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6月8日土曜日。湿度が低くからりとした晴天に恵まれた。朝から洗濯と布団干しなどをして太陽の恵みを取り込んだ。所が何がいけなかったのかわからないが、右腰がきしみ始めて、どんどん悪化してきた。腰全体ではなく右側だけで骨盤の上のほうだ。すっかり意気消沈してソファで休んでいたが、この晴天にじっと寝ているのは余りにもったいないと思い、きしむ腰をかばいながら超スローで行動して図書館まで行った。この夏登ることにしている伊藤新道についていろいろリサーチした。バリエーションルートで沢登りもあるのでガイドを依頼しているのだが、伊藤新道を抜けて三俣山荘までたどりついた後の下山ルートをどう取るかが問題だ。いくつものルートがあるのだが、一日下山は高齢者にはなかなかしんどい。あれこれ考え、登山に要する時間を計算し、結論は新穂高温泉に下山する方法を考えた。それは三俣山荘から双六岳を経てまず鏡平山荘まで下って一泊、続いて稜線から笠ヶ岳まで登ってここでも一泊。最後に新穂高温泉まで下山するという案だ。トータル5日の山旅になる。年寄にはちょっと壮大過ぎるような気もするが、伊藤新道は初めてだし、笠ヶ岳も未踏なのでこの際、ぜひ登ってみたいと思ったのだ。 伊藤新道 笠ヶ岳体力はないけど考えるのは自由だ。この案を聞いてガイドがどんな反応をするかしらないが、三俣山荘以降は自分一人で行くつもりだ。もう人生の残りは少ないし、登山寿命は尽きかけている。行きたい気持ちがあるうちにチャレンジだ。
2024年06月08日
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5月20日月曜日。18日土曜日が体育祭だったので今日はその代休で仕事は休み。午前中は昨日までのクライミングの休息にあてて登山用具をかたずけた。午後は東北の世界遺産・白神山地の案内イベントが京橋で企画されていて、以前お世話になった梅田ガイドがそこに来ていらっしゃるというので、お江戸まで出かけた。JRとメトロを乗り継いで京橋までは順調に行ったものの、そこからかなり迷ったが何とか会場のヨツギビルにたどり着いて、梅田ガイドと再会できた。梅田さんは以前にもましてお元気そうで体もがっしりして生気に満ちた感じを受けた。白神山地については2年前の鳥海山登山の時に少し伺っていつか訪ねてみたいと思っていたので、丁度良い機会だった。室内は白神山地関連のパネルが展示され、大型テレビでもその雄大な自然を映し出していた。 白神山地の適期と周辺の山などについて説明を受け、熊谷久美子ガイドとコラボの裏岩手縦走の企画なども教えてもらい、登山のいろいろな話題でとても楽しく過ごすことができた。山での再会を期してお別れした。何だか元気をもらえた気がする。 梅田ガイドと
2024年05月20日
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5月11日土曜日。あまりの天気の良さに新幹線に乗って浅間山の景色が美しく見える黒斑山に登ってきた。昔は1泊しないと行けなかった山も今は新幹線に乗れば日帰り可能になり、有難い。高峰高原ホテル前でバスを降り、既に暑い陽射しの中を黒斑山に向かう。最初からすぐ急坂で落葉松や黒松の樹林帯を登っていく。焦るな、ゆっくりでいいんだと言い聞かせて登る。絶好の登山日和とあってかなりの登山者が前後して登っていく。赤茶けたシェルターの避難小屋を見、2時間ほど急登を続けて槍ガ鞘到着。ここで一気に前面に浅間山が広がって歓声をあげる。 避難小屋内部 槍ガ鞘からの浅間山 一つだけ咲いていた小さな花 この後は急登を一登りしてトーミの頭、更に登って黒斑山に到着。狭い山頂に大勢の登山者が寛いでいた。 黒斑山頂(2404m) 蛇骨岳方面の稜線 蛇骨岳(2366m)一休みして今日はとりあえず蛇骨岳まで足を伸ばしてみた。雪解けで日陰はドロドロのドロンコ状態で靴もパンツもどろだらけになった。稜線からは蛇骨岳、仙人岳、相馬岳のギザギザの稜線が見え、眼下は湯の平で穏やかは平地が広がっている。今回、花は悲しいほど全く咲いてなかった。唯一見つけたのが小さな目立たない花だ。存分に浅間山周辺の景色を楽しんだ後は中コースを下って下山した。早く着きすぎたので、ビジターセンターのテラスでのんびり寛いだ。こんなほっとする時間が貴重だし、私に必要な時間だ。 参考タイム 最寄り駅5:47⇒東京6:51新幹線⇒佐久平8:13 8:35⇒高峰高原登山口9:35 9:45⇒ 黒斑山頂11:49 12:10⇒蛇骨岳12:44 13:00中コース分岐14:00 14:05⇒ ビジターセンター14:58 休憩 16:20バス⇒佐久平17:30
2024年05月11日
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4月28日、この四国ツアー最大のイベント石鎚山登山の日になった。ラッキーなことにこの日だけ晴れだった。早朝、妹宅を出て松山から特急しおかぜで伊予西条へ。更にタクシーでロープウェイ乗り場へ。ロープウェイに揺られて成就社登山口に到着した。登山口から成就院まで登り、次に下り、そこからは急坂の連続で特に木段が果てしなく連続してとてもしんどかった。でも自分が好きな道なのだから頑張るしかない。 途中で力あめゆを飲んで水分補給し、このルートのハイライト鎖場に臨む。試しの鎖、一の鎖、二の鎖、三の鎖と鎖のオンパレード。好きな鎖ではあるが巨大なので力を使った。 そしてやっと山頂に到着。更に頑張って天狗まで岩伝いに渡った。 とてもしんどかったけど、素敵な出会いもあって嬉しい一日になった。参考タイム 三津浜5:50⇒松山7:20特急しおかぜ8号⇒伊予西条8:30⇒タクシー ⇒ロープウエイ乗り場9:35⇒広場10:50 11:00⇒一の鎖下11:57 12:05 土小屋分岐12:18 12:28⇒天狗岳山頂14:33 14:46⇒成就社17:15 ⇒ロープウエイ17:20⇒駐車場17:40 かずえさんの車に同乗して三津浜まで
2024年04月28日
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4月20日土曜日。今日までは天気が良いとの予報と今日から大菩薩上日川峠線の登山バスが営業を始めたので、気分転換に大菩薩嶺に登ってみた。早朝の電車もバスも登山道も激混みだった。日頃のトレーニングの成果かルートが短いせいか、今日はあまり苦しくなく、特に下りは快調に行動できた。時期的に早いせいだろうか、唐松尾根に落葉松の芽吹きもまだなく、花も一つだけだったが、溢れる日の光を一日浴びて自然の中で過ごしたのでこのところの疲労とストレスがかなり発散されて、エネルギーチャージができたような気がする。何より日常から離れた環境に身を置き、知らない人々と触れ合うことが刺激になってリフレッシュできた。 雷岩からの大菩薩湖と富士山 大菩薩嶺山頂 順番待ちができていました。 大菩薩峠 石丸峠と小金沢連嶺 甲斐大和駅前の武田勝頼公銅像参考タイム 最寄り駅5;17⇒甲斐大和駅8:05 8:10 バス⇒上日川峠9:00 9:15 ⇒福ちゃん荘9:40 9:45 ⇒大菩薩嶺10:55 11:05⇒介山荘11:46 12:10 ⇒石丸峠12:43 12:50⇒小屋平13:3514:05 バス⇒甲斐大和駅14:55 15:24 電車
2024年04月20日
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4月14日日曜日。やっと自分の時間を取り戻した。中央線沿線滝子山を寂ショウ尾根から登り初狩駅に下山した。天気はものすごくよくて初夏の陽気だったがこのルートの厳しさでなかなかしんどい山行ではあったが、無事踏破できてとても安堵した。笹子駅から歩き始め、いつもの店で笹子餅を買い、吉久保を経て寂ショウ尾根分岐まで登る。笹子の街は桜が咲き乱れ、とても美しかった。分岐からは寂ショウ庵に咲くコブシを見ながら、ただひたすらの登りだ。とても苦しいが自分の意志で来てる訳だから頑張るしかない。ゆっくり休まず疲れすぎずと心掛けてじっくり登った。途中に東国三つ葉ツツジがピンク色に咲いていて山肌に彩りを作っていた。 山麓からみる滝子山 東国三つ葉ツツジ標高が上がるとツツジもなくなり、ひたすら登り続け、赤い看板を目指した。赤い看板までは急坂の直登でそれ以後は岩稜地帯になる。赤い看板をやっと通過し、岩稜をこなして遂に寂ショウ尾根を登りきった。ここで大いに安心したがそれは大間違いだった。尾根に出てから山頂までピークが何個も出ていてとても長かった。スタミナ切れしそうになったが、とにかくあと少しだと言い行かせて頑張り、遂に山頂へ到着。 岩稜地帯 寂ショウ尾根終了点 滝子山頂この山も富士山の眺望がすばらしいのだが天気が良過ぎて空がかすみ、富士山は見えるものの空が青くなかったのでうすぼんやりしていたのが残念ではあった。登山者は少なく、静かだった。山頂で一休みして、初狩駅方面に下山開始。この下りも中々長い。檜平までは急激な坂で今日は男坂を選んで下り、檜平からはそこそこの下り、尾根を下りきると分岐になって樹林帯に入って標高が下がるがとにかく長い。 檜平 青空に雑木林が広がる 一人シズカ最後に出てきた初狩の里山の風景が花に満ちてとにかく美しかった。いつもここを通ると日本の里山の豊かさを実感させられる。老化激しい私にとってはなかなかしんどい一日だったが無事下山できて普段からのトレーニングの成果と手ごたえを感じた。参考タイム 最寄り駅5:47⇒笹子8:40⇒寂ショウ尾根分岐9:20 9:35⇒鉄塔下9:55⇒ 尾根途中11:00 11:10⇒赤看板11:25⇒滝後山山頂12:55 13:30⇒ 檜平14:05 14:10⇒尾根分岐14:35 14:45⇒初狩駅16:20 16:54(電車)
2024年04月14日
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4月7日日曜日。朝起きて外を見ると雨が降っていて、寒い。気落ちしそうになったが、支度を整えて出発し、君津駅へ。歌子さんと同行者のHさんと落ちあって車で45分ほどで石射太郎山登山口へ。杉林の石段を登って登山開始。石射太郎山へはすぐ到着した。ちょっとした岩峰の小さな山頂だ。近くに餌付け小屋があり、珍しいので立ち寄って見た後は一路、高宕山へルートを取る。 霧に煙る登山口 石射太郎山山頂 珍しい餌付け小屋雨は止んだものの、曇り空でせっかくの房総の山々が霧の中だ。高宕山まで説明書では2時間半程度で行けると記載されていて、3人ともピクニック気分でのんびりしていたが、道は予想外に起伏が多くてアップダウンが続き、道が岩の石段みたいなところが多く昨夜からの雨で湿っているので気楽には歩けなかった。何とか無事歩いて高宕観音堂へ到着。巨大な岩の中に立派なお堂が建てられていた。 高宕観音堂観音堂からは岩の直登で中々楽しかった。高宕山頂も岩の上でこんな低山なのに岩というのが珍しかった。山頂からは房総の山々が広がってみえた。青空でないのが残念だったが、雨に降られなかっただけで良しとしよう。 梯子も登場 高宕山山頂 房総の峰々山頂でコーヒーなどご馳走になって寛いでいたらけっこうな時間が過ぎていた。下山は大滝方面にルートを取ってまたまた岩の危うい階段を登り降りして下山した。大滝からは林道だったが、道が崩壊していてとても危なかった。シャガやヤマブキの花が咲いていた。この地方独特の手彫りのトンネルをいくつか通過して最初の登山口に到着してハイキングは無事終了した。最後に歌子さんの近著「帰ってきた避難小屋」を本人から直接購入した。イラストレーターだけあってイラストが精密で美しい。読むのが楽しみだ。 手彫りのトンネル 橋尾歌子さんと
