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今日の日記は個人的な備忘録です。最近自分は加齢による老化がどんどん進行しており、大切なことは書いておかないとすぐに忘れてしまうので、それでここに書き留めておくものです。 さて昨日の記事で、 9997ベルーナ を100株から1000株まで買い増しした話をしたのですが、これは以前からたまに使っている手法で発掘したものでした。このやり方は「目立たないけど実は良い銘柄」を見つけやすいので、それで自分用にメモしておきます。 具体的には、 自分のポートフォリオを損益率ワーストランキングで並び替えて、上から順番に良い銘柄が隠れていないかを虱潰しに探す というシンプル&アナログなものです。 そのロジックは以下の通りです。1. 自分は「配当+優待の総合利回り」から考えて「うん、1枚なら買える。」と感じた優待株はすぐに優待が貰える最小単元を買って「優待株いけす」に放り込んでいる。2. ワイは優待バリュー株一筋で地獄の日本株市場を20年以上生き抜いてきているわけであり、長年磨き続けてきた経験と直感からすれば、どの銘柄もおおむね「リスクに釣り合ったリターンが期待できる」水準で元々は買っているはずである。3. そのため、買値から大幅に下落した銘柄の中には、「実力以上に売り込まれているお宝株」が紛れ込んで隠れている可能性がある。4. ただし、中には購入後の業績悪化などで「本当にダメダメになっている子」もたくさんいるので、1つ1つ吟味することが必須。 つい先日は、この作業の中から3880大王製紙と9997ベルーナを発掘して、買い増しをしました。 ちなみに2023年8月3日現在の私の保有全766銘柄の「損益率ワーストランキング」は以下の通りとなっています。もしかするとこの中には「次のお宝」が隠れているかもしれません。皆様も是非ご覧になってみてください。(笑)↓
Aug 4, 2023
いやあ、今年も早くも8月になりました。毎日暑くて朦朧としますね。 さてマーケットでは昔から 8月はひどく売り込まれがちなので、この月に株取引をした人は挫折を味わってきた。8月は休暇を取る人が多く、取引所も閑散としているので、この月の災難は長く続くかもしれない。 大統領選挙の翌年には典型的な8月となり、損失をもたらして、ダウ平均のパフォーマンスで最下位の月となる。S&P500、ナスダック、ラッセル1000では下から2番目、ラッセル2000では下から3番目の月だ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P139) と言われています。「8月は全体としてロクでもない、1年で最悪の1か月」ということです。実際、現実問題として良く「地獄のサマーラリー」が来ますからね。(滝汗) 私も以前8月にイタリアに旅行に出かけて、久々に戻る日本で真っ先にうどんを食べようと思ってウキウキした気分で関空に降り立ち、音速ダッシュで飛び込んだうどん屋さんで大惨事に見舞われたことがありました。 ようやく携帯電話(当時はまだスマホが今の様に一般化しておらず、自分は持っていなかった)でチェックしたところ、持ち株が激下げしてポートフォリオが真っ赤っ赤で大崩壊しているのを目の当たりにし、激烈な精神的ショックであんなに楽しみにしていたおうどんが1本も喉を通らず、味が全く分からなかったのです。 ただ逆に言うと、8月は力のない夏枯れ相場が続く関係で「中期的な株の仕込み時」としては非常に良い時期であるともいえます。特に出来高減少で閑散相場となるお盆時期に毎年チャンスが頻繁にある印象です。 また自らの経験上、8月にどこまで安値で良い銘柄を買えるかによって結構年間のパフォーマンスが違ってくることが多いので、そういう意味でも「正念場」の大切な1か月です。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Aug 1, 2023
さて2023年7月が終わりました。 さて今月は私が専門としているバリュー株、特に低PBR銘柄群が優位の相場環境だったこともあり、「ほとんど何もしない」のんびりとした1か月を過ごしました。自分の持ち株が健全な値動きをしている時には特にやることがないですからね。 そして空いた時間で、ネットフリックスで「水曜どうでしょう」というバラエティ番組を見倒していました。独特の空気感があって抜群に面白いのと、後、自分のトークや文章を磨く参考になるなあと思って見ています。具体的に言うと、「ほとんど毎回何の事件も起きないのに、それを面白く見せる技術」が凄いなあ、と感心しています。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。今年の一時期は対TOPIXでのパフォーマンスが10%近く下回るという国家的大惨事でしたが、そこからはかなり持ち直してきています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jul 31, 2023
いやあ、今年も早くも7月になりました。日本株市場は好調が続いていますし、このままホットなサマーラリーに期待したいですね。 さてマーケットでは昔から ナスダックの最悪の4か月は7月に始まる。また、店頭指数は1971年以降、特別に良かった数年を除いて、7月はひどい下げに見舞われ、平均でわずか0.02%の上昇しかしなかった。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P189) とされています。 「セルインメイ」の5月、「体調を崩しやすい長雨の季節」である6月に続いて、まだまだ無理は禁物の1か月という事ですね。(汗) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jul 1, 2023
さて2023年6月が終わりました。 さて今月ですが、前半は私が専門としている中小型の優待バリュー株に市場の活況が全然「降りてこない」と言う、先月から続く悪夢のシチェーションが継続し、一時期はファンド成績が対TOPIXで-10%以上劣後するという生き地獄を味わいました。 我々アクティブ投資家の存在意義はシンプルに「TOPIXに勝つこと。そして勝ち続けること。」な訳で、1年の半分が経過して10%負けているということであれば1年も経ったらなんと20%負けると言う事で、それはもう豆腐の角に頭をぶつけて廃業した方がマシというくらいの大惨事です。 「あぁ、毎日が辛い。ツイッター上にいるハイパフォーマンスのキラキラグロース投資家なんかを見てたらおめめが潰れてしまう。23年間の投資家人生の中でも上位に位置する苦しさだな。」とカラムーチョを一気喰いしたおばあちゃんの如くに日々ヒーヒー言っておりました。 ただ、月の後半になると相場付きが変化して私の主戦場にも少し資金が流入し始め、パフォーマンスはやや改善しました。ま、それでも対TOPIXでは依然として全然下ですががが。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。一筋の光明が見え始めています。 2681ゲオHD、 2792ハニーズHD あたりの中型の優待バリュー株にようやく資金が回ってきたのが効きました。後、低PBR揃いの民放キー局上位4社(日テレ、TBS、フジ、テレ朝)をまとめ買いして束にして戦おうという、優待メディア株バルクプロジェクト も非常にパフォーマンスが良く、これも貢献してくれました。 今年は全体に日本株市場は好調で、自分としては「今年の成績は長い目で見ると投資家人生に大きな影響を与えることになるかもしれない。自分は苦しい状態が続いているけど、 マーケットと言うのは平均回帰の原則が大きく働くところ でもあるから、挽回できるチャンスはまだまだあるはず。最後の最後まで絶対に諦めずに、集中して戦い抜こう。」と決意しています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jun 30, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP70銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位61位 8071 東海エレクトロニクス ここは「割安株の宝庫、名証メイン市場(旧名証2部)」らしい十分な指標的な割安さを備えた銘柄で、同時にネットネット株(NCAV式)でもあります。また過去25年を見ても一度も赤字もなく業績の安定感も抜群です。「縁の下の力持ち」として実に良いと思いますね。62位 8334 群馬銀行 ここは売上高がじり貧だったものの近年は増加に転じています。地方銀行の中には地域の人口減少に伴って苛烈に売上高を落としまくっているところも多いので、群馬銀行は地銀界では相対的に良い位置にいると思います。63位 7463 アドヴァングループ とても力のある銘柄であり、株価4桁に評価されても全く不思議ではないと考えています。64位 4624 イサム塗料 「玉石混合のネットネット株魔界」の中では珍しいくらいのいい方の「玉」、ピカピカ健全な優待ネットネット株ですね。65位 6623 愛知電機 売上高の72.5%を占めている回転機事業がこの数年で急成長しており、その割に指標的に安いので、自分は滅茶苦茶いいと思いますね。66位 1718 美樹工業 指標的に激安水準ですし、PF上位でホールドしていくのには何も問題は無いと考えています。むしろチャンスがあればもう少し買い増ししたいくらいですね。67位 9409 テレビ朝日ホールディングス 持分法適用の関連会社株式(東映アニメーションや東映)に888億円もの含み益があり、それを考慮すると「実質PBR」は0.3倍台となります。つまり、「テレ朝は見た目のPBRも低いが、その実態は更に濃厚に割安」ということですね。68位 7327 第四北越フィナンシャル・グループ 指標的に割安ですし、総合利回りも出ていますし、地銀上位で相対的な安心感も強いですし、新潟県を完全に制圧&県内天下統一している企業ですし、極めて魅力的な優待バリュー株ですね。69位 8043 スターゼン 指標的にも割安ですし中長期でみるとマイルドながら成長力もありますし、万年不人気ですが非常に良い銘柄と思いますね。70位 8418 山口フィナンシャルグループ ここは中核となる山口銀行が、地銀「不良債権耐久力」ワーストランキングで、101行中の97位、つまり耐久力が101行中で5位と評価されるなど、地銀界では相対的に強い銘柄です。また過去25年間の業績も安定していますし、12期連続増配中で株主還元への意識がしっかりしているのも好印象ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP70銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 23, 2023
