見られても良いのではないかと思います。それは災害に対してというよりは、人の営み的に効率を求め過ぎても様々な歪みを生じると思いますから。実際ITの発達はそれを可能にしているはずなのに、東京に偏り過ぎというのは、結果的に期待値を最大化できていないのかも知れません。それにしても皆さん痛感されているのは電気の大切さでしょう。今は日に日に電気に対する需要が膨らんで、場合によってはオール電化が推進されていました。そういった家は電気が無くなると、ほとんどのものが機能しなくなってしまいます。今回の一件はオール電化推進という点ではマイナスな一方で、太陽光発電で売電まで可能な家にとっては大きなプラスになることでしょう。従って、今後は太陽光パネルの需要が益々増してきそうな雰囲気ですね。一応このブログは株ログという名前だけあって、少しずつ株の話を取り入れて平常運転モードにしていかねばなりません。ただ今日はご存知のような全面安の大暴落で、個別銘柄固有の要因なんてほぼ皆無でしたから、個別のコメントは止めておきます。どちらかというと、個人的な今後のための参考記録の意味合いが強いかも知れません。興味のある方は最後までお付き合いください。本日の日経平均は大暴落で、下落率は歴代20位に入る大きさ。出来高49億株弱は過去最高ということでした。ちなみに第二位は2005年11月8日の45億株強とのことで、小泉内閣の構造改革期待で買われた時でありました。朝方はほぼ全銘柄売り気配、一部建設株のみ買い気配という中で、開始5分で値を付ける銘柄はほとんどわずか。シカゴ225の価格は1万円を超えていたものの、週末に起きた放射能漏れの影響などもあって、先物は寄り付きからいきなり9500円に接近してのスタート。TOPIX先物はサーキットブレイクが発動し、売買が一時止まりました。正直業績に対する影響が比較的小さい、例えば地方の小売り株やネット関連株までも一緒くたに売られる始末。開始30分でも約6割の銘柄しか値が付いていない状態でした。その後次第に各銘柄が寄り付いて、少しずつ売り一巡感が出てくると、200円程下げ渋りの動きが出ました。ところが前引け直後に福島第一原発の今度は第三号機で水素爆発が発生すると、後場は一転売りが拡大。日経平均は前場の安値を割り込んで、ジリ安基調。大引け間際にショートカバーの巻き戻しが少しだけ見られたものの、結局は600円を超える大幅安で引けました。明日も引き続き追証発生の売りなどが見込まれる中、また改めて売り込まれる可能性は見ておかねばなりません。安易なリバウンド狙いはまだ早い印象です。なお各報道で引き合いに出される1995年1月の阪神大震災時には、その後残念ながら半年近く日経平均は下げ続けました。ただ当時は景況感自体が悪かったこと、また地下鉄サリン事件やメキシコ通貨危機による円高などが重なったという事もあるので、一概に震災の影響だけとは言えないということです(当時私は受験を控えたガキんちょだったものですから、生の市場は体験しておりません。あしからず)。そもそももう15年も経過して世界情勢における日本の立ち位置、証券市場の状況などは全く当時とは異なり、同じなのは「大震災」という部分のみ。ほとんどアテにはならないと思います。例えば新興国の存在感が当時に比べて圧倒的に大きくなってきましたし、証券市場ではヘッジファンドの台頭、証券手数料の自由化やネット取引の発達により個人投資家のトレーダー化、先物取引の活発化、高速売買取引・アルゴリズム取引の出現・・・等々により、実態を急速に株価に織り込む事が可能になりました。第一、関西と関東という事で震源地も異なります。今日の過去最高の出来高は、正直低位の建設株による影響も大きいのですが、それを差し引いてもセリングクライマックスを期待する事も可能とも思います。ただ丁度先週末がメジャーSQで以前の先物が清算された直後であり、新規のポジションが売りに向き易い面もあって、先物投資家にとっては格好の「売り浴びせ」のチャンスだったとも言えます。ですから、正直本日一日で売りの全てを織り込んだとは考え辛いのですが、ボラティリティの高い状況という事は、谷深ければ山も高いという事にもなります。今日の値動きはイベントで大きく売り込まれた異常値であることも間違いありません。恐らくこれでまたMBOによる上場廃止も増えてくるでしょうね。実は本日は四季報の発売日でもありましたが、これ程までに四季報の業績見通しに対して短期間に修正を余儀なくされた事は無いのではないかと思います。発売直前に大変化が訪れて、今期見通しに操業停止分などを加味しなければいけませんから。それでも株式市場が「市場」である以上、必ず需給の均衡点は存在しますし、どんなに悲観論が台頭しても現在考え得る適正価値に戻ります。今はとにかくライジングサンを信じて、雌伏の時と言えるのかも知れません。新興市場も当然のように大暴落で、換金売りが殺到し、特に今まで大きく買われていた銘柄中心に値付かずのまま推移する銘柄が多く見られました。中でもマザーズ指数は17%強の下落率。ちなみにこちらの第二位は2004年5月の13%強だそうで、共にライブドアショックを超える下落率となりました。この辺りもしょうがないです。なかなかどの銘柄も寄り付きすらしませんでしたし、新興市場はほとんど空売りができませんから、たまたまノーポジションの人か、金曜の地震直後の約10分間の間で売却できた人以外は皆予測不可能の事態に対処のしようもありません。予知能力が無い以上、割り切る他ありません。こちらの需給均衡はやはり空売りの返済が無い分、また個人の信用の投げが出尽くすまでの分、ちょっと長引く可能性があります。一方向に偏り易いのが新興市場の特性ですから。ちなみに私自身もポートフォリオ銘柄として一部長期保有銘柄を公開しているように、株式的に「被災」した身です。ただ日本の復活を信じているので、全くと言って良い程悲観していません。むしろ落ち着いたところは積極的に買っていきたいと思っています。それはリバウンド狙いという意味も勿論ありますが、日本企業の復活を本心で信じて応援していきたいという気持ちもあるからです。こんな時に投資なんて・・・と思われるかも知れませんが、私はこんな時だからこそ投資だという事を、ここに強く言いたいと思います。募金・ボランティア・節電・・・様々な今の状況に対する貢献の手段がありますけれど、未来の日本を作り上げていく投資も重要な事だと思います。人間は未来に希望が無いと、今日より明日の方が良い日だと思っていないと、そもそも何のために生きているかわかりません。お前の言っている事は詭弁だ、不謹慎だと何と思われても結構です。私は株バカなので、これしか無いものですから、これで何とか社会貢献できないものか、と本気で思っています。ですから、今後も皆さんにとって出来るだけ有益な情報を発信していこうと思っています。ご理解いただける方はまた当ブログ共々宜しくお願い致します。そして一日も早く、元の平和な生活に近づけるように、皆で力を合わせて生きていきたいと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月14日