2024年04月07日
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4月1日月曜日。ガイド兼イラストレーターの橋尾歌子さんに誘われ、共通の友人Mさんも加えて女3人で中央線沿線の高川山に登ってきました。カタクリの花が咲いているということだったけど、カタクリはまだ2,3株しか咲いてなく、代わりに山全体に黄色いサンシュユの花が沢山咲いて山を彩っていました。JR大月駅からすぐ歩き始め、むすび山から尾根歩きになり、けっこうな起伏を繰り返して高川山に到着。高川山と言えば富士山の名所、でも曇り空の中、どこにあるのかわからないまま諦めていた頃、最後に大きな富士山がドーンと姿を見せてくれました。女ばかりの気楽な山旅でのんびりできました。 高川山山頂 むすび山からオキ山、ミネ山など地図上に名前のないピークを越えて サンシュユ カタクリ ミネザクラ参考タイム 最寄り駅5:47⇒大月8:23 8:40⇒登山口9:00⇒ミネ山10:30 10:40⇒ 高川山13:00 13:35⇒初狩駅14:55 15:35電車
2024年04月01日
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伊豆が岳⇒子の権現⇒竹寺のルートを歩くのは時間的にタイトである。登山口の正丸に来る時間も電車の関係で8時半だし、帰路の小殿バス停は4:29分と決まっている。ほぼ8時間という限られた時間内で安全に登山する必要があるが、もう昔のように早く登り降りすることは不可能だ。結論としては休憩時間を削るしかないことになる。今回も休憩時間を厳密にした。子の権現で15分休んですぐ竹寺に向かって出発した。子の権現の鐘の音を聞きながら一人傾斜の緩い杉林に囲まれた山道を登り降りするのはある意味至福の時だ。鐘楼コースを選んで山の上まで登って鐘楼を撞いた。私の撞いた鐘の音を誰が聞いてくれるだろうか。鐘楼から竹寺に下る。上から見る本殿の屋根はかなり古びて老朽化している。改修するにも資金不足だろうから改修もおいそれとはできないだろう。竹寺というだけあって、竹林があちこちにあり、とても美しかった。 鐘楼の鐘を撞く 上から見る本殿 竹林が随所にある 広場にはハイカーもいず、女将さんもいなくて名物の団子も食べれなかった。閑散として寂しかった。その代わりミツマタの花が満開で黄色い花が溢れ咲いていて素晴らしかった。 ミツマタの大群落境内周りを散策した。牛頭天王はいつものようにいかつい姿で一人立っていたし、竹で作られたオブジェがいくつもあって和んだ。 牛頭天王 竹寺特製の鐘竹の中に小さくしつらえてある鐘をつくとチーンというような音色で庶民的だった。山頂の鐘楼で撞いたゴーンという残響の長い音とは大違いだったがちょっと懐かしい音色で良かった。参考タイム 最寄り駅5:47⇒正丸8:30 8:40⇒伊豆が岳10;31 10:45⇒天目指峠12:30 12:40 ⇒子の権現13:37 13:50⇒竹寺15:10 15:30⇒小殿バス停16:17 16:29バス
2024年03月25日
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3月24日日曜日。今日も雨という予報だったが、昨夜から雨があがり、今日は一日曇りという予報に変わっていた。昨日のお籠り生活の反動で体を動かさねばという気になり、急遽、ハイキングに出た。行先は奥武蔵の伊豆が岳から子の権現、更に竹寺というお気に入りルートである。まず伊豆が岳までだが最初は体も脚も重く、全員に追い越された。情けないけど現実を受け入れるしかないので自分ペースで登る。男坂の岩や鎖が楽しかった。伊豆が岳山頂付近にはけっこうハイカーがいてクッカーで何やら美味しそうなものを調理したりする姿があってのどかだった。馬酔木の花が至る所に咲いていて春らしさを見せていた。 男坂の岩場 伊豆が岳山頂 紅色の馬酔木伊豆が岳から子の権現までは何度登ってもしんどく長く、トレーニングそのものだ。地図上では古御岳、高畑山、中ノ沢の頭、天目指峠の4ポイントが記されているが、これ以外の小ピークがホントに数えきれないほどある。やっとのことで天目指峠に着いて一息入れる。ここから登り50分でやっと子の権現だ。スズメバチの巣がある注意書きが沢山貼られていたので用心して登った。 天目指峠 子の権現はいつもと変わらぬ静寂さに満ちていた。ハイカーの撞く鐘の音が奥ゆかしさを際立たせていて、すごく雅な気分になれた。 子の権現本殿 足腰のお守りの草履が沢山 金色の大草履前回、ここに来たのは1月末でフクジュソウがまだほんの少ししか咲いてなかった。今日は盛大に咲いていて嬉しかった。フクジュソウを探してあちこち散策した。少し離れた裏側の空き地にまるで畑のように沢山咲いていたので感動した。 これ全部フクジュソウはる
2024年03月24日
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3月17日日曜日。今日も暖かく良い天気という予報なので久しぶりにハイキングに出た。シーズン初めは必ず登る高尾山から陣馬山への縦走だ。同じルートを登ることで自分の体力を測ることが可能だからだ。今回はとてもしんどかった。特に登りが足が重くて推進力に欠けた。ノロノロと歩く私を全員が追い越していった。若い人に追いこされるのは当たり前なのだがシニアらしき人にも追い抜かれる。とても惨めだったが現実を受け入れてできることをするしかないと気持ちを立て直した。何とか高尾山頂に到着した。晴れ過ぎて霞がかかったような空で富士山はじめ山はほとんど見えなかった。少し体が慣れてきたところで小仏城山へ。ここでコーヒータイムで寛いだ。 定点写真 天狗さまと 紅梅が満開 寛ぎの一杯少し元気が出て登り下りを繰り返して景信山へ。ここでも眺望はきかずどの方面も霞んでいた。 さて、景信山からが勝負だ。陣馬山まで3間ほどを要し、いくつもの山を越えてなかなかしんどい。覚悟をきめて樹林帯を歩いた。朝、折り悪く京王線で人身事故があり、電車がストップするというアクシデントのせいで乗り換えなどで貴重な朝の時間を40分ほど無駄にした。下山する和田バス停の時間に間に合うようにするには休憩時間を削るしかない。このあたりまでくると大分体調が整ってきて苦しまずに登り降りできるようになった。堂所分岐で10分休憩し、雪が残る斜面を見ながら陣馬山まで登り続け、やっとのことで陣馬山に到着した。いつもの白馬が迎えてくれた。 まだ雪の残っている斜面 陣馬山山頂 何層にも連なる山並みのグラデーション時間的にはとても順調で余裕があった。休憩時間を厳密に守って行動したのが奏効した。気を良くして和田に向かって下山開始。今回は気候的には春だったが草花はまだ全く咲いてなく木々の芽吹きもなかったので縦走中は彩りに欠けて寂しく、自分の弱った脚力ばかり意識する羽目になった。でも下山した和田部落は花に満ちていて最高に素晴らしい景観だった。桜の花が薄いピンクに広がり、夢のような色合いだったし、フクジュソウやミツマタも花も豪華に咲いていた。すごく嬉しく来た甲斐があったと思った。 参考タイム 最寄り駅5:35⇒高尾山口7:50 8:00⇒高尾山頂9:20 9:30⇒小仏城山10:30 10:40 ⇒景信山11:40 12:00⇒堂所山分岐12:50 13:00⇒陣馬山14:10 14:30⇒ 和田バス停15:32 15:42(バス)
2024年03月17日
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2月15日木曜日。2日目。本日の予報は午前中は曇り、夕方から雨。6時半朝食で8時頃出発。今日はG4に向かう。アイスギャラリーの中で最も大きく広いエリアっだが多少遠い。雪の急坂を登っている途中、便意を催してきて困惑。しかし無視できない生理的現象なので仕方なく雪を掘って穴を作り、そこに放出。ハーネスを外したりする作業があってとてもやっかいだ。これで大分意気阻喪したが気を取り直してやっと取り付きまで登り着く。正面にドーンと大きな氷瀑があり、左に小さな滑滝、右にも小さな滝が広がっている。 G4山下ガイドがトップロープを張り、早速昇った。昨日よりは爪の効かせ方、体の上げ方など慣れてきたもののやはり会心の昇りとまではいかない。でもトレーニングもしないでうまく昇れる訳はないので多くは望まず、トップアウトすることを目標にして自分なりに頑張った。 右側、左側、中央と合計5本を昇った所で終わりにした。アックスを打つ腕に力が入らなくなってしまって筋力が終わっていた。でも5本昇れたので自分としては充実感があった。急坂を下って鉱泉小屋に戻り、ラーメンを食べて塩分補給。小屋前には可愛いトトロの雪ダルマができていて、和んだ。 トトロ、トトロ 親子ですよ。午後2時に小屋を後にして桜平まで下山。そこからは鉱泉車、ガイドの車と乗り付いて茅野駅に出た。魅力的な土偶が迎えてくれた。茅野駅に来た時は必ずこの土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」を見ることにしている。色々考えさせられたアイスクライミングだった。脊椎菅狭窄症の進行と手指の故障を抱えてのトライだったが見事に負けだった。ひょっとしたらこれが最後のアイスクライミング、山下ガイドと一緒に行くのも最後かなとすら思えた。厳しい現実を突きつけられている。
2024年02月15日
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2月14日水曜日。早朝自宅を出発し、新宿からアズサ1号に乗って茅野へ。そこから山下ガイドの車で桜平まで入る。異常に温かい日だったが桜平までくるとさすがに一面の雪。そこからは夏沢鉱泉の車で除雪された道を夏沢鉱泉小屋まで運んでもらう。ものすごい急坂をチェーンを撒いた車で登って標高2030mの小屋へ到着。小屋は以前来た時より綺麗になっていた。部屋に荷物を入れ、簡単に昼食をとり、身支度を整えてアイスギャラリーへ出発した。小屋前からすぐ雪の急坂を登り、途中から沢を渡って更に急な山道を登るのでとてもしんどい。まずG2を訪ねる。かなり崩れていて真ん中は地面に着いてない。でも登攀可能との判断で氷に取り付いた。しかし突然のバーチカルアイスで途中でばてて上まで続けられない。諦めてG3へ移動。踏み跡のない深い雪の樹林帯をトラバースしたので雪に足を取られて難儀した。やっとのことでG3に到着。こちらの氷瀑のほうが大きくしっかりしていた。 G2 G3しかしこちらもたいしてサクサクとは昇れなかった。すぐに腕も疲れるしふくらはぎも痛くなるしで体を上に引き上げられない。こんなに昇れないのは初めてだ。とてもみじめな気持ちになった。手指の故障で昨年6月からボルダリングもクライミングも何もしてないからクライミングに必要な筋肉が衰えてしまったのだろう。当たり前ではあるが悲しい現実だった。諦め気分に支配されて3本昇って終わりにした。泊まった宿・夏沢鉱泉小屋はとても快適だった。宿泊者は私たち含めて4人だけだったので和気あいあいとしてとても楽しい会話を楽しめた。夕食も美味しく、食後のデザートが最高だった。寝室も3人部屋を一人で使え、温かいベッドで湯たんぽも着いていた。シニアには最適の宿だ。 夏沢鉱泉小屋外観と夕食夕食後は鉱泉に入った。少し茶色がかったお湯で温かくいつまでも浸かっていたいほどだった。体を温めた後はもうすることがない。湯たんぽの温かみを感じながら10時前にベッドに入った。
2024年02月14日