さて「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、今日は3か月振りくらいになるのかな? その最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2023年6月18日現在の「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。(上記データはSBI証券より引用) 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で反省文を提出することが、自分のファンドの状態を客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いの総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的であると考えているからです。それでは始めます。(上記データはSBI証券より引用) まず最初に目につくのが、保有全767銘柄中で含み損ランキング1位で、防塵・防毒マスク2大メーカーの一つであり防衛省向けを独占供給する 7963興研 です。前回の3月に続いて連続トップでのご機嫌な登場となりました。 ここは指標的な割安感はイマイチなのですが、戦争・自然災害・大きな伝染病等の想定外の出来事が起こった時に、全体株価が暴落しても逆に株価が急騰するという VIX指数(恐怖指数) 的な値動きをする銘柄であることが大きな長所となります。 例えばですが、万が一北朝鮮からのミサイルが「計算を誤って日本本土に着弾」するような大惨事があれば、興研の株価は間違いなく大暴騰することになると思います。 また、それ以外でも優待で、「実際の緊急事態の時には需要が殺到して手に入れることがまず不可能になる」、プロ用のマスクが貰えるところにも魅力を感じています。要は興研は ナシーム・ニコラス・タレブ の言う「反脆さ」を全身で体現した象徴的な銘柄という事です。 ま、色々と言い訳を述べましたが、要はそれで今のところは含み損が許容出来るレベルであると判断しているということです。(汗) 次にそうですね、「一時期は株価が上昇傾向だった地銀株が再び弱含んできているな。」と言う感じがしています。 植田日銀が「どうやらなかなか動かない」 ことがマーケットに分かってきたことが影響しているのでしょうか?、今回は5832ちゅうぎんFGが2位、8361大垣共立が3位と表彰台ポディウムに2つも再ランクインしてきています。ジワーっと嫌な汗が流れる感じですね。 4位には民放キー局一角の 9409テレビ朝日HD がランク急上昇で初登場です。(滝汗) ちなみに自分はしばらく前から「民放キー局上位4社は資産バリュー株としてみた場合の割安感が驚異的である。東証のPBR1倍を目指せ大号令もあるし、凄く魅力的な投資アイデアと思う。束ねてまとめて楽しく戦おう。」と考えてパッケージ化して戦っています。 そして民放キー局では賃貸等不動産の含み益が莫大な 9401TBS を最初に主力化し、遅れて視聴率首位の 9404日テレ も主力化しました。その後、「待てよ、4676フジ は アクティビストの英シルチェスターに喰いつかれている し、安定株主がいなくて不安定な状態だし、還元拡大が一番期待できるな。後、コロナも終わったので傘下の グランビスタホテル&リゾート の収益も急改善してくるだろうし、これは余裕でPF最上位で戦えるな。」と考えてこれまた主力化しました。 この段階ではテレ朝は400万円弱分しか持っていなかったのですが、「うーん、矢は3本よりも4本の方が強いし、テレビ局プロジェクト全体では利益が出ていてリスクを取れる状況だし、この数年制作番組のクオリティが上がって視聴率も首位の日テレを猛追してるし、持分法適用の関連会社株式(東映アニメーションや東映)に888億円も含み益があり、それを考慮すると「実質PBR」は0.3倍台で猛烈に安いし、ついでにやっちゃうか。」と勢いづいてテレ朝も準主力化しました。ただ自分が入った位置が悪かったようで、早速この「悪魔のランキング」に登場してきてしまいました。このパターンは経験上ヤバいことが多いです。(玉汗) 6位にはかつて主力の一角で戦った 2193クックパッド がひっそりと登場しています。ここは「ポエム全開」の決算資料を見るたびに堪え切れない怒りが超新星爆発してどんどんとポジションを落としてきたのですが、「ま、既にPF全体への影響はないし10000株くらいは残しとくか。一度は愛した銘柄だし、その最期をしっかりと見届けよう。」と現時点では思っています。トータルではそうですね、1000万円台半ばくらい(表現控えめ)は実現損失を出しました。胸がいっぱいで、今はまだこれ以上の言葉が出ないですね。(滝涙) ま、以上を全体としてみると、現時点では私の「ポートフォリオの含み損=がん細胞数」は問題のない、投資家としての精神的&肉体的健全性を損なわない良好なレベルでコントロール出来ていると考えています。以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2023年6月編」でした。
Jun 18, 2023
さてしばらく前にも紹介したのですが、私は、「その時々で最も不人気な投資ファクター・セクター・手法の銘柄を、それも可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」という各バルクプロジェクトシリーズを自らが運用する「みきまるファンド」の根幹アイデアの1つに据えています。 正確には覚えていないのですが、当時投資家人生を賭けて挑んだ 「2011~2014優待ドラッグストア株バルクプロジェクト」 が非常にうまくいったことから、その後「正のフィードバック」によって自然発生的に投資のメインアイデアに組み込まれたものなのではないか?と感じています。 そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。 プロジェクトの時価総額順で並べると、優待小型株(100~300億)バルクプロジェクト (メインアイデア)優待SC(ショッピングセンター)小売株バルクプロジェクト(メインアイデア)優待超小型株(100億以下)バルクプロジェクト (メインアイデア)優待メディア株バルクプロジェクト優待リユース株バルクプロジェクト優待ネットネット株(NNWC・NCAV)バルクプロジェクト優待地方市場単独上場株バルクプロジェクト優待不動産株バルクプロジェクト優待自動車用品株バルクプロジェクト優待倉庫・運輸関連株バルクプロジェクト優待地銀株バルクプロジェクト優待ホームセンター株バルクプロジェクト優待地方スーパー株バルクプロジェクト優待家電株バルクプロジェクト などとなっています。後、ここに書いていない秘密の手法もいくつかあります。 今日はこの中から、今まで一度も紹介したことが無い、 優待地方市場単独上場株バルクプロジェクト の現在を見てみましょう。 これは、名証、福証、札証の各市場に単独上場している銘柄のみを集めてその長期パフォーマンスを愛でてみようという極めてマニアックなものにまります。 どの銘柄も日々の出来高が非常に少なく、気持ちが盛り上がって一旦大きく買ってしまうと今度は脱出が極めて困難になるという「蟻地獄」が待ち構えており、なかなかにデンジャラスな企画となっております。 ただその一方、著名なバリュー投資家で「トゥイーディー、ブラウン・カンパニー」の ウィリアム・ブラウン が、ホームラン級の名著 価値の探求者 たち の中で、「低取引株には特徴がある。それは、運転資本であろうが、資産の簿価(PBR)であろうが、利益(PER)であろうが、どんな尺度においても非常に割安であるという事だ。」と述べている通り、出来高が枯れ枯れの枯山水である地方市場単独上場株は「割安株の宝庫」になっているのも事実です。 前置きが長くなりました。それでは証券コード順で早速構成銘柄を見ていきましょう。 「輝ける名証プレミアの星」こと 6623愛知電機 がプロジェクトを代表する形でポートフォリオ最上位(M1クラス)の一角に登場しています。それ以外でも、「名証プレミアのドン」こと7485岡谷鋼機や札証の成長株9027ロジネットジャパン、後は福証の7533グリーンクロスと9035第一交通産業などが、同じくポートフォリオ上位(M2・M3クラス)に顔を出しています。 次にプロジェクトの各銘柄を低PBR順で見てみましょう。PBR1倍以下がほとんどで0.5倍以下の子も多く、流石は「地方市場単独上場株」だなという感じです。 今後も楽しくマニアックな各プロジェクトを継続していく予定です。バルクプロジェクトシリーズ 免責事項各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 17, 2023
いやあ今年も6月になりました。梅雨の季節ですね。☔ さてマーケットでは昔から ダウ平均で見ると、6月は1950年以降での最下位に近く、9月よりもわずかに良いだけだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P186) とされています。体調を崩しやすい長雨の季節ですし、「セルインメイ」の5月に続いて無理は禁物の1か月という事ですね。(汗) さて先月も書きましたが、5月から8月というのは過去データでは成績が上がりにくい「投資家に不利な季節」です。そのため自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを 資産バリュー ・収益バリュー 側に寄せて、大きなダメージを受けないように、手堅く保守的に 「敗者のゲーム」 を戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jun 1, 2023
さて2023年5月が終わりました。 今月は日経平均ズやTOPIXは好調でしたが、私が専門としている中小型の優待バリュー株にはその恩恵が全然ちーとも「降りてこない」感じで非常に苦戦する一カ月となりました。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で*.*%となりました。対TOPIXでの劣後は過去にあまり体験が無いくらいのレベルに達しており滅茶滅茶苦しい状況が続いています。 ポートフォリオに関してですが、TOP50銘柄を改めて徹底的に査定し直し、最新の戦闘力に応じてかなり大幅に入れ替えました。言えるところだと、「ある程度の大型株でかつ低PBR」という今の相場で評価されやすい4676フジメディアHDなんかを大きく買い増ししました。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
May 31, 2023
さて大変なご好評を戴いている 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、今日はその ベスト130 をまとめておきます。 また当シリーズからのスピンアウト企画で、パンローリング社の書籍の扱いがある全国の大きな本屋さんで発売中&好評に付き重版出来(じゅうばんしゅったい)となっている みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 及び、その続編で同じく好評を頂いている みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト 更に最新刊となるシリーズ第3弾 みきまるの「名著」に学ぶ株式投資 も改めてよろしくお願い申し上げます。 シリーズ三作、そろい踏み。 さて私が投資家としての生を受けて20年以上が経ちました。今日紹介するのは、今までに数千時間以上をかけて読み倒してきた数百冊の投資本の中のまさに至高の「ベスト・オブ・ベスト」です。 今この日記を書いている机から13.0秒以内に手が届くところに全てがある、投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちです。私は資産を失っても、家を失っても、投資家として何度でもやり直せるという絶対の自信があります。でもその時にもしも、この子達が自らの傍にいなかったらそれはもう全然ダメです。つまり この記事は、私の投資家としての頭の中の全て ものの見方・考え方の全て ということです。 そして同時にこの記事は、私の投資家としての 「ある意味での集大成」 とも言える内容でもあります。このベスト130には私がどのような投資家であり、何を大切にしているのか、そしてどういうことを考えて毎日を戦っているのか、の全てが表出していると思っています。 全部読めば実力UP間違いなし、まさに「永久保存版」 絶対の自信を持って皆様に贈る渾身の日記となります。 前置きが長くなりました。 それでは早速始めましょう。 1~100位 101~105位 105~110位 111~115位 116~120位 121~125位 なお未読の方は「持てる筆力の全てを尽くした」完全燃焼の上記のベスト125を先に御覧下さい。。。