全12件 (12件中 1-12件目)
1
今月は面倒な確定申告に始まり、仕事で愛知県の半田市に引っ越す事になったアンディの送別会をしたり、閉店する隣の本屋に代わって雑誌を配達してくれる別の本屋を探したりと、営業以外での諸用に追われた。その気疲れからか、先週末は風邪気味に…。(今回は、お客さんから伝染された可能性も高いが…)栄養剤で体力の消耗を補いつつ早く寝たので拗らせずには済んだものの、まだ油断はできない。で、すっかり忘れていたのだが、気付いたら喫茶店が3月19日で丸5年を迎えていた。僕1人で営業する様になってからも、既に3年以上が経つ。正直、そんな実感も無いのだが、数えてみると確かにそうだ。この店を始めた時は「10年後も変わらないスタイルを模索しよう」と考えていた。時代に流されないオーソドックスさを狙っていた。THE BEATLESのポスターはその象徴だ。その10年の半分が過ぎたのかと思うと、なかなか感慨深いものがある。とは言え、この5年が次の5年を保証してくれるものでもない。(無事に生きている保証もない…笑)何が起こるか分からないのが人の世の常だ。驕らず焦らず、これまで通り歩いて行きたい。で、THE BEATLESと言えば、親友の好意で4月21日に再びポール・マッカートニーのライヴへ行ける事になった。今回もまた火曜日というのが運命的だ。前回は年甲斐も無く騒いでしまったので(笑)、今度はもう少し落ち着いて楽しみたい。
2015.03.30
今年に入ってから、丸大食品の【スンドゥブ】に嵌まっている。2日連続で食べる時もある位だ(笑)。丸大食品 スンドゥブ 辛口 ストレートタイプ 300g 2人前一応「スンドゥブの素」だが、僕はここに豆腐だけでなく豚肉、キムチ、もやし、納豆などを放り込んで食べている。身体も温まるし、栄養バランスも悪くない(と思う…笑)。マイルド味も試したが、本場キムチの辛さが好きな僕には物足りなかった。(実際、近所のスーパーでも辛口の方ばかりが売れている)僕は夏でも鍋を食べたいので、もし店頭から無くなる様なら楽天でまとめ買いも考えている。子供の頃は、鍋と言えばすき焼きが一番のご馳走であり、また好物だった。それが、父方の祖父が韓国出身だった前妻の影響で、今ではキムチ鍋の方が好きに。(因みに、前妻はすき焼きが苦手だった…笑)だから、離婚して困ったのは美味しいキムチ鍋が食べられない事と、【水曜どうでしょう】を一緒に観て笑える相手がいなくなってしまった事か。(いや、他の料理も美味しかったし、良い所はたくさんあったが…笑)ん、何となく湿っぽくなったな…。因みに、栄養士の資格を持つ母親に聞いたら、もやしは安くて1年中食べられる栄養野菜と言われているらしい。もやし類で蛋白質が多いのは大豆もやしでビタミンB1・B2も豊富だが、ビタミンAはほとんど無いので、人参や小松菜、ブロッコリーなどと合わせて調理すると良いとか。
2015.03.27
昨日の新聞広告で、あるコピーが目に留まった。中外製薬という会社の広告だ。『薬の副作用を不治の病にしない』僕は副作用のある薬を信用していない。胃薬を一緒に服用しなければならないものも同様だ。そうした薬はある疾患に対しては有効かも知れないが、他の器官にとっては害になったり負担になると考えるからだ。それは結果的に、心身のバランスを崩す事に繋がるのではないか。だから、広告の「副作用も病気」という捉え方は正しいと思う。勿論、だからと言って、薬そのものを否定する訳ではない。僕も病院には行くし、処方された薬は飲む。ただ、薬は決して万能ではないし、何でも直ぐに薬に頼ろうとするのは危険、という意味だ。薬や病院は飽くまでも病気を治療するための手段でしかなく、健康になる事とは全くの別問題だと僕は捉えている。先ずは、日々の生活習慣や運動を通して体調を整え、新陳代謝や免疫力を高める方が大事だろう。健康はもっと能動的であるべきだ。まあ、それでも病気になったら、その時は正々堂々と病院に行くが…(笑)。
