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先日母の携帯「らくらくホン」がついに壊れてしまいました。一応私が契約者になっていて、母も一人じゃよくわからないから、ということで、一緒にドコモショップについていくことに。既に3年8ヶ月も使っていたということですから十分天寿を全うしたような感じなんですが、じゃあ最新のらくらくホンに機種変しよう・・・と思ったら、なんと5万円以上もするんですね(××)げげっ!正直らくらくホンなんて機能も少ないし安いだろうと勘繰っていたのですが、いつの間にやらこんな局地的ハイパーインフレが(・・;)このらくらくホンを買った時なんて確か2万円もしなかったはずです。よく見ると通信料で稼げる分、スマートフォンの方が安くなっていました。総務省の指導により携帯端末に販売奨励金が払われなくなって高くなったのは知っていましたが、私はiPhoneで実質0円でしたから、直接的な影響が今までなかったんですね。なので改めてビックリしました。これって結局消費者のためなんですかね?そんなわけで母には「大人しく修理にしときなよ(-。-;)ポイントも少しあるし・・・」と言ったのですが、新しい機種にすっかり魅了された様子。「分割なら1ヶ月2000円だし(^^)」とノリノリですが、結局5万円超払うことに変わりありません┐( ̄ヘ ̄)┌騙されとる。とりあえず、修理の料金が確定したらまたそれで修理するかどうか確認してくれる、ということだったので、一旦それで退却。FOMAですから、どっかの中古屋に白ロム端末が売っていれば安いですし、ここですぐ決めて買うのは得策ではありません。誰からくらくホン余った端末譲ってくれんかなー。さて、すぐ決めて買うのは得策ではない日経平均は本日続落。本日のアメリカ、イギリスという世界の大金融市場がまとめてお休みということで閑散相場に。朝方から手がかり難の中で売りが先行しましたが、一巡すると一旦はプラス圏に切り返す方向感に乏しい値動き。結局金曜終値を挟んだ値動きに終始し、引けではマイナス圏に沈みましたが9500円はキープしました。投資判断は「中立」。商いは今年最低水準ということで、まともな株は買えない状態。値上がり率上位には仕手めいた銘柄が並んでいます。ドレッシング買いも本日のところはイマイチよく見えませんでした。以下ちょっと手抜きですが昨日の有料メルマガから抜粋。今後の日本・アメリカの相場展開についてです。「テクニカル的にはS&Pやダウは5/2,5/10,5/19の高値を結んだ上値抵抗線に丁度到達。Sell in Mayの5月はあと1日で終わりますが、個人的には火曜に強含んだ動きが出れば、名実共に中期的な底は確認できるのではないかと思います。 というのも、以前にも書いたように、アメリカ株は例年5月安値を夏場にかけて大きく下回らないこと、また6月のQE2終了が織り込まれた今となっては、政策面で新たに下押すリスクは減退したと見られるからです。じゃあこれで反転・・・と簡単にいかないまでも、少なくとも下値は限定的、と見られるのではないでしょうか。 アメリカ株が安定し金融環境が落ち着いて来ると、次第に為替は円安に向かっていくものと思います。こちらも例年ざっくりとして5月中旬~6月中旬頃の間に円高となった為替は、その反動から7月中旬にかけて円安反転する傾向があります(ちなみにそこから8月の上旬にかけてまた円高に向かいます)。 それらを背景にして日本株の方も底堅い展開になると見られます。29週連続で買い越しの続く海外投資家がもし売りに転じてきた場合においても、その他国内投資家の買いが、日本株を下支えてくるのではないでしょうか。言い換えれば強弱感が対立しあまり動かない相場が続くという見方になるかも知れませんが、少なくとも今は9500円を割り込んでいくかどうかを気に病む展開が続いており、それに比べれば「少しマシな」明るさが見られるものと思います」新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。こちらに関しても、見通しに関しては有料メルマガから抜粋させていただきます。 「個人的には新興市場が狙い目と思います。これも繰り返し書いていますが、新興市場の大型株の強さ、超低位株で潤っている個人投資家の投資余力、ネット・省電力・バイオ、と足下で強いテーマにどれも合致していることが挙げられ、また上述のようにもし外国人投資家が売りに転じてきたとしても、元々保有比率の少ない(とされる)新興市場は、相対的にも魅力が増します。また攻守交代と考えるなら、今まで売り越してきた個人投資家の買いが入るのもやはり新興市場の方でしょう。東証1部市場さえ安定していれば上がるのが新興市場の特性でもあります(ただし軟化すると一方向に偏り易い特性上、大きく下落したりします)」テクニカル的にはマザーズ指数や日経JASDAQ平均は25日・75日線に上値を抑えられそうな格好ですが「だまし」の少ないとされるMACDは好転寸前。一目均衡表の遅行線も明日雲を自然な形で上抜けしてくるのですが、きちんと実線の上にあるため先々の底堅さが感じられます。ここが日経平均やTOPIXとは決定的に違う部分でもあります。これらは逆に遅行線が実線を下回っているor寸前であり、そのまま一目均衡表の雲も合わせて上値を抑える要因になってきます。この点から見ても、足下では新興市場の方に分があると言えましょう。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。親会社ソニー(6758)の顧客情報流出問題は未だ沈静化しませんが、子会社の方はさしあたって元気。新興市場の上昇に象徴されるようなネット関連株の強さが同社にも波及している格好。またエムスリー(2413)の高値更新も追い風に。直近高値を上抜いて、テクニカル的にはMACDやストキャス、パラボリックが好転。一目均衡表の雲もせり上がる局面で、遅行線も実線を明確に上抜いてきました。11日高値318000円を目指す動きになっています。信用倍率も引き続き売り長で、こちらも高値を更新し出せば、売り方の買い戻しを巻き込んで力強い相場に育っていくものと思います。イー・ガーディアン(6050)も続伸。何とか初値3000円を回復してきました。マザーズ指数の上昇に見られるように、新興市場株には強さが見られますが、同社にも出遅れ感からの買いが入ってきた感じ。しかしテクニカル的にはあくまで自律反発の域を出ず、一目均衡表の厚い雲などが上値に控えている段階では、ちょっとこのまま上昇していけるかは何とも言えないところ。ただ取り上げた際にも挙げたように、元々は業績を見込んで買いとしています。特に取引の深いグリー(3632)の業容拡大が、同社にとっても大きな恩恵を生み出してくれるはずです。まずは3000円での底固めに注力。本日より買いポートフォリオ入れとなった日本トリム(6788)は続落。引き続き75日線や一目均衡表の雲下限にサポートされている形ですが、一層煮詰まり感が強くなっている場面。今週中には上下どちらかの方向性が出そうですが、足下で復興関連株にまた少し光が当たってきているところに、ちょっと上放れの妙味がありそうです。【注目銘柄】構造計画研究所(4748)は大幅反発で一時10%超え。こちらは有料メルマガで昨日取り上げた銘柄で、金曜の値上がり率上位が「復興関連銘柄」のリバイバルだったこと、月曜がアメリカ市場がお休みのため閑散相場になるから、新興の割り切り銘柄が上がりやすそうなこと、などを根拠にしました。950円位割ってから上昇すると見ていたのですが、少し先走った感じです。一応買った場合でも7%高したところでは売却すべきとしたので、きちんと幅は取れていると思います。以下にその他の取り上げ根拠を抜粋します。「耐震コンサルや設計向けシステム・ソフト開発。耐震コンサルの売上は官公庁が中心で売上規模も全体の1/3程度。なので将来的には徐々に業績に対する期待は出てくるかも知れないが、すぐに受注が増えるものでもなく、株価は名前・一部事業内容に対する過度の期待感が織り込まれ、4月は大幅高の場面もあった。ところが4月下旬には業績下方修正、また自社株買いの中止などの悪材料が相次ぎ、ブームは過ぎ去った。 4/25の高値から一ヶ月間ひたすら調整が続いているが、そろそろ短期的なリバウンドを狙える水準に近づいたと見たい。75日線が近づいた辺りで下落のペースは緩み、先週は底堅い動きが継続した。株価の煮詰まり感の中で、5日線を上抜けやすいところまでやってきた。 現水準は出来高が急増した第二上昇波動の入り口、4/15の安値近辺の水準であり、もう一度仕掛けるとしたらこの辺りの水準が狙われるのではないか。逆にこの水準以外にリバウンドを入れるタイミングは無さそう。一目均衡表の雲の薄い部分を突き抜け、遅行線も実線を下抜けた事によって、株価の変化点が近い印象に。週足でもストキャスに割安感が出ている事から、長期下落波動が一瞬緩むタイミングを取りたい。需給面でも信用買い残が多く、足下の出来高減少は苦しいところだが、それ故買い玉整理のためにもう一度リバウンド局面が形成される可能性がある。950円割れ水準を仕込みとして、直近で一度盛り上がった5/18の水準までであれば商いも薄いため、リバウンドが取りやすそう。もし一日で7%程度高くなる場面があったら、欲張らずさっさと売ってしまうべき」そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月30日
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2011年05月29日
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ここ一ヶ月程何だか左胸の辺りに違和感を感じて、当初は時間が経てば治るかなと思っていたのですが、なかなか収まるような気配がありません。そのうち段々「ひょっとして何か心臓に疾患があるのでは(・・;)サイレントキラーと言われる心筋梗塞の前兆かも( ̄Д ̄;;」と心配になってきました。そんなわけで時間をとって地元で一番大きな病院に行き、診察してもらいました。診察室に入って簡単に症状を説明。「それではまず上半身を脱いで診せてください」と言われ、脱ぎ始めた途端「あ、もう結構です。これは漏斗胸ですね(^^)」と言われました。えっ、「ろうときょう?」機関車トーマスに出てくるような名前だけど、何それ?(・・;)←ハット卿とかではない話を聞くと胸の中央部が凹んで漏斗状になっている体型の事だそうです。骨格的な問題で心臓部分が圧迫され、何か違和感を感じる事もあるのだとか。そう言われてみれば私自身今まで人と比べて何か胸の辺りが凹んでいるような感じを受けていました。意外に巨乳ですし←太っているだけ(;^_^Ahttp://www.med.nagoya-cu.ac.jp/surg2.dir/funnel/index.html余程症状がひどい場合は手術などもあるという事ですが、私の場合もそこまでの話ではないとのこと。別段それで心臓に負担がかかって命に関わる、という事もないそうです。念のためレントゲンと心電図も調べられましたが、異常は無いということでホッと一安心。ただ「何で最近になってこんな違和感を感じ始めたんですかねぇ?」と聞いてみたのですが「それはちょっとわかりません」とのこと。なので結局違和感自体は解消されず、今も何だか嫌な感じなんですけど、まあ当面は様子を見たいと思います。ちなみに私の場合、大体こんな感じで医者にかかるといつも「特に異常無し。健康そのもの」とか言われて終わってしまい、無駄な診察料を払うだけになってしまうケースが多いのですが、単に心配し過ぎなだけでしょうか。当然健康なのは良い事なんですが、何か逆に損をしたような気になってしまいます(-。-;)さて、逆に損をしたような気になる日経平均は金曜反落。前日のNYは朝方弱かったものの、短期底打ちを確認後切り返してきました。それを受けた日経平均の方は、前日高の反動もあって朝方から売りが先行。ただ後場に「バーゼル3による銀行の自己資本規制の範囲が従来想定よりも緩和されるのでは」との報道がされると、メガバンク中心に持ち直しの動き。一時プラス圏に浮上しました。しかし為替がまた円高に向いて81円を割ってくると次第に売られ、週末要因も重なって結局はマイナス引け。9500円を守るのに精一杯でした。投資判断は「中立」。相変わらず薄商いの中で、逆に前日の100円を超える上昇が意外でしたが、金曜は結局元の鞘に収まってきた感じです。そして金曜のNYは3連休を前に底堅く推移し、短期的なボトムアウトを示してきました。とにもかくにもSell in Mayと恐れられた5月の売りはとりあえずこれでピークアウトしたのではないかと思いますが、反転を明確に確認するまでは気が抜けません。週明けの日本株は一層と閑散としてくる中で、また物色対象は低位株やテーマ株といった一部の値動きの良い銘柄に絞られてきそうです。それにしても相変わらず欧米のやることは勝手です。今回のBIS規制緩和報道に関してもそうですが、自分たちで規制しようと言っておきながら、自国圏の銀行が規制に対して厳しくなってくると途端にルールを変更し、甘くしようとします。それに振り回されるのはその他の地域の銀行、中でも規模の大きさで影響を受け易い邦銀です。加えてまたフィッチが日本国債の格付け見通しを引き下げるという報道が出てきましたが、もう好きにしてくれって感じですね。この辺りは欧米人の身勝手さに腹立たしく思う一方で、日本の政治力の弱さも情けなく思います。これが結局日本の銀行を弱めている原因であり、政府は銀行の足に鎖を付けたまま、世界の強敵達と戦いつつ国内の産業を守れ、と無茶を言っているようです。