126位 グレアム・バフェット流投資のスクリーニングモデル (ルーク・L・ワイリー著、パンローリング、2015年) 原題の「The 52-Week Low Formula」が内容を端的に示しており、非常にシンプルな内容の1冊です。 「52週安値」は「ローモメンタム」の象徴であり、現在全盛のモメンタム投資手法と真っ向から対立するやり方になるわけですが、本書を読めば分かる通り、このやり方はマーケットで通用します。 つまり、本書は我々逆張り志向の強いバリュー系投資家にとって、その「理論的根拠」の1つとなる力強くて頼もしい、貴重な1冊ということです。投資は放っておくと「○○○○なんちゃら理論」みたいにどんどんと「複雑怪奇なお化け屋敷」に成りがちなので、極限までシンプル(単純)&ロバスト(堅牢)な彼のやり方には凄く魅力がありますね。1. 総論2. 52週安値戦略の5つのフィルターの公式3. 5つのフィルターの実際4. 単純なローモメンタム戦略は、超長期では有効5. 「52週安値戦略」は、精神的には非常に負荷の大きい投資法127位 ビッグミステイク (マイケル・バトニック著、日経BP、2019年) 偉大な投資家も必ずしくじる、彼らが犯した数々の大失敗から学ぼう、という実に良い着想のベリーナイスな1冊ですね。 本書中でバトニックが言う通りで、投資では最終的には自分で経験しないと何も学べません。ただ、失敗にはパターンがあるのは事実で、前もって「間違いのバリエーション」をたくさん知っておくのはとても有意義なことです。その意味で、この本は「全投資家必読」の魅力的な1冊と思います。1. 総論2. ビル・アックマン3. マイケル・バトニック128位 バリュー投資 達人への道(ゴータム・ベイド著、パンローリング、2021年) 個人的に2021年度投資本ナンバーワンだったのが、ベイドによる本書でした。著者の投資に関する知識・見識の「広さと深さ」が尋常ではなく、読んでいて、「あぁ、この人には自分の数十年先の世界が見えているな。」という羨望と尊敬と畏敬の念を覚えました。 全602ページでほとんど捨てページの無い濃密すぎる内容で、「どうまとめていいか分からない。」部分があるのですが、それでは書評にならないので、今回は「とりあえず、ここだけは異次元に素晴らしすぎる。」ところだけを抽出して紹介することにします。1. 総論2. 金持ちで居続けるのは、金持ちになるよりもはるかに難しい3. ヘドニックトレッドミルに乗ってはならない4. 投資家の最大のエッジ5. 投資業界にとって不都合な真実6. インデックスVSアクティブ投資ではどちらが優れているのか?7. M&Aの単純な経験則8. 投資家が自分でコントロールできること9. 勝ち負けは、生活の質で測る方がよい129位 知られざるマーケットの魔術師(ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2021年) ジャック・D・シュワッガーによる「マーケットの魔術師シリーズ」はどれも傑作ですが、今回の第5弾も期待を裏切らない素晴らしい出来栄えです。表紙に「シリーズ中、もっとも個人トレーダーの手本となるウィザード11人!」と書いてありましたが、非常にフレンドリーな仕上がりでその表現にも納得できます。1. 総論2. 多くのトレーダーには安心できるポジションサイズというものがある3. ポップコーントレード4. 相場は悪いニュースで底を打つ5. 人間の感情は決して変わらない6. 大打撃を受けたら、、、7. 「ゾーン」で戦え8. 含み益が出たら、一部を利食いする必要がある130位 間違いだらけの投資法選び(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2002年) この本は、「投資家がして良いこととしてはいけないこと。」を多くの論文やデータを基にしてクリアカットに歯切れよく解説してくれている名著です。今回書評を書くにあたって久方ぶりに読み返したのですが、「全然古くなっていないな。そのまま丸っと今の2020年代の相場でも通用するな。」と感じました。それだけ普遍的で王道的な内容という事ですね。1. 総論2. 力み過ぎたら手数料と税金でベンチマークを下回るだけ3. 損切りすると、税金が戻ってきて得をする4. どこまで株式に資金を配分するか?5. 損の「刈り入れ」はフルタイムの仕事6. マーケットタイミング戦略は難しくて危険7. メインバンクに気を付けろ!8. 最強指数であるS&P500の秘密の弱点9. IPOは避けた方がよい10. 加湿器と除湿器 以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト130のまとめでした。
May 13, 2023
さて決算シーズンも終わりました。 自分の持ち株でも良かったところ悪かったところ色々でしたが、トータルで見れば概ね想定の範囲内でした。 ただ1つだけ印象的だったことがあって、それはアゲインストコロナつまり新型コロナが逆風になっていた銘柄群の今期の業績予想がどこも非常に良かったことでした。 具体的に言うと、7606ユナイテッドアローズ、8219青山商事、8281ゼビオHD、9990サックスバーホールディングスあたりですね。 そして私は、「あっ、これでアゲコロ銘柄って言う言葉も概念も同時に消え去ってなくなるんだな。」と感じました。 果たして、コロナ前と同じような時代がまた来るのか、それとも似ているようでどこかが異なるパラレルワールドに案内されることになるのか、一体どうなるんでしょうね?
May 12, 2023
さて私は、「その時々で最も不人気なセクターの銘柄、可能ならば出来る限り優待付きの子をまとめ買いして、それらの長期的なパフォーマンスを楽しく観察する。」というバルクプロジェクトを投資手法の根幹の1つに据えています。 正確には覚えていないのですが、多分前述の 「2011~2014優待ドラッグストア株バルクプロジェクト」 が非常にうまくいったことからその後「正のフィードバック」によって自然発生的に投資アイデアの1つに組み込まれたものなのではないか?と感じています。 そして現在ではこのアイデアによる戦いはその概念が広く拡張されて、多くの戦いが同時進行で粛々と続いています。 プロジェクトの時価総額順で並べると、 優待小型株(100~300億)バルクプロジェクト (メインアイデア) 優待SC(ショッピングセンター)小売株バルクプロジェクト(メインアイデア) 優待超小型株(100億以下)バルクプロジェクト (メインアイデア) 優待リユース株バルクプロジェクト 優待ネットネット株(NNWC・NCAV)バルクプロジェクト 優待メディア株バルクプロジェクト 地方市場単独上場株バルクプロジェクト 優待不動産株バルクプロジェクト 優待自動車用品株バルクプロジェクト 優待倉庫・運輸関連株バルクプロジェクト 優待地銀株バルクプロジェクト 優待ホームセンター株バルクプロジェクト 優待地方スーパー株バルクプロジェクト 優待家電株バルクプロジェクト などとなっています。尚、一部のプロジェクトでは銘柄の重複を許しています。小売株であり同時に超小型株でもある魅力的な優待株は同時に複数のプロジェクトにエントリーすることがあるという事です。 今ざっくりと計算してみると、これらのプロジェクトを合計すると重複抜きでポートフォリオ全体の70%程度をカバーしていました。そう考えると、この「バルクプロジェクトシリーズ」は実は今では私の「メインの投資手法の1つ」にまで出世しているのかもしれないですね。(汗)
May 4, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP60銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位51位 8119 三栄コーポレーション 3期連続大赤字の非常に苦しい業績が続いていますが、自分は「三栄コーポはきっと復活できる。」と考えており、このタイミングで再びポートフォリオ上位に据えて戦うことにしました。52位 7520 エコス 自分には「値動きがマイルドで眠気を催す様な、そして事業内容が平凡で革新性が全くなくて凡庸で、多くの投資家にスルーされている、ここエコスの様な銘柄」こそが向いていると理解しています。53位 2292 SFOODS しばらく前に、「あれ?、そういえばSFOODSは指標的にまずまず安いし、着実に成長し続けているし、DOE2.5%方針で10期連続増配中だし、滅茶苦茶いい銘柄だな。」と再評価して買い増ししたため、久方ぶりにポートフォリオ上位に登場してくることとなったのでした。54位 6405 鈴茂器工 「鈴茂器工はデコボコながらも成長力があるし、すしロボットが収益源なので世界的な和食ブームに乗ってこれから海外展開でいくらでも飛躍できそうなのも凄くいいし、これはポートフォリオ上位で十分に戦えるナイスアイデアだな。」と考えて買い増ししました。55位 3001 片倉工業 片倉工業は、2021年に 1株2150円でのMBO を目指していましたが、発表後1度も株価がMBO価格を下回ることが無く、結局不成立で失敗に終わりました。片倉経営陣が提示した価格はあまりにも安過ぎると市場が判断したという事ですね。56位 7185 ヒロセ通商 ヒロセ通商優待を総評すると、「質より量」の圧倒的なボリュームを誇る、イケイケドンドンな昭和的な価値観の、パワフルで極上の優待内容であると最大限に高く評価しています。。。57位 8714 池田泉州ホールディングス 「池田泉州HDは、日本有数の商業的な賑わいを見せる大阪地域を地盤としており、地銀界の中でも相対的に優位なポジションにいる。また配当下限10円という事は株価200円でも配当利回り5%が保証されるということであり、総合的に考えて私の 優待地銀株バルクプロジェクト 内でも上位で戦えるだけの力がある。」と考えています。58位 1381 アクシーズ アクシーズの優待は最高です。権利獲得に500株と言う高いハードルが課せられているのが少し残念ですね。59位 8367 南都銀行 地元の奈良県ではスーパーパワーを誇る無敵に銀行です。行名も凄くカッコいいですね。60位 2221 岩塚製菓 「岩塚製菓は利益は全然出ていないけど、おせんべい作りに真摯で妥協が全くなく、尊敬できる会社だな。」とずっと思っています。 以上、2022~23ポートフォリオTOP60銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
May 2, 2023
いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 1, 2023
さて2023年4月が終わりました。もうゴールデンウイークに突入された方もいるかもしれないですね。 今月は月の前半にちょっと体調を崩してしまい個人的にはしんどい1か月でした。気管支炎症状が強くて夜あまり寝れなかったりして「相場どころじゃない。」時期がありました。ブログの更新は必死に頑張って継続しましたが、フラフラの夢遊病状態で書いた様な記事もありました。(汗) 次に今月の成績ですが、対2022年末比で+6.7%となりました。相変わらず対TOPIX(+8.8%)で劣後しており苦しい状況が続いています。私達アクティブ投資家の目標は究極に単純化すれば、「TOPIXに勝つこと。そして更に勝ち続けること。」な訳で、今年はずっと後塵を拝しており本当に辛いです。 今の自分のポートフォリオのTOP10銘柄を見ると、いくつか株価がヨコヨコかつカタリストにも乏しい所があり、そろそろ猶予期間切れで入れ替えが必要な子が出てきているな?という感じがしてきています。 ま、5月上旬に決算シーズンが控えているので、その結果を見て最終的に決断しようと思っています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 28, 2023