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改めまして被災された方にはお見舞い申し上げます。未だご親族やご友人と連絡が取れない方もおられると思いますし、その心痛は計り知れないものだと思います。犠牲者は1万人を超えるとも言われ、その被害の大きさは落ち着くどころか、日に日に増している印象を受けます。一日も早く、元通りの生活に少しでも近づくようにお祈りしたいと思います。先日は本当にわずかばかりではありますが募金をしてきました。マグニチュードは9.0に上方修正され、史上4番目の規模となりました。その凄まじさが文字で歴史に刻まれようとしています。過去最大は1960年のチリで起きた地震でマグニチュード9.5。その際に発生した津波が日本にも達し、当時日本でも142人の死者を出したとのこと。そして実はこの被害者の内2/3の人が今回と同様岩手県大船渡市と宮城県南三陸町だったということで、地形的に津波の被害を受け易い地域と言えるのでしょう。なおチリの大地震直前にマグニチュード7~7.5の前震と思われる地震が5~6回続き、その後本震が発生したとのこと。今回の東北沖大地震も2日前にマグニチュード7.2の地震が発生していることから、同様の傾向が読みとれます。私は大きな地震が一回起こればそれでエネルギーを放出するのだから、しばらくは起きないものだと勝手に思っていましたが、そうとも言い切れない事が身に染みて良くわかりました。ちなみに次が1964年のアラスカ沖地震のマグニチュード9.2と1960年代に2回。三番目が記憶にも新しい2004年のスマトラ島沖地震のマグニチュード9.1と続いて今回の大地震です。実質的に先進国が受けた最も大きな被害の地震と言えましょう。前回も書いたように、マグニチュードは0.1上昇すると約1.4倍の威力になるとのことですから、修正前のマグニチュード8.8の約2倍、つまり阪神大震災の約350倍の規模になるということですから、最早想像ができません。この辺りのエネルギーが天文学的な数字ですから、推し量る作業はかなり難しいものだと思います。その結果、マグニチュード7.0以上の余震が起こる確率が、今後3日間で70%以上、また更にその後3日間でも50%以上と、非常に高い確率が示されています。まだ「災後」ではないといった状態ですから、引き続き周辺地域にお住いの方は、食料・水・防災グッズなどの準備をなされ、万一の事態に備えていただきたいと思います。そもそも街が一瞬にして消えてしまう、というのは、本当に筆舌に尽くしがたい惨劇です。人災であれば誰かを責める事もできるのですが、天災である以上怒りのやり場もなく、非常にやるせない気持ちになります。地震前の航空写真と現在とを比べると、途方もない無力感に苛まれてしまいます。http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm福島の第一原発も日本初の炉心溶融という事態を受けて、非常に予断を許さない状況が続いています。1号機から始まって3号機までが非常事態に。電力会社や自衛隊の人々の日本・世界を守る努力が懸命に続いていますが、彼らに惜しみない称賛を送りたいと思います。そして何とか最悪の事態を食い止めてもらいたいと思います。ただ明日から東京電力管内では計画停電が実施されるということで、この辺りは非常事態に対する国民の危機対応が問われる部分だと思います。幸い真冬とは少しだけ離れ、真夏でも無い時期だったという点で消費電力的にマシなのかも知れません。お住いの皆様におかれましては不便な事だとは思われますけれど、協力し合ってこの難を乗り越えてもらいたいと思います。それにしてもこんな時に蔓延るのがチェーンメール。私自身には幸い回ってきませんが、嫁や母の携帯に次々と送られてくるみたいで本当に困り物です。内容は「○○の社員からの連絡で、有害物質が外に出ているから外出をしないよう、一人でも多くの人伝わるように知人にこのメールを転送して欲しい」「電力会社の社員からの連絡で、停電になるから節電を一人でも多くの人に呼びかけて欲しい」という内容。なまじ内容が悪質なもので無いから、余計に皆信じて回してしまいますが、○○の社員とか、まるで怪談話の「友達の友達に本当に遭った話なんだけど・・・」的な実態のわからない無責任な発言は信じるべきではないです。そもそも友達の友達なんて一人平均友達が50人居るとしたら、50の2乗=2500人の誰かが言ったという、極めて実態の不透明な話です。そういうチェーンメールという存在の実態を知らない母なんかは「でも節電は良いことじゃない」とか言って回そうとするのですが、良いかどうかを判断するのは回ってきた側の人間であって、回す側の人間ではないという事だけは肝に銘じておくべきです。もし本当に良い事だと思うのであれば、自分の名前を主語にして「節電しましょう」と呼びかければ良いのです。転送は、発信者の単なる責任転嫁に過ぎません。この虎の威を借る・・・じゃないですけれど、誰かしらの信憑性の高そうな人物の存在を借りて、世間に影響を与えようとすることこそがチェーンメールの悪質な部分です。この不幸の手紙的リンクは、「自分で止めてしまうとまるで自分が良い事をしない悪人のような錯覚」と「こういう時に何か少しでも世の中の役に立てるのではないか」といった人間の心理を巧妙に操ったものですから、内容は詐欺的なものでは無かったとしても、チェーンメールを回してしまった人は以後詐欺にかかる可能性が高いとも言えましょう。以後用心してください。本来は確かに電子回覧板のようにメールも機能すれば有効な一つの通信インフラです。ただ真偽様々なチェーンメールが錯綜すると現場は混乱するばかり。この真偽が混ざっているという部分が曲者で、どちらか一方であれば混乱は無いわけですけれど、混乱してしまうといざという時に必要な行動が取れなくなってしまいます。ともかく本当に大事な情報はメールなんかでは回ってこない、発信者のはっきりしない物は無視する、ということをしっかりと理解しておくべきでしょう。さて、このブログは日頃株式の話に比重を置いているブログですから、明日以降の相場に関してもそろそろ言及しておかねばならないでしょう。月曜の株式市場はシカゴ225の指数に併せて日経平均1万円に接近する流れになると思います。ただ株式市場的にせめてもの救いだったのは、金曜の引け際に起こったということです。わずか10分ではありましたけれど、急速に大地震を織り込む動きが出てまず一部の売り圧力は平常な状態で吸収できたこと、その後の夜間取引で先物だけは大災害の入り口部分の不安心理を織り込むことができたこと、後は現物株市場が2日間の休日を経て一定量の落ち着きと冷静さを取り戻して開くことです。もし原発事故がザラ場中に報じられようものなら・・・と考えると、そら恐ろしい感じがします。為替はこの状況下で円高に動いたのですが、日本の投資家の海外資産売却によるリスク資産圧縮の動きや日本企業が海外子会社からの資金を円転する流れが強まって円高に動いたとのこと。この辺りは事態が落ち着くと、大きな反動が出て85円くらいまで円安が進むのではないかと見ていますが、目先は乱高下が続く展開になりそうです。