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2月11日三連休中日。そこそこ良い天気なので三浦アルプスにハイキングに出かけた。2014年に一度歩いている。津田沼から総武快速線逗子行きに乗ればそのまま乗り換えなしで行けるので楽だ。逗子駅でバスに乗って風早バス停まで行く。逗子駅交番の警官がとっても親切だった。バス停から少し歩くと見覚えのある急な坂道になり、登りきると葉山教会だ。ここからハイキングスタート。 坂の上の真っ白な葉山教会すぐ日当たりのよい急坂になりちょっと登るともう仙元山の頂になる。あっけない。眼下には美しい海が広がり、真っ白いヨットが点々と青い海に浮いていて湘南の海らしい。ふと下を見ると木に吊り下げられたブランコを発見したので早速乗ってこいでみる。童心にかえって嬉しかった。 仙元山仙元山で稜線にでたらあとはひたすら樹林帯の中のアップダウンの繰り返しだった。ただ標高が低く飯能アルプスのような杉林ではなく、広葉樹なので日当たりもあって明るい縦走路だったので救われた。途中長い階段などもあり、相当登り下りしてやっと観音塚に到着。小さいものの立派な観音様が鎮座していた。 脊椎菅狭窄症が進行して早く歩けなくなっているので、ゆっくりと歩いたが休みはほとんどとらず牛歩ハイクをしていた。途中で前方から来た女性から「あら、ユリ子さん」と声を掛けられて顔を上げたら何と真由子さんだった。嬉しくて歓喜の声を上げた。こんな所で会えるなんて。彼女はお客さん二人を連れてガイド中だった。 真由子さんと再会その後も同じような広葉樹林帯の中を果てしなく登り下りしてやっと乳頭山に到着した。目の前に横須賀の海が広がり、新宿の高層ビルなども良く見えた。ここまで休憩なしだったのでここでランチ。このルートは三浦アルプスの王道ルートなので今日は相当数のハイカーが行き交っていた。若い人や子供もいたがメインはシニアだ。一休みして田浦梅林方面に下った。ここの道はロープが張られたリスキーな急坂がいくつもあり雨の日など超注意だ。そして結構距離があり、梅林まで遠かった。梅林もまた大勢の人で賑わっていた。梅の花そのものはまだ五分咲き位だった。曇り空なのでイマイチパッとした色がなくて寂しかったが梅のや葉や水仙を見ながら下った。 田浦梅林参考タイム 最寄り駅6:21⇒逗子8:30⇒風早バス停⇒葉山教会8:50⇒乳頭山12:04 12:30 ⇒田浦梅林13:00⇒北部共済病院13:30 13:50⇒逗子駅
2024年02月11日
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2月4日日曜日。朝6時起床、持参のカレー飯を食べて出発。まずは宿の車で天元台ロープウエイ駅へ。到着した時は既に沢山のスキーヤーで駅はごった返していた。しばらく待ってようやく切符を購入し、階段を登ってロープウエイに乗った。ロープウエイは囲われた空間だったのでまだ良かったが、次のリフトは吹き曝しの樹林帯の斜面なのでとても寒かった。持参したすべての防寒着を身につけてしのいだ。 しらかばリフト、シャクナゲリフト、つかもりリフトと3つのリフトを乗り継ぐと標高1810mの北望台に到着。リフトを降りたらスノーシューを履いていよいよ登山開始。樹氷の樹林帯に入っていく。スノーシューは苦手なので始めから苦戦したが、登るしかない。トレイルははっきりあるので不安はない。登るにつれてスノーモンスターが次々と表れて独特の冬景色が展開した。「わあ。すごい」を連発しながら進む。カモシカ展望台まで登り、いったん下って中大顛分岐まで下る。そこからまたゆるゆる登り天狗岩とか吾妻神社があるはずの地点までくるが大雪で一面真っ白で何も見えない。ガイドが磁石で方角を確認して山頂への急登を登る。しばらくするとだたっぴろい日本百名山西吾妻山頂(2035m)に到着。無数のスノーモンスター以外何もない。雪が深すぎて山頂の標識なども埋まっている。ちょっとあっけなかった。 山頂でみんなで写真を撮りあった。一面真っ白なので色とりどりのウエアの色が映えてきれいだった。あまり風もなく、ほぼほぼ良い登山日和ではあった。下山は登りとは異なるルートを下った。スノーモンスターが様々な形と大きさで森一面を覆いつくし、圧巻だった。丁度良い時期に登山できて最高の冬景色を見ることができた。再び北望台に戻って、リフト3基、ロープウエイを乗り次いで白布温泉に帰った。荷物をまとめて山縣交通バスで米沢駅に出て、東北新幹線に乗って帰宅いた。
2024年02月04日
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2月3日土曜。今日明日二日間で山形県の西吾妻山に登山することになり、今日は初日で基地になる白布温泉まで入った。朝はゆっくりスタートで11時東京駅発の東北新幹線つばさに乗って米沢駅まで。久しぶりに見た米沢駅は冬景色でまた印象が変わっいて、当たり前のことだがとても寒かった。 米沢駅前米沢駅から山形交通バスに乗って山間部の白布温泉へ。市街地を離れるとすっかり雪景色だった。白布温泉も屋根に雪が積もり、つららが垂れ下がっていた。長い伝統を誇る西屋さんに宿泊した。女性3人が同室になった。どこもかしこも昔からの日本家屋ですごくよかったのではあるが、東北のこの標高の高い所で暖房が石油ストーブ一つだけなので寒々しく、高齢者には少し辛かった。 湯滝の宿 西屋 外観 総板の間の美しい内部 客室夕食は米沢牛のすき焼きが出てものすごく美味しかった。参加者は女性ばかり6名、同室になった若い女性二人はフレンドリーで色々な話が弾み、とても楽しかった。 米沢牛のすき焼き
2024年02月03日
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2月1日木曜日。今日から2月だ。1月はバタバタすごしてきた。糖尿病と脊椎菅狭窄症の対策と家族の病院通いにかなりの時間を費やした。やっとその苦難の一か月をこなして2月、節分と立春も近い。明るい気持ちで過ごしたい。今日は日中16度もあってすごく温かく春のようだった。退勤後は図書館に行って気になっていた本を見た。ランドネ3月号に親友の安藤真由子さんがのっているのだ。彼女とは長い付き合いでお世話になっているのだが、取材文を読むとこれまで知らなかったこともいろいろ記載されていて、また印象が深くなった。 ランドネの記事真由子さんは鹿屋体育大学卒業、体育学博士、健康運動指導士、登山ガイド、低酸素シニアトレーナー、自転車ロードレース元日本代表という経歴の持ち主で、私はミウラドルフィンズの低酸素トレーニングで知り会い、高所登山の度にお世話になってきた間柄である。男のお子さん二人を育てて仕事と子育て両立をさせているキャリアウーマンと言える。何より人柄が良いのでファンが多いし、人間的にすごく信頼がおける女性である。この記事を機会に真由子さんには更に活躍してもらいたいと思っている。
2024年02月01日
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1月29日月曜日。比較的温かく、風もなく穏やかな一日だった。仕事から帰宅するとユウパックが届いた。昨秋に訪ねた南アルプスの光岳小屋の花ちゃんから注文しておいたTシャツと手ぬぐいが送られてきたのだ。早速パックを開けてみた。紺色のTシャツと手ぬぐいが出てきた。 前 背中側Tシャツの前側にはTekariというロゴだけですごくシンプルだが背中側が素晴らしい。光岳はハイマツと雷鳥の南限の地なのでそれをハイマツのイラストと字で表現している。光岳小屋で観た時、気にいったので買おうとしたのだが、その時はSSサイズが無かったので代金と送料を払って注文しておいたのだった。やっと届いてとても嬉しい。注文した10月末にはSSサイズで丁度良いと思ったがその後太ったのでキツキツではないかと心配だった。着てみたら大丈夫だったのほっとした。温かくなったらすぐ来て山に行こう。
2024年01月29日
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1月24日水曜日。足がジンジンビリビリするにも関わらず、奥武蔵の飯能アルプス縦走に出かけた。天気はよかったものの身を切るような冷たい風が吹き、とても寒い一日だった。天覧入口から市街地を歩いてまず能仁寺に寄る。とても立派な寺で五色の旗が青空に美しい。 能仁寺寺のすぐ横に登山道があり、そこをしばらく登るとすぐ天覧山。更に岩の多い急坂を登ると多峯主山になり、ここまではすぐ着いた。 多峯主山にはシニアのハイカーの姿があったが、そのあと飯能アルプスに入ってからはほとんど人影がなかった。一旦下りきってアスファルト道路に降り、住宅街の中を登って再び山道に入っていくのだが、これがものすごくわからなくて困った。通りすがりの住民に聞いてやっとのことで山道に入った。ここから変化の乏しい低山歩きが延々と続く。久須美ケルンを過ぎると小さな祠のある久須美山に到着。 久須美山の祠ここから天覚山までが実に遠かった。小ぶりなピークを登っては下るアップダウンを嫌というほど繰り返してやっと東峠、ここから登り返してやっとのことで天覚山に到着した。天気が良いので眺望がすばらしかった。都心の高層ビル群、スカイツリーなどが良く見えた。以前登った時の記憶がよみがえった。火の用心の小さなマスコットもそのままだ。すっかり疲れてしまったのでここでランチして休憩。ストレッチもした。 天覚山ここまでしんどかったのであとは楽勝だと思ったのが大間違いだった。ここから大高山までアップダウンが更に激しく、長くてへばりそうだったが頑張って下山するしかない。はるか遠方に見える大高山をめざして耐えに耐えて一人登って、遂に大高山。この辺りで少しづつ日が落ち始めたので真面目に歩かなきゃと気持ちを引き締めて下った。下りは順調で無事、登山口まで下山して吾野湧水を飲んで駅に向かった。 大高山遠望 吾野湧水わかってはいたことだけど改めて飯能アルプス縦走は手強いことを認識させられた。アップダウン地獄だったし、とにかく行程が長い。この時期、花もなく鳥も鳴かず、途中に珍しい物もなく、人にも会うず、耐えて登り下りしたご褒美のようなものが皆無だった。無言の修行だった。参考タイム 最寄り駅5:47⇒飯能7:56 8:17バス⇒展覧入口8:27 8:30⇒能仁寺8:37⇒ 天覧山⇒多峰主山9:33 9:45⇒久須美山11:25 11:30⇒天覚山13:35 14:00 ⇒大高山15:28 15:35⇒吾野16:45
2024年01月24日
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1月18日木曜日。仕事から帰宅後、久しぶりに図書館に行った。ぜひ読みたい記事があったからだ。「山と渓谷」2月号に中野良太さんと谷山宏典さんの記事が載っている。野村さんは少し前にこのブログで「大峰奥駆道」をアップした時に登場している。谷山さんは以前書いた記事「鷹とともに生きる」の著者である。お二人ともフェイスブックで友達になっている。(友達になってもらっている)まず野村良太さんの記事は2月号の特集「単独ハイキング入門」の中で「単独行の魅力」というタイトルだった。北海道分水嶺600㌔を単独行した人だけにとても良い文だった。特に「一人の充実感と心細さ」「喜びも苦しみも時にはリスクも全てを己の身一つで受け入れる精神力」などの表現には大いに共感した。また装備表はすごく参考になった。彼はファイントラック製品を多用しているのだが、私もファイントラックを愛用している。とても嬉しく、自分の装備に自信が持てた。 山と渓谷 2月号 野村良太さんの記事谷山さんの記事は登山家・山岳ガイドの近藤邦彦さんへのインタビューである。すごく綿密な取材で何と7ページにもわたる大特集だった。近藤さんの人柄が公私にわたってかなり分かった。とても芯の通った岳人だった。 谷山さんによる近藤邦彦インタビュー「山と渓谷」は毎月読んだいるが今月号は読みごたえがあった。