現在全国の書店で好評発売中の日経マネー2023年6月号。 さてそんな見どころ満載の今月号の日経マネーですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」が佳境の9回目を迎えました。 今回は、皆様ご存じ、現在世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの前編です。先日来日したことが大きな話題になりましたが、御年92歳とはとても思えないパワフルさに驚嘆しました。このまま110歳くらいまでノンストップで突っ走って頂きたいです。 ちなみに バリュー投資家と言うのは長命な方が多い んですね。例えばバリュー投資の創始者 ベンジャミン・グレアム の弟子の1人で、投資運用会社「カーン・ブラザーズ・グループ」を設立したアービング・カーンは、106歳時点で息子のトーマス・カーンと一緒に「週に5日、毎日4時間」はオフィスでバリバリに働き、結局そのまま109歳の天寿を全うしました。 また同じグレアム門下で「バフェットの兄弟子」として知られた、 ウォルター・シュロス は95歳まで生き、生涯脳みそはキレキレでした。 更に 「20世紀で最高のストックピッカー」 と称された「国際分散投資&逆張りの伝道師」 ジョン・テンプルトン も同じく亡くなる95歳までバリバリの現役でした。 なので私は、「バリュー投資家稼業には何かしら健康に良い、知られていない長寿に効く秘密があるんだろうな。」と考えており、それが自分がバリュー投資をしている大きな理由の1つでもあります。(笑) 、、、すいません、悪い癖が出て大幅に脱線しました。本文に戻ります。。。 バフェットがなぜ世界一の投資家になれたのか、その投資法の秘密を今月号では徹底解明しています。 「バフェットからの手紙」は本当に投資だけではなく、広く人生の役に立つ傑作です。 後、今月号の特集の「投資初心者・中級者×億万投資家スペシャル座談会」にもちょっとだけ登場しています。自分は今回は「億万投資家枠」で呼ばれたのですが、この企画に参加できることを元々非常に楽しみにしていました。 その理由ですが、投資の世界では「自分以外はみんな師」と言う部分があることと、それよりも何よりも「もしも投資の初心者や中級者の方と自分に考え方の大きな違いがあるとすれば、それはどういうところだろう。それを見つけられれば自らの投資法をさらに改善するヒントが見つかるかもしれないな。」と思ったからでした。そういう視点からはこの座談会はむしろ私の方が学ばせて貰ったなという感覚を持ちました。話も弾んで大盛り上がりでしたし、とても楽しかったです。 後、米国株投資家のたぱぞうさんとは今回はじめてお話ししたのですが、頭のキレと回転の速さが尋常じゃないなと感嘆しました。株式投資の世界は本当にいい意味で化け物揃いですね。(汗) 今月号も非常に良い出来と思います。皆様も是非、本屋さんでご覧下さい。
Apr 27, 2023
2011年のことですが、和牛オーナー制度が「高利回り金融商品」として当時大人気だった 安愚楽(あぐら)牧場が破綻 したというニュースがありました。 その時には負債総額は620億円と言う話でしたが、結局は黒毛和牛委託オーナー73000人、黒毛和牛委託オーナー被害総額4207億円という戦後最大級の ポンジスキーム であったことが明らかとなりました。 ちなみにポンジスキームとは以下の様な仕組みのことを言います。 ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。 「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。(上記データはグーグル検索より引用) さて私はしばらく前からのこの安愚楽(あぐら)牧場事件を何度も何度も懐かしく思い出すようになりました。今の若い投資家方だと事件そのものを知らないかもしれないですね。なので、今日はまず2011年当時の自分のブログ記事を引用してみます。 今日は、安愚楽(あぐら)牧場が破綻!というニュースが大きく報じられました。以下に引用します。 東京商工リサーチは8月1日、安愚楽牧場が弁護士に債務調査を依頼した、と発表した。昨年の口蹄疫、今年の福島第一原発事故で度重なる大打撃を受けて業績不振に陥り、取引先への代金支払いは停止している。負債総額は今年3月時点で619億8705万円。 安愚楽牧場は、昭和54年1月に那須町で共済方式による牧場経営を開始。和牛オーナー制度(繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステム)で資金調達する独自のビジネス手法を確立した。 広告では、30万円(契約期間2年)投資して、利益は9000円、50万円(同3年)で利益は1万7000円をうたっている。さらに黒毛和牛600グラムのプレゼントも付くという手厚い配当と優待で人気があった。「高利回り金融商品」として投資家から注目され、事業規模は拡大。会員数は全国各地で3万人を数える。北海道から沖縄までの全国40カ所に自社牧場を運営するほか、預託先牧場は全国に338カ所あり、黒毛和種牛牧場として国内最大規模を誇り、今年3月期は1027億2394万円と初の1000億円超と業績を伸ばしていた。 しかし、昨年の口蹄疫問題で、宮崎県内の牧場で症状が発生した牛が発見され、最終的に約1万5000頭が殺処分に。また、今年3月の東京電力福島第一原発事故で、福島県産牛肉の出荷制限や、風評被害で牛肉消費が落ち込んだ。 その結果、資金繰りが悪化し、取引先への代金支払は現在停止状態となっている。担当弁護士側は資産・負債の調査は1カ月以内に終了するとし、その後に方針を決定するという。 引用終わり。 この安愚楽牧場の和牛オーナー制度は、私の愛読誌ZAiにもいつも広告が出ています。ちなみに今月号=2011年9月号にも2Pの見開きで出ているのですが、 ↑ 上記のように、我々優待族を完全に狙い撃ちしており、破綻の悪夢が現実となった今から考えると、まさに「戦慄の内容」です。 実は安愚楽牧場については、もうだいぶ前のことですが少し調べてみたことがありました。そのときの結論は、 1. きちんとした財務諸表が開示されておらず実態がつかめない。ただネット上の様々な情報を総合すると数年前の段階で「実質債務超過」なのではないか?という指摘をされている方が複数いた。 2.出資者から集めた資金をそのまま売上に計上する、という大技を繰り出しており、出資が無限に増えない限りどこかでは破綻する可能性が高いと感じた。 ことから、「私も黒毛和牛のプレゼントは欲しいけど、これはちょっと買えないな。美味しいお肉なら少し我慢して9058トランコムとかの優良優待バリュー株のカタログギフトで選べばいいや。」と考え、手を出すことはありませんでした。 ただその後も安愚楽牧場の広告と言うのは頻繁に目にしていたので、「割と頑張るなあ。全国の和牛預託商法は枕を並べて討ち死にしたけど、もしかして安愚楽牧場だけは生き残れるのかな?」ともちょっと感じていました。 なので、今回の安愚楽牧場の破綻報道を見て「あぁ、やっぱりな。」と言う思いと、「夢のある楽しそうな投資ストーリーだったし、何とかうまく行ったら良かったのにな。」と残念に思う気持ちの2つを同時に感じました。 いずれにせよ、「良く分からない金融商品には絶対に手を出さない。」ことがやっぱり大切なんだなあ、と改めて痛感しました。 引用終わり。 さて次にようやく今日の本題です。 ポンジスキームはその「新しい出資者のお金を配当として配り続ける」=「自転車操業」という特徴のせいで、追い込まれるほどに新たな出資金(新鮮なカモのお金)がどんどんどんどん必要になってくる、なのでポンジの破綻が近づくと広告は減るのではなく、逆に一気に増えるという特色があります。前述の安愚楽牧場も正にそうでした。 最近、「残念ながらこれはほぼ間違いなくポンジだな。」と言う所で、異常に宣伝が増えているところが散見されるので、気になって書いてみた記事でした。
Apr 15, 2023
これは以前から凄く気になっていたことなのですが、株クラの方がお家を建てる時、何故か最初から住宅メーカーにお願いするものと決め打ちしていることがとても多いのですが、非常に勿体ないことだと個人的には考えています。 もっと言うと、「みんな株のことだったら異常なくらいに頭が切れるのに、株と同じくらいに値段の張るお家のことになったらどうしてそんなに赤子の様に盲目的になってしまうのかな?」と疑問に感じてしまうレベルです。 さて我々株クラの大多数は「家庭持ちのおっさん」です。そしてどんどんどんどん資金力を増やしたいと思って日々を戦っているわけです。でも奥様の方は「安心できる巣を作りたい」と言う本能から「自分のお家」を欲しがっており、年がら年中執拗にそれを要求し続けます。 そしてその迫力と執念についに根負けして首輪をつけられた状態で様々な危険が待ち構えている「ハウスメーカー合同の住宅展示場」に連行され、知識不足でガード丸空きの状態に付け込まれてしまい、待ち構えていた住宅メーカーの営業マンに絡めとられてしまっていつの間にか契約してしまったという事例が多いのではないか?と自分は推測しています。 さてこれの何が勿体ないのかというと、住宅メーカーにお願いすると何故か専門知識のない「営業マン」とお家造りをさせられることになるのですが、彼らの目的はただ1つ「契約をとってハンコを押させること」だけなのです。 なので、契約をとった後は彼らの情熱は「ほとんど0」になります。「これはできません。これは追加料金です。」ばかりで、結局出来上がったのは「思い描いていたのとは程遠い謎のプレハブ小屋」ということがほとんどになります。でもそのお代は驚くほどに高額です。住宅展示場の高額な維持費や多くの営業マンの人件費が乗ってくるので当たり前ですね。 それでは一体何が正解なのでしょうか? 答えは、「自分が理想としているようなお家を探しまくって見つけ、それを設計した建築家にお願いする。」です。 「えー、そんなの難しいし、とても出来ないよ。」と思うでしょうか? 全くそんなことはありません。我々株クラが日々投資に傾けている情熱・探索力を使えば「あ、この家やな。こんなのを建てて住みたいな。」と言うものは必ず見つかります。建築雑誌を見れば施工事例には必ず設計事務所が載っているのでそこからすぐにアクセスできますし、足を使って地元の住宅街をくまなく散策することからもピンとくるお家は見つかると思います。 理想を言えば、そういう「合格ライン」の家を複数見つけ、それぞれの建築家にアポを取って面談をお願いします。そして、その中からベストと思う方を選べばよいのです。 設計料が高いのでは?と怯む方がいるかもしれませんが、建築代金にもよりますが、大体はその7~15%程度で大したことはありません。 そもそも建築家と言うのはみんな「好きでやっている仕事」なので、むしろ使ってくれる情熱と労力を考えると「申し訳ないくらいに破格に安い」のが実情です。面倒な施工管理とかも全部してくれる訳で「本当にこんな値段でいいのかな?」というのが正直な所です。でも別に我々がそれを気に病む必要はありません。建築家にとってはクライアントの家は「自分の作品」であり、彼らはある意味では我が為に努力しているからです。 そして設計が上がった後で、実際に建てる段階で複数の工務店に見積もりを出して貰う「競争入札」をすることによって、建築コストはかなり下がります。これも建築家の先生が工務店のレベルを調べて、「ここならお願いしても技術的に大丈夫。」という所を複数見繕ってくれます。 もう一点、「建てている最中に工務店が潰れて飛んでしまったらどうしよう?」という不安が当然あると思いますが、これに関しては入札参加時に「御社の財務諸表一式を見積もりと同時に提出すること」を条件にしておけば大丈夫です。貸借対照表や損益計算書を見れば「ここはヤバい。」と言う所は1発で分かるので、そういう工務店は避けて選べばいいだけのことです。株クラの皆にはこんなの御茶の子さいさいの朝飯前ですよね。(笑) 更に正直に言うと、競争入札によって下がるコストの方が建築家の先生の設計料を上回ることも多いと思います。その理由ですが、工務店と言うのはそれぞれの事情で時期によっては「手持ちの工事が少なくて、割とお腹が空いている。」ことがあり、そういう所は仕事を取るために「値段を切ってくる。勝つために思い切って原価ギリギリ近くまで見積価格を下げてくる。」場合があるからです。そして歴戦の株クラの方だとかなり大きなお家を建てられる場合も多いでしょうから、その差額は猶更大きなものとなります。 なのでトータルで考えると、 お家を建てる時は、まず最初に自分の感性にジャストフィットした建築家を見つけてお願いし、実際に工事を請け負う工務店は飛ばないか財務調査をした上で競争入札で選ぶ のが正解となります。これで住宅メーカーにお願いするよりも、最終的には10倍満足できるお家になると思います。 最後に1つだけ注意点を上げると、「建築家の知り合いAさんがいるので、その人に自分が理想する建物のイメージBを伝えてお願いする。」のは絶対にダメです。 何故かというと、建築家の頭の中は人によって全く違うので、AさんにはBは設計出来ないからです。なのでこれをやると理想の家は建ちません。 皆様のお家づくりの参考になれば幸いです。