そもそも月曜に株式市場がきちんと開くのかどうかも現時点では微妙なところですが、考え得る非常にベタな予想としては建設・建機株買い、保険株・交通機関株売りですね。実際に金曜のPTSでは建設株の中でも特に震災時に注目される福田組(1899)・植木組(1867)・五洋建設(1893)・日成ビルド(1916)等といったところが軒並みストップ高となっています。この辺りは月曜も恐らく寄り付き段階から買えない状態で始まるでしょう。実際の業績に与える影響がどうこうではなく、皆が買いたいと思えば株価は上がりますから。カナモト(9678)、西尾レント(9699)、サコス(9641)という建機レンタル業の方が、まだ初動が落ち着くかも知れません(ただしこちらも需要の全てに対応しきれないでしょうけれど)。他には今回の一件で首都圏での自力通勤が注目を浴びるとすれば自転車のあさひ(3333)という連想も働くかも知れません。一方金曜のNYは日本の被害状況に対する様子見もあって安く始まったものの、結局はプラス引け。これは今回の災害が負の連鎖を生まなかった・・・という事に関しては良いことだと思う一方で、日本経済の影響力がこれ程までにも小さいという事を示してやいないか心配です。日本の大惨事よりも、中東のデモの方がアメリカにとって大事だ・・・という事になると、少し寂しい感じもします。世俗的な嫌らしい見方をすれば、菅政権はこの危機を上手く立ち回りさえすれば、支持率の急回復が見込めます。外国人献金問題が吹っ飛んでしまい、予算・補正予算案は通り易く、災害復興という公共事業を体面気にする事無くおおっぴらに実行に移せます。政権運営の大ピンチを大チャンスに変える事ができます。岩手地盤の小沢氏も今はどんな気持ちでしょうか。今回の大惨事は明治以降観測される最大規模の地震ということで前例無く、株式市場に与える影響を正確に推し量る事は難しいです。ただ大きく沈んだところからは必ず日本は立ち直ります。関東大震災、阪神大震災と幾多の震災を乗り越えて日本はここまで成長してきました。無論、取捨選択されて届いているであろうことを加味しても、世界各国のメディアは今回の国難に対する日本人の冷静かつ的確な対応に多大なる賛辞を送っています。これは日本人として誇りに感じられると共に、日本人の素晴らしさを世界にアピールできるチャンスなのかも知れません。今回の未曾有の国難が、忘れ去られていた良い意味での民族団結を呼び起こし、少しでも早く元の穏やかな生活に戻れる事を期待します。最後に、私は今回の1万人超の犠牲者が大変大きなものだと思う一方で、毎年の自殺者が3万人を超えるという事実に、この未曾有の天災以上に日本という国に住み辛さを感じている人の方が多いのだと痛感しました。自殺に至るには様々な固有の要因があるかとも思いますが、今回の大惨事で生きたくても生きられなかった人の事に思いを馳せて、彼らの分も必死に生きていく事が我々の宿命だとも思います。改めまして、被災された方にはお見舞い申し上げます。※毎週日曜は個別銘柄のレポートを掲載しておりましたが、今週は作成をお休み致します。予めご了承ください。
2011年03月13日
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昨日大変な大惨事が発生しました。地震大国日本を象徴するかのような東北沖大地震。マグニチュードは明治以降最大の8.8を記録し、あの阪神淡路大震災のマグニチュード7.3を大きく凌駕。マグニチュードは0.1上がるごとに約1.4倍ずつエネルギーが大きくなるとのことで、つまりは阪神大震災の178倍の規模。その想像を絶するエネルギーによる破壊・崩壊を、私は離れた富山でテレビやラジオを通じて確認しています。被害に遭われた方には本当に心からお見舞い申し上げます。廃墟化した街並みの映像を見る度に大変心が痛みます。その後の余震でも最大のものでマグニチュード7.4というのがあり、阪神大震災以上の規模の地震が立て続けに発生したという事になります。先日のクライストチャーチの被害が大きかったNZ大地震でさえマグニチュードは6.3でした。加えて今回の地震の震源の深さも約10Kmということで、阪神大震災の16Kmより浅いものでした。なおNZ大地震は5Kmということで、それによって被害がマグニチュード以上に大きく出てきた一因でしょう。一方、今回の大地震は陸から離れていたため地震による直接的な倒壊は少なかったのかも知れませんが、その分津波による被害が甚大でした。いかに日本の建造物が耐震性に優れていたとしても、この島国特有の2次被害は防ぎようがありません。仕分けの対象になったスーパー堤防計画が、また持ち上がってくるかも知れないですね。テレビの映像で衝撃的だったのは、何と言ってもあの津波の脅威。スマトラ島沖地震で津波の恐ろしさを映像で見せられてから、水の暴力というものはわかっていたつもりでしたが、地震後間もなく押し寄せた高さ10メートルにも達する大津波の破壊力は、私の想像力なぞを簡単に絶するものでした。10メートルとは3階建ての建物に相当する高さで、それが幅何Kmにも渡って押し寄せてくるわけですから、正にこの世の終わりのような光景でしょう。その恐ろしさは漫画や映画で表現されるような架空のものとは異なり、リアルの映像です。上空から観ると水がまるで意志を持ったスライムのような怪物の如く、粘着質な感じで建物や船や車を次々と飲み込んで、その禍々しさを加えながらも勢いが衰えようとはしません。そういう意味ではやはり怪物なのでしょう。車が農道を猛スピードで駆け抜けているのを観ると、どこから来るかわからない巨大過ぎる怪物に追われる恐怖が、ヒシヒシと伝わってきます。その水が引いた跡の光景も陰惨たるものです。逃げ遅れた方の遺体が数百体あるというのも、戦後復興した後の日本では考えられない光景です。海水に浸った田畑は当分使い物にならないでしょう。その復興の道のりはものすごく困難なものであると思われます。水の被害があれば火災の被害も出てきます。気仙沼市の大火災もまた想像を絶するものでした。上空から映像で観ると相当に大変な事になっていて、実際の現場はその数百倍も酷い光景なのでしょう。うちの母親が「地獄や、地獄や」とひたすら連呼していました。確かにこれ以上に無い的確な表現です。揺れの次に水、火という第二、第三の被害が次々と木津付いた人々を容赦なく苦しめるのです。更なる追い打ちが原発の放射能漏れ。この辺りに関しては事態の適切な対応を祈るしかありません。国の危機管理能力が正に問われる事態です。海外からの支援を受け入れて、速やかに被災者の方を始めとする国民の生活を、一日でも早く現状復帰に近づける努力をしてもらいたいと思います。東京の方も週末の突然の事態に大混乱で、電車が全線ストップ。帰宅難民が多数出ており、防災の日に話題になる交通インフラ断絶によるシミュレーションがいよいよ現実化してしまいました。私の東京の友人も直接的に被害を受けているようで、帰宅が翌日の太陽が昇ってから、との報告ももらいました。その後長野でも震度6強という十分過ぎる大地震が起きていますが、もう本当に自然に対しての人間の無力さを、これでもかと痛感させてきます。もうわかったから・・・。せめて金曜の午後だったというところが、マシな部分だったのかも知れません。