せめて政府には有益ならずとも無害であって欲しいと願うのは高望みでしょうか。新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。先日来述べているように、新興市場の指数に対しては個別では主力株に強い銘柄が多いにも関わらず、少し違和感がありました。つまり本来もっと上がっても良いのではないかと思っていたのですが、金曜の上昇はその違和感を少し埋めるものでもありました。例えばデジタルガレージ(4819)は話題のリンクトインとの提携がありましたし、金曜引け後には今期見通しの上方修正を出してきました。新興株ではないですがドワンゴ(3715)は角川GHD(9477)と資本提携。ネットイヤーグループ(3622)はセールスフォースとの提携を材料に、かつてのシナジーマーケティング(3859)さながらのストップ高を連発しています。またバイオ株も足下では強く、個人投資家は超低位株を転がして遊んでいますから、東証1部が手詰まり感の強い中で、とにかく新興市場全体の雰囲気が良いのです。こうなってくると、いよいよ色々な銘柄がストップ高連発になってくるんじゃないかと思っているのですが、これは私の見方が性急過ぎるのか、それとも単なる勘違いなのか。ただ印象としては前者と思っているので、6月は新興株のミニバブルが見られるのでないかと思っています。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は小動き。上述のように自己資本規制の緩和報道によってメガバンクはしっかり。同社も後場はプラス圏で推移していました。テクニカル的には25日線に上値を抑えられているものの、ストキャスの好転、一目均衡表の遅行線の実線上抜け、MACDの好転間近など、指標面では来週からの明るさを示唆。まずは一目均衡表の雲入りから実現していきたいところ。木曜より買いポートフォリオ入れとなったプロミス(8574)は小動き。取り上げた際にも示したように、テクニカル的にはあまり良くない形なので簡単に上がるような感じではないですが、水準的なものを考えるとそろそろ良い頃合い。親であるメガバンクが落ち着いてきたら、その上昇率は銀行株以上になると思います。さて、本日はまた一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。日本トリム(6788)です。電解還元整水機の販売では首位の会社ですが、福島第一原発からの放射性物質漏洩により、水の安全確保から震災後大きく値を上げました。その後は調整が続き先月27日には今期好業績見通しを示しましたが、特段反発材料にもならずに調整が続いています。 ただその決算は3期連続の2桁増益見込みであり、実際に整水機が売れるであろうこともほぼ間違いないと言え、達成確度は高いでしょう。またプリンターがインクで稼いでいることと同様、整水機の販売そのものよりも整水のためのカードリッジが積み上げ型の利益をもたらしてくれる商売であり、手堅いビジネスとも言えます。加えて中国など新興国における水ビジネス拡大も同社の成長を確実なものにしています。 テクニカル的には緩やかに上昇する75日線に沿った推移が続いています。一目均衡表の雲下限にも支えられている格好で下値は固い印象。またそれを割り込んだとしても下方に200日線が控えており、安心感があります。上値を抑えている25日線を上抜ければMACDも好転し、上値余地は一気に拡がってくるでしょう。 需給面では信用買い残が足下で最高水準になっている点はひっかかるものの、今回の震災前の株価は1800円前後で推移し、概ねPER10倍を目安に推移してきました。であれば、今期予想を受けて本来は2500円前後で推移してもおかしくないはずです。また長期的に見ても09年以降ずっと2000円弱の水準で推移してきましたが、今回の一件で上放れのタイミングに来た格好。反転し出すと今までエネルギーを貯めこんだ分、一気に強含んでくるでしょう。PBRも0.8倍と割安。 目標株価は2500円。月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】MCJ(6670)はストップ高比例配分。前日に1対100の株式分割を発表しましたが、それと同時に単元株を100株に変更。単に証券取引所からの単元株統一要請に応えるもので実質的な株式価値は何も変わりませんが、それでも値を上げるやや異常事態になっています。ただこれは案外よく見かける現象でもあります。例えば同じマザーズで同様の分割、単元株変更を実施したシーエスアイ(4320)は発表翌日の2/22に10%超の上昇となりました。ぐるなび(2440)も発表翌日の2/28には5%超の上昇となっています。繰り返しになりますが、これはあくまで株価水準が変わるだけであって、普通の株式分割とも意味合いは異なり流動性にも変化はありません。強いてメリットを挙げるならば、低位株になることで呼び値が変わり易くなり、個人投資家の短期資金を呼び易くなります(ex.株価10000円の場合は10円刻みですが、それが100分割されると100円になり1円刻みになる。つまり振れ幅が大きくなり易い)。一方でJR西日本(9021)も同様の発表をしましたが、こちらは株式規模が大きい「大人の株」ですから、全く反応がありませんでした。同社株の流動性の多さを考えるとそのような短期資金が入り込みにくいからですね。この例からもわかる通り株式市場は必ずしも合理的ではありません。それ故面白くもあり、逆にこのような「無意味な祭り」に付き合うも否も、選択権は投資家の判断に委ねられます。個人的にはお勧めはしませんけれど、割り切るのであればデイトレで参加するのも有りだと思います。一方でこれがFXや先物などには存在しない株式市場の気まぐれさ、面白さの一つではないかと思います。有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月28日
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相変わらず飽きもせずにAkinatorの検証話です。前回は実際に設問で絞れる対象は見込みよりもずっと小さいけれど、コンピューターによる最適化で被検体をどんどん絞っていくという話をしました。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110518.html それを繰り返すことで答えに効率良く近づけていきます。Akinatorの質問のアルゴリズムがどういうプログラムで成り立っているのかまではわからないのですが、例えば真木よう子で進めていた時には「SPに出ていた?」とまで聞かれてしまいました。これはかなりの確率で真木よう子だろう、とAkinator側が絞り込んで最後の追い込みをかけてきた事を意味しますが、この質問が用意されている事がまたビックリです(××)ただその時「胸が小さい?」と聞いてきて「No」と答えても、何故かもう一度「胸が小さい?」と聞いてきました(-。-;)どっだけ気になるねん。こういう「さっき答えたのにまた聞かれる」という無駄な質問が時々出てくる点は、Akinatorのアルゴリズムにおいて改善すべき点でしょう。それはさておき、場合によっては20問以内に回答に辿り着く場合もありますし、20問答えても100人位にしか絞り込めない場合もあるでしょう。もし残り100人までしか絞れずに20問目を終了した場合は、後は「勘」でしょう。もっと正確な表現をするならば、その中で社会的な認知度の高さや注目度をWeb上での出現回数の多さなどを参考に挙げているのだと思います。またAkinatorでは不正解だった場合、一体誰が正解だったのかを聞いてきます。それでデータベースを更に蓄積していくことで、より正解率を高めているようです。これは単なるお遊びとして成立していますけれど、何かもっと色々なものに応用していけそうな気がします。むむむ、ビジネス的な臭いがしますよ(-。-;)それにしてもこのシステムは実は2007年から既に作られていたようで、今更知った私は全然遅れていますね(;^_^Aちなみに私はこのAkinatorの発見と感動を嫁に伝えたのですが、嫁は「まあ大体そんなもんじゃない?」とそっけない感じ(・・;)我が家にも何でもお見通しの魔神が住んでいるようです(完)さて、何でもお見通しの日経平均は本日反落。前日のNYダウは相次ぐ経済指標の悪化を受けて、朝方高かったものの結局続落。それを受けた日経平均は前日終値を挟んだもみ合い。朝方はサプライチェーンの回復が更に前倒しになるという報道を受けて、自動車株を中心に買われる展開となりました。ただ薄商いの中で断続的な先物売りが入り指数は軟化。結局9500円からまた遠ざかってしまいました。投資判断は「中立」。9500円を割り込んでから上値の重い展開が続いていますが、一方的に売られるというわけでもありません。商いが薄いので底堅いというよりは方向感に乏しいという見方が正しいでしょう。為替が明確に82円で安定してくればもう少ししっかりした動きも出そうですが、海外の不安がなかなか拭えませんから、すぐに円高に向いてしまうのが落ち着かないところです。一方で、本日のように自動車株が強い地合では、もっと相場全般的に強さ・明るさを見せてくれても良かったような気もします。それだけ弱気派の根が深いという言い方が適当なのかも知れません。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。省電力関連銘柄でも時価総額の大きい銘柄が多く、またバイオも足下ではなかなか盛り上がっていますから、何故指数がここまで伸び悩んでいるのか、体感的には不思議な感じがしています。特に個人的には先日来述べているようにネット関連株がもっと盛り上がっても良いと思っているのですが、なかなか火がつきませんね。今度のサミットでもクラウド利用に関する国際ルール作りが議題の一つになっていますし、先日のトヨタ(7203)とセールスフォースドットコムの提携も今までのネット利用の裾野が更に範囲を広げる話なのですから、もっと盛り上がって良いはずです。JASDAQの値上がり率上位を見ると超低位と言われる50円未満の銘柄ばかり。アイビーダイワ(3587)が火を付けたような感じになっていますが、この辺りのいわゆるゾンビ企業も減資による株式併合などで株価を強引に10倍にして、結果実質1円未満の取引を作り出し、更に既存株主を苦しめると共に新規短期資金のための新たなトレードの場を作り出しています。ただ意外にこれは悪い傾向でもなかったりします。またここで醸成された資金が、次の相場を作り出しますから。5月中はこんなボロ株相場が続きそうですが、きっかけさえできれば新興市場の他の銘柄に波及してくるものと思います。【ポートフォリオ銘柄】日本オラクル(4716)は反落。本日は野村による目標株価の引き下げがあり弱い値動きに。ただその割には踏みとどまった印象で、75日線も上値を抑える中、商いを伴って抗っている感じ。この勢いでそのまま上抜けようかという形にも見えます。少しずつ信用倍率も改善傾向にあるため、少なくとも底は確認できたと思っています。ロート製薬(4527)は続伸。ジリジリと値を上げて地味に震災後高値を更新。75日線も上抜けてきたことから先高感は強まっています。ディフェンシブ性も強く、震災前のチャート窓埋めを目指す流れ。GCAサヴィアン(2174)は反落。昨日は大幅反発となりましたが、本日はその反動安となっています。ただ事業環境は引き続き良好で、昨日は東芝(6502)がM&Aの資金を7000億円追加で用意と報道されましたし、世界中どこを見渡しても買収花盛り。何故ここまで買われないのかが不思議です。さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはプロミス(8574)です。前回のアコム(8572)に続いて消費者金融株の組み入れですが、決算後に同社だけ極端に弱含んできており、再度震災後の安値に近づいてきました。消費者金融株に関しては以前からずっと取り上げ根拠を示しているので今更多くは語りませんが、一言で言うなら過剰反応の売られ過ぎです。決して無くなる業態では無いですし、淘汰が進む中で銀行系消費者金融株は残存者メリットすらあります。これ以上規制が厳しくなることも考えられません。金融機関は利益の稼ぎ頭として重宝していますし、過払い金も峠を越えてきています。足下は残念ながらテクニカル的にはちょっと厳しい感じです。5日線に沿った下落が続き、一目均衡表の厚い雲は上部に横たわっています。遅行線も実線を下回ってしまったため、簡単には上昇トレンドに転換しそうにはありません。信用倍率的にもあまり需給は良くありません。それでも水準的なものと市況の反転時には上昇力が強そうなことから、この辺りで長期的に仕込んでおくのは悪くないと見ました。できれば550円を割り込んだところでの買いとしたいですが、短期的には5日線を越えたところでの買いも悪くない感じです。目標株価は700円とします。【注目銘柄】ブイテクノロジー(7717)は続落。こちらは昨日の有料メルマガで売りとした銘柄ですが、朝高後に値を下げて、寄り付きからの値下がり率では東証1部の中で上位。目標はまだ下に見ていますが、明日にも達成されそうなので、例によって取り上げ根拠を以下に示します。「液晶ディスプレー検査関連装置のファブレスメーカー。太陽電池関連装置が収益の新しい柱に育ちつつある。 震災前後で株価は高値圏を維持。東証1部上場やそれに対する需給バランスの好転、また市場テーマ性もあったが、9日の決算発表では前期の業績未達、今期増益幅も小幅程度に止まる事が嫌気され売られる展開に。その後は一旦持ち直したが、結果株価は煮詰まり感を見せている。 テクニカル的には3/9,3/31,5/18の高値を結ぶ上値抵抗線と、1/31,4/27の安値を結ぶ下値支持線に挟まれた三角持ち合いの中にあるが、本日の下落によってその下端に達している。下値支持線とパラレルに推移していた75日線も一時割り込む場面があり、いよいよ下放れのタイミングが近いと見たい。 MACDも暗転し下落トレンドを示しているし、パラボリックも暗転。一目均衡表も雲入りしてしまった。明日にも遅行線も雲入りを果たし、目先は雲上限や5日線・25日線に上値を抑えられる格好で、上値の重い展開が続きそう。 信用残高は極端に買いが多いわけでも無いものの、4月以降は売り買いの株数差が拡がっていて、需給は少しずつ悪化している」今は地合も悪いので、売りの方が確実にとれる感じです。また売りで見ていく目も養うことによって、相場の流れも一段と良く掴めるようになると思います。 そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月25日