Apr 12, 2023
いやあ桜舞い散る素敵な季節、4月になりましたね。 今月のプロフィール画像は「イースターエッグ」です。その心は、「復活祭を祝いながら、そのどさくさに紛れてかしこみかしこみ、ワイもポートフォリオのパフォーマンス回復を願おう。」という投資家としての心象を表したものです。(汗) さてマーケットでは昔から 4月は平均して1年で最高の月だが、問題の兆しがないか用心する必要がある。過去63年の統計によると、4月に利食いをして守りの体勢に移ることが賢明だったと分かる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P181) とされています。「利食いの、そして別れの季節」でもあるということですね。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Apr 1, 2023
いやあ今年2023年ですが、早くも3か月が経過しました。という事は既に1年の4分の1が終わってしまいました。人生は本当にあまりにも短いですね。 今月は個人的には花粉症の症状がキツくて、精神的にぴよぴよの1か月でした。集中して深い2次的思考をすることがかなり困難でした。そのため実はこのブログの方は以前に書き溜めていた記事を出すことでかなり省力化させて貰い、残りの貴重な精神力は新しい主力株候補の発掘に注ぎ込みました。「優待株いけす」からいくつか良い銘柄が見つかっており、それぞれM2、M3ランクあたりに引き上げながら分析を続けています。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で+3.5%となりました。相変わらず対TOPIX(+5.9%)で大きく劣後しており、非常に苦しい状況が続いています。私達アクティブ投資家の目標は究極に単純化すれば、「TOPIXに勝つこと。」な訳で、今年はずっと後塵を拝しており本当に辛いです。「ほったらかし投資家」に負け続けているという事ですからね。 ただ自分の過去の20年間ちょっとの成績からすると、「4年の内3回はなんとかTOPIXに勝って、残りの1回は負ける。」くらいが実力なので、ま、このくらいの年があっても仕方ないという部分はあります。 後、パフォーマンスが出ていないことを理由にしてポートフォリオを大きくいじくると、改善するどころか税金と手数料及び不慣れな銘柄を手掛けるフリクションコストでかえって成績が悪化することが経験上非常に多いので、今のところは最上位陣はあまり動かさずにじーーーっと多角度から観察を続けています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Mar 31, 2023
現在全国の書店で絶賛発売中の、日経マネー2023年5月号。 今月号の特集は、「2つ取れれば資産1億円も! 特選10倍株」でした。読んで頂ければ分かりますが非常に良い内容です。というか、最近の日経マネーの「読者が本当に求めている情報への記事の的確さ」には特筆するべきものがあります。 さて私は20年以上日本株市場オンリーで戦い続けていますが、「日本株は世界最弱だ」、「少子高齢化に改善の見込みは全くなく、お先真っ暗で完全にオワコンだ」と激しくディスられており、最近の若い投資家を見ると米株投資がメインで日本株には一切タッチしないか、持っていてもサテライトでちょっとだけという方が増えています。 一方で、長年共に戦って来た勝手に「戦友」と思っている周りの日本株投資家を見ていると、何故か時の経過と共にその大多数は「億り人」になっています。彼らの中央値は「資産2~5億円」程度であり、寧ろ「億以下」の方が既に少数派と思います。 この「まるで駄目なはずの日本株投資家に何故か億り人が続出している問題」の謎の答えですが、日本市場には時価総額の小さな超小型株が異常に多くてそれらの成長余力が高いので、実は「10倍株」が諸外国よりも出現しやすいという特殊な状況があります。 実際に日経マネー調べでは、「2008年9月に起きたリーマンショック後の最安値を起点に調べると、東証に上場している銘柄の4社に1社が10バガーになった。」とのことです。 株式市場でエッジ(確実な有効性)が統計的に実証されている手法には、バリュー、クオリティ、モメンタム、恐怖、サイズなどがある訳ですが、その中でもサイズ=小型株効果が示してきたパワーには極めて大きなものがあります。 私の20年間以上の市場観察では、このパワフルな「小型株効果」を使って大きな資産を築き上げた日本株投資家がたくさんいます。実際、「資産50億円以上」のS級投資家の中にも、「彼は小型株効果を自分の最大の武器にしてのしあがったな。」と確信している方が複数います。小型株効果は時価総額が小さければ小さいほどその効力を増します。彼らは間違いなく「意図的に」それらの銘柄を狙い撃ちしている、だからこそそんなにも巨大な投資家に成り上がれたのです。 いやあ、朝から大興奮してしまいましたが、今月号の日経マネーにはそんな「10倍株発掘」のヒントが溢れかえっています。非常に良い特集でしたね。
Mar 21, 2023
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP50銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位41位 7551 ウェッズ 私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄ですね。42位 9384 内外トランスライン 「謎の大株主、ときわそば」が気になって、夜も眠れないですね。43位 7606 ユナイテッドアローズ コロナダメージからの回復が遅れていますが、お店には依然としてアパレル業界トップレベルの力があると思いますね。44位 8282 ケーズホールディングス 優待族的な視点からは、今の株価は安いですね。45位 7963 興研 戦争・自然災害・大きな伝染病等の想定外の出来事が起こった時に、全体株価が暴落しても逆に株価は急騰するという VIX指数(恐怖指数) 的な値動きをする銘柄です。 ナシーム・ニコラス・タレブ の言う、「反脆さ(はんもろさ)」 を持っているのが大きな魅力 ですね。46位 7389 あいちフィナンシャルグループ 激戦が続く愛知県下銀行大バトルの行く末が楽しみですね。47位 3277 サンセイランディック ユニークな業態と、でこぼこはありながらも着実に成長していることの2点に大きな魅力がありますね。48位 8218 コメリ 「農家の皆様の味方」であるコメリは、顧客である全国津々浦々のファーマー達のハートをがっちりと掴んでおり、過去の業績推移が極めて安定していることが大きな魅力ですね。49位 3097 物語コーポレーション 丸源ラーメンの「辛肉そば」が私の大好物ですね。50位 8341 七十七銀行 「東北の雄」ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP50銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 11, 2023
さて「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、今日は半年ぶりくらいになるのかな? 久々にその最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2023年3月5日現在の「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。(上記データはSBI証券より引用) 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で内省的な反省文を提出することが、自分のポートフォリオをより客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いで総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的であると考えているからです。それでは始めます。(上記データはSBI証券より引用) まず最初に目につくのが、保有全758銘柄中で含み損ランキング1位で、防塵・防毒マスク2大メーカーの一つであり防衛省向けを独占供給する 7963興研 です。 ここは指標的な割安感はイマイチなのですが、戦争・自然災害・大きな伝染病等の想定外の出来事が起こった時に、全体株価が暴落しても逆に株価が急騰するという VIX指数(恐怖指数) 的な値動きをする銘柄であることが大きな長所となります。 例えばですが、万が一北朝鮮からのミサイルが「計算を誤って日本本土に着弾」するような大惨事があれば、興研の株価は間違いなく大暴騰することになると思います。 また、それ以外でも優待で、「実際の緊急事態の時には需要が殺到して手に入れることがまず不可能になる」、プロ用のマスクが貰えるところにも魅力を感じています。要は興研は ナシーム・ニコラス・タレブ の言う「反脆さ」を全身で体現した象徴的な銘柄という事です。 ま、色々と言い訳を述べましたが、要はそれで今のところは含み損が許容出来るレベルであると判断しているということです。(滝汗) 後はそうですね、鶏肉国内大手の 1381アクシーズ も結構な含み損水準になっています。ここはしばらく前に養鶏施設(鹿児島県鹿屋市)で高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認されて24000羽が殺処分となるというニュースがありました。 それで今後の更なる業績悪化が懸念されて株価が軟調に推移しているのだと思いますが、個人的にはアクシーズは非常に力があると考えているので、現時点ではホールド継続の予定です。 それ以外だと、「含み損ランキングの常連だった地銀株の数が減ったな。」というのも印象的です。なんと今回は、8361大垣共立、8346東邦銀行、5832ちゅうぎんFG の3つしか入賞していません。 でも例えば下記の 2020年12月の含み損ランキング を見ると、7337ひろぎん、8386百十四、8381山陰合同、7327第四北越、8527愛知、8544京葉、7167めぶきと、てんこ盛りで地銀株がランクインしていたので、隔世の感がありますね。(汗) ま、全体としてみると、現時点では私の「ポートフォリオの含み損=がん細胞数」は問題のない、投資家としての精神的&肉体的健全性を損なわない良好なレベルでコントロール出来ていると考えています。以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2023年3月編」でした。
Mar 5, 2023