ただこういう大地震は何故か冬に起き、被災地ではまだ雪が降っていますから、せめてもう少し暖かい時期であれば・・・と詮無い事を思ったりしています。地震発生当時、私はラジオNIKKEIを聞きながら株式市場を見ていました。すると田中アナが「地震ですね。強い揺れです」と言っておられ、その時私は「ふーん、地震かー。東京なら震度4とかの地震もザラにあるし」と大して気にも留めていませんでした。その直後にCMが入って、CMが明けた後もまだ「揺れています!」と伝えておられ、ガタガタとスタジオが揺れる音声が伝わってきました。その時に初めて「こんな長い地震はちょっと尋常じゃないぞ」と思った矢先、こっちの富山も揺れ始めました。東京の地震が富山まで来るなんて、ちょっとこれは異常だと思いました。それですぐテレビを付けると、お台場のところでビルが燃えている映像が出て、最初私は首都圏直下型の地震だと思っていました。実は毎月東京に戻っている嫁が丁度帰る日でもあったのですが、嫁はのんびり昼近くまで寝ていて、いつもより遅い電車で行く事になりました。丁度3時近くの電車に乗った嫁から直後に「はくたかに乗ったよ」といつものようにメールが届きました。私はすぐに「大地震だから新幹線多分止まってるよ」と返信しました。ただ、地震の混乱直後だったからか、嫁にそのメールはすぐに届いていなかったようです。その後嫁から「糸魚川で電車が止まって、今日は復旧の見込みが立たないから引き返す事になった」とメールが届きました。それで結局嫁は払い戻しを受けて戻ってきたのですが、もし嫁がいつも通り出発していたら、全線停止になった新幹線の中で過ごすことになったのかも知れず、そういう意味では寝坊も悪くなかったのかも知れません(;^_^Aその間私は色々情報を集めていました。首都圏の被害も甚大で、私が昨年友人の結婚式に行った九段会館でも天井が崩落し死傷者が出て、千葉では燃料タンクの火災。宮城の被害はむしろ上記したようなその後の津波によるものが大きく、順番的には後で大きくなってきました。株式市場や為替市場は引け際に急落し、地震関連銘柄とされる福田組(1899)や植木組(1867)といった銘柄が急騰。突然有事モードになりました。その後取引されているシンガポールの日経平均先物は1万円を割れ、大証のイブニング取引でも1万円割れのスタート。一時盛り返しも見られましたが、被害の大きさが伝わると徐々に売り込まれ、やはり1万円割れとなりました。今回の地震は当然の事ながら震源地に近い人ほど、人生を大きく変える事になってくるでしょう。直接的には家族や親類を失った方、友人を失った方、住居や財産を失った方。大勢の人が11日の15時前後を境に運命を大きく変える事を強制されました。その人生観などに対しても大きな変化を与えることでしょう。刹那的な気持ちになってしまうかも知れません。この辺りは時間をかけてゆっくりと傷跡を癒してもらうしか方法は無いのかも知れません。震源地から離れた私のような人間にも、当然ながら色々な変化をもたらします。耐震に対しての関心も高まりますし、地震保険というのもやはり検討するきっかけに繋がります。これは心理学的にも繋がる人間の基本的な行動パターンとも言えましょう。一般の火災保険の場合は、今回のような地震に起因する被害に対しては保険金が支払われず(※地震火災費用保険金が支払われる場合があるものの、保険金額に対する5%などの少額しか支払われないのが一般的)、オプションとして地震保険を付帯しておかないといけません(※地震保険は単独で加入する事ができず、必ず火災保険の付帯となります)。保険未加入の世帯にも国から被災者生活支援制度というものが期待できますが、金額は最高でも300万円と限られますから、本当に財産などを守るには不十分な額と言えましょう。今回の地震発生から津波が押し寄せるまでの沿岸部の到達時間を考えても、とても逃げ出す際に金銭的な物をまとめている余裕など無いという事は明らかになりました。なお地震保険は公共性の高い保険であることから、保険会社の利潤が一切含まれず、将来の災害発生のために積み立てられている種類の保険になります。そういう意味合いでは保険会社も、火災保険未加入の家には積極的にアピールしてくる材料とするかも知れませんが、加入済みの世帯には取り立ててプッシュしてこない可能性があります。ですから、地震保険に関しては自分自身で色々と検討してみる必要がありそうです。以上、FPの資格を持っていながら普段ほとんどFPらしい言及がない私からのアドバイスでした(;^_^A一方、普段株式市場を生業にしている者としては、保険会社の側についても言及しておかねばなりません。まず保険金の支払いに関しては再保険というもので、主にイギリスのロイズ保険組合というようなところに「保険会社の保険」に入っていますから、一定額はそこで賄えます。またこれだけの自然災害ということになりますと、政府からも一定額のバックアップはあります。また被保険者は地震保険に加入しているからといって、必ずしも保険金が額面通り全額支払われるとは限りません。72時間以内に発生した地震でまとめて最大で保険金総額が5.5兆円を超える場合は、対する支払い保険金額の割合に応じて逓減される事になっています。それによって国と保険会社が支払いに応じられるようなシステムとなっています。従って、当然保険会社の収益には大きなマイナスになるのは間違いないものの、それによって保険会社が潰れたりという事態にまでは至らないと考えるのが自然です。短期的には大きなマイナスでしょうが、ある程度収まってくると、上述のように保険に対する関心が加入者を増やすという点も挙げられるのかも知れません。今回は特に首都圏でも大きな被害となっており、インパクトも大きいですから。今後は世俗的にも色々起こるでしょうね。今回の地震を予言した人というのが必ずマスコミに取り上げられるでしょうし、人間の非力さを思い知らされて宗教的な者にすがる人も増えるでしょう。正にハルマゲドン的な光景を目の当たりにしましたから。嫌なことに火事場泥棒みたいな者も必ず出てきたりします。こういう輩は本当に許せないですね。同じ人間とは思えません。人々の生活も変わるでしょう。耐震基準は今よりも厳しく見積もられる可能性があります。このタイミングで論じるのは不謹慎かも知れませんが、建設関係の業者にはここにきて需要が拡大する可能性があります。経済活動的な事を言えば、例えば自然災害が日本一少ないのが私の住んでいる富山県とも言われています。こういった地域にデータセンター等を移してくるという流れもあるでしょう。私は今回の地震はやはり色々な物がとにかく変化する契機になるのは間違いないと思っています。とにかく必要なのは、こういう国難に国民が一致団結して、互いに協力しあっていかねばならないということです。大きく落ち込んだところは苦しいですが、逆に大きな反発を呼び込むで、大きく復興することができます。これは大きなピンチではありますが、その苦難を乗り越える底力が日本国民にはあると思います。それを信じて「地獄」から少しでも元の「理想郷」に近づくよう、少しでも早く少しでも元の生活に戻れるよう、そして明るい未来を信じられるように生活していけられればと思います。