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前回からAkinatorの人口知能についての考察をしていますが、その続きです。20回の質問で最大100万人から一人に絞り込む事ができるところまでは説明しました。当然「少なくとも一カ所は他のキャラクターとは違う箇所」がありますから、正しく情報をインプットすればマナカナだって判別可能です。しかし設問によって必ずしも半分に分けられるわけではありません。例えば一番最初の質問は必ず「男性か女性か」というところで分けられるので、1万人のうちの半分はここで振り分けられるはずです。ところが男性か女性か判別しないものもありますね。例えばポケモンのキャラクターだったり、ミッツ・マングローブだったり。そういうものは一概に振り分けられなかったりするので、単純には半分にはなりません。ルーレットでいうところの赤と黒だけではなく、「0」「00」が存在するようなものですね。なので質問次第では全く絞れない場合もあります。つまり「分からない」ものや「両方に当てはまる」ケースもあるので、半分にまでは絞り込むことはできません。仮に6割にしか絞れないとみると20回の質問で3/5の20乗=0.000036、つまり10万人のうち3.6人にまで絞れます。それでも母集団が3万人程度までであれば、20回の質問で絞り込めるという計算になります。そして回答に至るプロセスとして、どれだけ適切な質問を提示できるか、という部分が最大の要点になってきます。効率良く質問するためには「残された母集団の中で一番大きい共通点で切り分ける」事が大切です。つまり一番最初に「男性か女性か」で切り分けて、最も顕著な特徴を二つに割ります。次に「実在するか否か」で、現実のキャラクターか架空のものか、を切り分けていきます。この辺りまでは人間がやったとしても、ざっくり分けていけるところかと思います。しかし以後はコンピューターであればこそできる効率化です。膨大なデータベースを統計化して、それぞれの持つ特徴を集計します。例えば残った母集団1000人のうち、様々な特徴の中で例えばホクロが目立つ人が1000人中200人、メガネをかけている人物が400人とすると、次の質問は「ホクロが目立つか?」と聞くよりも「メガネをかけているか?」と聞いた方が効率が良いですね。「ホクロが目立つか?」でもし「YES」の回答を得られるのであれば、一気に候補はグッと絞られますが、確率的には絞られない可能性の方が8割であり、あまり効果がありません。一方で「メガネをかけているか?」であれば、最低でも600人にまで絞れるわけですから、効用は大きいと言えます。しかしこれに対しても「かけているような、かけていないような」という人もいるでしょうから、かけていないになったとしても、完全に600人まで絞れるわけではありません。それでもコンピューターが把握する効率化に最適な設問によって、大部分の被検体の可能性はバッサバッサと取捨されていく事になります。とりあえず今日の検証はここまでで、また続きます(つづく)さて、取捨していきたい日経平均は本日続落。金曜のNYが弱く、シカゴ225先物も弱かった事から朝方から売りが先行。為替が82円を挟んで円安方向に振れましたがあまり効果無し。先物主導で売られ、アジア株安を受けて一段安に。薄商いの中で反発力もありませんでした。投資判断は「中立」に。残念ながら9500円はあっさり割り込んでしまいました。為替も引け後にはさっさと円高に向かってしまい、明日以降は日銀のETF買いに頼るしかなさそうな環境です。売りに転じてきたと言われている外国人の売りを、今度は誰が支えてくれるのでしょうか。思った以上に環境が悪いので、投資判断を一段階引き下げ、あっさり元に戻すことにしました。本日は主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)で表明する政府のエネルギー政策について、「2030年までにすべての新築ビル・住宅の屋根に太陽光パネルを設置する構想を盛り込む」いわゆる「サンライズ計画」が報じられ、手詰まり感も手伝って短期資金が関連銘柄に集中しました。残念ながら今の雰囲気では、まともな株に投資するよりも、こういった形で短期テーマ株に乗っていくしか突破口は無いのかも知れません。これら関連銘柄の寿命もサミット開始までと思いますので、今週いっぱいが関の山とも思います。ただそういう意味では機動力のある個人投資家は、何とかこの閉塞したところを細かく売買することで乗り切れる強みがあるとも言えます。テクニカル的には4/19の安値9405円を割り込まない限りは完全に下落トレンド入りしたとは言い切れない状況ですが、あまり下値余地も無く心許ない状況に。事実TOPIXの方は既に割り込んでしまっていますから、日経平均の方も追認する動きになってくると思います。結果として5/2のアイランドリバーサルが相場の転換点となったのかも知れません。この下落トレンドを独力で跳ね返す力は日本にはなさそうですから、まずはアメリカの反発が順序としては必要になってきます。個人的には前回も書いたように、アメリカ市場は間もなく底も近いと見ています。そもそも下落要因も今までの欧州不安の焼き直しに過ぎませんから、ここから改めて売りで見ていく必要も無いでしょう。サミット前には一応の期待感から反発の場面もあるかも知れません。ただしサミットで抜本的な解決策が出る事はありません。今まで出た事もありませんから。それでもサミット通過で一息付いた来月辺りから、株価は少しずつおっかなびっくりの様子で上向いてくると思います。それまではどれだけ下げ渋れるかがポイントでしょう。今週はやや弱めな流れが継続しそうで、局地的なテーマ株を追う売買が続きそうですが、夜明けはそんなに遠く無いと思います。個人的にはいくらなんでも9000円を割るような下落にはならないと見ています。新興市場は「強気の買い」。ただ本日は2指数共に軟調。前回も述べた形でネット関連株に火がついても良い地合とも思うのですが、なかなかそう上手くいきません。これらは全体相場が一定程度落ち着いていて初めて盛り上がれる市場でもあります。来月になるとIPOも再開するので少し新興市場も明るくなるのですが、まだ一ヶ月近く先の話でもありますし、直近の大型株物色で上がらないのであれば、当面きっかけは無いのかも知れません。まずは東証1部市場の落ち着きが先決。※今日は文字数の関係でポートフォリオ銘柄のコメントは省略します。予めご了承ください。【注目銘柄】タクマ(6013)は続伸。連日この欄で取り上げていますが、本日も全体相場が弱い中で年初来高値を更新。とにかく勢いがあり、有料メルマガで取り上げてからの上昇率は一時17%を超えてきました。目標とした400円手前で弱まりましたが、まだ未達感が強く、明日にも達成してきそうです。ほぼ目標達成も同然なので、以下に取り上げ根拠を記します。「ゴミ処理施設の建設、運営などが主力。足下ではバイオマスエネルギー関連銘柄(木くずなどでの発電)として注目を浴び、株価は震災後も高値圏を維持。上値は300円に抑えられる形で推移していたが、4/28の前期実績上方修正、また先週末の今期見通し2桁増益見込みを受けて株価は上昇。出来高を伴いながらも上放れの様相を呈している。 今回はこの流れに付いていきたい。需給バランスは4/11の大商い水準を13日の決算で乗り越え、またその水準での商いを本日再度こなして回転が効いている状態。信用買い残も商いが膨らんでいる中では目立たない印象。 株価は従前の期待感先行から、今度は実態を織り込みに行く動きとなる。今回の見通しを元に算出したPERは6.2倍と割安水準であり、業績変化率という意味合いでは09年まで大赤字を続けていたところからの転換でインパクトは強い。長期的に見てもトレンドは右肩上がりで、本日は再度年初来高値を更新。上値にしこりらしいものは見あたらない。 テクニカル的にも上昇トレンドが示されており、一目均衡表は三役好転の状態。MACDも好転しており、各移動平均線はすべて下方に位置する。ボリンジャーバンド+2σを拡大させながら上昇していくイメージ。市場テーマ性もまだ十分にあり、貸借銘柄のため、25日線や75日線との乖離を気にしながらもゆっくりと息の長い上昇になっていくものと見る」今の市場の雰囲気だと、やはり需給の良い銘柄をねらい打ちするしかありません。有料メルマガでは次の候補として、本日も値上がり率上位に上がってきたあの銘柄をピックアップしています。大日本スクリーン(7735)は反落。こちらは18日に有料メルマガで700円以上での売りとし、明日にも目標とした650円を達成しそうな気配です。なので取り上げ根拠を以下に示します。「半導体製造装置のうち、ウエハ洗浄装置に強み。太陽電池関連銘柄として囃され、間もなく震災前の水準を回復してきたが、ユーロ円高などもあって上値の重い展開に。10日に今期減益見通しが伝わると、インテルの好決算で買われていた分も剥落し、株価は弱含みつつある。 テクニカル的には決算を受けて震災リバウンド後の安値706円を下回り、一時700円割れに。結果75日線と25日線のデッドクロスを経て5日線に頭を抑えられる格好で下落継続。一目均衡表の雲が721円どころに位置するが、これも上値を抑える要因として機能しそう。 トレンドはMACDの暗転やDMI、パラボリック、ストキャスどれを見ても下落傾向に。足下ユーロ円安に転換する場面では下げ渋りも見られそうだが、それ以上に株式の需給バランスの崩れがダメージとして大きい印象。遅行線が雲を割り込むのも時間の問題と見る」丁度MSCI組み入れ失敗やGSによる投資判断引き下げも追い風になりましたが、引き続き5日線や25日線との乖離を意識しながら、緩やかに下落が続いていきそうです。 そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月23日
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2011年05月22日
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前回Akinatorについてのファーストインプレッションを語りましたが、その仕組みについて自分なりに少し考えてみました。からくりは既に色々なサイトで解説されているのだと思いますが、サラッと検索してもちょっと分かり易い答えにはたどり着けなかったので、独自でまず確率の観点から考察してみました。間違っていたらご指摘ください。まずデータベースの最初の確保はどのようにやっているのかわかりませんが、ここがこのAkinatorの肝になることは間違いありませんね。Web上に散らばっている様々な情報から独自のメソッドで解析しているのでしょうか?登録されているキャラクターはどれくらいあるのかわかりませんが、国内外の有名人から漫画のキャラクター、歴史上の人物・・・となると1万人は超えるデータベースが必要になります。とても人力では不可能です┐( ̄ヘ ̄)┌その中から質問で分別し、答えに近づけて行くわけですが、単純に考えて「Yes/No」の回答で半分ずつ分けられていく事になります。5択ですが、中身は「Yes/No」の適用度合いの差異でしかありません。なので便宜上、1度の質問で半分に絞り込めるとします。20回も繰り返すと、1/2の20乗ということで、実は1/1048576、つまり105万人弱から一人にまで絞り込める計算になります。確率論で言えば1/2の14乗の時点で1/10000より小さくなりますから、14回の質問でデータベースのうち一人まで絞り込める事になります。なので20回の「Yes/No」で一人に辿り着く、というのは、実はそれ程驚く事では無いように思われます。ただしそう簡単な話でもありません。肝はもっと別にあります。なのでまた続きます。(つづく)さて、簡単な話ではない日経平均は金曜反発。前日のNYダウはインテルがGSに投資判断を引き下げられた割には新規失業保険申請件数の予想以上の減少などが好材料視され堅調。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただ薄商いの中で買い材料にも乏しく、週末要因が意識されるとジリ安の流れに。結局は小幅安で引けました。投資判断は「やや買い」。ただ商いが薄く、値上がり率上位を見ても仕手性の高い銘柄が目立ち、手詰まり感の強い相場になっています。決算発表が一巡したばかりで早くも手詰まり感、というのも甚だ残念な気がします。金曜のNYはギリシャ問題に引き続き注目が集まり軟調に推移。またギリシャ国債デフォルトかという懸念が生じていますが、この辺りは前回も述べたように同じ問題の焼き直しであり、本質的には追加で改めて下げる要因ではないと見ています。