いやあ、何だかあっという間に2023年も3月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 嵐の3月相場に入ると、株価は月初めに押し上げられて、月末に打ちのめされる傾向がある。ローマ神話の軍神マルスにちなんで名づけられた3月は、しばしば強気と弱気が闘う場となる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P176) とされています。「油断大敵の一か月」ということですね。 ま、いずれにせよ、引き続き集中して毎日戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Mar 1, 2023
いやあ今年2023年ですが、早くも2か月が経過しました。という事は既に1年の6分の1が終わってしまいました。人生は本当にあまりにも短いですね。 さて今月は「低PBR祭り」があり、万年不人気だった休火山系超低PBR銘柄の中に火を噴くところが目立ちました。私も 9401TBSHD、9404日テレHD、8281ゼビオHD、2790ナフコ、9324安田倉庫 あたりのポートフォリオ上位銘柄で恩恵を受けたのですが、それでもトータルで見ると大したことはありませんでした。 その理由なのですが、自分はもうだいぶ前から バリューファクター よりも クオリティファクター を重視した銘柄選びをしており、PBRで言うと0.7~1.2くらいのところが最上位陣に多くて、それらが「人気の蚊帳の外」で株価がほとんど上がらなかったので、それが強く影響したと思います。「自分はコテコテのバリュー投資家のつもりだったけど、実はもうそうでもなかったのかな。」とかなり意外に感じました。(汗) 次に今月の成績ですが、対2022年末比で+2.1%となりました。相変わらず対TOPIX(+5.4%)で大きく劣後しています。非常に苦しい状況です。ただ、トータルで考えると現時点ではポートフォリオに大きな変更を加える必要はないと感じており、上位銘柄を多角度から見ながらマーケットをじーっと観察しています。。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Feb 28, 2023
いやあ、早いもので今年も2月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 短く寒い2月はウォール街では忘れられたも同然で、ほとんど痕跡を残さない。2月は最高の6か月のなかでは弱く、そのときどきのトレンドに従いやすい。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P174) とされています。どうなるでしょうね? ま、いずれにせよ、引き続き丁寧に集中して戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Feb 1, 2023
いやあ今年2023年ですが、早くも1か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。ちなみに今月はちょっと大きめの買い物をしたのですが、その決め手になったのは、「来月から大幅値上げになります。」という言葉でした。「デフレにっぽん」もついに本当に終わるんだなあ、新しい時代に入っていくんだなあ、と実感しました。 次に今月の成績ですが、対2022年末比で+0.9%となりました。対TOPIXで大きく劣後しています。私は毎年「1月だけは絶対に良い成績を上げたい。」と強く思っているのですが、残念ながら実に酷い結果に終わりました。(汗) ちなみに私が「1月だけはどうしても勝ちたい。」理由は、 1月バロメーター というものがあるからです。 これは、投資家であればだれでも「一家に一冊」、富山の置き薬のように必ず常備しておくべき、国宝級の超名著 アノマリー投資(ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング 2013年) の中で、提唱されている有名な指標です。ちょっと引用してみましょう。 素晴らしい1月バロメーター 1月バロメーターは 1972年にイェール・ハーシュが考案した指標 だ。1950年以降に大きく誤ったのは7回だけで、 精度は88.7% だった。 この指標は、 年間の相場は1月のS&P500の動きに似る という格言に従っている。 1年の動きは1月の動きに似る ー 騰落率順で見たS&P500の1月のパフォーマンス そして、自分の個人的な感覚としても、この 「1月バロメーター」は絶対にある と思っています。そして私はそれを前提とし更に一歩進めて、「1月だけは何があっても絶対に好成績を出したい。」という所まで精神的には既に進化(・・? しているのです。 経験上、1月の成績が良かった年は大体そのまま年間成績がいいし、逆に1月の成績が悪いと年中ひーひー苦しんだ挙句最後も酷い ということが多いからです。(笑) 、、、という事は、今年2023年はとても大切な1月がこのように悲惨な着地だったので、これはタフで壮絶な1年が想定されます。全く先が思いやられます。😥😥😥 ま、いずれにせよ、今年の相場も始まりました。何があっても生き抜けるように、そして絶対に退場しないように頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jan 31, 2023
現在全国の書店で絶賛発売中の、日経マネー2023年3月号。 今月号も、「読者のことを考え、ためになる記事で誌面を埋め尽くそう」という「編集部の親切心」が伝わって来る高クオリティな内容で、素晴らしいと思いました。 さてそんな中ですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」が6回目を迎えました。当連載は担当編集者の方によると「人気があって非常に好評」とのことで、とても嬉しく思っています。 今回も、アメリカの資産運用大手のフィデリティの看板ファンドマネジャーで、ピーター・リンチの後継者であるジョエル・ティリングハストです。 皆様も是非本屋さんで御一読下さい。
Jan 26, 2023
さて1年の初めに投資家としての「成績目標」を掲げることについては賛否両論があります。 否定的な立場の方の意見を総合すると、「相場の先行きがどうなるかなど誰にもわからない。それなのに具体的な年間成績目標数値を掲げるというのは、相場の神に対して傲慢過ぎる自己中心的な考え方だし、また自分自身に対して非合理的で無駄なプレッシャーをかけることになるので、その意味でも非常によくない。」あたりかと思います。 そして私も上記のような考え方には基本的に賛成です。 ただその一方で、自分は農耕民族的でのんびりかつおっとりとした争いを好まないとても平和主義的な性格であり、常に高い目標を掲げていないと、 ただひたすらバイ&お祈りホールドの愚鈍な中長期凍死家 になって、毎日ぐでーっと弛緩してしまいがちであるという大きな問題があります。 そのため自分は例年 TOPIX+20% を目標成績として戦っています。 その心は、目の前に待ち構えている相場環境がどんなものであれ、基本的にフルインベストメントを貫いて常に相場に留まり、ベンチマークとなるTOPIXをしっかりと上回る成績を出せればそれで良い、というシンプルなものです。 超長期で見ればマーケットは年に7%前後のリターンを与えてくれるところ なので、難しいことは考えず持っている資金を満玉ぶちこんで、そして何があっても退出せずに 世界最大のグレートゲーム を楽しみ続ければよいと考えているのです。 なので、例えば今年2023年がTOPIXが―40%と言う様な「岸田禍の大惨事」となったとしても、その中でワッショイわっしょい体を張り続けて結果が―20%だったらそれで全然構わないし納得する、そこはもう割り切っているということです。 この数年全く目標を達成できていないのは事実ですが(滝汗)、 今年2023年もとにかくそこを目指して頑張ろうと思っています。
Jan 5, 2023
皆様、2023年明けましておめでとう御座います。 さて早速今年の抱負ですが、 1. 「いつもニコニコ全財産フルインベストメント」を原則とする。決して「悪魔のささやき」であるマーケット・タイミング戦略 を取らない。過去200年の期間で見てあらゆる金融商品の中で株が最も長期リターンが良いことはデータから明白なので、その「最も有利な所」にシンプルに全財産を賭け続ける。(上記データは「株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル著、日経BP、2005年」より引用) また「失われた30年」が続き、1990年を起点とすると世界でダントツの低パフォーマンスに喘ぎ、既に誰にも注目されなくなっているローカル日本市場ではあるが、過去115年間(1900~2015年)の超長期での「1か月物Tビルと比較した年平均プレミアム」で見ると6.2%であり、世界平均の4.2%、アメリカの5.5%を上回っている。 マーケットは「平均回帰の原則」が強く働くところであることを考慮すると、過去30年間があまりにもとんでもなく酷過ぎた分、ここからの数十年の日本株市場の長期パフォーマンスは世界平均を大きく上回る可能性があると個人的には考えている。 何が言いたいかと言うと、「長期ポテンシャル抜群」&「長年戦い続けてきて裏路地の隅々まで知り抜いている」ここ日本株市場で、今年2023年も全身全霊を賭けて戦う。(上記データは、「ファクター投資入門 アンドリュー・L・バーキン+ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2018年」より引用) 2. 1年間例えどんな事があろうとも、株式市場から絶対に退場せずに生き抜く。そして「常に上機嫌で、朗らかに楽しく」毎日を過ごす。株式投資は「世界最大のグレートゲーム」であり、それに参加できることへの感謝の気持ちを持ち続ける。 3. 「優待株いけす」から選び抜いた総合戦闘力の高い精鋭銘柄に資金を集中し、ベンチマーク(TOPIX)を上回る成績を上げることに注力する。 自分には投資でワクワクドキドキ感を味わいたい、スリルとサスペンスを楽しみたいという無意識の欲求があり、それでリスク・リワード比の劣るギャンブル的な銘柄で勝負してしまうという悪癖が以前からある。またそれによって平均するとこれまで毎年3~4%のパフォーマンスを失っている。 なので、「野菜畑を育てる農夫」の様な気持ちで、リスク・リワード比の優れた、地味だけど魅力的な銘柄に限りなく特化して堅実に戦う。投資に過剰な楽しみを求めない。普通にやっているだけでも十分に面白いんだし、自分は「とにかく勝つためにマーケットにいる。」ことをしっかりと意識し続ける。 具体的には数多くの優待銘柄でポートフォリオの防御力・総合利回りを限りなく高めつつ、強い確信の持てる上位銘柄には迅速&大量に資金を投入する「カウンター狙いの投資」に徹底する。 毎年少なくとも2回か3回は絶好の投資チャンスが訪れる。例えば昨年2022年だったら 2681 ゲオHD や 2726 パルグループHD に、「ボールが止まって見える。お金が目の前に落ちている。」と感じる瞬間があった。それを決して逃さない。絶好球は強打する。 イメージとしては、モンゴルの大草原の草むらに体を低くして隠れ獲物を捕らえるチャンスを粘り強く待つマヌルネコの様に「極限まで重心を低くして」集中して戦う。 (撮影 みきまる 名古屋東山動物園) 4. 投資戦略としては、現在の自分の根幹手法である バリュー → モメンタム戦略 を貫き、少しでも良好なパフォーマンスを目指す。「メンタル中世」を合言葉に、「勝つことにどこまでも貪欲」に戦い続ける。 5.優待銘柄への感謝の気持ちを忘れず、戴いた優待は様々な手段を駆使して100%使い切る。 といったところです。 尚ここで、自らの利便性のために、昨年2022年末のベンチマークとなる各指数を貼っておきます。今年も絶対に、各指数を確実に一人ずつ順番に○ってやります。(上記データはSBI証券より引用) 今年はどのような優待バリュー株との出会いがあるのか、どの銘柄を新たに主力として戦うことになるのか、今から本当に楽しみです。何があろうとも、自分が生きている限りは最後まで死力を尽くして頑張ります。それでは皆様、今年2023年も1年間何卒よろしくお願い申し上げます。 みきまる拝。