2011年03月12日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日以内で大幅高連発中!以下直近一ヶ月で挙げた銘柄の一例です(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★2/15 日本ケミコン(6997) 525円→564円 上昇率7.4%★2/22 アイレックス(6944) 88円→109円 上昇率28.4%★2/28 アルファ(3434) 1030円→1105円 上昇率7.3%★3/3 日本ミクロコーティング(6624)172円→200円 上昇率16.3%★3/9 ジーンズメイト(7448) 303円→350円 上昇率15.5%▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?老後資金を資産運用で増やしませんか?足元好調な株式市場はそのチャンスです!100年に一度の危機の裏側にあるこの100年に一度のチャンスを逃さないためにも、是非ともご検討ください。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は大幅反落。前日のNYはテキサス・インスツルメンスの決算見通しが市場予想を下回ったことなどを受けて小幅安。それを受けた日経平均でしたが、明日のメジャーSQを睨んで10500円に向かう動き・・・までは予想通りだったものの、10500円を割り込むと次第に売りが膨らむ動き。そこを抜けた事でオプションの権利行使価格の多いゾーンでスイッチが入り、裁定解消売りが出たとも。結局終日良いところがなくズルズルと値を下げ、今年4番目の下げ幅で終わりました。投資判断は「やや買い」に。明日メジャーSQを通過する事で、一山終える事になります。私は前々から言っているように、メジャーSQ通過後は、今年の「卯跳ねる年」に相応しい上昇相場の幕開けと考えています。中東情勢の不安やデモもピークアウトしたと言って良く、各国共にそれなりの結論を出しながら事態の収拾にかかっています。格付け機関も欧州債の格下げを一通りやり尽くしました。これ以上外部環境が悪化する事も無いでしょう。そんなわけで投資判断を1段階引き上げました。そもそも今日の下落はやや勇み足な感じです。ドル円が83円にも届こうかという水準の中で、ここまで売られてしまった理由は上記したようなオプション等に絡んだシステム的な売りに過ぎません。であれば、明日のメジャーSQを通過して、その反動が出てくるのは必至と言えます。テクニカル的には日経平均は75日線と一目均衡表の雲上限に乗ってきた形で、TOPIXの方はそれぞれにまだ距離がありますけれど、概ね似たような形です。リバウンドにも格好のタイミングと言えそうです。今晩のNYが2桁の下落程度であれば、明日は反発が期待できるでしょう。ところで明日以降しばらくは、先物が配当落ち分現物よりも安くなる「逆ざや」の状態となるわけですが、その差は大体80円程度と言われています。ですから、先物が安いから株価も下がる・・・と勘違いしないよう注意が必要です。それにしても本日市場を騒がせたのは東証と大証(8697)の統合報道。これは株式市場の一つの大きな転換点と言えましょう。私は正直これが実現するとは思いませんでした。官的な体質の東証と、民的な体質の大証では相容れないと思っていたからです。事実、改革のスピードは常に大証の方が先んじており、新しい事を次々と取り入れてきました。そんな大証が外国の証券取引所と合併・・・などとなったら、と考えると、東証も危機感を覚えたのでしょう。これによって大証の銘柄が上がる・・・と思ったのですが、本日はあまり反応がありませんでした。というのも来年の秋の統合ですから、まだまだ期間が長いからでしょうね。ただこれが近づくと、昨年JASDAQが大証とくっつく前の相場展開で、小規模の方の市場の銘柄(つまり当時ではJASDAQの方)が上昇したような連想が働いて、今度は大証の銘柄が軒並み上がってくると思います。新興市場は「強気の買い」。ただ本日は2指数共に下落し、東証1部の下落に引っ張られる格好になりました。昨日も書いたように、今まで相場を牽引してきていたサイバーエージェント(4751)が売られて相場の柱が消えてしまい、ちょっと力がなくなってきている感じです。ただ上述のように東証1部銘柄が上昇して来ると、少し遅れて新興市場の株式も以前のように買われてくると思います。マザーズ指数は500ポイントを割り込んでしまいましたが、やがて復活してくるであろうことは時間の問題だと思われます。【ポートフォリオ銘柄】トヨタ(7203)は反落。前日には「グローバルビジョン」を正式発表、早期の営業利益1兆円回復等が示されたものの、既に織り込まれていた事もあって反応無し。地合の悪化に押される展開になりました。ただ引け後には為替も83円台に乗せてきており、明日以降堅調な相場展開を考慮すると、反撃の狼煙をいよいよ上げるタイミングだと思います。今日は一つ買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはアコム(8572)です。以前プロミス(8574)をポートフォリオから外した際に「落ち着いたらまた入れたい」としていたのですが、同じ消費者金融株で先にアコムの方が買いのタイミングとなってきたことから、こちらを取り上げる事としました。特に本日消費者金融株は大幅安となりました。何か特別の悪材料があったわけではなく、ヘッジファンドの売りが増えたという解説がされていますが、ここまで弱気になる必要は無いと考えています。過払い金の問題に関しても、かつて支払った法人税の返還を求める動きも出ていますし、何よりこれ以上状況が悪化する材料が見あたりません。同社も三菱UFJという大資本がバックについていますし、銀行の貸し出しが伸び悩む中で、個人向けのリテールを伸ばさないと収益を上げていけないのはどの銀行にとっても共通の認識。みすみす親会社が切り捨てるはずもありません。テクニカル的には一目均衡表の雲、75日線・200日線、52週線を本日の下落でまとめて下抜けてしまいました。ただ本日の下落があまりにも突発的であるため、トラッキングエラーと捉える事が可能とみます。リバウンドのタイミングとしては最適でしょう。また引け後にはオリコ(8585)の東証1部指定替えが発表されました。明日はこれを材料にして、本日の下落幅が大きかった消費者金融株にリバウンド狙いの買いが入ってくるものと見られます(なお過剰反応ではありますがオリコはPTSで30%超の上げ幅となっています)。それにしても今年に入ってから東証1部指定替えが連発です。東証は2部を無くしてしまうつもりでしょうか?まあ本日の大証との統合報道が裏にあるとすれば、頷けない話でもありませんが。それはともかくとして、明日これらを材料に買い気配スタートとなればチャート的には逆襲線を形成する事になり、先高感が一層強まります。個人的には本日1200円で既に買ったのですが、ブログ上の評価として明日の寄り付きから買いとし、目標株価は1月下旬からの抵抗線として認識できる1400円をひとまず目先の目標とします。