テクニカル的にはダウ、S&P共に5月1日、10日、19日の高値を結んだ上値抵抗線を越える事ができず、下落継続のような形になっています。アメリカの方も日本に負けず薄商いの状況で、なかなか上抜けが難しそうな印象。まさにSell in Mayというような格好になっています。ところでSell in Mayと言われる程に5月が弱いのも当然何かしらの要因があるわけですが、一説にはヘッジファンドの売りが主因と言われています。なるほど、確かに昨年5月は急落していますし、08年も下落は5月にスタートしました。それぞれ欧州危機、サブプライム問題発覚と大きな悪材料が出てきた事が要因ですが、それ以外の他の年度も5月は弱い印象です。しかし、よくよく見てみると5月の下げたところでほぼ年の最安値を形成しており、その後上がっていくケースがほとんどです。例えば昨年も7月まで弱かったといえ、ダウ・S&P共に5月安値から2%も下がりませんでした。他の年度も同様に夏場までに少し下げてもその後上がって行く形が目立ちます。該当しなかったのは08年位で、ここ数年の月足チャートをそれぞれご確認いただければと思います。つまり「Sell in May」は一方で「5月の底値水準で買っておけば儲かる」という事の裏返しでもあります。その影響が色濃く反映される日本株にも、そのまま同じような事が当てはまるでしょう。今は薄商いで反発の機運が感じられず「誰がこんな場面で買うのか?」と思われている方も多いかも知れませんが、本当はこういう時期こそ投資のチャンスだと思います。ただし厳密には、もう少し様子を見る余裕はありそうです。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。新興市場では大型株が堅調で、特に外資系証券を中心に強気の見通しが続いています。楽天(4755)はJPモルガンの投資判断引き上げで5年ぶりの8万円超え、サイバーエージェント(4751)はシティによって目標株価22万円から38万円に大幅に引き上げられました。アメリカではSNSのリンクトインが新規上場して、公開価格の2倍超の値を付けた模様。それに触発される形で、日本のネット株に対する注目機運が高まってきているようです。他にもミクシィ(2121)の自社株買い、デジタルガレージ(4819)もTwitter上場期待で盛り上がっています。ただその割には指数はまだしっくりきていない感じでもあります。先日から指摘しているように主力株主導で上昇していく・・・と思っているのですが、波及にはもう少し時間がかかるのかも知れません。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は反落。親会社のソニー(6758)は個人情報流出問題から下落が止まりませんが、金曜は同社のSo-netから不正アクセスによるポイントの不正利用が発覚。一つの売り材料になりました。正直金銭的なダメージを含んでいませんから平時なら大した話ではないのですが、セキュリティーの脆弱さは今のタイミングではちょっといただけない話でもあります。みずほFG(8411)は続落。金曜は注目の東電(9501)の決算が発表となりましたが、前期最終赤字が1.25兆円ということで決着。事前には1兆円と報じられていましたが、ここから何千億増えようと誤差の範囲とみなされるある種異常な雰囲気です。むしろ来週はアク抜け感が出てくるとすら思いますが、そんな事業会社に死に金となるかも知れない資金を提供しなければならないのがメガバンクの辛いところ。一方、足下では地銀株は乱高下し、金融株は決算期を通過しても景気先行きに対する不確定要素が強い中で、一つの大きな「儀式」を超えたような感じもします。やはり銀行株が復活してこないと日本株の復活はあり得ませんから、何とか現水準は死守して反転に繋げて欲しいところ。木曜より買いポートフォリオ入れとなったGCAサヴィアンG(2174)は続落。終値ベースでは震災後安値まであと1000円というところになっています。かなり弱いですね。よく同社と株価が連動する日本M&Aセンター(2127)の方は底打ち反転となってきているにもかかわらず、一方で同社の弱さは全く不可解。業績見通しでは同社の方に圧倒的な成長性があるのですが。【注目銘柄】タクマ(6013)は続伸で年初来高値更新。前回もこちらで取り上げましたが、引き続き商いを伴いながら強い動きが継続しています。有料メルマガで取り上げてからの上昇率も10%を優に超え、まだ伸びしろは大きいところ。特に木曜、金曜と調整を挟んでも良い位の感じなのですが、木曜に大量の信用買いが入り買い支え、金曜はその売り圧力をはねのけて更に上がり・・・と、投資家が入れ替わり非常に回転の効いた良い形になっています。来週はいよいよもう一段高上がって「仕上げ」に入ってくるのかなと思います。やはり目標株価に到達したら当欄で取り上げ根拠などを記載しますのでお楽しみに。 そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月21日
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皆さん「Akinator」ってご存じですか?ネット上で随分前から流行っていたのですが、私は全く今更ながらこの前初めてやりました(;^_^A何かiPhoneの有料アプリでずっと流行っていて何となく関心はあったのですが、先日姪から「ネットで無料でできるよ」と教えてもらったので。↓AkinatorのHPhttp://jp.akinator.com/どういうものかというと、まずスタートする前に頭の中に人物(架空のキャラクターでも可)を思い浮かべます。そしてその人物に関する質問に「はい」「たぶんそう」「わからない」「たぶん違う」「いいえ」の5択で答えます。基本的には20問それを繰り返します。すると、最後にもやもや・・・と写真が浮かび上がってきて、その思い浮かべた人物が目の前に現れます。何とどんな人物でも言い当てられてしまうのです(××)げげっ!よくレビューなんかで「すごい!」「あんな人物まで当てられた!」と言われていたのですが、私も例に漏れずビックリ。誰にしようかなー・・・と思い、ふとテレビでいつもの「ぽぽぽぽーん!」のACのCMが流れてきたので「よし、こんばんワニにしよう(^^)」とか思ってやっていると、10問目で「緑色?」と聞かれ、17問目で「ACのCMに出ている?」とまで言われ、その時点でほぼ決着が付き、見事当てられてしまいます(××)悔しくて、今度は中日ドラゴンズの代打の切り札「堂上剛(兄)」にしてみよう、と思ってやってみると、やはり当てられてしまいます(××)日ハムの「小谷野選手」も当てられてしまいました( ̄Д ̄;;特に質問がやや漠然としていて20問を経過し、「今回はさすがに外れただろう」と思ったのに、もやもやと該当する人物が出てくるとかなりビックリします(××)例えば小谷野選手なんて「チーム名に動物が入っていない、ヒゲのあるプロ野球の内野手」というところまでは大方絞れたとして「20代?」と聞かれて「多分そう」と答えたにも関わらず(実際は30代)当てられました。チーム名に動物が入っていないチームは架空のものを除いても5球団とほぼ半分にしか絞られず、そこに在籍するプロ野球選手の内野手でヒゲの生えている選手なんて結構いますよ。例えばマリーンズの今江選手も該当すると思います。まだ試された事の無い方は、一度試してみてください。「ドラクエ4の女主人公」や、姪は「元カレ」まで当てられたと言います。100%一発で当たるとまでは言いませんが、かなり高い確率で当たりますし、こちらのインプットする情報が正確であればより的中率は増します。それで、何かそのアルゴリズムが非常に気になったものですから、その日寝る前に布団の中で色々考えてみました。ちょっとその辺りの話は長くなるので次回に持ち越しです(つづく)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さて、アルゴリズムが気になる日経平均は本日続伸。前日のNYはウォルマートやHPという大型株の決算が嫌気されて軟調推移。一時大きく下落する場面もありましたが、引けにかけては戻しました。その流れを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替が円安に向かっている事も下支え要因となってジリジリと上値を拡大していきました。今まで売られていた銘柄を中心に買い戻しの動きが拡大。そのまま後場も買われて一時100円以上値上がりする場面もあり、終日強い動きが相場を支配しました。投資判断は「やや買い」に。前回示したように、9500円での下げ止まりを確認し、極端な売り圧力はやがて消えていく展開になってきました。私は日曜までは市場のムード同様「日本株は夏場までダメか、売りで押していくしかないか」と思っていたのですが、月曜の市場の値動きを見ていて何となくおやおやっと思いました。というのも、これだけ皆が悲観論をぶちあげているなら本来もっと下がって良いはずなのに案外持ちこたえていたからです。そこに昨日GSによる日本株投資判断引き下げや、MSCIから20銘柄日本株除外といった外資による嫌がらせを受けたところで、いよいよ陰の極ではないかと思ってきました。為替も安定してきましたし。 外部環境も新たな売り材料が出てこない限り、例えば単なるギリシャ不安の焼き直し位の悪材料であれば、決算通過後の見直し買いが進む日本株にとっては取るに足らない、というような反応になるのではないでしょうか。よって投資判断を一段階引き上げました。ただ一方で数百円高するような相場感でもなく、数十円ずつじわじわ底堅く上がっていくイメージです。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。何とか前回示した一目均衡表の雲や遅行線が実線を下回るような場面を拒否して上昇に転じてきたので、一難去ったと見て良いでしょう。本日は新興市場の親玉ソフトバンク(9984)がS&Pによる格付け引き上げを材料に上昇。新興市場もそれに連れて上昇する形になりました。ただしまだ油断できません。正直足下はやや大型株の方が妙味の良い地合だと思います。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は反発。本日は傘下のみずほ銀行とコーポレート銀行の合併が報じられ、合理化の進展から買い材料視される流れに。それにしても何故今まで放置していたのかは府に落ちませんけれど、一応いつものパターンでみずほ側は否定しています。色々暗い話題ばかり続いた同社の中で、前向きな買い材料が久しぶりに出た事がひとまず好感された格好。ロート製薬(4527)は反発。昨日は何故か下落しましたけれど、本日は岡三の投資判断「強気」、目標株価1040円に引き上げを受けて買われる展開。逆に何故他のアナリストももっと強気に見ないのかが不思議ですが、まずは震災後の高値を取りに行く動きから。さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。GCAサヴィアングループ(2174)です。独立系M&Aアドバイザリーを行う同社ですが、日本のGCAと米サヴィアンの持株会社であり、両国にまたがって強みを持っています。先月末に発表した今期第一四半期決算は通期計画に対する進捗率は営業利益が36%、最終利益が39%と順調な立ち上がりでした。本業のアドバイザリーは利益が前年同期比日米共に2倍近い伸びを記録。現在進行中の案件もCCC(4756)のMBO、アドバンテスト(6857)のVerigy買収など、市場でも話題の大型案件を抱えており、受注残高も豊富です。一方でファンド運営に関しても過去2年間の四半期ベースでは最高益を記録し共に絶好調。事業環境は極めて良好で、足下でも色々な合併や再編話が国内外で盛り上がっています。海外ではマイクロソフトによるSkype買収がありましたし、東芝(6502)や武田薬品(4502)も海外企業の大型買収を計画しています。今は大企業はとにかく現預金が豊富ですから、一層の業容拡大のために積極的に買収を仕掛け、一気に大きくしていく時代です。丁度プロ野球でFAで選手をどんどん補強していくようなもので、一から事業を育てている暇なんてありません。海外のライバル企業に出し抜かれてしまいます。スピードがものを言う時代に、同社のような業態のビジネスチャンスはまだゴロゴロしています。 また同社の場合、最終四半期に大きな季節的な要因があり、現時点での高い進捗率は過去最高益更新の上方修正期待が強くなります。加えてアメリカ以外にも前年開設したインド事務所も今期以降アジアでの案件獲得に期待ができ、ここが同業他社としてしょっちゅう比較される日本M&Aセンター(2127)と根本的に異なる部分です。株価は決算翌日に強含んで、またその翌日は大和証券による投資判断引き上げを受けて高値でもみ合ってしまい、その後一貫した下落基調。変に上値でしこりを作ってしまったため、好決算が出尽くしに繋がった形で下落が続いていましたが、昨日ようやくコツンときたようです。 また本日は企業のM&A(合併・買収)を促すための改正産業活力再生法が成立しました。完全子会社化に必要な手続きを約3カ月短縮する会社法の特例を設けるほか、再編企業に長期資金を融資する制度の創設が盛り込まれたとのことですが、これもあって日本M&Aセンターと共に本日上昇する要因になった模様です。一通り企業の決算が出揃ってきたので、これからは好決算を出した銘柄が再度見直される地合になってくると思います。目標株価は18万円。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】タクマ(6013)は大幅高で東証1部値上がり率上位。この銘柄は月曜に有料メルマガで取り上げましたが、13日の決算通過後は大商いでの上伸となっています。その後も勢いが衰える事無く、上値追いの動きが一層強まってきています。業績変化率の高さやバイオマス関連銘柄としての位置付けが、業績・テーマの両方に合致している格好です。チャートは連続して陽線が続いており、まだまだ上を目指せる形。目標株価に関してはもっと上と見ているので、また達成したらいつものように取り上げ根拠などを記します。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月18日