Jan 1, 2023
いやあ2022年が終わりました。月日の流れは本当に早いですね。「もうちょっと戦っていたかった。」と言うのが本音で、無我夢中で取り組んでいる内にあっという間に年末のゴールに転がり込んでしまいました。(汗) 次に2022年の最終成績ですが、対2021年末比で+6.4%(税引き後・入出金は影響0に補正済み・優待は全て0円換算)となりました。 さて今年2022年は年初に、以下のように自分に対して誓っていました。「自分にはリスク・リワード比の劣ったギャンブル性の高い銘柄をポートフォリオ上位に据えて戦ってしまう悪い癖がある。投資はスリルやサスペンスを味わうためにやるのではなく、ひたすら勝つためにやるものだ。平凡で地味だけどリスク・リワード比が優れた銘柄を厳選してポートフォリオを組み上げ、丁寧に手堅く戦って、確実にTOPIXを上回る成績を出すことだけに集中しよう。」 1年間が終わってみると、目標通り大振りをせず、投機色の強い銘柄には一切手を出さず、堅実に戦い抜けたと思います。自分はおっちょこちょいな性格なので細かいミスは例年通りたくさんありましたが、それでも致命的な大きなミスは無く良い1年だったと考えています。また最終成績に関しても、かなり保守的に戦ったことを考えればまずまず合格点を付けられると個人的には認識しています。 2023年も、今年のように規律を守って戦えたらと思っています。
Dec 31, 2022
現在全国の書店で絶賛発売中の、日経マネー2023年2月号。 今月号も全体に楽しい内容でしたが、御発注さん・ごはんさん・DAIBOUCHOUさんの3人によるSpecial座談会が特に面白かったです。 特にごはんさんの、「私自身が損してもダメージを受けない異常体質」という表現は、凄腕投資家がなぜ凄腕なのか、普通の投資家と何が違うのかを端的に示した途轍もない名言と思いました。 これはつまり、「99%の人間が激しい痛みを感じて投資に踏み切れない様なタイミングでも、1ミリも迷うことなく勝負に出られる。恐怖と言う殆どの人が抗えない強い感情に全く悪影響を受けることなく、冷静に勝利に邁進できる。そういうメンタリティを備えている。」という事です。実に味わい深いですね。 後、今月号の特集は、「投資メンタルの強化術」というものなのですが、 その中で、たぱぞうさん、夕凪さん、ろくすけさんと一緒に登場しています。「4者4様」で回答が異なっていてとても面白いと思います。 さてそんな中ですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」が5回目を迎えました。 今回は、アメリカの資産運用大手のフィデリティの看板ファンドマネジャーで、ピーター・リンチの後継者であるジョエル・ティリングハストです。 皆様も是非本屋さんで御一読下さい。
Dec 22, 2022
いやあ、早いもので今年も街が華やぐ12月になりましたね。 さてマーケットでは昔から12月は「期待を裏切らない月」とされています。そしてそれは、1950年以降で、12月はダウ平均の上昇率で2位、S&P500では1位、また小型株でも1位、ナスダックでは2位という統計データにも表れています。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年) 今年も素敵な「ウインターラリー」の快走が続く1か月になるといいですね。 ♪ ま、いずれにせよ、今月も丁寧に集中して戦って行きます。泣いても笑っても残りは1か月。それでは皆様、2022年も最後までよろしくお願い致します。
Dec 1, 2022
さて2022年11月のまとめです。 今月は、ネットネット水準かそれに近い所まで株価が落ちている上位民放キー局がどれもちょっと安過ぎるのではないか?と考えて、4676フジ、9401TBS、9404日テレ、9409テレ朝をバルクで爆撃買いして プロジェクトの規模を拡大 しました。 その一方で、「もう仕上がってるな。」と感じた一部の主力株は順次売却し恩株化を進めました。次の2023~2024シーズンを見据えポートフォリオ上位の顔ぶれが大きく変わってきています。 さて次に今月の成績ですが、対2021年末比で+5.2%となりました。先月の+2.8%からはやや改善する結果となりましたが、ポートフォリオ上位に株価変動が大きい子が多く、のんびり優待族の私には実に落ち着かないソワソワする1か月でした。 いずれにせよ、これからも「市場の発する声」に常に耳を澄ませながら、虚心坦懐にポートフォリオ上位銘柄を1つ1つ見つめ続け、少しでも全体が滑らかで力強い形になるように努力を続けていきます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Nov 30, 2022
早いもので今年も残り1か月となりました。 今年は年初に、「命を賭した戦場である株式投資にドキドキワクワクのおふざけ無限大エンターテインメントを持ち込まない。自分はちょっとあまりにもマーケットでの生活を楽しみ過ぎている。ビジネスライクなアウトボクシングに徹し、 ラルフ・ビンズのいう野菜畑の手法 で手堅く戦い抜く。」と決意していました。 その後、年初の誓いは固く守り続けてこれたのですが、時間の経過と共に「いや、それにしてもあまりにも保守的に戦い過ぎている。これまでの20年間の経験からも「守りすぎるとほぼ負ける。」これはアドレナリン注射がいる。上位銘柄に変革とスパイスが絶対に必要だ。」と感じるようになりました。 そこで仕方なく、リスク覚悟でポートフォリオ上位に新しい投資アイデアを基にしたフレッシュな銘柄をいくつか組み込んだのですが、これらが激しく大コケし、パフォーマンスをかなり落とす結果となってしまいました。 、、、、「投資家は最終的には結果が全て。対TOPIXでの年間成績で負けるようではアクティブ投資家としての存在意義が無いし、残り1か月パンパース完全装着で極限まで集中して戦い抜くしかない。」と決意を新たにしています。
Nov 26, 2022
さて今日は通常の2021~22PF概況シリーズです。 155位 3288 オープンハウス (東P、非優待株) ◎ PF155位は、不動産仲介からスタートした独立系不動産会社のオープンハウスです。 高い成長力が魅力ですね。♬ 現在の株価は5900円、時価総額7109億円、PBR2.11、自己資本比率は33.1%、今期予想PER8.27、配当利回り2.6%(154円)で、優待はありません。正確には以前はクオカード優待があったのですが今は廃止されました。 私は優待廃止があった時に、「うーん、どうしようかなあ。」と思ったのですが、ここは優待無しでも余裕で戦えるだけの力があると思ったのでそのまま保有継続と言う決断をしました。後、たまにはガチンコでも相撲を取りたいという思いもちょっとありました。 さてオープンハウスの魅力は何といっても業界最高とも称される営業部隊の強大な戦闘力です。私はしばらく前に東京のある街を散歩していた時に偶然オープンハウスのサンドウィッチマンの方に出会いました。 思わず「お疲れ様です。株主として応援しています。」と声をかけたら、凄まじい形相で、「それはありがとうございます。ちょっとすぐソコなんで、是非、家を見に来て下さい。」 と迫られたことがありました。 そしてその尋常ではない血走った切迫感と湯気のように漂う凛とした緊張感から、「これは本当に頼もしい。これだけ熱意溢れる営業部隊を持つオープンハウスは大安心してホールドできるな。」と強い感銘を受けました。これからも成長力を楽しみにしながら、ホールド継続の予定です。
Nov 25, 2022
現在全国の書店で絶賛発売中の、日経マネー2023年1月号。 今月号も全体に楽しい内容でしたが、シンガーソングライターの八神純子さんのインタビューが味わい深くて特に面白かったです。彼女の「みずいろの雨」とかとてもいい曲ですよね。 後、今月号の特集は、「今こそ始め時! 老後資金1億円」というものなのですが、 その中で、1ページ&4銘柄出しで登場しています。 さてそんな中ですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」が4回目を迎えました。 今回は、アメリカの資産運用大手のフィデリティで活躍した伝説のファンドマネジャーである、ピーター・リンチの後編です。 今回の第4回は担当して頂いている記者の方との相互理解が進んだことによる好影響が如実に出た、非常にキレのある仕上がりと思います。と言うか原稿の初校を読んだ時に「こんなに面白くて本当にいいのか?」と自分が感じるくらいでした。(笑) 皆様も是非本屋さんで御一読下さい。
Nov 22, 2022
今日の日記は昨日の、 大きな絵は小さな絵から出来ている の続編です。 さて私がシュタイナーの言葉から気付いたことは、各業界に「非優待株だけど、でも非常に良い銘柄」があった場合には、それを買ってバルクプロジェクトにオブザーバー参加させた方が業界全体への理解が深まるし、どの銘柄がより割安なのか、総合力が高いのかが分かりやすくなる、つまり「小さな絵のクオリティが上がる」ということでした。 具体例を出しましょう。 私は以前から「割安株の宝庫」であるホームセンター業界の銘柄を買い集めてそれらをバルクで愛でていました。そしてその中から一番割安と考えた2790ナフコを主力に、一番やんちゃで元気がいいと考えた7516コーナン商事を準主力に据えて戦っていました。 でも業界5位の9842アークランズは成長力があって割安なのにも関わらず1株も持っていませんでした。理由は簡単で専門外の非優待株だったからです。でも持っていた方が業界全体への理解が深まり、かつ各銘柄の戦闘力の相互比較がしやすくなることは間違いありません。なので今回、「非優待株、オブザーバー参加制度」を設けて100株だけ買いました。 最新のセットリストはこんな感じです。↓(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) これを見ると、「業界上位陣は概ね売上順位とPBRが比例している。」ということがより良く分かります。業界1位のカインズは非上場、2位のDCMはPBR0.75、3位のコーナンは0.72、4位のコメリは0.60、5位のアークランズは0.61、6位のナフコは0.28となっています。 また同時に、「ナフコは業界上位の割に、1人だけ異常にPBRが低いな。」とか、「ホームセンター業界は他業種から浸食されやすく競争が厳しい所なので、全体に評価が非常に低くて低PBRだらけなんだな。」ということも理解できます。 業界5位のアークランズが100株だけオブザーバー参加してくれたことによって、プロジェクト全体の視野が広がり以前よりも理解が深まる結果となりました。↓(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 今後はこの「非優待株、オブザーバー参加制度」を全プロジェクトに導入して戦っていきます。より良い投資家になるため、小さな絵の精度を上げることによって全体の大きな絵をより力強くて正確なものに仕上げることを目指します。これからも自分に出来ることは引き続き何でもやっていく所存です。
Nov 19, 2022