2015.03.24
「ダーク・ジャズ」というジャンルがあるそうだ。「ドゥーム・ジャズ」とも呼ぶらしい。しかし、ジャズと呼ぶにはあまりにも重々しい雰囲気に包まれている。漆黒の闇、あるいは深遠な森の奥から響いて来るかの様な、静寂と狂気が同居したサウンドだ。「ファド」への興味が落ち着いてからは「ストーナー・ロック」に主軸が移っていたが、ここ数日はこの3バンドを繰り返し聴いている。どのバンドも様々な音楽スタイルを吸収しており、曲によって印象は随分と違う。聴き込む程に、抜け出せなくなりそうだ。THE MOUNT FUJI DOOMJAZZ CORPORATIONBOHREN & DER CLUB OF GORETHE KILIMANJARO DARKJAZZ ENSEMBLE
2015.03.19
昨年ロシアがウクライナのクリミア半島を併合した件で、プーチン大統領が「核戦力を臨戦態勢に置く用意ができていた」と発言した事が波紋を呼んでいる。正直、当時のクリミア情勢がそこまで緊迫していたとは思えず、この発言はロシア周辺国と欧米諸国を牽制するのが目的だろう。個人的にプーチン大統領は好きではないが、巧みな外交手腕にはいつも感心させられる。クリミア問題に端を発した欧米からの経済制裁に加え、最近は原油価格の急落もロシア経済に打撃を与えている。恐らく、かなり厳しい状況のぱずだ。大統領としては国内外に「強国ロシア」をアピールすると共に、対外的な交渉材料に軍事力を利用しようとしているのではないか、という気がする。北方領土問題で対ロ関係を悪化させたくない安倍政権はコメントを控えたが、賢明な判断だろう。日本政府としては、ロシアよりも中国をこそ注視すべきだ。【週刊東洋経済 / 3月7日号】で、経済評論家の細野真宏が以下の様に述べている。「ロシア経済の混迷が長引くと、日本には安全保障の点から大きな影響が出るかもしれません。 原油輸入大国の中国が、有数の原油輸出国であるロシアを何らかの形で取り込むシナリオはありそうな話です。 そうなると中国の権勢がますます拡大し超大国となっていく。 日本だけでなく世界にとって安全保障上の重要な問題になるはずです。」EU分裂の火種を抱える欧州でも、ここに来て中国主導の「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」への参加を表明する国が増えている。来年には米国大統領選挙も控え、結果次第では世界の勢力図が書き換えられる可能性もある。まるで、地震の初期微動の様な嫌な感覚だ。
2015.03.17
スウェーデンの歌番組らしいが、何故に手話なのかと言う疑問はさて置き、明らかに主役より目立っている…。折角なので、中村獅童の【歴史にドキリ】とコラボして欲しい(笑)。
2015.03.17
ユダヤ教の原点は、エジプト新王国時代の紀元前1360年代、アメンホテプ4世が興したアテン信仰だという説がある。本来エジプトは多神教で、地域や時代によって様々な神々が発生し、個々に信仰されていた。特に、アメンホテプ4世の治世は旧来の太陽神アメンへの信仰が全盛期にあり、神官達はファラオをも凌ぐ勢力を持っていた。これに対しアメンホテプ4世は、アテンを唯一絶対の神とする事で、他の神々を崇めていた神官達の権力を奪おうとしたのだ。しかし、この改革は急進的過ぎたために定着せず、彼の死と共に一代限りで終わってしまう。その後、民衆達はアテン信仰を否定し神殿は破壊されたが、一部の人達は密かに信仰を続けた。ユダヤ教で神の名をみだりに口にする事が禁じられたのは、当時のエジプトでアテン信仰が異端視されていたからではないか。そして、旧約聖書に記された「出エジプト」は、モーセに率いられたアテン信者達が、迫害を逃れエジプトを脱出する物語ではないかと言われている。