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羊の毛刈り話も最終章です。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110506.html逃げ出した羊は動物園の中を駆け回り、餌を手におびき寄せようとする飼育員さんが近づいても、また逃げていきます。それはまるで「お菓子買ってあげるから」と言って予防接種に連れて行こうとする母と子のやりとりのようで(;^_^Aこのままだと動物園の外に羊が逃げ出してしまいかねない、という事で、急遽動物園の入り口が閉鎖。「レインボーブリッジ封鎖できません!( ̄Д ̄;;」・・・というほどのスケールでは無いですが、踊る大捕物が行われました。入り口を封鎖された動物園逃げ回る羊とにかく羊は逃げて逃げて逃げて逃げまくります。こういうのを「スケープゴート」ならぬ「エスケープシープ」と言うのかも知れません(;^_^Aそんなすったもんだの挙げ句、最終的には檻に戻されてしまいました。そして結局檻の中で毛刈りが行われる事に。檻の中で飼育員さんに囲まれると、やはり足を持たれてどうっと倒されます。横たわると、こちらの羊もさっきの羊同様、まな板の上の鯉状態に。全くめーめー言わなくなるから不思議です(;^_^Aそしてそのままバリバリ・・・と刈られ、先の羊と同じくスッキリしたヤギになりました。一体何キロのダイエットに成功したのでしょうか?こうして、ハプニングもあったものの我々の初めての羊の毛刈り見学ツアーは無事終了。羊の毛刈りを見終えて家に戻ってくると、我々は何故かドッと疲れて眠くなりました。やはり羊が一匹、羊が二匹・・・という効果ですね。(完)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━さて、眠くならない日経平均は本日続落。金曜のNYはユーロ圏債務問題の浮上などにより軟調。金融緩和終了に向けて、株価が上がる雰囲気は無いという見方が大勢を占めました。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ寄り前に発表された3月の機械受注は予想を大きく上回る数字で、過去の数字とはいえ相場の下支え要因に。結果売り込むことも買うこともできない中で手詰まり感が強まって、局地的には決算の出た個別銘柄の売買が活発となりました。一日の値幅は50円未満に止まり、方向感に乏しい一日でした。投資判断は「中立」。引き続き上値が重い展開が続いていますが、私は決算を一通り見た結果、極端な売り圧力はやがて消えていくのではないかと見ています。概観すると、下期以降に利益急回復見通しを立てた銘柄、または立てられる銘柄が多い印象です。その代表格が例えば東芝(6502)です。あれだけ原発推進の後退が同社の業績先行き懸念を強めると言われていながらも、見通しでしっかりしたものを出してきました。もっとも、先行きに悲観的な企業は見通しを出さなかったところもあるので、これをもって簡単に強気転換もできません。海外の不安定さも警戒しなければいけませんし。ただ今年はやたら「Sell in May」がよく聞かれるような気がするので、何か逆に今年はそこまで大きく売られないのでは無いかという気がしてきました。特に日本は震災の影響から既に売り込まれていて、これからむしろ回復局面をとりに行くべき動きになるはずなのに海外と連れ安というのも安直に過ぎるとも思います。まずは日経平均が9500円で止まるかどうかを確認し、そこから次の展開を見ていきたいところです。新興市場は「強気の買い」。しかし本日は2指数共に軟調。全体相場の下落にお付き合いという感じですが、下落幅は東証1部銘柄よりも大きくなっています。前回「主力株中心に上昇する」としましたけれど、結果逆の動きになってしまいました。その背景には新興市場の親玉とも言えるソフトバンク(9984)の下落も影を落としている模様。アリババによる決済事業無断譲渡が、アリババ株式の価値毀損に繋がるとして、大株主のアメリカヤフーとソフトバンクが先週末から売られる流れに。今まで堅調に推移していたネット関連株の売りのきっかけとなってしまいました。良い意味でも悪い意味でも一方向に傾き易いのが新興市場ですが、今は悪い方向に傾いているようでもあります。チャート的には両指数共にMACD暗転で難しい局面に。一目均衡表の雲や遅行線が実線を割ってくるようなら、ちょっとトレンド転換に時間がかかりそうです。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続落。引き続き先週末の枝野発言が尾を引いている格好で、決算の中身自体は全くもみ消されてしまった格好です。一方では債権放棄は現実的では無いと冷静に見る動きも。私も債権放棄の前に株主責任がもっと追求されるべきではないのかと思う一方で、東電の大株主にメガバンクも名を連ねている事から、それをやってしまうとメガバンク的には余計に負担増になってしまうんですよね。その辺りが痛し痒し。いずれにしても今回の一件はあまりにも寝耳に水感が強く、混乱が落ち着くまではもう少し時間が必要のようです。それにしても今の政権は何か有事という事を盾に、調整無しで突然強権を振りかざす印象が強いですね。浜岡原発にしろ今回の一件にしろ、関係者と意見交換する程度の時間的余裕はあると思うのですが、心理的な余裕が無いのかも知れませんね。アコム(8572)は続落。プロミス(8574)の決算を受けて再度買われるか・・・と思っていたのですが、むしろ売られる動きに。うーん、やはり13日に目標達成できなかったところが残念でした。実質的には目標株価1400円にかなり接近したので、もう一旦お役ご免かなと思います。なので明日の寄り付きで損の無いところで利食いとします。消費者金融はまだ上昇局面があると思うので、落ち着いたところでまた狙っていきたいと思います。イー・ガーディアン(6050)は続落。9日の中間決算以降、進捗率の悪さも背景に売られる展開が続いています。個人的には同社を取り巻く事業環境は益々良くなっているであろうことから、数字的には下半期十分巻き返せると思っているのですが、市場はそのようには判断していない様子。株価は初値である3000円を下値にして下げ渋りを見せていますが、ここを割り込むようだとMACDとパラボリックが暗転して非常に難しい流れに。何とか踏みとどまってほしいところですが、マザーズ市場自体の雰囲気の悪さも気がかり。【注目銘柄】富士通ゼネラル(6755)は大幅反発。こちらは昨日出した有料メルマガで「市場の雰囲気は悪いので買いで利益を出すのは難しいものの、どうしても買いで見ていきたいなら」という前提で参考程度に取り上げた銘柄ですが、寄り付き大人しくスタートしたと思うと、スルスルと値を上げていって東証1部値上がり率上位に入りました。「75日線に頭を抑えられていますが、MACDの暗転が近いため、株価の変化点が近い印象です。もし上に変化するのであれば売り長でもあるため、5/2高値450円を上抜いたらトレンドが転換しそう」ということを取り上げ根拠とし、煮詰まり感からそろそろ良いかなと思っていたのですが、思ったより早く動き始めた感じです。まあこれだけ全体相場が弱かった中で、反発銘柄を紹介できたのは良かったなと思います。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません
2011年05月16日
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2011年05月15日
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羊の毛刈り話はもう少し続きます。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110506.htmlもう一頭の羊も餌でおびき寄せる作戦で、飼育員の方が檻の外まで誘導しようとします。ただ既に毛刈りが済んだ羊の方が、餌に釣れてまた出てきます(;^_^A卑しい奴め。結局2頭共出てきました。が、勘の良い未だ毛刈りの済んでいない方の羊は、人が多いのを見ると、すたこらと逃げ出しました。檻の中に戻ろうとします。逃げ戻る羊。ちなみに後ろの毛刈り告知の掲示の絵がなかなか良い味出しています(;^_^Aただ戻ろうとする羊の行く手を飼育員さんがブロックすると、さあ大変。突然羊が方向転換して駆け出し、客の方につっこんできます( ̄Д ̄;;おばちゃんが「うわっ!!」と避けると、羊は猛然と私の方に向かって突進してきました!!ギャー!!(××)・・・小学生の頃は反射神経だけは良くて、ドッチボールではとにかく逃げまくって最後まで残って、ボールをぶつけられていた私。しかし、今はそんな反射神経も霧散してしまい、羊のの突進をかわすことができませんでした。ただ、羊の方が寸前で方向転換し、私のすぐ脇を駆け去って行きました。ほっと一安心。でもまあ体当たりされても羊毛がクッション代わりになるから大丈夫でしたかね(;^_^Aただ一安心ではないのが動物園の方。羊はそのまま向こうの方に風と共に駆け去ってしまいました(・・;)・・・そんな騒動の最中、他の動物たちはやっぱり寝ていました(;^_^A(つづく)タヌキ寝入りアライグマも昼寝中━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━さて、一安心できない日経平均は金曜反発。前日のNYは強弱の経済指標が出てくる中でヨーロッパ株安もあって朝方は売られる展開。しかし米国債の入札が低調に終わると、リスク選好の動きが出て切り返し、各指数共にプラス転換。直近安値を下回らず、短期下落トレンド入りを阻止できました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただSQが9758円に決まると、次第に上値が重くなる展開に。また後場にメガバンクに対して枝野官房長官が東電(9501)に対する債券の放棄を言及したことで、メガバンク株先導で下落。後場の高値では終われたものの終日軟調な推移が続き、結局幻のSQ値となりました。投資判断は「中立」。金曜は決算発表のピークで、これで大方の決算が出揃いました。来週からいよいよこれらの業績を受けて方向性が出てくるものと思われますが、総じて決算は良い印象のものが多い感じがします。3.11以降ほとんど「特需」や「テーマ」しか買い材料の無かった株式市場ですが、その形の見えない期待感や不安は剥落し、実態を折り込みに行く流れになると見ています。簡単に言えば、今まで震災の影響を過剰に警戒されて売られていた銘柄は買われ、その逆は売られ、というような流れに転換していくと見ています。その象徴が自動車株であり、小売り株であり、広告代理店株であり、逆では建設株や代替エネルギー株の中で決算が出たものでしょう。これはあくまで体感的なものですが、値上がり、値下がり率ランキングなどを一覧すると、今までとは方向性が明らかに変化したような印象を受けました。新興市場は「強気の買い」。ただ金曜は2指数共に軟調。前回「引き続き新興市場は強い動きが継続しそう」としましたが、逆を行ってしまいました。それを牽引しているのが上述したように代替エネルギー株の反落。マザーズ市場では今まで上昇していた銘柄がそのまま下落率ランキングに移行した形です。特に日本風力開発(2766)なんて決算が悪いことは自明でした。ある種ようやく需給相場から業績相場へと移行していく感じであり、次第に決算の良かった銘柄のみが上昇するまともな相場に変化していくものと思います。中でも大型株とされるものは比較的決算の数字が良かった印象です。特に時価総額の大きい銘柄に、決算後好感されている銘柄が目立ちます。例えば金曜は楽天(4755)が大幅高となりました。指数は金曜こそ下落となりましたが、端境期のため致し方なし。来週辺りから大型株中心に買い戻されて再度強含む展開になると見ています。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は軟調。上述のように昼休み時間中に官房長官の発言が伝わると、メガバンクは揃って急落。個人的には債権放棄は通常であれば当然と思うのですが、金融機関は事故後に総計2兆円の融資を決定したばかりであり、それのどれだけを放棄することになるかはわかりませんけれど、このままだと純粋な東電に対する義援金になりかねません。何か嵌められたような感じですね。そもそも「賠償金額に上限は設けない、これは免責の中の予測不能な異常な天災ではない。しかし電気料金の引き上げはしない」というのは、多方面に対する「いい格好しぃ」だと思うのです。政府の指導力を見せつけるのではなくて、とにかく国民様のお怒りに触れないように「いい格好しぃ」して顔色を伺い、穏便にその場を取り繕おうとしているとしか思えません。そのロジックを通すのであれば、三方一両損の形で電力料金の引き上げはやむなしと思うのですが、この辺りの話を書き出すとまたとても長くなってしまうので、今回はとりあえず割愛します。