大きな絵は小さな絵から出来ている。 これはカーレースの世界最高峰フォーミュラ1のハース・フェラーリのチーム代表であるギュンター・シュタイナーの言葉です。極めて競争が厳しくまた変化が激しいF1の世界と我々投資家が戦っているマーケットには共通点が多く、F1界からはとても多くのことが学べます。 私はシュタイナーの言葉をしばらく前に読んだ時に、「これは今まで聞いたことが無かった格言だけど、なんだか妙に心に刺さるな。」と感じました。そして何故だかその後彼の言葉を何度も何度も思い出すようになりました。 その後だいぶ時間が経ってから突然に、「あっ、これはポートフォリオの管理と主力株の選択法にぴったりと当てはまる言葉なんだ。」と気付きました。 さて私のポートフォリオの組み立て方は、バラエティに富んだ約750銘柄からなる「優待株いけす」の中から総合戦闘力が抜きんでた子を見つけて、その力に応じてどんどんとポートフォリオ上位に抜擢する、逆にダメな子はどんどんと下位に落とすというシンプルなものです。 ただ「優待株いけす」をボーっと眺めていてもなかなか良い銘柄を抽出できないので、魅力的な業界の優待付きの銘柄をバルクで買って、徹底比較する中で特に光っている子をプロジェクトを代表して上位に引き上げるというやり方を近年は好んで使っていました。 具体的には、優待地銀株バルクプロジェクト、優待ホームセンター株バルクプロジェクト、優待メディア株バルクプロジェクト、優待SC(ショッピングセンター)小売株バルクプロジェクト、優待倉庫・運輸関連株バルクプロジェクトなどを実行していました。 どの業界にも「優待は付いていないけど、でもとても良い銘柄」というのが沢山ある訳ですが、これまでは原則としてそれらを買うことはありませんでした。自分にとって非優待株はコア・コンピタンス領域の外の専門外であり、ブリザード吹き荒れるアウェイの地で戦う事は危険だからです。 ただ、冒頭のシュタイナーの言葉「大きな絵は小さな絵から出来ている」を反芻している内に、「そうか、各バルクプロジェクトという小さな絵のクオリティと解像度を上げてこそ、主力株という大きな絵の魅力や力強さが増すんだ。」という事にハッと気づきました。そしてこれまでの自分のやり方には「根本的な大きな欠陥」があったことに思い当たりました。 間違いは気付いたのならすぐに修正しなくてはなりません。私は大至急、突貫工事でその作業に突入したのでした。(続く)
Nov 18, 2022
さて今日は2021~22PF概況シリーズです。152位 6542 FCホールディングス(東S、6月優待→休止中) ◎ PF152位は、福山コンサルタントが単独株式移転により設立した持株会社のFCホールディングスです。 現在の株価は789円、時価総額49億円、PB0.75、自己資本比率は64.6%、今期予想PER5.68、配当利回り2.8%(22円)で、優待は1000株保有で3000円相当のクオカード(※3年以上継続保有の場合5000円相当)でした。 FCホールディングスは、数日前に優待制度の休止を発表しました。ただここは指標的に割安ですし、業績も好調ですし、ポートフォリオ中上位でホールドしていくのに特に問題のない良い銘柄なので、今のところは保有継続の予定です。
Nov 14, 2022
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP20銘柄をまとめておきます。 1~10位11位 2153 E・Jホールディングス 多くの魅力に溢れ、ロレックスのエバーローズゴールドの時計みたいに優しくキラキラと輝いている銘柄ですね。12位 9401 TBSホールディングス 資産バリュー株としてみた場合に異次元に安いですね。13位 8219 青山商事 業績には薄日が差してきていますね。14位 7932 ニッピ 某凄腕投資家曰く、「悪魔的割安」銘柄ですね。15位 7846 パイロットコーポレーション 極めて高い利益率、湯水のごとく毎年湧き出る魅惑のフリーキャッシュを誇る、日本を代表する「ここ掘れワンワン銘柄」の1つですね。16位 8591 オリックス 私の「4代目絶対基準優待バリュー株」です。非常に偉大だったので、次の5代目探しが難航しています。17位 7552 ハピネット 高いガチンコ戦闘力を持つ正統派優待バリュー株ですね。18位 9990 サックスバーホールディングス 数年単位で見ると、非常にいいんじゃないかな?と思っています。19位 3539 JMホールディングス 良い意味で北関東のヤンキー魂に根差した「獣性」を感じるのがいいですね。20位 7228 デイトナ 会社ホームページを見ても、またIRに電話をしても、「社員同士のコミュニケーションが濃密で、みんなが自社のことが大好きで、極めて情熱的に働いている。」ということがダイレクトに伝わって来るのがいいですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP20銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 10, 2022
週末は泊りがけで、新しく超主力化した銘柄の実店舗の探索に出かけていました。複数県を車で合計800キロほど走り回っていました。 面白かったのが、偵察した店舗の中にグーグルでの評価が2.6しかない口コミでボロクソに書かれているところがあって、「一体どんなに酷いお店なのか? 本部の指導が行き届かないバイオレンス店舗なのか?」と恐る恐る入ってみました。 ところが店員さんも普通にハキハキテキパキと仕事をしていらっしゃるし、店内も清潔でキチンとしているし、個人的には全く問題はないと感じました。グーグルも当てにならないことも良くありますね。 今回の遠征で全体に感じたのが、2726パルグループHDが手掛けているスリーコインズの様な「価格帯が低くて楽しめる店舗」にお客さんが以前よりも更に集中しているなあということでした。 日本人は全体として貧困化が加速しており、とにかく「安い価格で高い満足感を得らえる」ことが「最大の正義」になってきているんだなあ、と改めてしみじみと実感しました。時代が明白に変わってきています。 投資家としては、「時代が進みたいところ・行くかもしれないところ」をしっかりと凝視し、お客さんの目が輝いているリアル店舗がどこなのかを見極め、それにくらげのように柔軟に追随しながら、確信を持った銘柄に波動砲をぶちかますだけです。何が正しいとか、間違っているとか、そういうことは関係ないです。 沢山のヒントと強い自信を得た良い週末でした。
Nov 6, 2022
いやあ11月になりましたね。「芸術の秋」ですし、コロナも沈静化していますし、今の内に色々と活動しておこうと思っています。(笑) ところでマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 でもあります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、まだ気候も良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 1, 2022
さて2022年10月のまとめです。 今月は様々な銘柄の業績推移を広く見渡しながら、ポートフォリオ上位陣を慎重に慎重にチビチビと少しずつ入れ替えました。ここから数年単位で見て良さそうな、期待値の高い所に資金を寄せていっています。 さて次に今月の成績ですが、対2021年末比で+2.8%となりました。先月の+1.6%からはやや改善する結果となりましたが、対TOPIX(年初来-3.2%)との相対的な値動きではやや劣後するイマイチな1か月でした。 いずれにせよ、これからも「市場の発する声」に常に耳を澄ませながら、虚心坦懐にポートフォリオ上位銘柄を1つ1つ見つめ続け、少しでも全体が滑らかで力強い形になるように努力を続けていきます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Oct 31, 2022
このところツイッターランドでの投資ジャンキー=株クラのつぶやきが明白に減っています。以前だと自分のタイムラインを見ていると湯水のようにツイートが湧き出ていて「みんな、本当にタフだなあ。」と思っていたのですが、最近だとそれがポツポツという感じで急に寂しくなってきています。 ちなみに私がツイッターでフォローしている投資家と言うのはいずれも実力者ばかりであり、精神的に脆弱だったり、知識や経験が「レベルに達していない」ような方は1人もいません。そのクオリティに関しては絶大な自信を持っています。そういうタフな方々のつぶやきが減っているという事です。 そういえば、この私のブログもしばらく前に目に見えるくらいに急に「ガタっと」25%くらいアクセス数が落ちてから、全く回復せずにそのままの状態となっています。1日平均10000アクセスがある日唐突に7500アクセスに落ちてそれきりという感じです。↓ これは、世界的に軟調な相場環境が続いて投資家の熱量が落ちているということだろうと思います。世の中面白いもので人間「投資が苦痛で嫌になる時期」というのが大体同じです。「我慢・忍耐の限界=アンクルポイント」というものが絶対に存在するんですね。それが当ブログでの「唐突なアクセス数の減少」に表れていると思います。 ただ、経験的には自分のブログへのアクセス数が落ちる時と言うのは後から考えると、「買い場」だったという事も多いです。果たして今回はどうなるでしょうか?
Oct 30, 2022
いやあ10月になりましたね。今月は「ハロウィン月間」でもあるので、いつも以上にポートフォリオ上位に「イタズラ銘柄」をたくさん散りばめて、より楽しく戦って行こうと考えています。(笑) ところでマーケットでは昔から 相場では10月は希望の星となり、しばしば弱気相場に終止符を打つので、今は 1年のうちで株を買うのに最もふさわしい月のひとつ になっている。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P145) と言われています。これが何故かというと、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) からです。 最高の季節の到来を告げる素敵な1か月 ということですね。♪ 、、、ということで、私は10月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、気候もいいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Oct 3, 2022
さて2022年9月のまとめです。 今月は市場環境が悪い中で、色々と考えた末にポートフォリオ最上位陣で少し銘柄入れ替えを行いました。今年の自分の課題で「絶対に ポップコーントレード (一旦は大きな含み益を持っていたのに利益確定をせず、結局株価下落ですべてを失ってしまうトレードの事)をしない。」というものがあり、「大きな含み益を得た場合は、必ずその一部を実際に回収してポッケに入れる。」原則を実践したという事です。 さて次に今月の成績ですが、対2021年末比で+1.6%となりました。先月の+3.7%からはやや後退する結果となりましたが、対TOPIX(年初来-7.8%)との相対比較では悪くない1か月でした。 これからも「市場の発する声」に常に耳を澄ませながら、虚心坦懐にポートフォリオ上位銘柄を1つ1つ見つめ直し、少しでも全体がスムーズで綺麗な形になるように努力を続けていきます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Sep 30, 2022
現在全国の書店で絶賛発売中の、日経マネー2022年11月号。 今月号も楽しい内容でしたが、岩本秀雄さんと平野憲一さんのレジェンド対談が特に面白かったです。 私の主力株の1つの2726パルグループホールディングスが褒められていました。 後、エミン・ユルマズさんの連載がいつものことながら切れ味抜群で勉強になりました。 さてそんな中、先月から連載開始となった「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」が2回目を迎えました。 今回は、バリュー投資手法の「始祖の巨人」、ベンジャミン・グレアムの後編です。 さて、連載3回目となる次回は、また別のレジェンドが登場します。果たして誰が出てくるかな? お楽しみに。!
Sep 29, 2022
相場の変動を受けて、緊急でポートフォリオのメインテナンスに取り組んでいます。 いくつかの主力株を外して入れ替えるのですが、新しい主力株候補が2つありどちらを選ぶかが難問で決まらず、追加の調査をしています。 とにかく時間が必要なので、今日のブログはお休みとなります。
Sep 26, 2022
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