[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2024.01.02
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カテゴリ: 音楽
明けましておめでとうございます

本年も相変わらずのマイペースで更新していくので、どうぞお付き合い下さい



大晦日の投稿を「どうかご無事で」と締め括った翌日に、石川県の能登半島で震度7の地震が起き、いきなり嫌な予感が当たってしまった。
年始の挨拶で「食料と水の備蓄をしておけよ」とLINEしたばかりの妹からは、「元日からお兄ちゃんの予言が当たったね…」と返事が来た。
悪い予感が当たるのは気分が良いものではないが、僕自身はこれからの数年を「サバイバルになる」と予測しているので、これで少しは家族が危機意識を持ってくれる事を願う。

さて、そうは言っても、毎日不安と不満に苛まれていても仕方が無いので、その日が来るまでいつもの皮肉とユーモアで乗り切って行きたい。
そこで思い出すのが、1963年に英国王室御前コンサートで、ビートルズのジョン・レノンが発した伝説のMCだ。


"For our last number, I'd like to ask your help.
最後の曲となりますので、皆さんにご協力をお願いします

Will the people in the cheaper seats clap your hands?
安い席の方々は手拍子をお願いします

And for the rest of you, if you'll just rattle your jewelry…"
それ以外の方は、宝石をジャラジャラ鳴らして頂けますか?



女王陛下を前にしてこの大胆な発言と、その直後に見せる悪戯っ子のようなチャーミングな表情がジョンの性格を端的に物語っている。
ユーモアとは「人を傷付けない上品な可笑しみや洒落。 知的なウイットや意志的な風刺に対してゆとりや寛大さを伴うもの」とある。
それは、階級社会に対し皮肉交じりの冗談を言ったジョンばかりでなく、それを笑いで受け止める精神的な余裕が王室側にも無ければ成立しない。

今の日本人は、こうしたユーモアの余裕を失くしているように思う。
だから他人の発言に過敏になり、敵と味方に分かれて誹謗中傷を繰り広げるだけになってしまう。
そこからは何も生まれない。

僕は、たとえ世界を変えられないとしても、皮肉とユーモアの精神を失わず、最後は笑って死ねる生き方をしたいと思う。







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Last updated  2024.01.02 22:32:48


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