本日引け後に決算を出しましたが、見通しに関しては未定。というか、結局今回の一件で益々見通しが立ち辛くなりました。銀行株の上昇が無いと日本株の上昇も無いですが、この決算を通過しても上放れのきっかけにはならないようですから、またしばらく上値の重い状態が続きそうです。ロート製薬(4527)は続伸。一昨日に出した好決算を受けて強い動きが続いていますが、もともと震災後に何でこんなに下落して、何でこの株価水準で放置されていたのかが全くわからない状況でした。震災の直接的な悪影響を受けない業種なのに。テクニカル的には3/31の戻り高値と75日線が同水準にあり、890円超えは第一関門。ただ今回の好決算で商いを伴っての上昇になっていますから、この勢いを借りればひとまず941円まで開いている窓埋めは可能と見ています。アコム(8572)は反発。昨日の決算を受けて買い気配スタートとなったものの、高値陰線となってしまいました。寄直後の気配ベースでは1400円超えだったのですが、目標にわずかに届かず。個人的にはこれで概ね目標達成、終了と見て良いのですが、折角ですから本日出たプロミス(8574)の好決算を受けて、来週再度買われる動きを期待します。【注目銘柄】トクヤマ(4043)は大幅下落で東証1部値下がり率上位。この銘柄は昨日11時に出した決算を受けて、急遽昨日の昼休み時間中に有料メルマガで売りとしました。その後、後場は買い気配スタートとなったのですが、見事後場寄りがほぼ高値に。お陰で下落に勢いが付いた感じです。目標株価の400円にあっさり到達となりました。いやー、市場の流れに逆らって、ちゃんと決算内容を見極めて自分の主張がここまで見事にはまると気持ち良いですね。バシっと決まったので、取り上げ根拠を以下に記します。「山口に本社を置き、塩化ビニル、多結晶シリコン、セメントなどの製造。多結晶シリコンは太陽光発電パネルに、セメントは復興需要に、ということで、復興関連銘柄としての位置付けが高く、期待から震災後は高値圏を維持。多結晶シリコンの好調もあって4/27に今期黒字転換を出した大阪チタニウム(5726)に連れ高する形で上昇し始め、更に同社も先日9日には前期決算予想の上方修正を発表し、株価は更に上向きかけた。ところが本日発表した決算では、今期見通しはわずかな増収と営業減益見通しで、四季報予想も下回る内容。期待の多結晶シリコンの増産決定により収益改善を狙うも、セメントを始めとしてその他の製品は原材料高などを受けてトータルでは減益。為替前提も90円であり、何とか見栄えを取り繕った印象がある。多結晶シリコンは引き続き収益の柱として成長するであろうが、全体的に物足りない印象。むしろ今後は世界的な増産を背景に、コスト競争力の激化が懸念される。目先はその反動が出てくるものと思われる。株価は1/19,3/30,5/9高値を結んで形成される上値抵抗線を越えられず、下押しの形。足下は430円に位置する200日線が下値支持となるかどうかであるが、今回の決算を受けて割り込んでくるのであれば狙い目。上値抵抗線付近でのしこりが残っている状況であり、需給バランスは悪い印象。ストキャスは暗転しており、一目均衡表の遅行線も実線を下回っている。ボリンジャーバンド+2σで上値は抑えられている印象もある。ただ下値は75日、25日が支持線となりそうで、そこが第一関門。そこは全体相場が弱含んでくるのであれば、突破は可能と見る。一方それを抜けた後の400円は昨年7月からの下値抵抗線であり、かなり強いものと見られ、同時に一目均衡表の雲上限にも達する事から、下限はそこまでと見たい。信用倍率は上値を取りに来る段階で同社にしてみれば改善してきているものの、買い長の状態であるには変わりない。また昨年11月に戻り高値483円を付けているが、丁度期日到来にも合致してくる」400円から下値は固そうとしたことで、一転ドテン買いに転じ往復で取りに行く方もおられるようです。無論、私もその考えを支持します。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません
2011年05月13日
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前回の羊の毛刈り話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110506.htmlそれから更に20分が経過し、残りの毛もきれいさっぱり刈り取られた羊。ちなみに刈られている間も、羊のお尻から糞がぽぽぽぽーん!と出ていました←汚い(-。-;)その辺りはやはり畜生ですね。・・・ってか毛が無くなったら単なるヤギですね(-。-;)ヤギも「山羊」って書きますから、根っこは同じなのかも知れません。ヤギ・・・もとい、羊もこれで「あー、すっきりした(^^)」と言っているかのように、軽やかなステップで柵の中をうろうろしていました。飼育員VS羊の髪切りデスマッチは、人間様の圧勝で幕を閉じました。後処理が終わると羊は大人しく飼育員さんに連れられて、檻の中に帰っていきました。待っていた羊はそれまでずっとメーメー言っていましたが、相方が戻ってきたのて黙りました。が、相方の変わり果てた姿を見て、さぞ驚いたのではないでしょうか(××)ちなみに、その間他の動物たちはというと・・・その日はすごく天気が良くてぽかぽか陽気だったので、皆寝ていました(;^_^Aどうせ客も皆羊の毛刈りを見ているので、接客を放棄してお昼寝の時間。2匹並んで寝るリスザル寝る山嵐寝るアナグマところが、この後待ち受ける騒動に対して、まだ動物たちの野生の勘も働いていないようでした(つづく)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━さて、野生の勘を働かせたい日経平均は本日続伸。前日のNYは中国の貿易収支が過去4ヶ月で最大の黒字となり、景気減速懸念の後退に繋がった事で堅調推移。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替が81円まで円安となった事を受けて、大型株中心に買われました。特に昨日のトヨタ(7203)の生産完全復活前倒し報道や、ルネサス(6723)が那珂工場の200ミリラインの生産について、6月1日に再開するめどがたったと発表した事を受けて、足下で自動車株が買われる動きに。ただ週末のSQをや俗に言うヘッジファンドの45日ルールも意識される時期であり、徐々に上値が重い展開に。9900円を維持できず、本日の安値近辺で引けました。投資判断は「中立」。前回は「今週は小型株選好」としましたが、朝方は大型株が買われる動きが出ました。それでも次第に上値が重くなっていった事もあって、根っこにはやはり小型株の方が妙味があるということだと思います。明日はSQ前日という事になりますから、やはり9800円前半での推移となると見ています。それにしても下がりそうで下がらない日本株の原因は、やはり外国人投資家の存在です。26週連続の買い越しということで、半年間ずっと外国人は日本株を買い続けています。その信念は震災が起きても、放射能が漏れても、菅さんが突然変な事を言い出しても揺るぎません。当の日本人は「もう日本はダメだ」とか言って市場を去っていく人も多い中で、外国人はやはり見る目と資金力があります(ただ放射能自体には過剰反応して逃げていきますが)。これが日本と海外の投資教育の差ではないかと思っています。私はやはり日本人はもっと起業精神と、投資家精神を養うべきだと思います。その教育を後世に伝えられなければ、子供や孫達に残すのは莫大な借金と、それでも国に最後は何とかしてもらおうという甘ったれ根性だけになってしまいます。今のPIIGSが置かれた状況を他山の石として、しっかりとした人間という日本最後の資源を大事に育てていくべきだと思います。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。朝方こそ1部銘柄との相対的な妙味の後退から弱含むところもありましたが、サイバーエージェント(4751)やミクシィ(2121)といった主力株が外資系証券の投資判断引き下げなどにもかかわらず切り返してきたところに強さがあります。東証1部銘柄が上値を消すのに反比例して上昇し、マザーズ指数は震災後の高値を更新してきました。本日も引け後にマザーズ市場時価総額7位のオンコセラピー(4564)が上方修正を出してきましたし、明日も引き続き新興市場は強い動きが継続しそうです。回転が効いている状態で、日経JASDAQ平均も7連騰と好調。新興市場銘柄は一方向に傾くと、そのまま継続していく性質が強いですから、明確に反転してくるまでは黙って乗ってみるのも悪くはありません。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。無事31万円を超えてきて、前回示した上値抵抗線を抜いてきました。売り長の銘柄であり、上昇トレンドが開始したら息が長く続く気配があります。まずは4/11の高値突破を目標に。アコム(8572)は大幅高。本日はオリックス(8591)の決算を受けてその他金融がの上昇率が大きく、同社以外にもプロミス(8574)、アイフル(8515)などが値上がり率上位にランクインしてきました。この辺り以前プロミスを取り上げた時からずっと言っているように、消費者金融という業種はその性質や歴史的に見ても無くなるわけがないし、グループの大元である金融機関にしてみれば残された唯一の稼ぎ頭でもあります。業界最大手の武富士がとりあえずはいなくなった(正確には縮小した)残存者メリットもあり、明らかに今までの水準は売られ過ぎと言えます。昨日から再度買いポートフォリオ入れとなった古河スカイ(5741)は反落。結局以前売った時と同じ価格で買い戻しとなってしまい、そして本日引け後に出してきた決算では、今期見通しはまさかの減益決算でした。これはちょっと失敗しましたね。震災の影響をかなり辛めに見ているようです。個人的には国内景気よりも海外需要の取り込みに期待したのですが残念です。目的が好決算を見込んでだったので、目的を失った以上は早々に明日の寄り付きで損切りとします。残念。【注目銘柄】ヘリオステクノHD(6927)は一時大幅高。こちらは4/29の有料メルマガで配信し、昨日までを投資期間と見ていたのですが、本日ようやくドカンと上がってきました。ちょっとズレてしまいましたね。ただ取り上げ根拠として挙げた「LED関連銘柄」という切り口は何とか時流に乗れたものと思います。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月11日
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前回の羊の毛刈り話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/KA.Blog/20110506.html屈強な(?)飼育員の皆さんに取り押さえられると、羊はそのまま横倒しに倒されました。もっとメーメー言うのかな、と思っていたのですが、むしろまな板の上の鯉。観念したように、羊は大人しくジッとブルーシートの上に横たわっていました。むしろメーメー鳴いていたのは、もう一頭の檻に残された羊の方。檻の中を所在無げに鳴きながらグルグル回っています。「今まで毎日一緒に居た相方はどこに連れていかれたの?(T△T)」何故か相方が突然連行されていき、不安感に苛まれてずっとメーメー言っていました(;^_^Aメーデーは終わったのに←関係ない檻の中一人不安でメーと鳴いた瞬間を激写一方、毛刈りの準備が整うとバリカンのスイッチオン。けたたましい音が鳴り響き、いよいよ入刀の瞬間です。バリバリバリ・・・とみるみる刈り取られていく羊毛。お尻の周りや足などの毛は、ハサミでチョキチョキ細かく切られていきます。20分後。ようやく半身の毛が刈り取られました。そこで一旦羊毛を集めたりして第一ラウンド終了。全て集めると、大きなポリ袋3つ分の量になっていました。触ってみると普通の羊毛の感触でした←そりゃそうだ(;^_^Aこれで一体何着の衣類が作れるのでしょう?一方的に髪切りデスマッチを受けている羊の方は「もういいだろ?」的な感じで起きあがると、柵の中をラウンドガールさながらにグルグル回り出します。ただその半分はまだ毛で覆われていて、何だか落ち武者をイメージさせます(^^)しかし第二ラウンドのゴングが鳴ると、また足下からどぅっと倒されて、羊は「またかよー、もー」という感じで観念。またバリカンでバリバリと。その間も相方の羊はずっと不安気にメーメー鳴いていました(つづく)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━さて、不安気な日経平均は本日続落。NY高を受けて朝方こそ買い先行でスタートしたものの、円高や浜岡原発停止による景気減速懸念が重石になって間もなく売りに転じる動き。今週に決算発表のピークを控える事で様子見ムードも高まって、次第にジリ安の展開に。結局本日の安値圏で引け、9800円を割り込みました。投資判断は「中立」。今週は日を追う毎に決算発表する銘柄数が増えていき、金曜にピークを迎えます。またさりげなくSQ週でもあり、週末にかけて少しずつ商いが盛り上がっていく形になるかと思います。なので大型株を買っていけるのは決算が出た銘柄に限られると思いますし、今週はNT倍率の縮小を睨んでも小型株を選好、来週はその反動や決算通過後の安心感から大型株選好というような場合分けができるのではないかと見ています。ところでギリシャのユーロ離脱は否定されているものの、疑惑は募ってユーロが売られ、海外相場の重石要因となっています。