2024年01月18日
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アイスクライミングをした後はお決まりの岩根山荘に泊まった。庭には愛犬スティール君がいるのでしばし、彼と遊んだ。すっかり成長して毛がモフモフして触ると気持ちがよい。なでなでしても嫌がらないのでずっと触れ合っていた。 岩根山荘の主 スティール君 ヘルシーで豪華な夕食ヘルシーで美味しい夕食を頂いた後は講師の庭野さんの部屋に一同会して賑やかに過ごした。通常ならアイスクライミングの話になるのに、庭野さんはワイン通なのでワインの話に終始した。自前で何種類ものワインを持参するだけでもすごいのに、それに合うグラスも持参してくるのだから素人ではない。この夜も見たこともないような美味しいワインを3種類ほどご馳走になった。少量しか飲めないのであるが、私は最近、夕食時にワインをたしなむようになってきている。昼間の緊張をほぐして解放されたいのと、昼から夜へのけじめにしたいと思うようになったからだ。ワインを呑みながら庭野さんが静かな口調ではあるが情熱をもってワインへの愛が語られた。とても面白く、知らないことばかりなので真面目に聞いていた。その場にセブンサミッツ登頂者の新藤さんという女性も同席していた。彼女は倉岡さんとエベレストに登頂しているので、共通の話題が沢山あって、ものすごく盛り上がり、話が尽きなかった。少量であってもワインを呑むとハイになる。これまではこういう場でも無口ではしゃぐことができなかった私も呑んだ勢いであれこれ話を繰り出して明るくその場を楽しむことができた。そうだ、これからは酒の力を借りて明るく元気に団らんしようと決心した。暗く真面目で硬い高齢女性など誰も好まないものね。
2024年01月15日
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1月12日金曜日。昨夜のBSテレビで大峰奥駆け道を特集していたのでシッカリ観た。北海道の分水嶺を600㌔以上も走破して植村直己冒険賞を受賞した若い北海道のガイド中野良太さんが登山者だ。紀伊半島には熊野古道と言われる多くの古い道がある。これまで名前だけは聞いていたものの、興味がなかったのでほとんど知らない未知のエリアである。中辺路、雲鳥越えなどいくつものルートの中でも最も困難で入る人が少ないのが、紀伊半島の屋根と言われる大峰山脈を縦走するのが大峰奥駆け道だ。普通の登山道ではなく、修験者が修験の道として修業のために歩いた道なので途中に山小屋というような宿泊施設がない。食料を補給する店もなくすべて自分で背負って歩かねばならない。宿は避難小屋からテント泊だ。テレビでは山道の途中になびきと言われる修行の場があって、それが区切りになっていると教えてくれた。鎖や梯子がある岩場もあるし、手入れなどほとんどされていない道もあり、原始の森のような感じだった。霊気漂う厳かな所もあったし、広々してのどかな自然もあった。 実は春の連休に行かないかと誘われている。このテレビ放映や書物で一応の知識と理解はえたが、実際に縦走するとなると更に綿密な計画が必用だ。最も気がかりなのがどれくらいの重量のザックを背負って一日何キロ歩くのか、今回中野さんは一日に20㌔も歩いていたが私にはそんなことは無理だ。魅力的なルートであると理解したが決断は伸ばそう。
2024年01月12日
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1月7日日曜日。今日も青空の続く穏やかな天気。いつまでも体調不良とウジウジしていても良い方向にはいかないので今日は奥武蔵にしっかりした縦走ルートでハイキングした。正丸駅⇒伊豆が岳⇒子の権現⇒竹寺⇒飯能という元気な頃に行ってたルートだ。三連休で晴天とあって登山者が多かった。久しぶりに登る伊豆が岳の急坂が身に応えたがゆっくりゆっくり登り、男坂の岩場を登ってみた。思ったほどクライミング力が衰えてなくてほっとした。 伊豆が岳直下男坂の岩場 伊豆が岳山頂伊豆が岳から子の権現までがこのルートの正念場で小さなピークが連続する上、長い。これでもかというほど登り下りを続けてやっと天目指峠に。更にその先もピークが連続しやっとのことで子の権現に到着。福寿草が黄色に輝く花びらを開かせていて元気をもらえた。多くのハイカーで賑わっていた。福寿草が咲き始めていた 足腰の守り 大草履 蝋梅も咲き始め時間的にのんびりもできないのでしばし休憩して、すぐに竹寺に向かう。子の権現の鐘の音が響いてきてとても優雅な山道を一人登る。竹寺の梵鐘コースというのがあり、そこを登って初めて竹寺の鐘を撞いた。清々しかった。竹寺は人もほとんどいなくて静かだ。所が無料で甘酒のふるまいがあってそのあまりの美味しさに三杯も頂いてしまった。甘酒は飲む点滴と言われる栄養溢れる飲み物でそれを沢山飲んだおかげか無事下山できたのだった。 竹寺の梵鐘と甘酒参考タイム 最寄り駅5:47⇒正丸8:31 8:40⇒伊豆ガ岳10:35 10:40⇒高畑山11:41 11:45 ⇒子の権現13:31 14:00⇒竹寺15:21 15:40⇒小殿バス停16:21 16:29バス⇒飯能
2024年01月07日
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1月4日木曜日。新年ももう4日になり何もしていない私は多少焦り気味。毎日家の中で家事ばかりしてきたので気分転換に外に出ようと考え、近場の鎌倉アルプスにハイキングに行くことにした。のろのろ支度して家を出たのが10時前。でも何とかなった。鎌倉駅から鎌倉宮までバスに乗り、まず瑞泉寺へ。蝋梅が咲いているかと思ったが咲いてなくて残念。その代わりという訳ではないが紅葉が美しく残っていて驚いた。 1月なのにこんなに美しい 瑞泉寺庭園の冬紅葉その脇から天園ハイイングコースに入る。すぐ急な坂道になるがしばらくすると稜線にでるのでほとんど苦しい場面はない。ゆるゆる登り下りする。鎌倉独特のやぐらがいくつも出てくるのを眺めながら樹林帯の穏やかな道を歩いて天園へ。けっこう数のハイカーとすれ違う。天園から鎌倉アルプス最高点大平山を踏んで更に歩を進めて建長寺方面に下る。大平山まではすぐだが建長寺までが長い。途中の半蔵坊には拝観料500円を払って入る。ここの富士見台からの富士山と光る駿河湾が素晴らしかった。 半僧坊 富士見台からの富士山 遠くに光る駿河湾半僧坊で景色を愛で、沢山の天狗たちを見たあとは建長寺へ下るのだがその途中に虫塚がある。ちょっと奥に入ってるし目立たないのだが、これが中々の逸品。養老猛司さん発案で隈研吾さん設計なのだ。美しい竹林の中に虫かごのような虫塚と昆虫好きなら持って帰りたいような虫のオブジェがいくつかある。 虫塚最後が建長寺だ。何度も来た事があるので好きな所にすぐ行く。まず本堂の釈迦苦行像だ。何度みてもこれを見たい。本物はラホールにあり、いつか本物を観にいきたいと願っていたがそれも叶う日が来ないような気がしている。釈迦の次は梵鐘だ。この梵鐘を見て夏目漱石は 鐘つけば銀杏ちるなり建長寺 と詠み、これを下敷きにして正岡子規は 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 と詠んだと言われている。 見たいものをじっくり見た後は北鎌倉へ出て丁度来た総武線に乗って帰宅した。登山道も緩やかで短時間だったので楽ではあったが達成感とは程どおかった。やはりしんどくても達成感のある登山をしないといけない気がする。
2024年01月04日
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12月31日日曜日。ついに2023年も最後の日になった。この1年の山行をまとめた。NO 月日 山名 ルート名 形態① 1月4日 南高尾セブンサミッツ 単独行② 1月8日 扇山⇒百蔵山縦走 単独行③ 1月10日~11日 岩根アイスツリー講習 庭野ガイド④ 1月21日 古賀志アドベンチャー 橋尾歌子・古畑隆明ガイド⑤ 1月23日 八ヶ岳王岩アイス 松原ガイド⑥ 1月30日 八ヶ岳河原奥アイス 松原ガイド⑦ 2月2日 河原木場沢醤油樽アイス 山下ガイド⑧ 2月12日 奥武蔵飯能アルプス縦走 単独行⑨ 2月18日~19日 那須茶臼岳登頂 橋尾ガイド10 2月21日 城山クライミング講習 庭野ガイド11 2月23日~25日 北八ヶ岳厳冬期縦走 毎タビ12 3月6日 乗鞍善五郎の滝 アイス 山下ガイド13 3月7日 上高地中千丈アイス 山下ガイド14 3月16日 高尾~陣馬山縦走 単独行15 3月20日 奥武蔵伊豆が岳~竹寺縦走 単独行16 3月25日~4月8日 ネパールアンナプルナ内院トレッキング 西遊旅行17 4月27日 奥武蔵黒山三滝~関八州見晴台縦走 単独行18 4月19日 丹沢大倉尾根~表尾根縦走 単独行19 5月2日~3日 北アルプス燕岳登頂 毎タビ20 5月12日 鳥海山登頂 梅田。熊谷ガイド21 5月13日 羽黒山 単独行22 6月4日 高尾山~陣馬山縦走 単独行23 6月7日 篭ノ登山・水ノ塔山縦走 単独行24 6月17日~18日 八ヶ岳赤岳・硫黄岳縦走 単独行25 6月24日 滝子山寂ショウ尾根 単独行26 7月22日 大菩薩嶺登頂 単独行27 7月24日~28日 北ア燕岳⇒槍ヶ岳⇒南岳縦走 単独行28 8月28日~9月1日 北ア早月尾根⇒剱沢⇒大日三山 単独行29 9月11日~9月14日 北ア北鎌尾根登攀 田口ガイド30 9月24日 高尾山~陣馬山縦走 単独行31 9月30日~10月1日 南アルプス北岳周回縦走 単独行32 10月15日 岡山・蒜山 毎タビ33 10月16日 鳥取・大山 毎タビ33 10月22日 丹沢・大倉⇒塔ノ岳⇒表尾縦走 単独行34 10月29日~31日 南ア光岳登頂 柏澄子ガイド33 11月3日 高尾山ハイク 梓一家と34 12月3日 南高尾セブンサミッツ 単独行35 12月24日 奥武蔵ユガテ⇒日和田山縦走 単独行こうしてまとめてみると年間約76日程度山に行ってることになり、結構頑張っている。でも来年はこういう訳にはいかないことは実感している。では皆さま、1年間お立ち寄り下さり、温かい声かけやコメントを有難うございました。どうぞ良いお年をお迎えください。次年度もよろしくお願いいたします。
2023年12月31日
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12月25日月曜日。仕事終わったし天気が安定しているので超久しぶりにハイキングに出た。体調不良でゴロゴロしてばかりで身も心もなまっている。エリアは奥武蔵で東吾野から入り、ユガテ⇒北向き地蔵⇒物見山⇒日和田山⇒高麗と低山を縦走した。とても穏やかなルートでしんどい登りは少しだけだった。低山なので樹林帯の中を登り降りすることがほとんどで午前中はとても寒かった。でも午後になると陽射しも出てきて南斜面ではのどかだった。 ひろびろしたユガテ 北向き地蔵 日当たりのよい物見山山頂日和田山にはハイカーが多かった。この山は田部井淳子さんとゆかりがある山で月命日には田部井さんをしのぶ人が集まってくる山である。私は還暦の年にクライミングを始め、初めて登った岩場が日和田山だったが、年を重ねて喜寿が過ぎた今では同じ日和田山にハイキングにきている。歳月の流れを感じながら歩いた。 日和田山 立派な宝篋印塔がある今日は稀にみる楽チンハイクだったが、不思議なことに物足りなさを感じてしまった。少し運動量が不足していてもう少し疲れたい気分だった。人間って不思議なものだ。しんどい山旅は嫌だがゆるすぎるもの物足りない。でも今回は約2か月のブランク後の再スタートだから丁度よかったかもしれない。高齢者に頑張り過ぎは禁物だ。心に命じて行動しよう。最寄り駅6:07⇒池袋7:55⇒東吾野8:40 8:55⇒ユガテ9:45北向き地蔵10:47 10:57⇒物見山11:30 11:50⇒日和田山12:37 12:45⇒日和田登山口13:30⇒高麗駅14:00 14:24(電車)