実力的には2000円超えも十分有り得ますが、ひとまずはその辺りにしておきます。【注目銘柄】ジーンズメイト(7448)は大幅高。こちらは一昨日の夜に有料メルマガにて配信した銘柄ですが、本日の下落相場の中で見事な上昇を演じてくれました。そして無事2営業日で目標株価に到達。出来過ぎでした。例によって取り上げた時の根拠を抜粋して挙げます。「カジュアル衣料品販売。業績は赤字が続き、立て直しに懸命。既存店売上高は17ヶ月連続の前年比マイナス。しかし2月の客単価は実に28ヶ月ぶりのプラス転換。それを受けて株価は2/22に急騰した。今後は前年のハードルが下がっている分、プラス転換に向き易い。テクニカル的には25日線と75日線が接近してくるラインに実線もマイルドに接近。これらの2線及び300円という節目が調整の流れの変化点になると見たい。2月末に急速な調整を終えた後はほぼ横ばいに近い状態で推移しており、売り圧力は小さめ。またその下には2月に底を形成した280円のライン、52週線も位置するため、下値は固そう。MACDが暗転しているのはいただけないものの、まだ初期段階であり反転は可能。ストキャスも好転したばかりのところで、明日は一旦軽く暗転しそうだが、こちらも好転初期段階のため無視できそう。また一目均衡表の雲も下抜けたものの、明日以降雲のねじれ部分にさしかかるため、逆に上抜けに期待。遅行線は実線を上回っており、遅行線が実線に支えられる形で下値を固める流れも想定できる。信用買い残の多さはリスク要因として残る。ただ一気に累積した昨年12月から3ヶ月経過してきたので、その間の安値275円を下回らない限りは、いきなり損切りに働くような動きも出てこないだろう」テクニカル的な見方に併せて、今週の相場展開では低位株やこの手のような少しキワモノの株が上がるだろうという見立てによって取り上げました。この組合せが大幅高を読み解くポイントとなりました。そしてこれでほとんど手持ちの銘柄が終了となったので、また明日以降、色々な銘柄を取り上げていきたいと思います。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記の実績などをご確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月10日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日で上昇率10%を目指して銘柄を取り上げます。▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?手取りの減った冬のボーナスを、資産運用で増やしませんか?足元好調な株式市場はそのチャンスです!100年に一度の危機の裏側にあるこの100年に一度のチャンスを逃さないためにも、是非ともご検討ください。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━先々週の話になりますけれど、母と嫁と三人でお義父さんのお見舞いに行ってきました。幸いお見舞いに伺う前日に退院されて、以前にお会いした時と変わらない様子。まだ頭のリハビリが必要とのことでしたが、どこに必要があるのかわからない程の急速な回復ぶりでホッと一安心でした。お義父さんの元気な姿を確認できて安心した翌日、母が折角関東までやってきたので、私と嫁と一緒に東京を観光しようという事になりました。当初「はとバス」に乗ってみようかとも思いましたが、夕方には母は新幹線で帰らないといけないし、何だかせわしない。それで色々検討した結果、寅さんで有名な葛飾柴又に行ってみようということになりました。ただ予め断っておくと、我々の中で「男はつらいよ」ファンは誰もいません(・・;)私の父が大ファンで私と母はそれに付き合ってチョコチョコ見た程度。特段大きな思い入れは残念ながらありませんでした。それでも今は半分寝たきりで動けない父の代わりに行って、その様子を伝えられればと思い、日暮里から京成線に乗って柴又へ。私、東京に住んでいた時は尾久から上野までの高崎線の車窓から、日暮里の京成線を毎日眺めていました。しかし今まで一度も乗った事がありませんでした。それが今回遂に初めて乗る事に。京成線の車窓から眼下を見下ろすと、いつも乗っていた高崎線が見えます。かつてとは逆転の景色。なかなか感慨深いものがあります。そんな私を乗せて、電車は柴又方面に向かいました。(つづく)さて、逆転の景色の日経平均は続伸。前日のNYはOPECによる原油増産の検討を好感して上昇。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。為替水準が82円台後半まで円安に振れた事もあって、上げ幅は一時100円を超えてきました。しかし後場になると今週ピークと見られる持ち合い解消の売りが出て指数の重石要因に。結局は10600円を維持する事ができませんでした。投資判断は「中立」。本日の値動きはやはり前回「本日10500円まで調整してしまったため、後は外部環境が多少悪くなっても先物などにより週末までは値を保ってくれるものと思います」としたように、今週末のメジャーSQを睨んで先物主導で値固めの動きが出ているものと受け止められます。出来高も20億株割れと低調。従いまして、明日以降もやはり小幅高or小幅安の動きが続くと見ており、相場の手詰まり感から低位株や仕手株などのキワモノ株が値上がり率上位を占めるのではないかと思います。昨日ほどではないにせよ、本日も値上がり率上位には株価100円前後の低位株が名を連ねています。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に下落。こちらはやや買い疲れ感が出てきている印象で、今まで指数を牽引していたサイバーエージェント(4751)が30万円を手前に失速している点が響いている様子。次に相場を支える主力株の存在が出てこないと、東証1部の値動き頼みの相場展開となりそうです。【ポートフォリオ銘柄】ソフトクリエイト(3371)は続落。東証1部上場後はずっと値下がりが続いている形で元気がありません。テクニカル的にはとっくに窓埋めも完了しているため、75日線か一目均衡表の雲にぶつかるまでは反転の兆しがなさそう。売出による需給バランスの崩れが困ったものですが、ジリジリと配当利回りも増してきている事から、そろそろ需給の均衡点が見えても良さそうなものですが。トヨタ(7203)は続伸。ただ為替が円安反転し、先日は自動車株の売りの材料と見られた原油価格が落ち着いてきたわりには反発力の弱い印象。15年までに営業利益1兆円を目指すという報道も反応薄。この辺りはSQ通過まで全体相場に力強さが感じられないとすると、今は我慢の段階か。大東建託(1878)は反発。本日は三菱UFJが投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を5700円から8600円まで引き上げた事が材料視。TOB実施により、懸案事項であった資本制策に対する不透明感が払拭された点を、ポジティブに捉えるとしているとのこと。昨日25日線を割って売り圧力が強まろうとしている時に、こんな今更の理由で格付けを出してくるところに、三菱UFJのしたたかさが見え隠れしています。