ただしこちらも先日のビンラディン氏の死亡のように、相場の良いように捉えられているような気がします。すなわち、相場雰囲気の良い時であれば、むしろギリシャの離脱はユーロ圏の健全化と捉えられたでしょう。短期的には各ユーロ圏の銀行は既にギリシャ国債を保有しているので、ユーロによる財政統制が効かなくなる離脱はマイナスかも知れませんが、長期的には言い方が悪いですけれど、離脱したギリシャがどうなってもかまわないという事になるのでプラスと受け取れます。おそらく早晩ユーロが落ち着きを取り戻してきたら上記ロジックが横行すると思います。勝手なものですが、市場全体の動きの理由付けなんて大体こんなものですね。つまり今は元々海外相場が「下げたい」環境だっただけだと思います。新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。特に先週末から引き続き日経JASDAQ平均の動きが強く、東証1部の弱さとは対照的でした。個人投資家のリスク許容度は引き続き高水準で、内需系銘柄が多く値幅も取り易い新興市場に資金が集まっている様子。上記のように今週は小型株が買われ易い環境にあると見ているので、まだまだ新興市場の進撃は止まらないと思います。【ポートフォリオ銘柄】ソフトクリエイト(3371)は続落。本日引け後に本決算を発表。前期実績はきちんと会社計画を上回ってきました。相変わらずの優等生ぶりを発揮しています。一方今期見通しも増収増益。ただ増益幅は小さく、実質的には横ばいという感じ。この辺りは前回も書いたように同社の決算見通しははっきり言って毎回「面白味が無い」堅めの見通しですから、株価の反応も限定的か、むしろ弱気と捉えられがちです。今回四季報予想よりも小さくなったのは震災の影響もありますから致し方ないでしょう。ただこれらを差し引いても、数年間同社の株価を追いかけ続けてきた私にとって、特に面白味の無い決算見通しでした。おそらく今期も最終的にはきちんと会社計画を微妙に上回り、上手くいけば最高益も更新してくるでしょうけれど、一層のECサイトの発展を期待して同社業績拡大を期待していた私には失望に近い数字です。PERや配当利回りという株価指標的には割安感があり、ここから一段と売り込まれる事も無いと思いますが、東証1部上場がゴールになってしまう可能性も捨てきれなくなってきました。株価を一段と押し上げるには、中国などに進出する企業のサポートサービスを開始するとか、海外有力企業との提携とか、何らかのニュースが求められる状況と思われます。自社株買いは前回売出を実施したばかりですから、まず無いでしょうし。そんなわけで、正直長年付き合ってきた同社を手放すタイミングがいよいよ近づいてきたのかなと思います。最低でも四季報並の利益ベースを期待していたのですが。需給的にも1200円より上には売出組が待ちかまえている事もあって、上記のような何らかのニュースが出ない限り超えられ無さそうです。さしあたって明日の値動きを見て今月中に進退を考えてみたいと思います。ソネットエンタテインメント(3789)は小動き。こちらも本日引け後に本決算を発表。やはり前期実績はきちんと増収増益でほぼ会社計画に沿ったところで着地。今期は引き続き2桁の増収増益を見込んでおり、震災前の四季報予想も超過。こちらはまだ快進撃が続きそうです。背景にあるのはやはり子会社エムスリー(2413)の好調が大きいですが、本業のネット接続事業や動画配信サービスアクトビラに関してもきちんと会員数を伸ばしており、台湾So-netも黒字化と弱みがありません。強いて弱みを挙げるなら足下で進行中の親会社ソニー(6758)による顧客情報流出が止まらない事ですが、喧伝される程に被害は大きく無いと見られ、少なくとも同社が直接負うべき機会損失などは限定的でしょう。テクニカル的には3/7と4/11高値を結んで形成される上値抵抗線を明日上抜ける事ができれば、75日線に近い下値支持線とで形成される三角持ち合いを上放れる事になり、株価は居場所を変えられそうです。具体的には明日終値ベースで31万円を超えてきたら、上昇トレンドが一層強くなると見れそうです。イー・ガーディアン(6050)は反発。5日線に乗った形で伸長し、一時3500円まで。決算後の高値を更新してきました。テクニカル的には一目均衡表の遅行線が無事実線を上抜け、パラボリックも好転。第一関門はクリアしてきました。ただ3500円を上抜いても一目均衡表の雲が更に待ちかまえており、上値は軽くはなさそうですが、遅行線が実線に沿う形で上昇を続けていく事も期待されます。三角持ち合いを上放れ、下値も固そうですから、時間をかけてゆっくり上昇していく形を想定。そして今回は前回利食いとした古河スカイ(5741)を再度買いポートフォリオに入れたいと思います。明日の決算を期待してのことですが、海外進出効果から、今期見通しは良いもののが出てくると見ています。株価もそれ程期待された数字にはなっていないですから、良い見通しが出れば素直に株価に好反応が見られると思います。ただし目標株価は240円と控えめに。明日の寄り付きで買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】ソディックプラステック(6401)は大幅高。こちらは昨日配信した有料メルマガにて補助的な形で取り上げた銘柄ですが、見事場中に上方修正の発表があり、一時30%近い上昇となりました。決算発表の幕間繋ぎ的な感じで見ていたのですが、上手いことドカンと上昇してくれました。このところはちょっと低位株の取り上げが多くなっていますが、丁度今の決算前の真空時期にマッチしているような感じです。本編で取り上げたものに関しては、また目標達成となりましたら当欄で報告致します。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月09日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) 5営業日以内で大幅高連発中! 以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です (※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)★4/14 JMNC(3645) 980円→1070円 上昇率9.2%★4/6 夢真HD(2362) 107円→125円 上昇率16.8%★4/5【売り】ブイ・テクノロジー(7717)718000円→660000円 下落率8.1%★3/31 竹内製作所(6432) 975円→1100円 上昇率12.8%★3/28 デジタルガレージ(4819) 352000円→390000円 上昇率10.8% ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 また今回のようなレポート作成も承ります。 無料リクエストも合わせて下記リンクよりお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/service.html 過去のレポートはこちらを参照してください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/report.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3ヶ月以内投資判断 「売り」買いのタイミング 当面無し3ヶ月以内株価予想 15円前後 要点・震災により不動産市況は益々悪化。今期も黒字転換は難しい。資金繰りは自転車操業。・株価は大株主の損益分岐点のため15円で下支えされそうだが、一方で上値では売り圧力が強く、20円未満の間で膠着感。・シニア住宅事業に特化するなどの抜本的な改革が必要。 【企業概要】マンション開発で横浜から多摩にかけて地盤。サブプライムローン問題による不動産市況の悪化で在庫物件の評価損を多額に計上し、営業資産の圧縮に努める。結果シニア住宅事業の売上が過半を超えてきた。財務基盤弱体化解消のための増資を繰り返して株価は低位に。【業績】前期は予定した黒字転換を果たせずに3期連続の大赤字を計上。継続前提の疑義注記は継続となった。不動産市況は最悪期から持ち直しを見せるものの、保有営業資産圧縮に努める中で売上も計画未達。 今期こそ黒字転換を見込むも、早速震災による影響で暗雲が立ちこめる。放射能汚染に対する懸念から、関東の不動産市況の改善にブレーキがかかると見られ、同業他社のセイクレスト(8900)は破産手続きを決定するなど、業界の環境はやはり厳しい。なお同社に関しては増資も回っているし監査法人からもサジを投げられたわけではないので、突然上場廃止が発表される可能性はまだ低い。それでも当然予断は許さない状況に変わりはない。同社は営業保有資産圧縮に努めた結果、マンション販売の割合が小さくなったものの、明確にシニア住宅事業に方針を転換しているわけではない。シニア住宅事業の増収幅も小さく、あくまで幕間繋ぎの印象が否めない。従って不動産市況の先行きが、同社業績を左右する状況に変わりはない。 12年2月期第一四半期予想(KA.Blog)単位:百万円 売上 2000 営業利益 -350 経常利益 -600 当期純益 -600 第一四半期は良いスタートを切れないのではないか。3月期決算を発表している同業他社の業績は下方修正が相次ぎ、震災の影響は避けて通れない印象。今期もやはり債権者に放棄を要請することで、資産の評価損との相殺を狙っていく形になるだろう。有利子負債は102.1億円で前期から147億円減少。その大半が債務免除によるものである。増資も合わせて頻繁に行ったものの、有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は589.9%と改善が見られない。流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は26.4%で財務体質は折り紙付きの悪さ。負債の圧縮の手はまだ緩められる状態ではない。 現預金は7.3億円。フリーキャッシュフローは60.4億円の黒字。ただし資産圧縮に伴う活動に因るものが大半で、決して内容が良い訳ではない。足下では定款の変更により更なる発行可能株式数を拡大。更なる増資も待った無し。 【株価推移】03年にJASDAQに上場した際はIPOが盛り上がっていた頃でもあって、株価は一時200万円を超える事も。そして分割フィーバーに沸いた新興バブル期において分割を繰り返し、最終的に上場時の1株は最終的に1200株に増えたわけであるが、大きく株価が減少した最たる要因は大幅な増資。同社は今期だけでも1億2500万株弱の新株を発行し、株式総数は3倍以上に膨れ上がった。結果、上場時の株式数に比べ14000倍以上にも膨れあがるハイパーインフレ状態に(ただし単元株数は100株に変更)。もっとも、一度に8333万株の大規模な公募となった昨年11月は、払い込みが完了すると安心感から株価が1.5倍化したこともあり、同社の財務体質に対する投資家の不信感が末期的な状況であることも示している。このような事態の引き金となったのはサブプライムローン問題に端を発する不動産市況の急激な悪化である。同社は棚卸し資産の評価損を計上した事を主因として09年2月期には90億の最終赤字を計上。以後はバブル末期同様、保有資産価値の下落→資金繰りのために叩き売りという自転車操業が続いている。それに歩調を合わせる形で同社の株式も叩き売られ、東証指定替え後は右肩下がりの状況に。上値は新株に抑えられて、容易に反転する兆しは見あたらない。震災を受けて株価は上場来安値の11円まで下落した。【テクニカル】2/23に新たな債務免除が発表されると株価は短期資金を取り込んで一時1.5倍近くまで跳ね上がったが、結局は元の水準に戻っている。その後は震災による急落を受け株価は20円割れの水準に定着。同社のような超低位株に関してはほとんどテクニカル的な見解は意味を持たないが、それでも敢えて確認すると各移動平均線が上値を抑えて、一目均衡表の雲も重石要因。遅行線も実線に上値を抑えられて、先行きは開けない状態。週足もほぼ同様。 【需給】昨年11月に8333万株の株式を保有した韓国の投資家の買い付け単価が14.4円。故に株価が15円を下回らないように買い支えている動きは見て取れる。超低位株のため、何らかの材料一つで短期資金が一気に集まり、株価変化率はその分大きくなることもあるが、あくまで一時的なものに終わるだろう。需給面で上値が抑えられ、そのままトレンド転換するという事は考え辛い。信用買い残は400万株程度で、ここ最近にしては落ち着いているところ。金額ベースにしても大したことではないが、それ以上に厄介なのは大株主の動向と、新たな新株発行の動き。これらが上値を抑える以上は、長期投資の対象とは成り得ない。 【同業他社比較】 同社の予想PERは18.9倍。PBRは89.5倍。今期予想営業利益率は5.5%、予想ROEは4.6%となっている。同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。 明和地所(8869)東京・神奈川・千葉・北海道地盤のマンション販売。売上は同社の4倍規模。予想PERは23.3倍、PBRは0.5倍。予想営業利益率は7.7%、予想ROEは2.2%。有利子負債比率は207.7%。明和地所もサブプライムローン問題による不動産市況の大打撃を受けたが、一期で膿を出し切って翌期には黒字転換。前期末配当では復配も計画しており立ち直りが早く、基盤もしっかりしている。ゴールドクレスト(8871)東京・神奈川地盤のマンション開発・販売。売上は同社の7倍規模。