2023年12月25日
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12月3日日曜日。小春日和に恵まれた今日、およそ一か月ぶりにハイキングに出かけた。11月は体調不良と文化行事が続いたことを言い訳にして山から遠ざかっていた。日ごとに体力も気力も衰退しているのを感じて内心焦っていた。文化行事も一段落ついたので思い切って外に出かけたのだった。ルートは南高尾セブンサミッツから城山の定番ルートにした。ブランクがあるのでこの辺りから再開するのが適当と判断した。まず早朝起きるのが辛いが、これが千葉県に住む者の宿命だ。都内まで出ないと山がない。セブンサミッツは高尾山口からスタートして草戸山⇒榎の窪山⇒泰光山⇒入沢山⇒中沢山⇒金毘羅山⇒大洞山の7つのピークを登り下りしていく。樹林帯の中と陽射しのある南面が繋がっていて、寒くなるこの時期に最適のルートだ。 地元山岳会によるフクロウのオブジェ 天空のレストランとあるが実際にはレストランはない 見晴台からの展望 中沢山の観音菩薩 紅葉もまだまだ綺麗 城山の天狗様大垂水峠でドーンと国道まで下りきってそこから城山に登り返す道が急坂でしんどかったが、短いので何とか登りきってお馴染みの小仏城山に到着した。城山はいつもの賑わいを見せていた。さすがにかき氷は終わっていて甘酒が登場していた。随所に登場する急な階段が苦しかったが何とかこなして標準タイムで歩けた。今は日没が早いので日が沈む前に下山することが鉄則、あまりのんびりしないで時間通りに歩いた。帰路は相模湖方面にルートを取り、千木良に下った。穏やかな道と樹林が広がる快適な道だった。お地蔵様が三体道々にいらっしゃった。心和んだ。久しぶりのハイキングで多少の不安もあったが何とか歩けて安心した。来週も行こうという意欲が湧いてきた。 優しいお顔のお地蔵様参考タイム 最寄り駅5:47⇒高尾山口7:47 8:00⇒草戸山9:20 9:30⇒見晴台10:47 11:00 ⇒小仏城山13:10 13:50⇒千木良バス停14:30 14:41(バス)⇒相模湖駅
2023年12月04日
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11月29日水曜日。山岳ライターで登山ガイドで親友の柏澄子さんが佐伯克美さんの取材をされた文が「ランドネ」12月号に載っているので、少し遅くはなったがやっと図書館で読んだ。佐伯克美さんについてはもう10年前くらいに知っていて尊敬する女性だと思っていたが面識はない。それから歳月が過ぎ、現在88歳、富山県魚津市在住とのことである。定年まで学校に勤務するかたわら、スキーや登山に励み、ご主人は佐伯郁夫さん、息子は佐伯岩男さんで立山・剱の登山に尽力されている方々である。登山関係者ならお名前を知らない人は少ないだろう。克美さんは「山は人生」だから止められないとおっしゃっている。とても納得させられた。人生は止められないのだ。この方は私と同じ教育の仕事を続け、子供を育て、登山を続けて来られた。そしてそのどれもが抜きん出ている。その堅実な人生に大きな共感を持った。柏さんの丁寧な文章と人間観察力にはいつものことながら感心する。写真でみるお姿は年齢を感じさせず、若々しさとエネルギーが漲っていて感銘を受けた。どうやったら88歳までこの姿でいられるのか?この人のようになりたいと強く思った。とても及ばないけど新しい目標を見つけた。
2023年11月29日
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11月18日土曜日、NHKBSで「未踏峰への挑戦~野村良太のヒマラヤ日記」という番組を観た。野村さんの北海度分水嶺大縦走を観て、彼の素朴な人柄と粘り強さに共感するものがあって好感を抱いていた。そこに今回の挑戦者4人のうちの1人杉本龍郎さんとは友人なのでもうこれは必見だったのだ。内容はとても素晴らしいものだった。ドキュメンタリーではあるがまるでドラマだった。登頂を巡って4人の登山者がはっきりと自分の考えをぶつけあう。誰も登ったことがなくトレースのない未踏峰にチャレンジするわけだからきれいごとではすまない。全員登頂を成功させるためには4人の足並みが揃うことが重要だが、中々そろわない状況もかいま見えた。隊長と隊員それぞれの思いが交錯する。更に最初は稜線ルートを探りながらも困難と判断し、氷河ルートに変更。そして杉本さんは氷河に転落してしまう。幸い無傷で自己脱出した。彼はガイドであるが、ガイドだからと言って誰でもできることでもない気がしている。最終的に氷河ルートも困難が多くて登頂を断念して帰国した。無念だったろうが止むを得ないとう所だろう。野村が植村直己冒険賞を受賞しているネームバリューで「野村良太のヒマラヤ日記」のタイトルがついてるし、実際に彼の日記も出ていたが、私はどちらかと言うと杉本さんの活動と存在感が大きかったと感じた。日本の若い世代が未踏峰にチャレンジしていく力強い姿が輝き、力強かった。良い番組を観た。
2023年11月21日
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芝沢ゲートからくねくねと林道を通り、木谷地区に入って旧木谷小学校を訪問した。行きに通った遠山郷のエリアにある地区の一つで南信州の過疎地域・住民は高齢者ばかりで言わば限界集落のようだ。登山家・大蔵喜富さんがこの廃校になった木沢小学校に事務所を構えている。大蔵さんは16年ほど前、アコンカグアに登頂した時の隊長でその後対面するチャンスはなかったのだが、今回、柏さんが訪問されるとのことで再会を果たせて嬉しいことずくめになった。 大蔵さんと紹介する新聞大蔵さんは面平にテントサイトをつくって光岳に登りやすく便宜を図り、途中トイレテントを設置してエコ登山を推進している。16年ぶりに会った大蔵さんは黒い髪がふさふさし、体形も昔通りで全く変わってなかった。小学校内部には昔の机・椅子・オルガン・謄写版など子供時代に見た学校用品が沢山保存されていて懐かしかった。今も開放していて見学自由、地域の老人たちの憩いの場であり、時々セミナーも開かれているらしい。 木沢小学校入口 子供時代に見たものばかりお互い近況報告し、南信州生活の様々な話を伺って木沢小学校を後にした。廃校だけあってまさに古色蒼然としたただずまいの学校で白髪の老人の雰囲気を感じた。
2023年11月03日
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10月31日火曜日。光岳小屋で花ちゃんと名残を惜しんで朝6時出発した。今日はほとんど下りではあるが登り2日間分を一日で下らねばならないのであまりのんびりもしてはいられない。あのすごい登りを下るのは容易ではない。とはいえ、昨日の満足感、達成感で身も心も充足しているので足取りは軽かった。瞬く間に静高平、三吉平、易老岳をクリアし、快調に下った。2日間の間に一段と紅葉が進んでいて林の中は上も下も紅葉が鮮やかでこの時期の山旅の楽しさがいっぱいだった。途中の樹林の間からはるか遠くに光岳を遠望した。もうあんなに遠くなってしまった。昨日の再会が夢のように思えた。 光岳遠望 樹林の中に設置してあるトイレテント易老岳から登りにあんなに苦労した急坂をグングン下って標高を下げていき、やっと面平テントサイトに到着した。紅葉が更に鮮やかだった。 紅葉と面平テントサイトここで柏さんとNちゃんはテントからシュラフなどを回収して戸締りし、再び出発。芝沢ゲートに向かった。沢に沿った山並みの紅葉が幾重にも重なってまさに全山紅葉で南アルプスらしい色合いだった。 沢沿いの紅葉 やっと到着した終着点芝沢ゲートは車は少なく静かだった。参考タイム 光岳小屋6:10⇒第2トイレテント7:07 7:15⇒易老岳登り返し地点8:23 8:35 ⇒易老岳8:55第1トイレテント9:50 10:00⇒面平11:30 11:55⇒易老渡13:35 13:45 ⇒芝沢ゲート 15:00
2023年11月02日
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遂に念願の光岳小屋に来ることができた。花ちゃんが変わらぬいつもの笑顔で迎えてくれた。嬉しくて嬉しくてハイになった。願いはかなった!!。 県営光岳小屋入口 ほぼ5年ぶりの再会 皆さんと光岳小屋は静岡県営でこじんまりした堅固な造りだった。別棟にトイレがあり、バイオトイレで一般ゴミもし尿ゴミも全て持ち帰りだ。水場もないので通常は静高平で汲んで上がる。今回はそこの水が涸れていたため、下にある水場まで水汲みにいかねばならなかったが、柏さんとNちゃんが行ってくれた。VIP待遇だ。2階のベッドは花ちゃん提案の分厚いマットレスで快適そのもの。シュラフと毛布をサービスしてもらい、ナルゲンボトルで湯たんぽを作ってもらったので寒さ知らずで眠れた。窓の外にはイザルヶ岳、富士山が見え、その夜は煌々と十六夜の月が輝かいてこの上望むもののない至福の一夜になった。 寝室 トイレ 窓の外の眺めこの小屋は今年、基本的には素泊まりなのだが時折、限定で手作り夕食が提供される。早く到着していたこともあり(先着〇食)肉じゃが定食が頂けた。炊き立てご飯に味噌汁もついている。ずっとレトルトやラーメンなどのテント食だったので素晴らしく美味しく、身も心も満足した。地元のお酒も用意されていて呑める柏さんとNちゃんは桝酒を楽しんでいた。花ちゃんが私にホットココアをサービスしてくれて、それが超美味しくて疲れを回復させてくれた。 お品書き 肉じゃが定食 お酒あります 桝酒を楽しむ澄子さん美味しい夕食を限定〇人で頂いた後は、登山者同士で和気あいあいの山の話が弾んだ。最近の山小屋はこんな場面は激減しているので、久しぶりに古き良き時代の山小屋気分が味わえた。花ちゃんとスタッフの高橋さんを交えて光岳経営の様々な話が伺えた。「小さな旅」で紹介されたことによる勘違いなどもあり、良いことばかりではなく厳しい面も多々あるようだったが、若い二人がユニークなアイデアを出してこれからも光岳小屋を引き継いで更に発展させていくだろうと思えた。めったにない温かさに満ちた一夜だった。
2023年11月01日