どうしても上げたいのでしょうね。しかし以前から言及しているように7000円より上は上値が重く、本日も伸び悩みが鮮明でした。また本日はファースト住建(8917)や一建設(3268)が翌期の見通しが悪く売られたことを連想として東栄住宅(8875)や一建設(3268)といったパワービルダー各社が一斉に売られていますが、結局はもう建て売りというものが飽和状態に近づいている事を示していると思います。居住用不動産は15年にピークアウトして減少に転じると言われており、日本の人口構成を考えても疑いようは無い見通しでしょう。そんな中で同社の賃貸住宅事業に関してもビジネスモデルに限界が来ていると見るのが自然です。明日もパワービルダーが売られる展開が続くのであれば、同社も再度25日線を割り込む可能性が高いと言えましょう。【注目銘柄】日本ミクロコーティング(5381)は昨日ストップ高で全市場値上がり率1位。本日はその流れを受けて朝方は更に買われる展開になりましたが、引けにかけて売られ乱高下。最終的には前日比変わらずで引けました。この銘柄に関しては先週3日に有料メルマガで取り上げ、昨日を投資期間最終日としていましたが、何とか滑り込みで間に合った格好になっています。例によって取り上げた時の根拠を記します。「研磨材大手。液晶やHDDなどハイテク家電の部材に多数関わる。疑義の付記は無いものの、3期連続の赤字で、今期も最終赤字見通し。疑義手前にある状況と言える。ただ先月10日に出してきた第三四半期決算は赤字幅が縮小。事業環境・見通しは悪くない。決算を受けて株価は一旦弱含んだものの、そこから大きく切り返してほぼ倍化。その後は急速な調整に入り、一週間で4割近く下落。ストキャスも明日で好転してきそうな事から、今回の調整はこれで底を打ったと見たい。25日線との乖離も10%未満となってきたため、下値を支持してくれそうだ。出来高が少しずつ細りながらも下値を大きく崩さずに、煮詰まり感も出てきた。信用買い残は上昇後約10万株増え、それだけに余計玉の整理のために値を上げてくる可能性が高まる。株式的にはPBRも0.5倍と割安感がある」この他にも7日にチラッと書いたダントーHD(5337)もやっぱり動意付き、本日は一時30%超の上昇となっていました。前述したように市場全体が今週は小動きと見て、低位株が来ると思っていただけに、上手く当てはまった印象を受けます。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記の実績などをご確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月09日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)5営業日で上昇率10%を目指して銘柄を取り上げます。▼下記URLからご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.htmlその他成果は随時ブログ上で報告致します。1ヶ月当たり3,150円~。既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。あなたもお仲間に加わりませんか?手取りの減った冬のボーナスを、資産運用で増やしませんか?足元好調な株式市場はそのチャンスです!100年に一度の危機の裏側にあるこの100年に一度のチャンスを逃さないためにも、是非ともご検討ください。※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━いやー、フジテレビのドラマ「SP」は面白いですねー。先日新カットも交えて2夜連続でやっていましたが、嫁と二人で真剣に見ていました。あのかつての香港映画のような息付かせないアクションシーンとシリアスかつちょっと笑えるところもあるストーリー展開。テレビの前に釘付けです。今度の映画革命編も観に行かないと(^^)でもあの尾形さんが国会を占拠している予告シーンを見て、この展開ってどうなの?とは思っていますけど(-。-;)まあ何はともあれ観てからの評価ですね。ところで嫁と一緒に見ていると、山本(太ったSP)の恋人として新キャラの彼女役が出てきました。すると嫁が「あっ!この人知り合いに似ている。ひょっとして私の演劇をやっていた時の先輩だったりして(;^_^A」と言い出したのです。「どういう名前の人?」って聞くと「安藤玉恵さん」って言うんですね。それでドラマが見終わった後にクレジットを見ていると、あっ!あった!!本当にその人でした(××)嫁と二人でビックリ。安藤玉恵さん紹介HPhttp://mash-info.com/profile/t_ando.html嫁曰く当時から演劇に熱心で、その実力は群を抜いていたとか。ただその後どうしているかは知らず、今回たまたま気付いたのだとか。それにしても出演経歴を見ていると、結構メジャーなドラマにたくさん出ておられて、大活躍中の女優さんでした。逆に何故今の今まで気付かなかったのか(;^_^A恐らく想像を絶する大変な努力をされて夢を掴み取られたのでしょうね。私は全然会った事もないのですが、ちょっとやる気と元気をもらったような感じになりました。私ももっと日々の生活を力強く生きて行かねばなりませんね。ちなみに今週末にテレビ放映がある伊坂幸太郎原作の映画「ゴールデンスランバー」にも登場されるそうなので、これも見逃せません。さて、見逃せない日経平均は本日反落。原油高により金曜のNYが弱かった事を受けて朝方から日本株にも売りが先行。前原外相の辞任による影響は軽微と見られるものの、時間外取引でも106ドルまで原油が続伸と伝わると、そのままズルズルと売り込まれる展開に。一時10500円を割り込む場面も。引けでは何とか10500円を回復しましたが、終日さえない展開が続いていました。投資判断は「中立」。前回のブログでも書いたように、今週はメジャーSQ週ということで10500円を巡る攻防になるとしましたが、早速10500円までの下落に。なお市場では「コーラブル債」なるものが話題だったようで、ある外資系が保有する219億円分が本日引け値ベースで9988~10487円の間にいないと売りヘッジする必要性が出てくるのだとか。その関係でその水準を目指した売りが出たという観測もあるそうでした。個人的には本日は小幅安程度と思っていましたが、一方で外部環境によるボラティリティの高い状況が続くとは思っていただけに、半分当たって半分外れたという印象です。逆に言えば、本日10500円まで調整してしまったため、後は外部環境が多少悪くなっても先物などにより週末までは値を保ってくれるものと思います。極端な悲観は本日までで、後は大きく上がるも下がるもしない小康状態が3日間続くと見ています。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。それでも個別銘柄単位では引き続き買われている銘柄は回転が効いている状態で、例えばGABA(2133)などは高値を更新してきています。