予想PERは31.5倍、PBRは0.5倍。予想営業利益率は5.1%、予想ROEは1.7%。有利子負債比率は86.5%。前期予想は下方修正を出してきたものの、それでも増収増益は確保。サブプラライムを受けても赤字にはならず、負債も自己資本の範囲内。利益率、成長力に比べると株式的にはやや買われ過ぎな印象も。日神不動産(8881)東京・神奈川・埼玉地盤のマンション分譲。売上は同社の5倍規模。予想PERは2.9倍、PBRは0.4倍。予想営業利益率は6.8%、予想ROEは13.4%。有利子負債比率は55.3%。PERやPBRは他社に比して割安だが、同社は未だ業績予想の修正も出していないため。他社の動向を見ても下方修正は必至。それでも同業他社に比べて有利子負債が小さく、それを差し引いても株価は若干割安な印象を受ける。新日本建物(8893)首都圏中心のマンション・戸建て買い取り再販。事業再生ADRを申請して再建中。債務免除や増資、債務の株式化などを駆使して、ようやく債務超過・疑義注記を解消。有利子負債比率は55.3%。まだまだ赤字が続く公算であり、今期も黒字転換は微妙な感じか。それでも有利子負債の圧縮によって身は軽くなった。同社も最終的にこの方向を見るべきか。同業他社との株式的な比較は、同社の今期計画が楽観的な印象を受けるため、あまり適当では無い印象。有利子負債比率の大きさは圧倒的であり、信用のおけないP/LよりもB/Sの方で評価されがち。 【課題】不動産市況に関しては、日本の人口構成を考えると先行きが暗い。であれば当然マンション販売という事業の先行きに明るさは見出せない。以前までは首都圏はまだまだ人口拡大余地があるというロジックも成り立ったが、震災を契機に人口の過度の密集に対する弊害も認識され始めており、また海辺に近い好立地も敬遠されがちである。港町横浜にとっては大きなマイナスだ。同社も存続企業としての生き残りを図るのであれば、明確にシニア住宅に特化するなどの抜本的な方針転換が必要だろう。富裕層向けのシニア住宅であればまだまだ伸びしろがあり、逆に災害に対する対応力などを追求して売り文句にしていけば、いくらでも需要は取り込めるはずだ。同社のIRを見ると定款変更で事業内容に特定労働者派遣事業も追加したが、今の経営状態で色々手を出してみるのも面白いと思われる。一通り試して、新たな道を模索してもらいたい。また、有利子負債の多さは引き続き最優先の課題であるが、例えば事業再生ADRの申請というウルトラCが実現すれば、株価的には化ける可能性も残っている。実質的には既に個別の債権者相手に債務免除の合意を受けているが、より抜本的な形で有利子負債を圧縮する事ができれば、同社も新たなスタートを切り易い。無論、ADRが受理されるためには債権者に対して経営回復の道筋を示す必要があり、そのためにも上記のような抜本的な改革が必要だと思われる。海外にも出て行けない業態であるからには、国内の不動産市況と共倒れすることなく、新規事業での打開策が必要だろう。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月08日
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★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中! テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中! (注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) 5営業日以内で大幅高連発中! 以下最近一ヶ月で挙げた銘柄の一例です (※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。) ★4/14 JMNC(3645) 980円→1070円 上昇率9.2% ★4/6 夢真HD(2362) 107円→125円 上昇率16.8% ★4/5【売り】ブイ・テクノロジー(7717)718000円→660000円 下落率8.1% ★3/31 竹内製作所(6432) 975円→1100円 上昇率12.8% ★3/28 デジタルガレージ(4819) 352000円→390000円 上昇率10.8% ▼下記URLからご確認後、お申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html その他成果は随時ブログ上で報告致します。 1ヶ月当たり3,150円~。 既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。 あなたもお仲間に加わりませんか? 混乱続く株式市場に一つの方向性を示します。決してあなたを一人にさせません。 ※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。 基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━高岡古城公園動物園で飼われている羊の毛刈りが行われるということで、嫁と一緒に見学に行きました。よくテレビなんかで見たことはありましたが、生で見るのは初めてということで、非常に楽しみにしていました。我々が動物園に到着すると、今まさに飼育員の方が檻から羊を出そうというところでした。全身モコモコのウール100%に包まれた羊たち。あまりにも毛が伸び過ぎて顔が見えず、餌を食べると顔の毛に餌が絡まって、くっついたままになっているほどでした(;^_^A毛刈り自体は動物園の中央に簡易的な柵があり、その中で皆に見易いように行われるようで、ビニールシートが敷いてありました。その周りには既に子供連れの親子や地元の新聞記者などがずらりと待ちかまえており、柵の中のコロッセウムで行われる激闘を今か今かと興奮気味に待ち構えていました。控え室から選手をどうやって連れてくるのかな、と思っていたら、特に首輪などをすることも無く、非常に単純に餌でおびき寄せていました(;^_^Aまんまとまんまに嵌められる羊。そのただならぬ様子を心配そうに見送る馬。ペンギン達もいつもなら自分たちにいっぱい人が集まってくるのに、突然誰もいなくなって異変に気付き、なんだなんだと並んで見守ります。他の動物たちが何だか普段と様子が違う、と不安気に見守る中で、選手達はいよいよ青コーナーから入場。柵の入り口が閉められ逃げられないようになると、羊は「あれ?もしかして騙された?(-。-;)」というような態で柵の中をグルグルと落ち着かない様子で回り出します。いよいよ人間対羊の、血で血を洗う戦いが今から始まろうとしているのでした←大げさ(つづく)さて、血で血を洗う日経平均は金曜反落。連休中のNYは総じて弱く、特に前日は雇用統計の発表を控えて商品相場が急落。リスク回避の動きが出て、株式市場も大きく下げました。ECBトリシェ総裁の発言によって期待されていた6月のユーロ利上げが7月に先延ばしとなった事で、不意打ちを食らった投機筋がユーロ売りに向い、様々な市場に対するトリガーとして働いたという部分もあった様子。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ドル円が前日までに80円割れとなっていた事や1万円達成感も相場の重石要因に。それでも案外下値はしっかりした値動きで、9800円での踏ん張りが感じられました。後場には少し下げ幅を縮め、値幅は100円未満だったものの高値圏で引けました。投資判断は「中立」。連休中の海外市況はやはり弱く、Sell in Mayの動きが鮮明。ただ個人的に思った以上に日本株はしっかりしている印象です。引き続き日銀のETF買いなどもあるのだとは思いますけれど、前回書いたようにNYダウは連休中の合計が150ドル以上下げてきたので、円高もあって300円以上下げてくると思っていました。アメリカの雇用統計発表も控えている事から、逆に積極的な売りも手がけ辛いという点もあったのでしょう。そしてその雇用統計は蓋を開けてみると失業率が9.0%と悪化したものの、非農業部門雇用者数が3月よりも増えた事などから、全般的には良い結果ではないかと受け止められて、NYダウは大幅反発となりました。ただユーロからギリシャ離脱かという報道を受けてユーロが買い戻されると、商品市況の更なる下落もあって上げ幅はやや縮小して引けました。いずれにせよそれを受けて来週の日本株は強い動きが想定されます。ただ上値は1万円のハードルを意識しながらの展開になるでしょう。日本企業の決算はまだこれから出てくる段階ですし、菅さんも浜岡原発を止めろと訳のわからない事を言い出し始めました。個人的にはこれは今回の福島原発の後処理のまずさが、あくまで人災ではなく天災だったという事を主張したいがためのパフォーマンスじゃないかと思います。つまり大地震が起きた時の原発は、誰が責任者でも止められないのだよ、と言うがために。あまりの突然の事に賛否が大きく渦巻いています。夏場に向けて事前に準備ができた東電(9501)と、青天の霹靂である中部電力(9502)では立ち位置が異なり、これでまた東海地方の自動車産業に大きな打撃を与えるような事になれば、復興への道のりは益々遠くなってしまいます。政府は関西電力(9503)からの電力融通により計画停電は起きないとしていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。それはまた正確な影響度合いが推し量れるまで無視するとしても、今の世界情勢で手放しで景気楽観論を受け入れられる状況でも無いですから、あまりポジションをどちらかに大きく傾け過ぎるのは危険で、確実に方向性が出るまでは機動的な売買を心がけていくべきだと思います。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。日経JASDAQ平均はプラス引けとなっており、円高や商品市況の影響を受け辛い新興市場に資金が流れた格好に。一方のマザーズは今まで上昇していた反動もありましたが、東証1部に比べるとマイルドな下落でした。個人的にはまだまだ新興市場の方がパフォーマンスの良い相場展開が続くと見ています。需給の回転が効いており、震災の影響を受け辛い内需銘柄が多いため、決算期も相対的に良い数字が期待できるからです。【ポートフォリオ銘柄】ソネットエンタテインメント(3789)は反落。親会社ソニー(6758)による顧客情報流出問題が尾を引いている状況ですが、新たな流出懸念もあってなかなか沈静化しない状態。海外での訴訟費用も嵩んでくるであろうことから、ソニーの株価は引き続き売られています。同社もアメリカでのゲーム事業に携わっている事から、影響が懸念されます。実際のクレジットカードなどの番号流出に関しては、ほとんどが有効期限切れということで実数字よりも影響は小さいものと思われますが、信用の失墜は免れません。同社の場合は30万円という達成感や高値警戒感もあって、売りのきっかけとされている印象。ただエムスリー(2413)の好調さにも牽引される形で、9日発表予定の決算には十分期待できます。テクニカル的にも75日線を割り込むまでは上昇トレンドは維持されていると見て良いと思います。古河スカイ(5741)は軟調。寄り付きの段階で以前利確ポイントとした227円を付けてきたので、需給悪を懸念して今回は一旦これで終了としました。ただ決算には期待できるので、発表のある10日の前にもう一度仕込むかどうか検討してみようと思います。さしあたっては一旦外します。金曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったイー・ガーディアン(6050)は反落。ただ前にも書いたように金曜の押しは想定内。むしろ一時切り返す場面もありました。3000円を割り込まなければ問題はなさそうです。売り圧力を吸収しながらゆっくりと。【注目銘柄】佐田建設(1826)は大幅高。本日は同社を始めとして大末建設(1814)や若築建設(1888)といった低位復興関連銘柄の上昇が目立ちました。マリコン各社が今月にも東日本大震災の港湾復旧工事の受注活動に乗り出すと報じられ、震災復興にいよいよ具体的な動きが出てきた事がきっかけとなっている模様。またこれらの銘柄は震災後に急騰して以来調整が続いており、それぞれ震災前の株価水準に近づいてきていた事から、再動意し易かったこと、そして金曜のような下落相場でかつ連休の谷間の薄商いで決算発表も少ない中では、低位株位しか売買の対象とならなかったことも理由に挙げられます。なので有料メルマガでは朝に復興関連の低位銘柄としてダントーHD(5337)を取り上げました。他の銘柄に比べて派手さは無かったものの、それでも寄り付きから一時5%高。チャート形状も随分と良い感じなので、更にもう一段高があると見ていますが、また目標達成となったら取り上げ根拠などを示します。そんな有料メルマガは引き続き募集中です。下記フォームからお申込ください。 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/form-to-mail.html ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2011年05月07日
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2011年05月04日
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2011年05月01日
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