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10月30日月曜日。早朝4時起床し4時半朝食できっかり6時に出発した。テントサイトは朝から爽やかな空気が満ちて紅葉が美しい。さあ、今日が勝負だ。標高1480mの面平から易老岳まで登り詰め、更にアップダウンを繰り返して標高2590mの光岳まで登る。そして花ちゃんに会うのだ易老岳までは昨日にもまして急坂だった。昨日は地面だったが今日は岩も交じって難度が上がっていた。もう覚悟をきめ、ばてないよう、足が攣らないよう注意しながらじっくりじっくりと歩を進めた。3人ともお喋りする余裕がなく無言で登った。途中に聖岳が見える場所があり、立派な姿を観ることができた。付近は見事なシラビソの原生林が広がっていて空気の清浄さを全身で感じた。頑張って登った所に標高2254m三角点があり、ここで一休み。ここまでが最もしんどかった。 聖岳遠望 しらびその原生林が広がる 三角点三角点から易老岳までは割と近く、やっと最初の難関易老岳にたどり着いた。山頂は分岐から少し奥に入った目立たない所にあった。辺り一面立ち枯れていた。 易老岳山頂と立ち枯れ大いにほっとした。この稜線まで出ればあとは通常の縦走なので登ったり下ったりしながら登り続けていけばよい。昨日・今日と続いた急坂の登り一辺倒から解放されて、気分も新たに稜線の縦走に入った。ここからは気持ちが良かった。急な下りや登りはあったものの変化があるので何とか頑張れた。三吉平の伸びやかさと展望の良さに爽快感を味わい、ゴロゴロ石の沢を延々と詰めて遂に静高平まで来た。広々した地形で草原が広がっている。ここで水を補給する予定で水場を見たら何と水が涸れているではないか。しかし、本日の行程は残り少ないし行動水だけはあるのでそのまま前進した。更に登るとあの写真で何度もみたセンジヶ原の木道が見えてきた。やった!!、ここまで来たらもう着いたらも同じだ。 ひろびろした静高平 木道が続くセンジヶ原センジヶ原手前の分岐にザックをデポして、まずはイザルが岳に登った。この辺りはハイマツの南限になっていて、ハイマツの純林が広がっている。北アルプスのハイマツより丈が高く伸び伸びしていた。ハイマツが切れると白い山頂が広がり、青空の中に純白の富士山がすっくりと姿を見せていた。山頂からは360度の展望が広がり素晴らしかった。雲一つない快晴だった。 ハイマツの南限 イザルが岳余りの絶景にすっかり有頂天になり、疲れを忘れてセンジヶ原を突っ切って遂に光岳小屋に到着した。日が高いうちに山頂と光石を踏んでこようということになり、ザックを置いてすぐ光岳に向かった。登ること20分ほどで光岳山頂、そこから更に20分ほど登り下りすると巨大な光石があり、その山頂に攀じ登った。すべてうまくいった。コンプリートだ。喜びを噛みしめながら光岳小屋に戻った。 光岳山頂は展望なし 光石参考タイム 4:00起床⇒5:00朝食⇒6:00面平出発⇒易老岳9:33 9:50⇒三吉平11:00 11:10 ⇒静高平12:15 12:35⇒イザルが岳13:00 13:15⇒光岳小屋13:30 ⇒光岳⇒光石 ⇒光岳小屋15:00
2023年10月31日
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芝沢ゲートには既に多くの車が駐車していてやっと見つけた隙間に駐車。身支度を整えてゲートを越えた。これまでならこのゲートが開いてバスで登山口の易老渡(いろうど)まで入れたのだが台風被害によって道路が崩壊してしまって復旧の目途がないので易老渡まで徒歩で入らねばならない。崩壊部分で事故も起きたりしているのでヘルメットをつけて沢に沿って林道に入り、崩壊部分は高巻きなどして90分ほど登った所で易老渡登山口に到着した。紅葉が鮮やかだった。 標高880mの易老渡登山口 この吊り橋を渡って山道に易老渡でヘルメットを小屋にデポして、いよいよ登山開始。ここから面平への道は急坂で辛かった。NHKの「小さな旅」で放映された時も男性アナウンサーがすごく苦労していたので最初から気を引き締め、覚悟して登った。一直線に急坂が続いた後はツヅレ折りのジグザグ道が容赦ない。やっとこのことで着いた少し平な場所が「やっとこ平」、ホントにやっとこたどり着いた。一息入れて更に登って「イケメン平」、これは「行け、面平」で納得。この辺りは上にも紅葉、下にも落ち葉の紅葉で素晴らしく、しんどい登りをしばし忘れさせてくれた。イケメン平から更に登ると標識があり、そこを左手に曲がって林の中に入るとテントサイトが見つかった。 イケメン平の落ち葉の紅葉 目印の標識 面平テントサイトこのテントサイトは登山家の大蔵喜富さんが設立したもので、今回は柏澄子さんも私も大蔵さんとは旧知の中ということで年寄の私にはスタッフシュラフを貸して下さって大変助かった。各自のテントにザックを入れ、落ち着いた後は柏さんとNちゃんが夕食を作ってくれた。今夜のメニューはジンギスカンとご飯などで超美味しかった。遠慮なく頂いた。明日からが本番で更に体力勝負なのだ。女3人で様々な話をしてとっても寛いだ面平ナイトが過ぎていった。ここは標高1470mでほぼ上高地くらい。夜は寒いのでダウン上下を着込み、ナルゲンボトルに湯たんぽも作ってもらって眠った。夜中に何度もトイレに起きねばならなかったが樹林の間から見る十六夜の月が冴え冴えとして高貴な光を放っていた。ケーンケーンと鹿の声がまじかに聞こえたが怖さはなかった。
2023年10月30日
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10月29日日曜日。柏澄子さんの自宅に前泊させてもらい、朝4時起床、4時30分に澄子さんのフォルクスワーゲンに荷物を積み込んで同行の若い女子Nさんと出発した。薄暗いし寒いし、またぞろ昨夜はろくに眠れてないのでテンションが上がらないまま、澄子さんとNさんの楽しいお喋りを聞いて過ごした。高速道路は空いていて順調に伊那まで走行できた。しかしそこからが一般道でメチャクチャ長かった。知らないエリアでごく普通の田舎の風景が連続し、最後は細いくくねくね道を通ってまず遠山郷で一休み。全く知らなかったがここは「秘境の里。人情の里」遠山郷「自然と人が共存する里・天空の里 下栗」というキャッチコピーで有名らしい。下栗の里は南アルプスを望む標高800mから1100mにあり、最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は遠山郷を代表する景観を作り上げていて、日本の里100選にも選ばれている所だとパンフレットで初めて知った。 下栗の里 集落 目の前に広がる南アルプス ポスター この細いくねくね道をフォルクスワーゲンで走行 離合は至難の業下栗の里の小さな広場を散歩したら何と目立たない場所で深田久弥の碑を発見した。ここでお蕎麦を食べて昼食とし、再びくねくね道をひたすら移動してやっと芝沢ゲートに到着したのだった。およそ7時間を要した。東京方面からここに来るのは車でもアクセスが悪いが交通機関利用だともっと面倒くさいらしい。 芝沢ゲート
2023年10月29日
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一生懸命表尾根を登り下りした。ヤビツ峠の最終バスは4:43分、それより前にレストハウスに寄って君子さんに会い、美味しいお茶を呑みケーキを食べてほっとしたい思いだった。4:01、遂に到着してヤビツ峠レストハウスに入った。君子さんの姿は見えなかった。ご主人の有恒さんに聞くと四谷のデナリに金継ぎの講習会に出かけているとのことで、とても残念だったがこちらも突然訪ねているわけだから止むをえない。屋外の洒落たテラス席でロールケーキとクロモジ茶をオーダーして心と体を労わった。ロールケーキが程よい甘さで美味しく、クロモジ茶は香りよく抜群の美味しさだった。一気に呑んでしまった。それでも喉が渇いているのでイタリア製サイダーを注文してガンガン飲んだ。有難いことに有恒さんが美しい緑色をしたお茶をサービスしてくれたのでそれも一気に呑んだ。有恒さんと先日急逝された熊田ガイドのことや裏剱の池の平小屋などの話をして寛いだ。この店は山の峠にありながらすごく美味しい物ばかりが揃っている。経営者ご夫妻のセンスが良い。絶品カレーと評されるカレーがあるのだが、今回のような縦走では到着が遅いのでカレーを食べる余裕がない。折をみてもっと楽な大山からここに下山するプランで来て、ゆったりとカレーを食べたいと思いながらバス停に向かった。 , ロールケーキとクロモジ茶
2023年10月23日
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10月22日日曜日。来週予定している南アルプス光岳がハードなのでそのトレーニング山行として丹沢の大倉尾根から塔ノ岳の山頂を踏み、更に表尾根を縦走して来た。一口に言うととてもしんどかった。前回は燕岳に登るために同じルートをトレーニングしたのだがその時もメチャクチャしんどかった。でもその時はコロナ罹患後間もない時期だったのでまだあきらめもついたが、今回は夏から秋にかけてそれなりに登山も継続してきた中なのでこのしんどさは自分の登山人生の転換期かと考えざるを得なかった。大倉尾根の一直線の急坂が太ももが上がらずノロノロ登りになった。夏の剱岳早月尾根のあの苦しい登り、北鎌尾根・北鎌のコルへのあの段差の大きい登り等々経験してきたのに、たかだか1500mの丹沢でも苦しい。確かに大倉尾根はバカ尾根と言われてトレーニングに最適の辛い登りではある。しかし前回の辛さから一歩も改善していなかった。更に塔ノ岳から表尾根の長い縦走路も苦しくはなかったがスピードが出なかった。反射神経が鈍っているので下りでもガラガラの道だと迅速に大胆には下れず、慎重に慎重に進むからどうしても早くなならない。その言い訳として「シニア一人登山だから何か事故を起こしては困る。スピードより安全第一」を心の中に用意している。確かにその通りではあるが、もう少し早く登り降りできないものか。もうこれが限界というものだろうか。自分の能力低下を思い知らされながらも何とか無事に縦走を終え、最終バス時刻40分前にヤビツ峠に到着した。 朝日に輝く駒止め茶屋 時間的に早いのでここで休む機会がないのが残念 朝の都市部 金冷やし下の高揚 塔ノ岳 強風で寒かった!! 表尾根への道 ススキの先に大山が堂々と 烏尾山荘付近のススキ 紅葉はまだ一部だったが、ススキが秋の陽に輝いて印象的だった。 三の塔手前のお地蔵さま いつしか子地蔵もできていた参考タイム 起床3:30 最寄り駅4:43⇒新宿⇒渋沢⇒大倉7:28 7:40⇒駒止め茶屋7:24 7:35⇒ 堀山の家9:54 10:05⇒花立10:54 11:05⇒塔ノ岳11:46 12:06⇒新大日12:45 12:50 ⇒烏尾山荘13:51 14:05⇒一の尾根14:50 15:00⇒ヤビツ峠16:01 16:43バス⇒秦野 ⇒新宿⇒新宿⇒最寄り駅19:49
2023年10月22日
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10月16日月曜日。朝食7時15分、休暇村奥大山出発8:15分。バスに乗って大山寺駐車場に着く。今日は朝から晴れて気持ちがよい。身支度を整えて夏山登山口に向かう。 大山はかっての修験道だった道を登るので石段と木段の連続だと聞いてはいたけど実際に登ってみると、完全に石段と木段しかなかったので驚いた。全山階段で階段地獄だった。これには参った。そして大山は古い火山活動の山で現在は崩壊が激しいので「一人一石」運動というものがあって、各自が石を持って登る習わしがあった。こんなの初めてだ。小さな石をザックに入れて登った。最初は寺院の参道を思わせる美しい石段が続き、それが終わると木段になった。1合目から9合目まで明確な標識があり、迷うことなく登れるのはよいものの、かなりしんどかった。6合目の避難小屋で一休みし、行者谷分岐でも一息ついた。7合目、8合目辺りは急こう配でしんどかったが、そこを過ぎると大山キャラボクの純林が両サイドに広がる木道に出てくる。一面のガスで真っ白の中、登り詰めると山頂だった。 6合目避難小屋 行者谷分岐 大山キャラボク 大山山頂と避難小屋大山山頂はものすごく広々していて、何とステージまで設営してあった。しかしガスって視界ゼロだし、強風が吹いて寒いので避難小屋に入って、ランチした。とても立派な避難小屋で売店もあり、宿泊もできるようになっていた。帰路は往路を分岐まで引き返し、分岐から行者谷に下った。ここも木段ばかりの急坂で慎重に降りた。周辺は一面のブナの原生林が広がる素晴らしい森だった。空気が澄んでいるのでとにかく気持ちよかった。 行者谷はとても長かった。最後に沢筋の河原から見上げた大山南壁はまるで鳥が羽を思いっきり伸ばしたような長い長い稜線が広がって圧巻だった。 大山南壁更に下り続けて、最後は大神山神社を参拝し、最後は立派な石畳を歩いて駐車場に戻った。標高は1702mとさほどではないが、階段に攻められて疲れた。 大神山神社参考タイム 休暇村奥大山8:15 バス ⇒大山寺駐車場9:05 9:10⇒阿弥陀堂⇒2合目9:45 9:50 ⇒6合目避難小屋10:54 11:00⇒大山山頂12:00 12:30⇒大山寺15:32⇒バス⇒ 奥大山休暇村16:10 入浴 17:05⇒バス⇒境港⇒米子空港20:30⇒羽田空港22:20