そう考えると、ユダヤ教に限らず一神教は、その誕生から根本的に「正統」と「異端」という対立構造を含んでいるのかも知れない。ユダヤ教においては、ファリサイ派とサドカイ派等が対立していた。更に、両派と対立関係にあった改革者イエスは、異端として磔にされた。(以前も書いたが、イエスはユダヤ教の改革者であって、キリスト教の教祖ではない)そこから派生したキリスト教は、勢力を拡大すると逆にユダヤ人を虐げた。そのキリスト教内でもカトリック教会が自らの権威を保持するために異端派を排除し、16世紀の宗教改革では新興勢力のプロテスタントと激しく対立して、ヨーロッパ各地で戦争が起こった。(そもそもプロテスタントには、カトリック教会に「抗議=プロテスト」するという意味がある)ユダヤ教を下地に誕生したイスラム教も、後継指導者(カリフ)問題からやはりスンニ派とシーア派が分派し、相容れる事なく今も対峙している。中世には聖地エルサレムを巡り、キリスト教徒とイスラム教諸国が十字軍の戦争を繰り広げた。多神教ではこうした宗教対立は生まれ難い。神々は個々に違う属性や特徴を持ち、互いに補い合う存在だ。また、多神教では複数の神々が交じり合い、同一視される「習合」という現象が度々起こる。例えば、日本では神道と仏教が共存し「神仏習合」が起きた。そればかりか、儒教や道教、キリスト教の風習までが庶民生活に取り込まれた。キリスト教化される以前は多神教だったローマ神話でも、同じ属性を持つギリシャ神話の神々と習合している。(例えば、主神ユピテルはゼウスと、海神ネプトゥヌスはポセイドンと同一視された)また、ローマ市民は太陽神ミトラスを主神とするミトラ教も信仰していた。全知全能で唯一無二の神しかいない一神教では、神だけが正しく、多神教が持つ多様性や柔軟さ、寛容さは失われる。また、信者も神への帰属意識が自己のアイデンティティと直結するため、信仰と聖典が全ての拠り所となる。旧約聖書の創世記で、神は言葉を以て世界を創造した。新約聖書のヨハネによる福音書には、「初めに言葉があった / 言葉は神であった」とある。イスラム教でも、大天使ジブリール(ガブリエル)が預言者ムハンマドに唯一神アッラーの啓示を「読め」と命じた。一神教においては、言葉(=聖典)が絶対的な意味を持つ。その解釈の違いが対立を生み、信仰の違いが暴力を生んで来た。現在、ユダヤ教徒は2000万人、キリスト教徒は20億人、イスラム教徒13億人とされる。全人類の約半数が、同じ神の下で未だに纏まらず揉めているというのは、奇妙な話だ。これこそ正に「バベルの塔」の光景なのかも知れない。因みに、旧約聖書の物語はメソポタミア神話との類似点が多いらしいので、その辺りも今後調べてみたい。
2015.03.14
覚悟がすべてだthe readiness is all生き残した人生など 誰にも分からぬのだからSince no man of aught he leaves knows早めに消えたところで どうという事はないwhat is't to leave betimes?なるようになれば良いLet be ―ウィリアム・シェイクスピア【ハムレット】より―
2015.03.13
ずっと前から、ぼんやりとだが気になっていた事があった。結婚の「婚」という漢字には、どんな意味や成り立ちがあるのだろうか、と。まあ、飽くまでも「ぼんやりと」だから今まで調べもしなかったが(笑)、【男の隠れ家 / 1月号】に解説が載っていた。「婚」は女偏に昏(くらい)と書く。昏とは「日暮れ」という意味だ。江戸時代、陰陽道の影響から婚礼は夜に行われたため、この字が使われるのだとか。当時の結婚は、身分の違いこそあれ、親や上司が相手を決めるのが普通で、本人達の意思とは関係なかった。だから、誰もが「恋と結婚は別物」と考えていた様だ。