社内英語公用化が進む中で英会話需要を取り込んで大相場になっていますが、最早業績云々よりも「上がるから買う、買うから上がる」というような状態。まだ達成感も無いため、この銘柄に関してはまだ上がりそうな感じがしますけれど、割安かどうかと言われると微妙なところです。ともあれ、新興市場が本当にバブル化したという時は、こういった銘柄が山ほど出てくる事になります。現段階ではポツポツとは出ているものの、まだ十分他の銘柄もこのように育つ可能性があり、爆発力という点では新興市場の方が相変わらず強い印象を抱いています。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は大幅反発で高値更新。本日の株式新聞の一面で取り上げられ材料視された模様。全体相場が原油高で軟調推移となる中で、原油に関係の無い内需株としても物色され易い環境で、買いに勢いが付きました。本日一本大陽線が立って明確に30万円を抜けてきた事で、更に次のステージに向かう事になりそうですが、前回も述べたように今年に入って月足では上場来初めて明確に上値抵抗線を抜けてきたこと、保有株式で見る株式価値は全然割安なことなどからも、買いで見ていくべき点は多い銘柄です。引き続き強気で。トヨタ(7203)は反落。原油高が自動車に与える影響もさる事ながら、先週末米S&Pが長期会社格付けと長期優先債務の格付けを「AA-」に格下げしており、マイナス材料視される展開に。そこに全体相場安も加わったことで、下落やむなしの展開となりました。テクニカル的には25日線を割り込んでしまったことで、明日以降24日の安値3665円を下回ると、1/14の戻り高値水準3595円まで下落してしまう恐れがあります。為替動向が落ち着けば、また買いが集まってきそうではありますが、需給バランスはやや崩れてしまった印象。ロート製薬(4527)は続落で、一時5%近いディフェンシブな薬品株にしてはきつい下げ。三菱UFJが投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1300円から1100円に引き下げた事が悪材料視された模様。来期以降の成長力を保守的に見た結果、株価の割安感が後退したとの見方に。来期営業利益は前期比3.0%増、再来期は同5.1%増にとどまると予想しているとのこと。テクニカル的には一気に各移動平均線を割り込んでしまって苦しい展開になりましたが、一方で長い下髭を付けて昨年11月安値が底と意識された格好に。チャート的には崩れてしまいましたけれど、今回の下落の要因が証券会社による格下げならば、一過性の問題とも言えるでしょう。今週下値を固めて、再度1000円トライの動きになることに期待。【注目銘柄】日精樹脂工業(6293)は大幅高。市場全体が弱い中で逆行高となりました。こちらは昨日有料メルマガにて配信した銘柄ですが、朝方から買いが集まりすぎて少し買えない状態になってしまいました。それでも取り上げのタイミングはバッチリだったのかなと思います。折角ですので、目標までは達成されていないですが、取り上げた際の根拠を抜粋します。「射出成型機大手。業績は前期まで3期連続の赤字が続く。ただし今期は他の産業機械メーカー同様に国内外の需要回復に応じて業績を好転。今期は何とか黒字転換の見通し。第三四半期時点でも円高による為替差損6億を計上しながらも黒字を確保。このまま逃げ切る公算が強い。株価はそれらを見越して、赤字企業の割には底堅い動きが続く。1/13には低PBRブームに乗じて一時ストップ高まで買われ、その後反動による調整が続いているが、2/24の安値を最後に調整の一巡感が出ている。テクニカル的には昨年11/4安値210円から1/13高値363円までの半値水準が287円となるが、2/24の安値と一致してくる。その後25日線を明確に上抜いて、金曜は1月下旬以降の調整局面の中で戻り高値を付けてきた。その結果MACDも下値で好転し、ここからの上昇波動を示唆している。また一目均衡表では雲抜け、遅行線の実線抜けが実現し、三役好転の形がほぼ完成。パラボリック、DMIの好転やボリンジャーバンドの+2σ上抜けなど、テクニカル的に上昇トレンドを示唆する指標が目立つ。週足でも13週移動平均線に乗った形でMACD暗転拒否とストキャスの好転が示現。中期的にも安定感が感じられる。需給面ではストップ高を付けた時に信用買い残が大きく累積し、その結果上昇トレンドを崩す事に繋がったが、足元では随分と改善されてきた。買い残はまだ少し残るものの、時間の経過と共に緩んでくるものと期待される。PBRも0.34倍と引き続き割安感を誇示している」アルファ(3434)は反落ながらも、朝方は年初来高値更新。こちらは先月末に有料メルマガで取り上げ、上昇率は12.1%に達しました。こちらも取り上げた際の根拠を記載します。「自動車、住宅等のカギを扱う。自動車は日産向け主力。ハイレックスコーポ(7279)が筆頭株主。2/14に出した決算および通期見通し上方修正を受けて株価は出来高を伴って上放れ。窓を二つ開けて勢い良く上昇した。その後は市場全体の調整に合わせて同社も調整へ。金曜は市場、特に自動車部品関連銘柄が反発したこともあり、同社も反発となった。金曜の陽線で、木曜の陰線を包む「包み陽線」が示現。短期的なトレンドの変化点と捉えたい。特に1/21安値885円→2/17高値1103円の半値水準が994円となるが、ほぼその水準で反発してきており、素直に倍返しの動きが見込めるものと思われる。なお、下値には心理的な節目1000円や昨年3月の高値が985円が存在するため、元々この辺りでの抵抗力は強いはず。またこの一連の流れで決算を受けて窓の一つは埋めたものの、もう一つの大きい方(955円~988円)は窓埋めを拒否しそうな格好。拒否となれば強い反発力が期待できる。月曜にそのまま5日線を上抜けるのであれば、ストキャスも好転してくることになり、短期的なトレンドが転換したと見たい。PERは他の自動車部品メーカーに比べて平均より若干割安、またPBRは0.6倍とやはり割安」まだ有料メルマガで取り上げた銘柄について紹介したい事例はたくさんありますが、文字数の関係上本日はここまでにしておきます。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記の実績などをご確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年03月07日
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2011年03月06日
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2011年03月05日
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2011年03月03日
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2011年03月02日
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