2023年10月17日
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上蒜山から下山して、バスに乗り、今夜の宿・休暇村奥大山に向かった。広々とした草原の中にシンプルなホテルがあり、穏やかな風景がいかにも休暇村の雰囲気だった。 休暇村奥大山 外観 周りの伸びやかな風景 ホテルの庭から見る烏ヶ山(からすがせん)入口の水道で登山靴の汚れを落として入館。ゴージャスと言わないまでも多面的サービスが行き届いたホテルだった。最も充実していたのが夕食のバイキングだ。天ぷらのライブキッチンがあったのを初め、和洋中と多種多様なメニューが取り揃えられていたので、皆さん特に女性軍はすさまじい勢いで食べまくっていた。大きなトレーで何度もお代わりして貪欲に食べていて、まずそれに圧倒された。私も食べたものの、他の皆さんの食欲には圧倒された。恥も外聞もなくむさぼり食べている感じだった。食堂で食べるだけならまだしも、ケーキやフルーツなどのデザートをペーパーカップに詰め込んで自室に持って帰って食べるという人も何人もいた。彼女たちは60歳台半ばからせいぜい70歳位だろう。これが年齢の差というものかと思わされた。私だって食欲がない方ではないが、彼女たちのすさまじさには到底及ばない。 私のつつましいバイキング大浴場も開放的で寛げた。ここでも温冷浴を行って疲労回復に努めた。部屋は10畳の和室に3人で入った。そのうち一人は昨年の利尻礼文登山で一緒だった人だとわかり、すぐ馴染んで親しく会話できた。ホテルは快適だったのに、何しろ3時半起床で家を出発し、上蒜山にハイキングしている訳だからさすがに睡魔に襲われて9時過ぎには眠ってしまったのだった。
2023年10月16日
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10月15日日曜日。今日から二日間中国地方の山にハイキングに出かけた。初日の今日は早朝3時半起床で4:40分のリムジンバスに乗って羽田空港に行かねばならず強硬スケジュールだった。羽田空港は雨で、平日でもあり、空いていた。羽田空港から鳥取県の米子空港に到着。まだ朝の8時半だ。駅前では鬼太郎が出迎えてくれた。 米子空港の鬼太郎空港からバスに乗り、岡山県の蒜山高原を目指して高速走行。90分ほどで上蒜山スキー場に到着した。しかし雨が降っている。止む無く雨具上下に身を固め、雨用手袋をしてザックも完全防水対策して登山口から歩こうとした矢先、何と雨が止み、周囲が明るくなり始めた。ラッキーとばかり雨具を脱いで登山開始。毎日新聞旅行ツアー(毎タビ)で参加者15名にガイド3名というお気楽ハイキングである。ほとんどがシニアだが、多分私が最高齢だろう。最初は牧場の中の草地を登る。近くで牛がのどかに草を食んでいる。特産のジャージー牛のようだ。まもなく樹林帯に入り、いきなり急登。かしましかったお喋りが止んでいた。しばらくすると山腹のトラバースになった。眼下に街が伸び伸びと広がり、この頃になるとお日様と青空が顔を出し、気持ちよく登れるようになった。 槍ガ峰 山頂方面の景色 上蒜山山頂(1202M)急登してトラバースを繰り返して順調に上蒜山山頂に到着した。下界の景色がとてもよかった。1202mしかないので街の様子がとてもよく見えた。山頂から急登の藪漕ぎをして三角点を見てきた。帰りは往路を引き返した。急坂が粘土質でそこで滑った人も何人かいたが大きなトラブルもなく全員下山できた。紅葉は全く始まってなかったが、色づいたガマズミの実が彩りを添えてくれた。 藪漕ぎして見た三角点 下山風景 ガマズミ参考タイム 京成津田沼4:40⇒羽田空港5:20 6:55 ANA381便⇒米子空港8:25⇒蒜山スキー場 ⇒登山口10:15⇒槍ガ峰⇒上蒜山山頂⇒登山口15:20⇒奥大山休暇村 泊
2023年10月15日
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10月12日木曜日。今日は朝からすっきりと晴れて湿度が低く、さわやかな一日だった。青空が広がり、白い雲もそこそこ広がって快適に過ごすことができた。 青空が広がる昨日、嬉しいことがあった。親友の山岳ライター柏澄子さんから光岳登山のお誘いがきたのだ。光岳(てかりだけ)については先日NHKテレビ「小さな旅」で放映されたばかりで、その件については既に当ブログでも報告している。南アルプス最南部の辺境の地で奮闘している光岳小屋をぜひ訪ねて管理人の小宮山花ちゃんに会いたいという気持ちでいっぱいなのだが、ここにいくにはいくつものハードルがある。まずあちこちの山に登ってきた私ではあるが南アルプス最南部のこのエリアに入った経験がない、台風の被害で登山道までの林道が崩壊しているのでアクセスは歩きだけで時間を要する、テント泊なのでシュラフ、食料など背負って難路を登らねばならないなどなど。その為、直ぐには行く決断ができなかった。柏さんは3人同行の計画を立てていたが一人がキャンセルになったので私も誘って下さったのだ。願ってもないお誘いで即時に決断してオーケーした。柏さんはライターであり、登山ガイドでもあるので脚力も強くボッカ力も大きい。そのため、私がテント泊の荷物をたいして背負えなくても「私が背負います」と言って下さっていて心強い。日時は今月末29日から31日の2泊3日だ。易老渡(いろうど)コースで1日めは面平(めんだいら)でテント泊、2日目に光岳、3日は下山という計画である。登る速度が遅くなっているのでそこが迷惑をかけそうで不安ではあるが、お誘いを受けたのだからぜひとも参加して、花ちゃんに会ってこよう。とても心弾んで嬉しい。
2023年10月12日
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10月2日月曜日。北岳山頂でゆったり至福の時間を過ごした後は下山に取りかかった。ほとんどの登山者は肩の小屋に戻り、ザックを回収して再び草すべりを白根御池まで下山する。でも私はバットレスを見たかったので八本歯のコルから左股ルートを選んだ。数年ぶりのこのルートは中々手強かった。山頂から岩だらけ、ガレ場、ザレ場が連続し、とてもじゃないが早くは歩けなかった。やっとのことでたどり着いた八本歯のコルから先は梯子地獄と言えるほど梯子の連続だった。前回はこの梯子を登っているがあまり大変だった印象はない。要するに年を重ねて自分の体力と脚力が落ちているのだ。梯子の周りはダケカンバなどの黄葉がとても美しかった。 更に下っていくと遂にバットレスが巨大な姿を表した。懐かしさがこみ上げた。この第4尾根とピラミッドフェースをYガイドと登攀したのはもう10年位も前のことだが、今でもその時の様々なエピソードが蘇ってくる。感慨にふけりながら左股のガラガラの急坂を下る。沢なのでしっかりした道が判然とせず、何度も立ち止まってルートを確認しながら下った。沢の上の斜面はダケカンバの白い幹が良く見えて晩秋の風情だったが、時折真っ赤な紅葉もあったりして嬉しかった。 北岳バットレス ダケカンババットレスを背中にしてどんどん下った。下から仰ぎ見るバットレスや稜線は青空に映えて見事だった。しかし二股までは中々遠く、時間がかかった。やっとのことで二股に到着、時計を見ると11時になっている。広河原からのバスは14時と16時35分なのでこれはなんとしても14時のバスに乗らないと帰宅がうんと遅くなる。焦ってしまい、水を一口飲んだ後は真面目に歩いてコースタイム通りに白根御池小屋に到着した。ここで残りの行動食を全て食べつくし、水を飲み、サプリを補給してしっかり歩く準備をした。その後はもうひたすら下りに下った。そして1時間50分後、13時55分に広河原に到着し、かろうじて2時のバスに間に合ったのだった。ヤレヤレ。 吊り橋を渡ると広河原
2023年10月04日
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10月1日日曜日。昨日一日中降り続いた雨は明け方には止んだが、相変わらず強風が吹き荒れていた。3000mの稜線だから当然、とても寒い。持っている衣類を全部着込み、ホッカイロも貼って寒さ対策をした。日の出の時刻に小屋前の広場で寒さに震えながら日の出を待った。その甲斐あって最高の日の出を見ることができた。雲海のかなたからオレンジ色の太陽が少しづつ顔を出してき、徐々に光を増して大きな太陽になる。感動だった。富士山周辺も茜色に染まって厚い雲海の上にぽっかりと三角形の山頂が浮かび、ここならではの端正な富士山を見ることができた。 その後、朝5時に朝食を済ませたが、山頂に行くまでも強風だからあえてゆっくりして出発を遅らせた。ほとんどの登山者が出発したあと、6時半に肩の小屋を出発した。ダウンの上に雨具を着込んでいたが、風が吹きつけてくるので寒かったが、とにかく一歩一歩じっくり登って高度を稼いだ。岩と岩の間の道を慎重に登っていく。50分ほど登ったところで山頂に到着した。見渡す限り、見えない山はないと思えるほど抜群の眺望だった。甲斐駒が岳、千丈が岳、鳳凰三山、富士山が目の前にはっきりと見え、遠くには中央アルプス、北アルプス、瑞牆山などとてもクリアに見えた。山頂で三角点にタッチし、写真も撮ってもらい、一休みした。 山の團十郎 甲斐駒ヶ岳 南アルプスの女王 仙丈ケ岳 間の岳豊年の美しい曲線美この頃になると風も幾分収まってきていたので、山頂で存分に絶景を堪能した。参考タイム 北岳肩の小屋6:30⇒北岳7:26 7:40⇒八本歯のコル8:53 9:15⇒二股11:02 11:15 ⇒白根御池小屋11:41 11:50⇒広河原13:55 14:00バス⇒甲府16:00 16:30アズサ
2023年10月03日
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10月1日日曜日。明け方から降り始めた雨がしとしとと地面を濡らしている。予報によると今日は一日中雨が降るという。さて、どうしたものかと悩んだものの、今日、肩の小屋まで行っておかないと明日の行程が厳しくなるので雨対策を万全にして覚悟をきめ、出発した。 雨が降りしきる白根御池小屋前広場当初の予定では二股から左股に入ってバットレスを見ながら八本歯のコルを経て北岳に登頂してから肩の小屋に入るつもりだったが、この雨ではリスキーなので素直に草すべりルートに変更した。草すべりは特に危険個所はないが、急な登りで視界もほとんどない地味な道だ。歩き始めた30分位はしとしと降っていた雨も中間位には音をたてて降り、すぐに全身濡れそぼった。 雨の登山道 強く降ったり小やみになったりをしながら雨は降り続く。ダケカンバの黄色い葉が見えているのが慰めだ。一歩一歩踏みしめて登り続けると、やがて小太郎尾根との分岐に到着。ここまでくればあとは近い。しかしものすごくガスって視界は10mもない。稜線にでると標高が上がったことで風が出てきて雨風に打たれて進むことになった。この辺りは草紅葉がオレンジ色に広がってとても美しかったのだが、写真を撮る余裕がなかったのが残念だ。忍耐すること40分ほどで北岳肩の小屋に近づいた。ところがテント場などそれらしき標識は見えるが、小屋がどこにあるのかわからない。ガスが濃すぎて一面真っ白だ。行ったり来たりしてるうちに霧が晴れて正面に肩の小屋が姿を表した。なあんだ、こんなに近くにあるではないか。視界のない怖さを思い知らされた。肩の小屋にチェックインした。全身濡れているのでまず着替えと濡れ物処理をしなければならないのだが、何とこの小屋には乾燥室が無かった!!。まさかのまさかである。濡れ物置き場という小部屋があったのでそこにカッパなどを掛けたが熱源がないので全く乾かない。宿泊者全員が濡れた状態で寒いのだが小さなストーブが1個あるだけ。止むを得ず、みんなでストーブの周りに集まって衣類を手にもって乾かした。とても時間がかかったものの、とりあえず明日着る最低限のものをかろうじて乾かすことができた。 ストーブの周りで靴を乾かす風景到着したのが12時過ぎで夕食は5時。外は雨が降りしきるので室内で過ごすしかなかったが、とにかく暇だった。若い皆さんの元気なお喋りを聞いて時間を過ごした。 この小屋の名物 肩ロース NHKでも紹介されたとか。参考タイム 白根御池小屋9:10 ⇒北岳肩の小屋12:05