そんな中で、男達がかりそめの恋を楽しんだ場所が「遊郭」だった。特に、その代表である吉原は3000人の遊女を含め、人口1万人を抱える江戸最大の繁華街であり、文化の発信地でもあった。富裕層を相手にしたトップクラスの遊女達は花魁と呼ばれ、その美貌だけでなく、いずれも高い教養やセンスを誇ったと言う。(因みに、花魁とは「おいらの姉様」が詰まった呼び名とか)花魁と枕を共にするのは簡単ではなく、現在なら数百万円は貢がなければならなかったらしい。しかも、最初は太鼓持ちや芸者を呼んで散財するだけ…。花魁とは口もきけず、傍にも寄れない。3度目で初めて馴染みと認められて、床入りできる。しかも、一旦馴染みになると他の遊女は指名できなくなるなど、細かいしきたりが色々とあった。手間も金も掛けられない一般庶民には、正に高嶺の花だった事が分かる。だからこそ、世の男性陣はこぞって浮世絵を買い求め、彼女達に思いを馳せたのだろう。正直、これまでは当時の美人画を見てもただの不細工にしか思えなかったのだが(失礼…笑)、江戸の文化や気質を知るにつけ、絵の女性達に色気や艶を感じる様になって来た。「略六花撰遍昭」「青楼十二時続丑ノ刻」次は、まさか「春画」に目覚めるって事はないよな…(笑)。
2015.03.09
いつも楽しみにしている【週刊新潮】のコラム『TVふうーん録』で、Eテレの【歴史にドキリ】という番組が紹介されていた。執筆者の吉田潮によると「小学生向けの教育番組にも拘らず、あの強面の中村獅童が女装して、笑顔で歌って踊る」のだと言う。さっそくYouTubeで検索して視聴したが、いきなり卑弥呼の怖さに悶絶させられた(笑)。番組HP【歴史にドキリ】HP内の「ドキリ★ソングブック」では、様々に歌って踊る中村獅童が楽しめる。ただし個人的には、彼が気になって歌詞がほとんど頭に入って来ない…(笑)。最近は、女性週刊誌でも爽やかな笑顔を振り撒いており、再婚を機にイメージチェンジを狙っているのだろうか。まあ、この番組に関しては、成功しているかどうかは怪しいが…(笑)。
2015.03.07
公開当時から気になっていた邦画が、2本続けて放送されたのでさっそく鑑賞した。時間があったので、ついでにもう1本。【ジャッジ!】…満足度★★★ふざけた出演陣と、小ネタ満載のコメディ映画。細かい部分に不満はあるものの、とりあえず何も考えずに最後まで笑えた。こういう馬鹿馬鹿しさが好きだ。そして、端役だったが浜野謙太よ、ありがとう(笑)。【小さいおうち】…満足度★☆山田洋次監督が初めての恋愛映画に挑戦したと聞いて楽しみにしていたのだが、はっきり言って期待外れだった。宮崎駿監督の【風立ちぬ】は戦争を下地にきちんと恋愛を描いていたが、この作品は恋愛を下地に戦争を描いてしまっている。無駄な描写が多いために、何を表現したいのか、本来の主題が判然としない。黒木華と松たか子は良かっただけに、綺麗事で終わらせず、もっと生々しく人間の情念を炙り出して欲しかった。(とは言え、日本人の良心を描いて来た監督には、これが限界なのかも知れないが…)【オカンの嫁入り】…満足度★★★☆まったく予備知識無しで観たが、これはなかなか良かった。脚本と演者がしっかりと絡み合い、切なくも爽やかな感動が生まれている。ラストを大袈裟にしなかった事も好印象に繋がった。
2015.03.04
自分の身体とは無関係に発達した武器を持つ動物が たった一ついるこの動物が生まれつき持っている種特有の行動様式は この武器の使い方をまるで知らない武器相応に強力な抑制は用意されていないのだこの動物は人間である(中略)我々はこの抑制も自らの手で創り出さねばならないのだ何故なら 我々の本能には とうてい信用し切れないからである ―コンラート・ローレンツ【ソロモンの指輪】より―
2015.03.03
全12件 (12件中 1-12件目)
1