2023年10月02日
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白根御池小屋に早く到着したこともあってとても楽しい交流があって山旅の癒しになった。登りの樹林帯で休憩している時に声を交わした北岳バットレスに登るという男性二人、一人はガイドのSさん、もう一人はその客のHさんである。このお二人も同宿だったのでとても話が弾んだ。Hさんとは年齢的に1歳しか違わないので同世代の話題が豊富にあったし、登山の経験もたくさんお持ちだったのでこれまでの登山についてとても興味深く楽しい話に花が咲いた。 親しく交流を深めた皆さんと 濃厚なハンドドリップコーヒーもう一組は急坂の途中で後ろから元気な声で話しながら登ってきた若い女性二人だ。少し話すとすぐ意気投合して話がとても弾んだ。年齢的に息子と同い年生まれだということがわかり、更に一人の女性の名前は娘と同じという偶然。お互いに「お母さん」「K子ちゃん」と呼び合って最高に楽しい会話が弾んだ。若いのでとにかく元気でテンポが速くて気持ちよい。自分の子どもたちは誰も登山はしないけど、子どもと同じ年の皆さんと心が通いあうのはすごく嬉しかった。時間が余り過ぎるくらいあったので気持ちにも余裕があり、ゆったりした午後を過ごすことができた。
2023年10月01日
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9月30日土曜日。天気がイマイチではあるが日本第二の高峰北岳に登ろうと早朝出発した。驚いたことに三連休でもないのに新宿7時発のアズサ1号は満席で座席未指定券で乗車し、空いている席を見つけて移動し、その席に乗客が来るとまた空席を探してを繰り返して、何とか甲府に到着した。甲府駅前には立派な信玄公の銅像があたりを睥睨していた。 甲府駅前 武田信玄像甲府駅前からバスに揺られて2時間、南アルプスの登山基地広河原に着いた。アルペンプラザで登山届けを出し、準備を整えて出発。野呂川にかかる吊り橋を渡ると樹林帯になり、およそ3時間の急坂のアルバイトで白根御池小屋に着いた。この日は天気が良くて、白根御池はテントや青空を写してとても素晴らしかった。透明度が高いのだろうな。紅葉はまだ始まっていなかった。 スタート ゴール 白根御池白根御池小屋は公営の山小屋で予約も支払いもオンライン、しかも1泊2食で11000円と安いのが有難い。広く清潔で素晴らしい宿舎だ。特にトイレがとても綺麗で完璧だった。 白根御池小屋早く到着したので御池の周辺を散策したり、読書したりして寛ぐ時間たっぷりだった。夕食は広々したテーブルで頂き、寝床はベッドではなく床の上で、一人一人仕切られていた。持参したカバーを使用して眠った。 夕食 低いしきりのある寝床参考タイム 最寄り駅5:47⇒新宿7;00⇒甲府9:04⇒広河原10:55 11:15⇒第一標識12:20 12:35 ⇒第3標識13;35 13:45⇒白根御池小屋14:22
2023年09月30日
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9月24日日曜日の朝8時からNHKテレビで「小さな旅」が放映された。私はその時間はハイキングに出かけていたので録画して夜、観た。「はるかなる頂~南アルプス 光(てかり)岳~」というタイトルだ。これに15年ほど前、アコンカグア登頂の時の隊長の大蔵喜福さんと南アルプスこもれび山荘で知り合った小宮山 花さんが登場した。大蔵さんからは事前に案内ももらっていたのでしっかり観た。光岳と書いて「てかりだけと読む。南アルプスの最深南部に位置する光岳(2592m)は近ずくのも大変な辺境の地にあるので、山好きの私ですらまだ行ってない。花ちゃんがこの小屋の管理人になるということは知ってはいたが、コロナで1年営業が遅れたりして、彼女も相当苦労をしてきた。無事管理人に就任して実室2年目だろうか。とても地味で遠い山なので訪れる人も少ない。この山を目指す人の多くは100名山狙いの人で、最後の一座になる人もいるらしい。大蔵さんは登るだけで9時間かかる光岳の途中・面平にテントを設置した人だ。地元愛に満ちている。世界を股に登山活動をしていた彼がこんな地方でこんな地道は活動をしていたとはついぞ知らなかった。テレビで見た彼は10数年前と変わらない容貌に体形、エネルギッシュな印象は当時のままだった。 光岳小屋 花さん 35歳 笑顔を絶やさない女性 大倉喜福さん 登山 家愛称タワシひげ女性で山小屋の管理人を務めるのはすごく大変だと思う。綺麗ごとだけでなく、建物の管理、メンテ、風水害対策など力仕事が必須だ。小柄な彼女はすごく頑張っていると思う。いくら自然が好き、山が好きと言っても35歳という若さでこの山奥で山小屋の切り盛りはさぞかし苦労が多いことだろう。私なぞ日常は都会の便利で何でもある地に住んでるから山に行けるのだ。毎日不便な山で生活するのとは根本が違う。花ちゃん、元気で頑張ってね。何とかして光岳に登って会いに行くよ。
2023年09月25日
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9月24日日曜日。久しぶりに晴れた休日になったし、気温が下がってきたので、低山の縦走に出かけた。山はいつもの高尾山⇒小仏城山⇒景信山⇒陣馬山である。北鎌以来ずっと休息していたので高尾山辺りまでは体が重くて、太ももが上がらなくてノロノロ運転だったが、城山を過ぎたあたりから調子が戻ってきた。一日中、涼しい風が通って最高に気持ちよく、快適だった。登山道の周辺には秋の花も見えて、自然の中にいる喜びを感じた。 高尾山頂から朝の富士山 ススキが群生してトンネル状態 小仏城山の天狗さま 景信山山のススキと東京遠望 明王峠 ここまで遠くて飽きた 終着の陣馬山帽子を忘れてしまい、白髪の頭をさらけ出してて登っていたら、大勢の人に「頑張ってますね」「お気をつけて」などど声をかけられた。人間、やはり外見がものを言うと実感させられた。参考タイム 5:32最寄り駅⇒新宿⇒6:30京王特急八王子行き北野乗り換え⇒高尾山口7:32 7:40⇒高尾山頂9:14 9:30⇒小仏城山10:25 10:35⇒影信山11:30 12:15⇒名王峠13:35 13:45⇒陣場山14:35 14:45⇒和田バス停15:405 バス 15:42⇒藤野16:00 16:06⇒高尾駅 京王高尾16:42 16:52乗り換え⇒新宿⇒帰宅
2023年09月24日
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9月14日木曜日。今日は上高地に下山するだけなので朝もまったりして過ごした。田口ガイドは何とヨガをする人だったので談話室で一緒にヨがをしたりした。そして槍沢ロッジを後にして快調に下り始めた。今日も良い天気に恵まれ、樹林帯は涼しくて爽やか、清新な空気に満ちている道を気持ちよく下った。昨日までの道なき岩道を攀じ登ったことを思えば、この一般道はもう散歩道でプロムナード気分だった。横尾山荘で預けておいた不要なギアを頂き、あの親切なスタッフから北鎌登頂のお祝いを頂いて多少ハイになった。横尾山荘はとても良かった。次回、時間が許せばここに宿を取って登れる計画を立てたい。 屏風岩もくっきりと姿を見せる 迫る谷と清冽な槍沢の流れ更に下った徳澤は木々が少し色づいて秋の気配が漂っていた。ここの定番・コーヒーソフトを食べ、ガイドはソフトクリームを舐めた。今日は天気が良くてこの辺りから前穂高主峰や北尾根が見えて素晴らしかった。ここで前穂高がこんなにしっかり見えたことはほとんど無かった。 徳澤園名物 コーヒーソフト 前穂高方面 明神まで下ると人の数が増え、賑やかになった。明神館前に真っ赤なフサスグリのような実がなっていて目を惹いた。 明神の赤い実明神から上高地まで戻るとバスターミナル辺りは観光客で賑わっていていつもの上高地の風景だったが一段と暑さが増した。今季、この地は3度目なので新鮮さが無くなってしまっていた。絶景の日常化だ。 上高地 梓川と穂高連峰ガイドは南信遭難対策協の有資格者で上高地の駐車場に車を置けていたので、ここから松本まで一直線に移動できてとても楽だった。通常なら沢渡で乗り換え、新島々で電車に乗り換えと時間がかかる。松本までスムーズに移動して山旅はめでたく完了し、ガイドに松本市立美術館前まで送ってもらって別れを告げた。参考タイム 槍沢ロッジ6:15⇒横尾山7:35 7:45⇒徳澤⇒明神9:39 9:50⇒上高地10:35 10:45 ⇒松本12:20
2023年09月18日
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9月13日水曜日。槍ヶ岳山頂から肩の槍ヶ岳山荘に下降した。このルートはもうバリエーションではなく一般道なので鎖に梯子に岩には〇印や⇒や×印がいっぱいつけられていて迷いようもない。何て楽なんだ!!。一般道とバリエーションルートの違いを大いに実感した。スイスイと肩まで下降してキッチン大槍に駆け込み、待望の普通食を食べた。ガイドは肉うどん、私は麻婆ナス丼とコーヒーをオーダー。レトルトでない通常食は口に優しかったし、久しぶりに呑むコーヒーも苦くて楽しめた。 キッチン大槍の麻婆ナス丼 老婆の後姿 馬場島で買った「試練と憧れ」Tシャツを毎日着ていた一息ついて下山開始。一般道で下るだけだし、先月下ったばかりの道なので超リラックスしてしまった。小屋前の急斜面を下り、どんどん高度を下げていく。播隆屈を過ぎ、なおも下り続けて天狗原との合流点までたどり着く。南岳から氷河公園を回ってここに下った先月は雷鳴と土砂降りでうなだれていたことを思い出す。そのうち今日も雨がポツリポツリと落ちてきたが涼しくていいやと続行。時々ナナカマドが真っ赤な実をつけていて秋を感じさせた。なおも辛抱強く下り続け、大曲まで来た。 槍の肩直下の斜面を下る 赤いナナカマド実が秋を告げる 出発点の大曲 感慨深いここまで来れば後はすぐだと思うのが間違い!!。ここから槍沢ロッジは遠い。赤い屋根が見えても中々着かない。赤岩岳、ババ平を過ぎてやっと今夜の宿・槍沢ロッジに到着したのだった。ヤレヤレ、今夜は汗を流し布団にくるまって眠れる。 槍沢ロッジのブランコとヘリポート参考タイム 槍ヶ岳山荘12:40⇒天狗原分岐14:38 14:58⇒大曲15:30 15:35⇒槍沢ロッジ16:38
2023年09月17日
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